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支那そば いしはら@西荻窪駅北口

支那そば いしはら@西荻窪駅北口

 ひとそれぞれに、大なり小なり、食べ物に美味しさを語るとき、もし、生来の《味の刻印》というものがあるとするなら、おそらく幼い頃から味わってきた家庭での料理や、町中で食べた食堂などの味に大きく左右されて、後々になって形成されていくものと思われます。



 家の近くにある、浜田山のたんたん亭(1977年創業)は、自分が抱いたラーメンのイメージの中で、支那そばというものが、大きな魅力を持った、郷愁のような、憧憬にも似た味わいとして、いまも生き続けています。ラーメンが、今ほど、様々なバリエーションが産み出される前、競うことなく、並存していた頃の懐かしい話です。



 JR西荻駅前、八幡通りの一角に、間口が、一間ほどの小さなラーメン店があります。70年代、えびわんたんで、人気を博した、浜田山 たんたん亭、その創業者である=石原さんが、2006年に、オープンさせた、お店=その名も、支那そば いしはらさんです。



 自分にとっても、ご主人にとっても、原点回帰としての支那そばです。懲りすぎてしまうと、それだけ味が、エゲツナイ味に成り下がってしまいます。かといって、卓抜なものをもとめようとして、すべてを失ってしまう瞬間もあります。



 おそらく、石原さんは、そんな点を踏まえて、ほどほどに構えて、万全なものを提供しようと、再び、支那そば いしはらを携えて、同地へと帰ってこられたんだと推測されました。あいからわず、美味しいラーメン、いや支那そばの原風景ともいうべきオリジナルな風味に出逢った気がします。



* 杉並区西荻北3-22-22 金休

11:30~16:00 17:30~21:00 ミックスわんたん : 900円

 ☆☆☆



 麺は、細めのストレート。魚介の風味が香り、生姜の味わいも強くするなか、油も多めに浮いた一品。これぞ、オリジナルにして、驕ることのない、たんたん亭の直伝でありオリジナルとして在った味。経堂のはるばる亭、目黒のかづ屋など、幾多の弟子たちに名店の暖簾をを与え続けてきた、その原動力が、ここに息づいていました。



 塩分控えめ、全体的にあっさりとした仕上げ方に、やや、物足りなさを感じますが、このぐらいの程度が、あるいは、ベストな状態とも思えます。支那そば、いつ食べても、それは懐かしくも、穏やかに、味覚の懐へときっちり、収まるものでした。いまも、夜鳴きそばが在った昔も。
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