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石切橋 はし本

江戸前 御蒲焼  石切橋 はし本 

~ 創業 江戸 天保6年(1835年)になる老舗

VOL.14


アクセス : 高田馬場駅前、ガード下より九段下行きバスに乗り、15分ほど、石切橋下車して橋の袂にあります。だから、はし本。地下鉄有楽町線の江戸川橋からなら、バス停で一個分先まで歩きます。このあたりは、神田川沿いに小さな印刷屋や製本所などが連なった下町の風情溢れる町並みと、坂を上がると、永井荷風にゆかりの豪奢な山手が控えた歴史ある地帯です。うなぎ : 評価 ☆☆☆



東京で、鰻を食うと言ったら、まずは、尾花、野田岩、石ばし
あたりから順に食べていかねばならない。それでもって、石ばしの近隣にありながら、実は、こちらの店が江戸時代からの老舗で唯一残っていて、いまでも江戸川の鰻屋という看板を170年近くも守っている本家的な存在であることに気が付くのである。



 石ばしの、それを、繊細と表現するなら、こちらの鰻は、やや焦げ目も付いて、サクサクとした食感、鰻本来の風味にもとづいた通好みに仕上げた逸品といえようか。



 タレはやや辛め、鰻本来の旨味は、ややコッテリであっても、決して嫌味にならず、しっかりと食後には心地よい風味として口に香るという、なかなかの切れ味を持っている。

 

 並で2100円ながら、かなり小さめのルックスには物足りなさとガッカリ感を思うが、鰻を食して良かったと思わせる後味の良さについては抜群である。よく、食後、胃にもたれたり、妙に塩辛い、甘さが残って嫌味なクドさに変わることがあるが、こちらは何とも抜群である。



* 反面、ふわふわで甘い感じを求めている人には向かないかもしれない。御飯は少なめ、タレは多めながら、程よい炊き込み方で、べちゃべちゃしていない、とにかくバランスは良い。椎茸入りの肝吸いは、出汁の風味も良く絶品。香の物も良い。今回は、九州:宮崎産の鰻を使用。



 ふりで入っても、30分ぐらいの待ち時間で仕上げられて出てくる。石ばしのように予約して、きちんと座敷で、という決め事にも縛られず、こちらのほうが気軽に行ける気がする。



 江戸前らしい、香ばしく、パリッとした仕上げで、後々、しっくりくる味わいなら、この店が、特にお薦めである。石ばしは、もちろん言わずと知れた、万人においてハズすことが無い店。できれば、両者を使い分けたいところである。

* はし本 :  文京区 水道 2-5-7 木曜日定休日



 《うなぎ屋》っていうのは、やっぱり予約して、座敷にあがってゆったり食べるのが普通です。

 でも、馴れてくれば、こういう店に、ふりで入って、食べることも可能。



 焼いたり、蒸したりする時間がかかってこそ、おいしい鰻がいただける、そういう意味合いで、

自分が鰻に対して、敬意を払わずに、ともかくも妥協した分だけ、鰻の味も、すり抜けていくように感じられるものです。



 おいしいものは、時間とお金が掛かるものなのです。

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