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豊橋 壺屋の稲荷寿し

豊橋 壺屋の稲荷寿し

@東西有名寿司と全国うまいもの大会・京王新宿店


 愛知県豊川市と言えば、日本三大稲荷 豊川稲荷さんのお膝元、、、、、近いといえば近いが、離れてるといえば隣町である豊橋にある”壺屋”さんは、創業明治22年老舗の稲荷寿し専門店です。



 豊橋駅で弁当部を展開するほか、豊橋と名古屋に店舗あり、近頃、日本橋三越の食料品売り場にも直営店がオープンしています。包装紙のデザインが、なんとも旅情を誘います。 稲荷寿し : 1折り(7ヶ) 480円

☆☆☆



 かなり濃厚、ベタベタした甘ったるい味。三河産の醤油と白ザラメを使って濃いめの味に仕上げたお稲荷さんは、特徴的な紅ショウガも加わって、その歴史ある姿を今に伝えています。

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『 JUST DO IT ナイキ物語 』

JUST DO IT

~NIKE物語(早川書房刊)




  『 スポーツ界は、さまざまな変化を体験しました。しかしナイキの姿勢は不変です。困難に立ち向かい、体制と戦う選手たちのことを、われわれは理解しています。最後のトラック周回を、最後のイニングを、シーズン最後の数秒間を、それぞれ心待ちにする選手の事を、、、、そして、こうした試合での感動を共有できる人たちとともに働いています。 』 (フィル・ナイト)



** フィル・ナイト(ナイキの創業者のひとり)が、行きつく先にあるのは、金ばかりと思われがちだが、彼は孤独なひとりのランナーであり、運動選手が好きで、スポーツを誰よりも愛している。



JUST DO IT!

勇気を持って、一歩踏み出すこと。



ジャスト・ドゥ・イットの美学。  ジャスト・ドゥ・一途(いちず)。

”それ”は、単なる掛け声ではない、社是に近く、企業精神または起業スピリットとしても響くだろう。



 根本敬(特殊漫画家)が吐く言葉のなかに、『でも、やるんだよ!』があるが、まぁ、根本的(ねもとてき)には退廃的でもあり、無駄なことと知っていてもやらざるを得ないカオスのエネルギーに駆られた衝動ではあるものの、それにも相通じる情動(つべこべ言わず、ともかく、やれ!)がある。



 ナイキにとって、スポーツ団体~連盟や協会と言う名のもとにある権力機構(つまりは道徳的と言う冠を抱いたステークホルダー)に対峙しての反体制的な気炎であり、反骨精神であり、選手の熱き魂をも鼓舞すべき情熱への叫びである。ジャスト・ドゥ・イット、、、イットの”それ”が示す含意が肝要である。



 ”それ”とは、スポーツマンとして、選手は勝つことへの執念、あるいはスポーツのこととなるとプレイするにも見るにも、極端に真剣かつ負けず嫌いにもなる、、、そうとも言い換えられよう。あくまでも、フェアに。



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廣東料理 亜細亜(アジア)@五反田駅東口ロータリー前

廣東料理 亜細亜(アジア)@五反田駅前

1947年創業の老舗中華、五反田の良心


 なにせ駅から近い、東口ロ―タリ―前、店を前にして何度か入ろうか、入るまいかなどと、ためらったことがある。駅前であるものの、その見かけからは、内容が伺い知れないからだ。もっとも五反田には、それでなくとも、さまざまな選択肢があって、迷わされるものの、今回は意を決して入ってみた。そこには、まんま中国があった。わかるひとには中華的楽園、古き良き時代のヨコハマ中華街の味だ。日本には、日本人がイメージする=お手軽中華があるが、中国人が調理し得る手抜きのない真面目な中華には、それなりの世界がある。優良店として、これからも末永く地元に愛された亜細亜を推そう。



** 創業は古く、1947年大井町、その後、この地で”亜細亜”という喫茶店を営業してた友人の店を譲り受けて、いまの中華店とする。現在は、3代目が育って調理しているそうです。



* 品川区東五反田1-13-9 木曜休

11:30~14:00(ランチメニューあり)

17:00~21:30

 撈麺(ろうめん) : 850円

☆☆☆  チャーシューとネギの和えソバ。



 なにげに好きなのが、”撈麺(ろうめん)”です、茹で麺にネギ油とチャーシューとネギを加えて和えただけ。このお店、日替わりでランチもあるし、きょうは、お粥がありますとか、酢豚がお得ですよ、、とか、その日ごとのメニューでも、グランドメニューでも気軽に作ってくれる。親切丁寧。



 1階は、席も少なく相席になる率も高いので、2階を勧められることも多い。3階まであるらしく、夜は常連さんたちの宴席で賑わうと聞いた。ご近所の勝手知ったる老人たちが、ぼちぼちと昼食に訪れる様な、ほのぼのしたお店。それに昼時は、サラリーマンの駆け込み需要が多い。ともかくも味を知ったひとならリピートする隠れた人気繁盛店。それにしても、お皿が素敵。

 シュウマイ : 250円(ハーフ)

☆☆☆

 



 ともかくも、シューマイが定番で、ひとつが大きいから、2ケの半皿を頼む。1皿で500円がユニット。

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ぬる湯温泉 旅館ニ階堂

ぬる湯温泉(微温湯温泉)旅館ニ階堂

 かねてから訪問するのが憧れだった、秘湯の宿 微温湯温泉ニ階堂へと辿り着いた。吾妻小富士の東山腹、標高920m、町なかから隔絶された幽玄の地とは、おそらく、こういう場所を言うのだろう。漢字一文字で表せば、”鄙(ひな)”。なにもない文字通りの山の中である。宿を目指してのアプローチは思いのほか長かった。途中、ブナ林には、クマ出没注意の看板。注意を促すだけでなく、実際、宿の近くには、ツキノワグマも現れることもしばしば。もちろん不用意に歩かなければ安全ではあるが古くからの湯治場である、この場所であっての霊泉という気分が高まる。



 お湯と雰囲気が好きで昔っから通い続ける湯治客も多いらしいが、こちらの宿から吾妻山浄土平まで登山コースもあって、そのトレッキングも兼ねて訪れる人も多いようだ、下駄箱には登山靴も並んでいる。福島市内からのアクセスは、部外者にとっては一筋縄でいかないものがある。最終的にはゲート的存在である桜並木が目の前に引き続いて現れてゴ―ルインとなる。舗装道路(あずま温泉入口より)と途中までダートのコース(通称・ぬる湯街道)の2タイプあるが、いずれもフルーツラインなど主要幹線道路との入り口を見落とさないように注意が必要。 △温泉宿のお帳場では、ねこの女将さん(笑)が、どこからともなく飛んで来て、可愛いく三つ指をついて、いらっしゃいませと御挨拶、!ねこちゃんたちは、現在、黒白取り混ぜて5匹いるみたいです。とっても人懐っこい。猫好きにもたまらない?温泉

(注:ほんとうの若女将さんも、とっても優しげでキュートな方ですよ、、大女将も)



福島県福島市桜本字温湯11

冬季休業  入浴のみは、5月~11月まで可能。

10:00~17:00

立ち寄り入浴料金・・・・500円

** 宿泊に関しては、素泊まり自炊施設もあります。

 宿の周辺には、やたら、しゃくなげが植わってます。6月中旬ごろに咲く景観は、素敵だと思う。種類的には、ハクサンシャクナゲ主体で、珍しく数株ネモトシャクナゲ(八重咲き)が混ざる。それだけでなく、お庭にはトリカブト、ヤグルマギク、オヤマボクチ、アキノキリンソウなど亜高山植生の宝庫なように見受けられた。

 ぬる湯 :  ☆☆☆

酸性・含鉄(Ⅱ,Ⅲ)・アルミニウム-硫酸塩泉 

源泉=31.8度  PH 2.9  湧出量=194リットル/分

成分総計は1379mg サルフェート=646.5

鉄(ⅡⅢ)トータル=62.5

アルミニウム=43.2   メタケイ酸=156.1



 

 酸性泉でも低温泉 : 母屋から続く長い渡り廊下のような通路を通って湯小屋へ。男女別の浴室は左右対称で同じつくり。数段下がった木製の床、手前には、かなり深目な源泉浴槽。筒からは、若干は温かめな源泉が、ドカドカと流し込まれてます。源泉地は、浴室のちょうど真下方向にあるそうです。



 ほかに類のないような不思議なお湯。浸かれば浸かるほどに、あとから身体がずんずん冷えてくる温泉。季節と天候によって、あるいは気温との体感温度にもよって、湯温度がビミョーに変化する温泉。大概はぬるいというより、水風呂みたいな温泉だと皆が口々に言っている。その通りであるが、夏場に伺ったのと、午後2時過ぎと言う絶妙な黄金の時間帯ゆえ、もっとも温かな温度のときに浸かることができた、、、、、ものの、結果は浸かっているうちは極楽気分、上がって冷えてくる身体は不思議な浴感だなぁ~とつくづく思う。やはり、どうみても冷える温泉。



 向かって奥には、ポリ製浴槽があって、こちらには、40℃ぐらいの沸かし湯(白湯)が注ぎ込まれている。源泉に長く浸かって冷えた身体を温める目的らしいが、、、その実、たいして効果は無い。



ぬるゆ源泉、、お湯の浴感は不思議。ほぼ無色透明ながら、口に含むと酸っぱい。鉄分がかなり含有しているのに、嗅覚上では、ほんの少し金気臭のような生臭さが残る程度。風呂桶に、ずっと淹れぱなしにして置くと黄褐色へと変色するそうだ。タイプ的には、激アツなら=箱根・姥子温泉・秀明館とか、冷鉱泉タイプなら=下諏訪”毒沢温泉・神乃湯”の源泉にも近いニュアンス。多くのひとを虜にしてきたわけが分かる気もする、それにしても、素敵な温泉だ。

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マズローの完全なる経営(ユーサイキアン・マネジメント)

マズローの完全なる経営

~ユーサイキアン・マネジメント




 自己実現が目指すもの : アブラハム・マズローは、言わずと知れた、心理学者であるが、生前、会社経営についての本を書き起こしている。余り知られていないものの、それが、”ユーサイキアン・マネジメント(人間として、より完全に近づく方法)”である。ユーサイキアとは、聞き慣れない単語で、もちろん彼の造語、即ちマネジメントとして彼なりの考え方の核心を示す重要なキーワードとなった。



 ”健全経営(または進歩的経営管理原則)”というありきたりな意味合いよりも、概念または指向的枠組として理想的な社会を指し示す=ユートピアに、心理的な意味合いで、精神の健全なるもの、善き心の反映としての民主化などのニュアンスを組み入れて押し出された(考えだされた)経営方針となる。



 1965年本書の原型となる初版が発刊された折には、その不可思議な本題同様、もちろん評判はパッとせず、すぐさま書店からは消され、そのままお蔵入りするかのように思えたらしいが、その後、復刊され、マネジメントの経典というか、現代でも通用するエッセンスが散りばめられた本として再三迎い入れられた。



 実際に真意を汲み取ろうとする程に、マズローの著作は、かなり難解である。そのユニークな文体、スタイルは、あたかも、同じく天才肌のバッキーこと=”バックミンスター・フラ―”に似通っている。ある意味、ふたりは21世紀への預言者であり、当時にして、多くのことを悟っていたと思われる。凡人には、50年遅れで、それらを慌ただしく追っかけているのに過ぎぬかもしれない。シナジ―効果という概念は、現代的にアップデートされて今後、もっとも琢磨されなければいけないもののひとつである。



** マズローがもたらしたもの、その思考と実践は、あまたの大企業が経営の危機を乗り越えて、自らが立ちあわされ、また歩みを強いものとして踏み出して行った軌跡の中に散見される。それを身近に体感させてくれる企業集団として、ZAPPOS(ザッポス)などから、マズローを振り返ってみることが面白い。

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イラン・ペルシャ料理 ジャーメジャム@阿佐ヶ谷

イラン・ペルシャ料理 ジャ―メジャム@阿佐ヶ谷

都内でファラフェルが食べれるシリーズ 第12話


 このところ、ちょっと遠ざかってた、中近東料理探索シリーズです。JR阿佐ヶ谷駅、南側の高架下に沿って高円寺方向へと伸びた呑み屋街の一角にあるのが、”イラン・ペルシア料理 ジャ―メジャム” さん。イラン人のオーナの方、ひとりでお酒やらお料理作っています、とても日本語が上手でフレンドリー。2007年オープン。



* 杉並区阿佐ヶ谷南2-20-7 年中無休

17:00~24:00(昼営業なし)

ラム肉の串焼き、、、、塩味が効いていて旨いです。ムラサキのは、ビ―ツです。前菜の盛り合わせは、中近東ではお馴染みホンムスなど各種ペーストを、薄めのナンみたいなものに付けて食べます。バーバーガヌージ(焼きなすのペースト) 、ホムス(ひよこ豆と白ゴマのペースト) 、マスティネ(ヨーグルトから作るチーズ)の盛り合わせ 。

 ドルマ : トルコ料理ですか、羊肉の挽肉と米を、ぶどうの葉っぱで包んだものは、とてもエキゾチックな味わい。 ファラフェル : こちらのお店、、、純然たるペルシア料理ばかりではなくって、中近東料理の看板メニューを、ひととおりさらってる気がします。思いがけずに、ファラフェルもありました。ヒヨコ豆のコロッケで、タマネギもアクセントとして入ってます。

 ピクルス : イランのひとは、レモンをなんでも絞って食べると聞いてましたが、注文したほとんどの食べ物に共通項となってるのは、ヨーグルトと酸味が効かせてある、意外とスパイシーということでした。

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(閉店)珈琲・喫茶 セピア@京成船橋駅前

珈琲・喫茶 セピア@京成船橋駅前

 ”セピア色”になった想い出、、、と称されますが、まさにそんな風情で、昭和色した喫茶店が、駅前に渋く佇んでいる。創業40年ぐらい、風化した外観に思わず通り過ぎて、ハッと気が付く。忍者のごとく姿を地味に、飾りっ気ない店先と、店内もそのように薄暗く、しかし、多くのひとで混みあっている。間取りが、心なしか”渋谷・論”にも似通ってる、昭和の設計は青写真。店内は、もくもくと紫煙天国のなか、思い思いに寛ぐひとびと。駅前再開発がズンズン浸食して町の景観が、のっぺりとしたイマフウにすり替わっていく。京成船橋駅前、一角だけ取り残された飲食店街、インマヌエル船橋基督教会とともに風前のともしびのごとく、喫茶 セピアは奇蹟を魅せる。



* 船橋市本町1-4-18 日・祝休

7:00~21:00

 ナポリタン : 500円

☆☆☆



 この味、このボリュームで、この値段であれば満足な正統派、喫茶店のナポリタン。やや柔らかな中細茹で置き麺に、ヒネリのないトマト味、ウインナーが旨いなか、マッシュルーム、タマネギ、ピーマンで絡められた多めな具材。付け合わせにキャベツとキュウリのサラダ。食後にコーヒーが付いて、+150円。新聞片手に珈琲、庶民の昼下がり。

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オストゥ@代々木公園

オストゥ@代々木公園

ミシュラン☆イタリアン

2007年6月オープン


 代々木八幡駅または代々木公園駅から代々木公園へと向かって歩き、代々木深町小公園前に面してあるのが、オストゥ。シェフは、ピエモンテ料理とオリジナル両面で勝負する店。20席、明るい店内、雰囲気も良いです。



* 渋谷区代々木5-67-6 水曜休

12:00~13:30(ランチ)

18:00~21:00

 ランチ : 2800円

☆☆☆★ (星3つ半)



 平日は、お値打ちなパスタランチもあるが、それ以上のラインがむしろ、おススメ。前菜はバルサミコソース等、しゃも肉と野菜の和えたもの。鎌倉産のマイクロトマト、石榴の実、ズッキーニ、レーズンなど多彩な組合せが目を惹く。全体的な料理の感想、味付けは、キレなくメリハリなく、どちらかといえば地味というのか、素朴で、おっとりした感じ。トータルでもっさりした印象がこちらの持ち味なのかもしれない。

 パスタは、ホタテとカラスミのパスタ。辛味と柔らかさ、甘さが合わさった感じ。魚は、高級魚=尾長鯛、クリームべースのソ―スにレッドペッパーが効いてアクセント。



 パスタランチのサラダもデザートも凡庸なデザイン、でも、コースメニューのデザートは、凝ってます。へ―ゼルナッツとチョコがアクセントとなったアイス。旨い!

** 料理ビジュアル&アイデア=◎ 雰囲気・サービス=◎  味的なセンス=△ CP=○

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韓国料理 李朝@成城本店

韓国料理 李朝@成城本店

 参鶏湯、、、、近場で食べるのに、おススメなお店は、こちら、成城学園駅北口すぐのところにある、李朝さん。こちらが本店で、千歳烏山と、さいたま市にも支店があります。



* 世田谷区成城6-8-8 地下数段降りる

11:00~15:00(ランチ)

17:30~24:00

 半鶏湯 : 1600円(ランチ)

☆☆☆



 前菜3種と、御飯が付きます。鶏のボリューム的には、やや少なめ。スープは、かなり濃厚のように思える。店の雰囲気と、サービスがとても家庭的で和やかムード。ただし、席数は少なめですぐに満席になってしまう。

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信州小諸 ランプの宿 高峰温泉

信州小諸 ランプの宿 高峰温泉

標高1950メートル、雲上の野天風呂


これまでも、標高の高い場所に在って、玄関入れば下駄箱には大方登山靴が並ぶと言う=山小屋風の温泉宿= ”白馬岳・蓮華温泉”とか"有明・中房温泉"などに行ったことがあったが、今回は、かねてから所望していた高峰温泉に夏の宿泊が叶った。日本でも屈指の標高が高い温泉宿で、たぶん10傑には入るだろう。あれは4月頃だったのか、高峰へと上り詰める途中に分かれてある=”天狗温泉・浅間山荘” に浸かった際には、居合わせた登山客は浅間山から下りてきたと語ったが、高峰は吹雪いていた。冬期間は、雪上車で宿へと送り迎えしてくれる、ともかくも人気の宿。



小諸駅などがある佐久平の市街地から、黒斑山~浅間山とせり上がった山容を急坂を駈け上がる様なチェリーバークラインを登り詰めて、車坂峠から、更につづれ織れの急カーブが続いた山道を山の上の方目指して上がっていく。高度を稼いで、標高約2000メートル(実際は1950メートル)、浅間山登山口入口にもなっているベース基地、”ランプの宿 高峰温泉”へと辿り着く。



* 長野県小諸市高峰高原704-1

  浴室 : 高峰温泉には、浴槽タイプが3つあって、日帰り入浴には、メインの1階”ランプの湯”(△写真上)のみが男女別で開放されている。2階奥には、宿泊者専用で、1階よりはほんの少し広めな男女別浴室(▽写真下)、1階奥から外に出て山道をかなり上がったところにある男女別の野天風呂(露天)がある。源泉地は、明治期の開湯当初から、谷底に近い方向にあって、現在の露天風呂がある崖地から直下、800メートル以上下にあるのだという。



 非常に繊細なお湯である。日帰り入浴で、ごった返す日中は、お湯も鈍っていて、まったく真価を発揮していない。繊細にお湯の良さを感じることができるのは、宿泊して、入る人の少ない時間帯に浴槽を専有して、じっくりとした時間を過ごさなければ解らない。それほどお湯の表情は変化する。

 食事 : 夕食も朝食も、2階にある大きな食堂で、揃っての会食となる。山小屋故、シェフの作った料理と言うわけではないので、素朴な季節感溢れた品々が並べられていく。佐久といえば鯉の養殖であるが、嬉しいことに、こちらでも鯉はメインの一つ。この日は、柔らかく煮込まれた、南蛮漬けが食卓を飾っていた。この満室の客数のなか、ひとつづつ配って歩く天ぷらは揚げ立て、、そういう心遣いも嬉しい。ざるに何気なく盛られた、スィートコーンの甘さや、枝豆にお腹が次第に膨らんでくる。

 天然ガスの暖炉 : 一階フロアには、暖炉が有って、山の中腹から引いた天然ガスによって火が灯っている。メタンガスは、暖房として利用しているほか、夜になると、五平餅が用意されていて、この暖炉で山椒味噌を付けて少し焼いて食べるようサービスされている。さりげない心づかいが嬉しい。なお、この天然ガスで温泉は加熱され、冬場は重油も加えて活躍するそうだ。



 休憩所として、1階奥にコーナーがあるほか、2階にも景色がよいコーナーが設置されており、さしづめ囲炉裏端を囲んで会話できるよう、鉄瓶にお湯が沸かされ、アツアツのクマザサ茶とソバ茶がいつでも呑めるよう配慮されている。



四代目館主は、大旦那とよばれる。御年80歳を超えて、元気な方である。そんな大旦那の書いたのが、『高峰温泉物語』、夕食が終って、1階のいろり端を囲んで、高峰温泉開湯から、現在までの苦労話を息もつかせず、延々と1時間ぐらいに渉って話し続ける。こういう自由参加のオプションみたいなものがあるのが、この温泉宿の魅力の一つではないだろうか? 高峰温泉2号 : 

含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉(硫化水素型) 

35.6℃ PH=7.0 成分総計=2022mg/k

☆☆☆☆(お湯のコンディションが好い場合)



 浴槽のキャパに対して、日帰り客や宿泊客が多いため、お湯のコンディションは、まず、鈍って(なまってる)ことが多い。しかし、宿泊時、夜間や朝方など、10分も人が入りに来ない状態で、お湯は鮮度の良いまま、つまり無垢の源泉で復活して、その繊細なる姿を魅せてくれます。肌へのアタリの柔らかさは絶妙で、鮮度が良いかどうかの目安は、泡付きの良さでしょう。半面で、湯口に近いと、硫化水素臭が強く、酔います。飲泉も可能で、各浴槽の湯口には、飲むための酒枡が備え付けられ、二階の奥に在る休憩所には、専用の飲泉所が設置されており、空のペットボトルが置かれていて、源泉を詰めて(各人が管理の上で)持ち帰ることも可能となっています。



 お湯の成分では、カルシウムが多いため、湯カスとして析出した成分が白い湯華のようにみえて、その透過度合いによって、見かけが濁り湯っぽく見える時間帯があります。お湯の投入量が多いので、安定した時間帯では透明度合いも多くなります。



** サルフェ―ト=1078.0mg、カルシウム=352.9

 数年前に新設された野天風呂 : 宿泊時の特典といえば、やはり、こちらの絶景露天風呂に浸かれる贅沢さでしょう。こちらにタイミング良く浸かれるか否かが、とても重要なのです。訪問時は、あいにくの天候でしたが、霧の合間に下界の雲も晴れて、佐久平の街並みが眼下に拡がっているのが見えたこと。また食事後、すぐのタイミングにて浸かった際には、ちょうど夕景にも恵まれ、やがてランプの光りだけになって、今度は、下界が夜景、街のあかりが綺麗なアクセントとなって迎えてくれます。



 天候があいにくであったため、おそらく入ろうとするひとも躊躇したようで、お湯の鮮度はバツグンでした。腰かけ部分が広く取られた独特な木の浴槽は、ほんとに贅沢な景色を眺めて浸かれる絶好なポジションにあります。露天風呂ではなく、野天風呂という名称は、屋根も無い、そんなワイルドなロケーションにあること、即ち、辿り着いたものにしか分からない贅沢さなのです。夜景の写真は、あえて貼りません、みなさんも是非、訪れて感動を味わってください。



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とうきょうの美味しい食べ物や東日本にある温泉地の紹介です。

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