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消費伝染病=アフルエンザ

消費伝染病=アフルエンザ

なぜ、そんなに、物を買うのか?




「 人として、よく食べ、よく眠り、近所の人と知り合いになるためには、億万長者になる必要はない。明らかに消費を少なくする必要がある。それは私たちが、手に入れられる資源だけでなく、廃棄物を捨てることができる場所までも使い果たそうとしているからだ。 」



 規制のない(名ばかりの)自由市場には、先兵のPR会社が陣取り、悪魔の手先、マスゴミは大袈裟に称賛することで、広告=モノを売らんと宣伝のためのプログラムを垂れ流し続ける。



 モノがあると、ますますモノが必要となります、それは雪ダルマ式に消費を過剰にさせていきます。”燃費のひたすら悪いアメ車に乗って、ステーキハウスへ行く”、そんなアメリカンスタイルの消費・生活行動を戒めるために書かれた啓蒙の書が、この”アフルエンザ”だった。2004年刊行当時、まったく、話題にならなかったのか、黙殺された。



 あれから、5年あまり。アメリカ経済、日本経済は破綻した。住宅バブル、サブプライム・ショックに見舞われたアメリカ、住宅を担保にして消費者ローンを借りて、消費過剰は頂点に達した。ブッシュ政権による市場至上主義のシナリオは、あきらかに仕組まれたものであったが、過剰なまでの消費傾向、過剰なまでの軍事費支出に、アメリカは凋み、疲弊し、おまけに病んでいた。気がつくまでもなく、それは蔓延しているアフルエンザの慢性的な症状だった。



 この本は、1997年アメリカでテレビ放映され、ことのほか好評であった、ドキュメンタリー番組=アフルエンザをもとに、続編=”アフルエンザからの脱出”、更に、内容を加味して、敷衍させたものである。アフルエンザは、いわゆるアメリカンドリームと同義語であり、アメリカ経済が屋台骨を支えるためには、国民の異常なまでの消費購買意欲拡大のための中心原理を必要としていた。



 日本でも、他人事ではなくアメリカ追随主義の悪弊が横行する。なぜ、車や家電をこれ以上買う必要があるのか?消費者金融のCMは、垂れ流され、分不相応から自己破産にまで追い込まれて、なぜ、ひとは余分なものを買おうと仕掛けられるのか?



消費しないと経済が成り立たないとは分かっていても、また、ある種のビミョーな経済定式に応じて、無駄なものばかりを、しこたま買わされるのが、このところの消費拡大主義というか、悪しき資本主義の実態です。前にも、カレ・ラースンの”さよなら消費社会”を採り上げましたが、まったく反響がありようもありません。



 依然として、国内の景気が好いように錯覚させられて、この数年が、いつもどおりに回っていました。トヨタ非買運動とか、マクドナルド非買運動なんて、起りそうにもありません、こと日本においては。



 アメリカの 経済学者、ガルブレイスは、1958年、The Affluent Society (ゆたかな社会)を著して世に問いかけました。一方、このアフルエンザとは、豊かさ(affluence)+インフルエンザを組み合わせた造語で、消費過剰がもたらす破綻を意図しています。



 充分に予想されていたことでした、世界経済は、1975年以降、アメリカ人の借金を前提の上での過剰消費によって危うく成り立っていたのです。その傾向は、未だに、アメリカにも日本にも根強く、燻ったままです。



 アメリカ経済を震撼させた、あの住宅バブル=サブプライム問題は、かなり、消費伝染病の末期症状を呈していたことに、気づきましたか?返済能力など、お構いなしに、お金があるように見せかける、つまりカード決済により拡張機能を使った詐欺みたいなものです。そういう錬金術に、世界中が踊っていて、未だに目覚めていない。



 世界経済上の錬金術だと思い込んでいるところにも、実は、根深い病根があると思うんです。つまり経済発展のためではなく、単なる空回りのため、ブレーキも持たずに、走り続けてきた、背景がある。その背景は。とどのつまり、書割だったのだと、消費拡大策に裏打ちされた。

 頭の悪い政治家たちに、牛耳られた国民。マスゴミ・メディアの歪曲報道に、騙され続けた哀れな国民。ボンクラ学者たちのイイカゲンな解説に肯かされる国民。もう、こりごりでしょう。いい加減、目覚めて、反論すべき時が来たようです。



 「 アフルエンザ 」 この本には、随所に、なかなか好い事が書かれています。



「 現在の情報時代において問題なのは、より多くの情報を得ることではなく、すでに知っていることの意味を理解することである。 買うのを止めなさいということではなく、本当の利益、買うことの代償に十分に注意を払って、慎重に、意識しながら買いなさいということなのです。そして、この世で最も大切なのは、モノではないということを常に忘れないでほしい。 」



 アメリカでも、メガモール(巨大なショッピングセンター)が、以前、肥沃な農地だったところを潰して建てられ、豊かな作物を作り出すのではなく、渋滞を生み出し、農地を失っている。あまりに、たくさんの選べないほどのモノが溢れかえっていることで、衝動買いが惹き起され、ただ意味もなく買い物がしたくて来ている国民を満足させ、借金の額を増大させていく。



 豊かな暮らし、便利で快適な暮らし、そんな誘惑に充ちた善意から、破産への道が、誘導され、舗装(ペイピング)されていくのだ。広告代理店が繰り出す善意は、しばしば、マーケティングとよばれる。顧客の購買意欲を高め、多額の借金地獄へと誘うことを商売としている。



 多くのモノが家に溢れ、そのモノを綺麗に陳列するために、さらに手狭に為ったところから、大きなマイホームを買うように、手招きされた、それがサブプライムの幻影であることは、知っていたはずなのに。アフルエンザの患者、もしくは、保菌者を収容する病院はない、ただ単に、消費を控えればよいのだが、それをためらうことで、経済を成り立たせてきた。それが綻びを見せつつ、いま破綻している。



 「 アメリカ人は、好調な経済に後押しされた浪費のお祭り騒ぎの中で、記録的な額になった負債につぶされそうになっている。 」 しかし、まだ、同じような状況下で、鏡の前に立っていることを、大半の日本人は知ろうともしない。



 アメリカ人のアフルエンザに罹った保菌率が高いので、アメリカ人は貯金率が、ゼロ%近辺をうろついているのだということを、しっかり自覚できていないばかりか、見下してさえいる差別主義のまかり通ったアメリカ人に他国のひとたちが同じ喘ぎの中でさえ、かなりの貯蓄率が備わっていることに無知である。



 いまとなっては、温暖化の原因とされるCO2排出、ダイオキシン被害も、パンデミックフルーでさえも、マスゴミが拵えた陥穽であり、アフルエンザほど気にかける事柄ではない。しかし、モノを買わないようにしましょうとか、車で通勤せずに電車ではとは言わないのは何故なのか?WBCでは、スポンサーに配慮してまで、ダルビッシュを最後のマウンドに立たせるのはマスゴミの意図することなのか?



 そんなことを考えながら、消費主義のマイナス面に気がつき、マスゴミに額づくことなく、国民ひとりひとりの自覚が芽生えなければ、アフルエンザの蔓延を食い止めて、健全なくらしに戻すことは不可能である。



(アフルエンザ つづく)
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