fc2ブログ

浜松町・金杉橋北詰 すし処 宮葉

浜松町・金杉橋北詰 すし処 宮葉

ちらし寿司を食べ歩くシリーズ 第148話


 浜松町駅からも至近、芝浜から沖へと漕ぎ出す舟宿が立ち並んだ、風情ある金杉橋北詰に堂々と店を構えた、江戸前寿司の名店、すし処 宮葉(みやば)。せわしなくオフィスワーカーも行き交う中、品書きさえ店先に掲げられておらず、どこか浮世離れした格式ある老舗の門構えを貫く、意を決して、おそるおそる暖簾を潜れば、つねに只今満席です!との声が丁寧にかかる。たしかに前評判通りに敷居が高くはあるが、うちに交じれば、その実、温かみに溢れた、取っつき易い良店と思われる、ただし憶測だが、少なくとも昼に限っては、そのような感じ。夜は一桁違うハズ。



 江戸前寿司の伝統を守る名人として名を馳せた初代・宮葉幹男さんは、生家が江戸時代から続く寿司屋だという、この店自体はそんな店主が1989年に開業した。しかし慕われた宮葉さんは既に数年前に亡くなって、いまは渡りの職人上がりだろうか、若大将に代替わりして、伝統美の勘所を踏まえつつ、次世代への展開を迎えております。



* 港区浜松町2-11-8 日・祝定休

11:30~14:00(ランチ)要予約

17:00~21:00

 ランチ : 初代が仕切っていたころとはさすがに違う雰囲気になっているらしく、常連は夜利用が多いのだろうか、店の姿勢に堅苦しさが消えて、ここ数年来、なぜかランチは和みムードも加わって、大賑わいである。昨今のインバウンド需要に加え、SNS通した若い客も増えていると聞く。昼は基本2部制で、11時と13時に予約を入れられる。基本は、お決まりで、握り8貫=3000円と9貫=5000円、それぞれに、巻物3切れ、お椀、デザートまで付く内容は格安と思える。

 吹き寄せちらし(ランチ) : 4000円(税込)

☆☆☆☆



 握りが全盛ながら、敢えていつもちらしである。しかし、なんといっても、この素敵なルックス!惚れてしまう。数ある江戸前寿司店のなかでも、見かけピカイチなちらしのひとつに数えられるだろう。お土産にも良い。ちらしはある意味、全体の構成力とか仕事のデキ、不出来がよく分かろうというもので、見た目はすごく大事と自分は思う。



 中央には、稚鮎の甘露煮を配し、アオイソ(シソ大葉)を敷いてガリ(生姜)が乗る。あとは、握り9貫とほぼ同様のタネが、細かに切りつけられて散りばめられる。カステラ風薄焼き、穴子もウマイし、、中トロが端を軽く炙っているところなんぞ珍しい。これに、醤油のお吸い物がお椀として出るが、江戸前伝来と思しき、ねぎま汁である。炙った鮪切り身がひとかけら入っている。突き出しは決まって、香の物、ひとそろい、牛蒡たまり漬け、沢庵など。おしなべて、粋っていうやつだ、それが全体を通して感じられるか否か、それが寿司屋ってものだ。

 煮蛤 : 1400円(税込)(ランチ)

☆☆☆☆☆

 

 通称、煮ハマ。単に蛤を炊いて、煮ツメを垂らしたよく見かけるアレではない。しかも蛤が極甘く炊かれていて、その煮汁ごと握りにぶっかけた感じで出される。シャリもヤワなので、蛤の身がプリっと弾力があるなか、スープともにシャリがホロッとほぐれていく感じで雑炊のごとく啜って味わう。ほんのり、ゆずを散らし、その香りと、酢の酸味、ダシのウマミ、甘味が得も言われぬ食感を口に運んでくれる。絶品のスペシャリテである。

 デザート : 水菓子は、田舎汁粉である。小さなお餅まで入っていて和む。美味しい。



* ランチ : ちらし

CP=90 味=90

メモ : 酢飯の加減は、決して甘くはない。むしろ、キツメと思う。

スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

momoneko0725

Author:momoneko0725
とうきょうの美味しい食べ物や東日本にある温泉地の紹介です。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
桃猫温泉三昧
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR