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根本利兵衛@三郷 

根本利兵衛@三郷

水元公園近くの大場川前、うなぎ 根本

美味しい鰻屋さん巡り 第84話


 この鰻屋さん巡りのコラムを愉しみにしている方もいるようですね。万が一、近所の鰻屋さんが掲載されたら、ほぉ~とか、えぇ~とか、どうぞ反応してくださいね。けっこうマニアックな線を狙っているので、なかなか100銘店まで達成は難しいのですが、こつこつ続けていくつもりですよ、相手が好きな鰻ですから、のら~り、くら~りとね。



 あらかじめ断っておきますが、間違っても、野田岩とか、初小川、竹葉亭といった大御所は、いつまでたっても載せないつもりですから。あくまで自分好みを追求するコーナーと見てお付き合いください。客観評価ではありません。



 こういうものは一過性とか、たまに食べるくらいではイカンのですよ。継続していかねば意味がありません。通算84軒目の訪問先は、松戸とも、三郷とも、はたまた葛飾の最奥地 水元公園の脇ともとれるようなビミョーなところに位置している、根本さんです。といっても、地元のひとにしか響かないような、まことに、地味な外見ながら知る人ぞ知る川魚の名店なのです。あるところには、あるんですよ。特に埼玉~千葉は、鰻の宝庫です。 アクセス : 最寄の駅からは、いずれも結構離れています。JR金町駅、南口駅前のバスターミナルから、京成バスで戸ヶ崎操作場行きに乗車して、15分強ほど、水元公園を横目に見ながら、葛三橋(かつみばし)を渡って、大場川バス停の目の前に、根本さんはあります。橋の手前が、東京の葛飾区水元地区、橋向こうが埼玉県三郷市戸ヶ崎になります。



 このバス路線、しばられ地蔵や水元公園へ行くのに利用するルートで、花ショウブが咲き乱れる時季はかなり混雑すると思います。他にも、本数は少ないのですが、小岩駅行き、東武バスでは亀有北口行きでも大場川のバス停に辿り着けます。



 このあたり、ごらんのような灌漑用水が張り巡らされており、いかにも鰻や川魚漁が行われているような風景に期待が高ぶります。もとは、中川(古利根川)と大場川、それに小合溜(現在の水元公園)が複雑に入り組んで出来た地帯で、もちろん江戸時代から洪水、水害等で苦労してきた場処らしいです。レンガ造りの橋は、明治時代の建造と記されておりました。



 

* 埼玉県三郷市戸ヶ崎2954-4 月曜休

11:00~13:45 16:00~19:45 鰻重(特上) : 2100円 ☆☆☆☆☆(期待を上回る高得点、ひさびさの満点です。) 



 並=1600円、上=1800円でも十分に満足がいきます。御飯は量が少ないので、あらかじめ中盛にしてくれとか微調整は可能です。しかし鰻の味が、滅法濃い甘味なので、思ってるほど御飯は量を食べれないですよ、だから意外と分相応、ジャストサイズであると思います。



 正味、これが鰻重だよ、こんなに肉厚なのが、折り重なってます!どうしましょ、この味、このボリュームで、大概、2千円は超えないぐらい、それが埼玉・千葉での相場ですから、いかに東京が高いのか、良く分かりますね。そして、ごくごくあたりまえのように目の前に運ばれてくる鰻重のゴージャス感は、すさまじい破壊力です(笑)。



 都心の老舗とやらで、仰々しく、戴く鰻重、その蓋を開けてビックリ!「 なんじゃコレ!痩せ細った一切れ、たったコレっぽっちかよ! 」みたいなボヤキが聞こえてくるわけで、帰り際、レジで大枚叩いて、白髪の爺になってしまったかのような、肝を冷やす瞬間ですね。けど、そんなのカンケーない、ここの鰻は、そんな幾度の悔しい想いも吹き飛ぶ、トビきりにゴージャスな、分厚い、喰い甲斐があるのでございます。



 ここの鰻重は何かが違う!と思うんですよね、それで、けっきょくのところ、ひとつには調理法が違う。白焼きの過程が無い。つまり、最終の焼上げ前の過程が、蒸しオンリーです。あと、タレが甘い、まるで佃煮みたいなベースでねっとり、しっとりです。好みが大きく分かれるとは思うんですが、すっきりとしたキレはありません。



 甘ったるくて野暮ったい、クドい田舎風、コテコテな地場風、これを《うなぎらしくて好し》とするのか、川魚臭くて好きになれないとするのか、自分は断然に前者なんですね。これで正解、ごもっともっていう範疇なんですが、すっきりして痩せた鰻ばかり口にしていると、なんじゃいこれは?と戸惑うかもしれません。



 正直、ここの甘ったるい鰻重の評価は、好き嫌いが、すごく分かれるとは思うんですよね。虹鱒の甘露煮、鮒の佃煮、鯉こく何かが好きな人には、マストアイテムなうなぎでしょうが、川魚の匂いが嫌いとか、お上品なものがお好きなようでは、きっと不向きだと思います。



 いいんです、いいんです、これが美味しいんです。これでこそ、うなぎの蒲焼の真髄だと思いますねぇ。どこの鰻か聞いてませんが、一色の銘柄が見えましたので、そうではないかと思います。 鰻重 : ☆☆☆(客観評価) うなぎは、在り得ないくらいに、ふわ~っとプリッとしてまして、その身は、鮮度が良いあなごの天麩羅以上の食感。肉身は、ふわっと、皮はヌメ~パリっとして絶品のコラボレーション。そのタップリ掛けられた、タレは、極甘にして、ねっとり飴のように絡んできます。炭火焼としての匂い効果は十二分に堪能できます。



 全体的な印象、タイプとしては、越谷の鰻重(うなしげ)とか、浦和の小島屋さんとか、鳩ヶ谷 竹江、寄居 八千代あたりのイメージがダブりました。三郷も、越谷~吉川~野田~流山~我孫子の流れに含まれる味わいでしょうね。



 御飯 : ☆☆☆☆ これが、また旨い。硬めに炊かれていて、パラッとしているなかに、甘めのタレがコレでもかというくらいに、まぶされて、かなりクドい主張をしてきます。量は少なく感じるが、身の部分の存在感がやたら大きく、それだけでお腹はいっぱいになります。



 肝吸い : ☆ 上&特上には付いてきます。炙った肝に三つ葉だけのシンプルなもの。あまり、いただけない、純朴な田舎臭いテイスト。鯉こく(900円)も、ありますので、別にコレを頼んで、クドさの極みに突入する上級手段もあります。



 お新香 : ☆☆ 塩もみを効かせた大根、これも田舎味。

 これが噂の肝焼きです。 : 300円 ☆☆ 串焼のタイプではなく、小鉢に入ってます。しかも、冷めたい。イメージで言うと、焼鳥の缶詰、まさに、そんな味です。肝焼きというより、鶏のモツ焼きに近い食感です。大振りなのが、ごろんごろん入っております。実体は、大振りな鰻の肝を使った佃煮が正解でしょう、肝好きな自分には、キモ可愛いくて、かなりツボな逸品、大満足ですが、ふつうのひとは、ちょっと引くかもしれません。なにしろ量が多くですから。
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