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ポートレート・オブ・ジャコ

 ウェザー・リポートが、マドリッドでのコンサートだった、ある日、JACOは、ベンチに腰掛け、ザヴィヌルに面と向って、真顔で、こう語ったという。 『知ってるかい?俺は、35歳までは、生きない。』



 それから、10年後、ザヴィヌルは、コンサートで、再び、当地を訪れた際に、何故か、同じベンチの前を通りかかることとなり、そのとき、ふと、ジャコが投げかけた言葉を、想い出していた。



 虫の知らせとでも言うべきだろうか、そんなデ・ジャブにも似た思いを、ザヴィヌルが体験をしたとき、ジャコは、その時、すでに、こん睡状態で、病院に運ばれていたという。

( B. ミルコウスキー:ジャコパストリアスの肖像より。一部、改作)



 音楽雑誌の写真ページ、その巻頭に、ジャコの遺児である、フェリックスが、亡き父を髣髴させるようなルックスで舞台に立ち、ジャコさながらのベースをプレイしている姿が躍っていた。2005年・6月:ニューヨークにおいて、JVC JAZZ FESTIVALが開催され、そこでオールスターラインナップでのトリビュートコンサートが行われたとのことだった。



 ジェフ・バーリン、オテイル・バーブリッジ、スティーヴ・ベイリー、ヴィクター・ウッテン、ジェラルド・ヴィズリー、リチャード・ボナ、ウィル・リー、クリスチャン・マックブライド、マシュー・ギャリソンに、息子である=ジュリアス・パストリアスがドラマーとして参加しているという豪華な布陣であった。



 ジャコは、いうまでもなく私のHEROのひとりであると同時に、あの悲惨な結末によって、しばらくは、彼の音楽から遠ざかってしまった程だ。そして、いまでも、彼の死後に発売されたであろう膨大な量の作品を手にすることは無い。悲しみを、あえて誘うのは嫌だから。



 彼の死後、彼の名声は高まるばかりだ、ここに彼の遺児たちが、あたたかく迎えられ、大勢のミュージシャンたちによってリスペクトされる限り、彼の魂は、未来に生き続ける事であろう。



 在りし日のJACOの屈託の無い笑顔と衝撃的だったベースのトーンは、いまも私の耳の奥で、ループしている、コンティニュームの響きのように。



THANK YOU 、JACO!
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