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(廃業)下谷 老舗銭湯 快哉湯(かいさいゆ)

昭和3年建造 入谷駅前 老舗銭湯

快哉湯(かいさいゆ)は、井戸水使用


** 廃業しました。銭湯の居抜きのまま、綺麗な銭湯カフェとして、2022年営業しています。
 アクセス : 地下鉄日比谷線下谷駅から、徒歩2分、昭和通りから、ちょっと入ったところにある、文字通り駅前銭湯です。威風堂々たる外観、三つの入母屋屋根が連なって、笑った顔のような感じにも見えますね。



 この建物、メインテナンスは入ってますが、もとは昭和3年(いまから80年前近く)震災後に立てられた建築物だそうで、戦災の焼失を逃れた建造物と言うことになり、都内でも、もっとも古い銭湯のひとつに挙げられるのではないでしょうか?



* 台東区下谷2-17-11 木休

16:00~24:00 施設 : 古い建造物ですが、内部は、驚くほど綺麗で、手入れがなされていて、とても気持ちよく浸かるこことができる、東京を代表する老舗銭湯です。男湯の脱衣場からは、富士溶岩でしつらえられた、ちょっとした庭も縁側から眺めて楽しむことができます。



 脱衣場と浴室を隔てるのは、通常使用している今風なサッシではなく、大きなガラス面が採られた木枠の引き戸です。とてもクラシカルなんだけれど、明るくて、落ち着きがあり、センス良い、観え方で、浴槽に浸かったとき、脱衣場まで見通せる感覚が、広々として閉塞感が無く、雰囲気が心地よいのです。



 内部で、古さが見られる箇所としては、浴室内で木の窓枠があるのですが、こういう形式のもの初めて観たような気がします。少しくぼんだ箇所があり、左右にも窓が大きく採られています。さしづめ、銭湯の書院造みたいな感覚なんでしょうか。 お湯 : ☆☆☆☆ 浴槽は、二つだけ、それも深い浅いの違いだけで、ほぼ温度は同じで、ややぬるめ。もちろん温泉ではありませんが、白湯は、100%井戸水使用で、最初の炊き出しには、未だに薪を使用し、重油も併用しています。浴感は、独特な感じで、その肌合いのやわらかさは、ちょうど温泉と水道水の中間ぐらい、むしろ鉱泉に近い感じがします。この絶品のお湯質は、都内随一のトップクラスでしょう。



 お湯は、肌触りで、キシキシ感が強いので、ややカルシウム含有が強いように思います。温まり感が強く、浴後は、肌が紅潮し、汗が出て、しかも湯冷めしません。浴後は、肌がサラサラになって、気持ちが良いです。ここのお湯は、最初、薪で炊いているので、とても、やわらかくて、しかもあまり湯温を高く設定していないので、ほんとうに長く浸かりやすいのです。しかも、カルキ臭も、ほぼ気にならない程度で助かります。



 駅から至近、メインテナンスが行き届いた老舗銭湯、お湯質が良く、肌合いが柔らかの極上銭湯、おススメです。80年近く経った老舗銭湯の素敵なお湯を大切にしていきたいものです。





* 2012年廃業とばかり思ってましたが、2016年通りがかったら開いてました。いつのまにか復活していましたが、11月10日以降、建物老朽化により休業中となっています。



(* なお、浴室内撮影は、事前に承諾得ている範囲内です。)
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