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アドリアン・フェロー(HADRIEN FERAUD)

御大 マクラフリンをして NEXT JACOと呼ばしめる男

アドリアン・フェロー


 タル・ウィルケンフェルド旋風が吹き荒れるなか、若手ベーシストの台頭が著しい。新世代(ニュー・ジェネ)のベーシストとして、You Tubeで気になったのが、このアドリアン・フェローという1984年パリ生まれ、若干23歳の若造である。タル・ウィルケンフェルド嬢は、1985年生まれだから、このアドリアン ・フェロー HPと同世代になりますね。



 そう、数年前、ジョン・マクラフリンが、久々の新作=インダストリアル・ゼンをリリースして、その健在ぶりを世に問うた際に、彼の孫世代とも言える若手新人ベーシスト起用で、話題となった。



 同アルバムには、定石のトニー・グレイやマシュー・ギャリソンなど、百戦錬磨のバカテク・ベーシストを向こうに回して、明らかに尋常とは言えない痕跡を残し、一曲目から、ジャコばりの鋭いリックを弾いて鮮烈なるデビューを飾った男である。



 ノーマークといえば、ノーマークだったが、2008年、NAMMショーでは、かのマーカス・ミラーとソロで渡り合って、駆逐している。そのプレイは、明らかなる新旧交代、世代交代の狼煙とも取れた。ジャコが亡くなった後の世代であって、けっしてポスト・ジャコ世代でない、しかしジャコの音楽的遺産とリリックを見事に受け継いでいる。



 ジャコは、生前、殊更に述べている。秘密は、ベース本体にあるのではなく、自らの手の内にあると。ジャコの比類無きまでのカリスマ性が一時代を築きはしたが、そのサウンドの秘密は、エフェクトテクニック以上に、タッチであったと思う。



 今になって思うと、ジャコは、テクニックにだけ長けた逸材でなく、あくまでオリジナリティーに溢れたパッションの塊であった。後々、その強烈な個性ゆえ、重力の崩壊をしてしまうのだ。右手と左手のバランスが絶妙であったとも言い換えられよう。タッチは繊細であり、かつファンキーであった。



 さて、アドリアン・フェロー、いま、ジャコにもっとも近い逸材と言ってしまおう。イブ・カーボーンと同じく、初めに、ドミニク・ピアッツアにベースを師事している。そのピアッツア流のラテンな奏法とジャコ流の速弾きに長けた、恐るべき若造、そう呼んでおこう。バニー・ブルネル、マグマのヤニック・トップ、アラン・カーロン、リチャード・ボナ、いまも、昔も、フランスは、ベーシストの宝庫なのかもしれない。



 * アドリアンは、これまで、ジャコとも交流があったビレリー・ラグレーンともツアーに出たり、チック・コリアのアルバムに参加、現在は、ジョン・マクラフリンとツアーに出ているそうだ。サウンドの相関性は、ホールズワースライクなものマーカスミーラー風なもの、HIROMIやマーク・グレイに共通するくだけたジャズである。
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