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芦之湯 きのくにや 正徳の湯 -4

4. 箱根の名湯に相応しい 自然湧出の源泉に浸かる

~ 芦之湯 きのくにや 正徳の湯 ほか 貸し切り湯の数々


 芦之湯の源泉地は、すべて山側にあり、本来はこちらがわに旅館はあったのだが、現在では、旧館として往時を偲ばせる資料館として公開されている。



 その一角には、湯小屋が二つほどあり、ひとつは貸切の濁り湯=枯淡の湯(↓)で、もうひとつが、ここ芦之湯の源泉として36℃前後の温度で自然湧出している正徳の湯(↑)である。
(↑)枯淡の湯は、貸切の濁リ湯で、小さいながらも木の浴槽で、なかなか風情がある。狭いため、ゆっくりとは浸かれない。まぁ~仮小屋風で安普請であるには変わりない。

☆☆☆ 湯質は、視覚効果もあって、ほどほどに良い。
(↑)正徳の湯 : 離れの湯小屋は、かなり路面から下げたところに浴槽があり、江戸時代の惣湯(共同浴場)を髣髴させるものがある。惣湯は、大風呂、中風呂、小風呂、底なし湯の4タイプに分かれていた。暖簾を降ろして間仕切りし、貸切ができた幕湯=小風呂は、さしずめ、前述の枯淡の湯を思い浮かべさせる。



 底なしの湯は、湯舟の底に石を敷き詰め、足元湧出のぬるい湯だったらしいが、浴室が低く作られて再現されている正徳の湯が、その面影を、あたかも江戸時代の情緒へと誘ってくれる。


正徳の湯 : ☆☆☆☆ きのくにやの数ある浴槽の中でも、間違いなく、特筆すべき絶品の湯のひとつ。



 ぬるめで鮮度が良い、やや緑がかった透明な湯、硫黄の湯華が多数舞う浴槽が向って左浴槽、そこから源泉の配管が次ぎに繋がっているため、微妙に硫黄臭が飛んでしまって、湯質も剣が取れて、まろやかになっているのが右浴槽(写真では一番下のもの)である。



 
どちらの浴槽も、湯小屋の隣りに位置する場所から、湯が汲み出されているが、湧出温度が36℃前後と低いため、ぬるめの1号源泉、2号・町営源泉と沸かし湯の3つのバルブを、そのつど、調整して入る仕組みとなっている。



* 硫黄分が、配管のわずかな引導距離の差によって、微妙的に変化し、右側の浴槽に投入された時点で、他の源泉と混ざって、ねっとりとして、ややとろみのある、しかし攻撃的なお湯に形作られる。



 鮮度が良いのは、もちろん左側の浴槽であるが、そのために身体にかえって馴染み難い、馴染ませ難いというのか、ぬるくて気分は良いのだがライトな体感である。



 右側の浴槽のように、少しこなれた感じで硫黄泉がまとわりつくようになると、またしっかりと印象が変わってくる。個人的には、こちらの湯のほうが、身体に染み入るので好みであった。



* この、きのくにやさん、現在は、宿泊者のみに、この正徳の湯を貸切で開放していますが、近い将来、日帰り客へも門戸を開きつつ、大々的な改装を施す、と約束してくださったので、期待しましょう。もちろん、宿泊でゆっくりするのもお薦めですよ。




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