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箱根湯本 湯本熊野神社

箱根、知られざる豊かな味わいの湯を巡る その1ー湯本熊野神社

第一章 オリジン(原点回帰)



 昨年度に引き続き、お世話になっている《みしゅらん温泉オフ会》で、箱根のさまざまな顔を持った豊かな温泉を訪ねることになりました。



 《温泉》っていったいなんだろう?お湯に浸かるって、いったい、自分にとってどんなものなんだろうか?そんな湯華を躍らせるようにフツフツと湧き上がる想いを、この箱根の道行きに持ち帰りつつ、硫黄の香りと共に肌に染み込ませ、秋に向けて急ぎ足の山並みに訪ねながら、自分なりに自問自答してみたくなってきた。答えは、出来上がっていなくても良いから。



 先ずは、ご当地のお湯の神様に、敬意を表し、ご挨拶と相成った。9月9日、当日、熊野権現を訪ねた日は、折りしも、温泉に感謝する神事の祭礼であった。江戸時代に既に賑わいを見せていた箱根七湯にあって、早くも奈良時代から発見されて今に至っているという、もっとも歴史の古い名湯のひとつとされている湯本温泉。



 その箱根湯本温泉の源泉=湯の《みなもと》、こそ、この熊野神社の背後にある山の背面からの温泉湧出であったといわれています。
熊野神社へと向う途上に、明治時代風の日本家屋が、目の中に飛び込んできます。萬翠楼福住の別邸として明治後期に建造され、井上馨、犬養毅、近衛文麿らの名士に愛されてきた場所だという。



 現在は、画家=平賀敬さんが晩年を過ごした邸宅として保存し、内部は、美術館として昨年の11月から一般公開されているようです。もちろん邸内には、温泉湧出があり、(一般入浴はできないとは思いますが)、その源湯を引いた浴槽もあるようすでした。



 *二枚目の写真、左手奥の山肌奥から、箱根湯元の始原となった湯が湧出しているそうです。


 今回の温泉オフ会では、いろんな意味で、気づきが多かったように思える。大きなポイントは、やはり他人がどうであれ、自分が、どう温泉に対してイメージを確立していけるのか、その自覚と、そのために他人のスタンスを学びながら、ある程度の客観性を持たせることの重要性、総じて言えば、何ものにも左右されないバランスを取れる必要性が求められるように思えます。



 第一章 : オリジン=原点回帰、温泉の湧出現場を見たり、温泉場の成り立ちの原点を意識することで、温泉活用が、いわば観光資源でもあり、前飾りでもある、商業的なデコレーションの背後に温泉を敬い、感謝してきた土俗的なルーツがあることを、認識しようと思う。温泉の影に、かならず熊野神社あり。これを再認識させることとなりました。



 オリジンというのは、現地の温泉の湧出地や縁起であるとともに、自分が温泉に対して抱いてきたルーツ=原体験への接近をも意味しています。草津で生まれ育てば、それが温泉に対しての自分の体感のベースとも言うべき姿であろうし、箱根に生まれ育てば、箱根の温泉に関わってきた自然環境、人的な環境すべてが、その人にとってのオリジンであり、温泉生態系になリ得るわけなのです。



 成分表示の数値は、ただ単に、温泉を客観的に一面的に見れる1指標でしかなく、たいせつなのは、温泉に対して抱いている想いが輻輳された、その人なりの温泉生態系が形成されているのかどうかということなのだと思います。
 

箱根湯本 平賀敬美術館 HP(* 温泉浴槽の掲載写真は、平賀敬美術館さまの紹介サイトより転載)
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