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アリゾナタイガーアイ(クリソタイル/サーペンティン)

アリゾナタイガーアイ(クリソタイル/サーペンティン)



 宝飾界のトレーディングネームでは、アリゾナタイガーアイの名称でよばれるこの石は、実は、まったくタイガーアイとか、ピーターサイトとは鉱物的に無縁の種類に属している。



 手に握った感触からも分かるように、蛇紋岩(サーペンティン)の仲間である。その母岩に、クリソタイルと呼ばれる繊維状の鉱物が層を成して含有しており、その断面を研磨させると、鮮やかなシルキータッチのギラツキに見えてとても綺麗である。 この光沢は、つまるところクリソタイルによってもたらされたシャトヤンシーである。



 * 近年になって、アリゾナでは、上記の産地とは別に、クロシドライトの繊維質が入ったタイガーアイも発見されている。



 一方、ピーターサイトやタイガーアイと呼ばれる石は、ベースにクロシドライトという、やはり繊維質の鉱物の存在があり、こちらが、謂わばシリカ(珪素成分)コーティングされたものである。厳密に言うと、産地から二種類の組成が確認されており、ナミビアから1970年代より産するものがクロシドライトが変成を遂げたものとされ、一方、もう1タイプでは、1950年代に中国の河南省において初めて発見された赤いピーターサイトで、こちらは、クロシドライトとクリソタイルが混在している珍しいタイプとなり、90年代に宝飾市場にブームをもたらしております。



 中国産のピーターサイトは、ナミビア産と比べると、かなり赤みを帯び、あるいは金色にも見受けられるのですが、ナミビア産が形容上で発展途上と表現するなら、中国産のは、かなりピーターサイトとしての最終形としての組成を持っているそうです。ナミビア産は、その点、石の段階的な変化が浅く、見た目も含めてその幅が大きいということですね。



 ついでに、似たような名称の石類を解説しますと、カリフォルニア・タイガーアイというもの、これは、トレモライトの細かな繊維質が入ったお陰でやはり絹状の光沢を見せる石で、含有しているマグネシウムのため、グリーンぽい色合いに輝きます。



 マラマンバ・タイガーアイは、前にも紹介しているのですが、西オーストラリアのピルバラ地方の一部の地域だけに産する、極めて珍しいタイプのタイガーアイです。2つの鉱山からしか産出していませんし、いまは、その2つとも閉山しています。



 従って、現時点で、市場にて廉価で売られているマラマンバには、きわめて名乗るだけで偽物が多く、ブロックマン・タイーガーアイと称され、別物のオーストラリアン・タイガーアイなのでご注意ください。その見た目の鮮やかさ、つまり、赤、緑、金、シルバー、茶色など、他のタイガーアイには無い色合いに充ちていて、とても宝飾的価値が高いものとなって愛好者(自分も含めてですが)多いことで有名です。
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