天ぷらと手打ち蕎麦 日本橋人形町 蕎ノ字 その2
天ぷらと手打ち蕎麦 日本橋人形町 蕎ノ字 その2
2019年ミシュラン1つ星獲得
そのじ後編です。 : 旬の野菜コーナーは季節柄、山菜部門へと突入! : 静岡産となる天然ものの山菜、フキノトウは花芽が出る前の硬い形状で、いちばん香りが高い上モノ仕様。とうが立ったものはスカスカで価値が無いから、こういうのは味わうに価値あり。
山菜の女王様と言えば、もちろん、山採りしたコシアブラ!伸びすぎて大きな葉に成りかかったやつより、程よい芽が旨味と甘味のバランスが良くてサイコーです。これも上モノ。

岡部の玉取茸 : この真ん丸、ぷっくらした椎茸が、玉取茸っていう岡部の名産で、こちらでも主力となる天だねです。揚がったものは、蕎麦屋のカエシを塗って提供されます。ただし、見た目のインパクトから期待するほど、そんなに旨味も香りもなく、残念ながら大ぶりな栽培品といった感じで、イマイチ良さは発揮できてません。
江戸前・小柴の穴子! : いよいよ真打登場と相成りました。大きな穴子ほど天ぷらに向いていないものはなく、大きいものは大味。これは中ぐらいで肉厚、これから梅雨時へと向かうなか、いちばんいいサイズ感。穴子の旨みを絞り出した卓越した技術。揚げ立てを店主が箸で真ん中からサクッと割ってくれます。半分は塩で、残り半分はツユでいただきます。かなり美味しい!
追加注文へ突入 : ホタルイカ、鹿肉などは回避し、大好きな、めごちと竹の子を注文。
江戸前めごち : 見事に松葉模様のようにクロスして揚がったメゴチ。肉厚でとっても美味、江戸前天婦羅の王様ですね。尻尾まで引っかかりなくイケます。やっぱり天だねのなかでは一番好きです。出会えて嬉しいのは、メゴチですね。
静岡産竹の子 :静岡は温暖なる気候ゆえ、新竹の子は1月から出荷されるそうで、もう季節的には最終とのこと。穂先も含めしっかりと揚げ切った姿、皮も添えられて、本体には、蕎麦のカエシを塗っての提供。やや、もっさり。
〆の手打ちそば : 川根産蕎麦粉使用した二八そば。冷たいもり、温かなかけそば、どちらかが選べます。いずれもボリュームは、少な目。事前に相談すれば、温と冷、あるいは蕎麦の追加注文は可能とのこと。
かけそばは、アツアツ、じゅうじゅうした桜エビかき揚をのっけてくれます。蕎麦は乱切り、たおやか。蕎麦湯は、白濁した濃厚タイプながら、サラッとした味わい。
感想 : 天ぷら屋としての力量は大した腕前で、今後ますます磨かれるであろうと思うし、ご夫婦の親しみやすいキャラクターも持ち味の良さを惹き立てるものでしょう。蕎麦自体は、やや貧相でオマケ程度なように思います。都内では蕎麦屋で天ぷらが美味い店はいくらもあるし、そのあたりは好みの選択肢でしょう。
デザート : あんこ玉がデザート。島田の銘菓だそうで、清水屋さんの黒大奴(くろやっこ)です。
2019年ミシュラン1つ星獲得






江戸前めごち : 見事に松葉模様のようにクロスして揚がったメゴチ。肉厚でとっても美味、江戸前天婦羅の王様ですね。尻尾まで引っかかりなくイケます。やっぱり天だねのなかでは一番好きです。出会えて嬉しいのは、メゴチですね。


かけそばは、アツアツ、じゅうじゅうした桜エビかき揚をのっけてくれます。蕎麦は乱切り、たおやか。蕎麦湯は、白濁した濃厚タイプながら、サラッとした味わい。

デザート : あんこ玉がデザート。島田の銘菓だそうで、清水屋さんの黒大奴(くろやっこ)です。

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