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ルドンとその周辺~夢見る世紀末展@丸の内・三菱一号館美術館

ルドンとその周辺~夢見る世紀末展

@丸の内・三菱一号館美術館


 グラン・ブーケ(大きな花束)新規収蔵記念 : 



 ルドン展を観てきた。前回が、渋谷・東急文化村での、『 ルドンの黒 』(2007年7~8月)であったから、およそ5年ぶりということになろうか。日本国内でルドンのまとまった形のコレクションがあるのは、”岐阜県美術館”で、今回も出展・所蔵元は同じ。岐阜美術館は、このたび大改装をするにあたって、その間、大々的にルドンを引き連れての全国行脚することとなり、再び東京でコアなルドン作品との僥倖に恵まれることとなる。



 従って、内容的には、5年前とほぼ同じ作品群ということになろうが、今回の開催は規模的に大きいことはもちろん、目玉は何と言っても、本展覧会開催に合わせて”丸の内・三菱一号館美術館”が新規収蔵したという、幻の秘蔵品(110年近くコレクター宅に眠ったままであったらしい。)=グラン・ブーケの本邦初公開という、記念すべき展覧会なのです。グラン・ブーケは、その前に立つと、圧巻のひと言。小さな木炭画にしか印象がない、そんなルドンが見事に描き切った、最大級のパステル画が此処に飾られております。



** 開催 : 2012年1月17~3月4日まで(なお、これ以降、グラン・ブーケの一般公開は、2012年9月以降となる予定だそうです。)

グラン・ブーケ : 巨大な絵画である。圧倒されるぐらいに大きい。そしてルドンの色彩の魔術が余すことなく描き尽くされている。ドムシー男爵が、自らの城館を装飾するために、食堂を全面に渉って飾る絵画をルドンに発注する。



 男爵は、ルドン初期のパトロンであった。男爵は、食堂としてのイメージに合わせるよう、オレンジなど暖色系でまとめるように指示したのだが、もちろん従うはずもなく、ルドンは、自らのテーマカラ―である青を絵の中心へと据えた。この絵が創案されたのは、彼が生れ故郷の荘園を失なって、黒から色彩の世界へと移行、飛翔する時期だったらしく、まさに、さまざまな色合いと豊かさが生れ行く状況を背景にしているかのようであった。



 初期の黒基調とした絵画には、神秘主義傾向の強いコレクターが多かったとの説明書があったが、まさにそのとおりだと思う。どこまでも、夢のようなルドンの絵は、多くの事を色彩と陰影を通して語りかけてくれる。

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上海料理 蘭蘭酒家@初台

上海料理 蘭蘭酒家@初台

1972年オープン

酸辣湯麺を探るシリーズ 第13話

 初台駅南口から、縁道公園を超えて商店街を歩き、”うなぎ赤垣”さんを超えて、左手にある路地へと入ったところにあるのが、”上海料理 蘭蘭酒家”さん。世の中が、上野動物園のパンダ(ランラン)で沸き立ってた頃、1972年にオープン。加えて平成19年、内観をリニューアルオープンしてます。



* 渋谷区初台1-39-12 第2木曜休

11:30~14:50(ランチ)

17:00~22:30

 酸辣湯麺(サンラータン麺) : 1500円

☆☆☆ (酸味と辛味の五目入りつゆそば)



 麺は、かなり細め。黒コショウとラー油、スープは全体的に辛め志向。黒酢・パクチー、ニンニク入りラー油が別に調味料として卓上に出される。具材は、玉子、豆腐、竹の子、しいたけ、インゲンと平均値だが、それにしても値段はかなり高め。無化調なのはわかるが、もう1歩、スープに奥行きある旨みが欲しい。

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南熱海網代山温泉 竹林庵 みずの@網代/温泉編

南熱海網代山温泉 竹林庵 みずの

~ 温泉編


 源泉総数=542井、総湧出量=16564リットル/分、日本屈指の高温泉保有地域として名ばかりは日本中に知れて、王者に君臨している熱海温泉。その地区別構成比による実態は、熱海市街地の平均湧出量が60.0リットル/分であるのに対して、多賀地区=173.7リットル/分、網代地区=207.3リットル/分となっています。



 つまり熱海市街地単体の温泉では知名度のみ、熱海温泉全体では、知られざる湧出量の多さと濃い泉質なら、むしろ南熱海温泉郷(多賀・網代地区)が挙げられると思います。伊豆山温泉も、風光明媚な場所と泉質が多彩、湯河原温泉に接した温泉地を、万葉グループが主導するかたちで、伊豆・湯河原温泉と銘打って実は、泉地区という区分で熱海温泉の1構成ブロックとなります。

 南熱海網代山温泉 竹林庵みずの :



 初島を望む山の上に建てられた温泉は、もとは、民宿経営から始まって、オーナーが変更するうち、良質の隠れ家的スタンスの旅館へと内容ともにアップデートされて変化していました。此処では、なにもかもが、四季折々の自然の景色と融け合って静かな佇まいを魅せています。

* 静岡県熱海市網代627-363



* 各部屋ごとに、タイプの違った露天風呂が設えてある。(サービス等での心配りはさすがであるが、どこか旅館全体としての情緒さには欠けるものがある。)丸いタイプの露天は、ひのき作りだが、一部屋だけ、琺瑯製の大きな丸い湯舟がある、あとは四角いひのきの露天浴槽。どれも良いのだが、あとは眺めと好みだろう。個人的には、楠より風の内風呂が一番お気に入りで、アロマと言うのか木の香りが素敵。露天風呂は部屋付きで十分なように思える。



 長い渡り廊下のような外につながった通路のさきに、庭園風呂として風と楠が、昼と朝とで、時間によって男女入れ替わり制となる。(清掃の時間帯は、どちらも深夜12時以降~朝方5時前まで使用閉鎖となる。)

 広大な敷地に、ほぼ部屋ごとの特色をもったユニットが初島と大島を望む好位置に配置されており、各部屋によって、湯舟の大きさや設えがビミョ―に違ってきます。

 カルシウム・ナトリウム・塩化物温泉 : ☆☆☆

網代16号・17号自家源泉・混合泉として使用。 

平成23年分析表による。

源泉(注湯位置)=63.1℃、PH=8.2 成分総計=14.23



 伊豆の温泉が、透明で食塩泉タイプが多いのですが、最近の掘削が多いであろう網代地区では、見た目が笹濁りした濁り湯が多くなっています。(黄色や淡い茶褐色の湯ではない、太陽光下では、笹濁り)



** 1日約100トンと言う湧出量の多さに比べ、客室及び客数が少なく、限られているので、お湯は、つねに新鮮。よって、どの浴槽も、鮮度感は一定で、浴感も、また、ほぼ同じと思われる。掛け流しを謳ってはいるが、正確には、上部からの源泉注湯は、止まっており、すべて浴槽内部、側面からの1点注湯となっていた。よって、お湯自体は循環のパイプであるが、鮮度は良く問題はない。しかし、どの浴槽も同じ内容で湯質に変化無く面白みに欠ける。



平成23年9月分記載の分析表掲示では、循環有り、ろ過有り、塩素系消毒有りとなっているが、全く気にならない程度である。熱交換器(システム)によって、源泉の高温は下げて、どの浴槽も、42℃前後の入り易い温度設定下に置かれていた。部分的に加水を使用している浴槽もある。(なお、旅館内の水道は、すべて名水と謳われる柿田川水系から取り入れた水道らしく、冷水は飲むと非常に美味しい。)



 ただし源泉の温泉(起因)成分は濃く(硫酸イオン=432.4)、エネルギーも比較的強く(特に露天風呂)長く浸かっていると、早めに、のぼせてしまう。(含)塩分も強く、肌合いは、長く浸かるほどにガサガサとなってしまう。美肌としては、続けて入り過ぎると逆効果な面も確かに痛感した。(仕上げ湯に熱海温泉に入ることを勧める。)



 鉄分(Ⅱ)は、3.8有るが、湯色にうっすらと緑がかって見えるほか、除鉄されているのか濾過された結果なのだろうか、貸切の独泉の露天風呂浴槽だけに浮かんでいた赤っぽい鉄起因の湯華は、その他のどの浴槽でも見られず、かと言って、貸切露天=独泉の浴槽でも金気臭などの匂いは無かった。



 メタケイ酸が、162.8と多いためなのか、とろんとした滑らかさを浴槽の湯面(ことに内湯)に感じることができる。ただ、肌合いで、すべっとした感覚は無い。

 泉質=伊豆では珍しい、ささ濁りした、濁り湯。



 ロケーション=初島と大島、三浦半島、房総半島まで見渡せる眺望は圧巻。とくに朝日が見易い位置に建物が建てられている。東向きの斜面に宿泊棟が沿うように建てられており、背面の山頂まで、散歩できる通路が設けられている。山頂には、ちょっとした広場もあり、またきちんと手入れされ、刈り込まれたツツジ、しだれ桜など、四季折々に花の咲く時期の楽しみも多い。



 苑内には、大きなクスノキ、山桃、みかん類、独泉のテラス脇には、立派なナギの木もあり、またオオバヤシャブシの大木も一番高い場所に繁茂していた。実に魅力的な山の景色も海と共に合わせて楽しめます。なお、山頂部には、小屋建ての足湯も設けられており、その奥は、未だ開発中だったので、今後さらに、魅力的な庭が拡張されることであろう。期待したい。  ▽ 眺めもバツグン、一番高い場所に作られた、畳敷きの足湯小屋。

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南熱海網代山温泉 竹林庵 みずの@網代/食事編

南熱海網代山温泉 竹林庵 みずの

~ 食事編


 網代漁港からすぐなので、お魚類が豊富で新鮮だということは、大方予想が付いたことなのですが、料理が凝っていてしかも、此処まで美味しいと言うのは、オドロキでした。これまで泊った旅館などに比べて最高級のお料理レベルです。なによりリーズナブル、そして宿のスタッフの方々の心遣いも最高です。鄙びた漁村で食べるありきたりな旅館の食事ではなく、心得のある料理人が作った会席料理のコースと思います。自家製食前酒は、伊豆の名産である山桃を使ったお酒。先附けとして自家製のイカの塩辛、季節の酒菜が彩りを添えています。



 夕食=バリエーション=◎  ボリューム=◎

 味的ニュアンス=◎  食器(うつわ)=△  

 歳を召された方々には少々ボリュームが多いかもしれない

 網代温泉 竹林庵 みずの : 食事=☆☆☆☆☆

*  温泉=○  眺望=◎

サービス&CP=◎  料理=最上級 ◎

  カサゴの姿揚げ&アワビのステーキ : 四季ごとの彩りも加えられるなか、1年通しての宿の定番と言うか、ウリのひとつである=大きなカサゴの唐揚げは、甘酢が掛って、頭からかぶり付いて、ほとんど食べられる。油も鮮度が良く、また揚がり方も完璧であった。アワビも、ステーキと踊り焼き(蒸し焼き)、刺身が選べる。熱せられると格別の旨みと柔らかさが出て、ほんとうに美味しい。刺身も、別料金で量的に増やすことも可能だが、この全体量を考えて、このぐらいでも申し分ない。金目鯛の刺身も入り、なにより鯵刺も旨い。

 温もの : 伊豆と言えば桜葉の生産地故、桜餅に模られた桜蒸しも綺麗で上品。タコの番茶煮、乱れ伊勢海老などが摘まめる。焼きものとしては、洋風に工夫されて、ロシア風のビーフシチューがパイ生地に包まれて登場する。

これだけ食べ進めて、ようやくと、ご飯が登場する。この時点で既に満腹である。お食事のお椀は、清仕立て=ハマグリの新丈、早春の香りで、田芹と菜の花が入る。ご飯は、静岡米(有機栽培で自家製米だそうだ。)香のものは、ぬか漬け。デザートには、ココナッツプリン。



 こちらでは晩御飯、朝食ともに部屋だしである。布団の上げ後には、コーヒーお菓子のサービスもちゃんとある。朝食に生玉子、納豆と味付け海苔が出ないと言うところだけでも、画期的です。ひもの銀座の異名をとる網代だけに、やはり朝は、鯵のひものから、地元産のハバノリも加わっており、これを白粥に入れたり、味噌汁に入れて食べるのが、また格別なひとときである。

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中近東料理ケータリングカー パパガヤデリで、ファラフェル

中近東料理・ケータリングカー パパガヤデリ

ケータリング屋台稼業9年目の人気店

都内でファラフェルが食べれるシリーズ 第10話


 ファラフェルの伝道師(笑)が、此処にも居ました! :



 土日には青山国連大学前で開催されている=ファーマーズマーケット出店で、知名度も高い中近東料理専門のケータリング、パパガヤデリ(Papagaya Deli)さん、千駄ヶ谷の路地裏で販売している時間帯にお邪魔しました。



 オーナーは、エルサレム出身の方。もう9年ぐらい、ケータリングで都内各所を回ってるそうです。ランチ出店スケジュール(2012年2月当時)では、月曜=大手町・サンケイビル、火曜=有楽町・東京国際フォーラム前、水曜=神田錦町・千代田プラットフォーム/明治大学・生田校舎、木曜=麹町31MTビル、金曜=千駄ヶ谷2-10-6です。



** 必ずしもスケジュールが毎週同じとは限りませんし、雨の日などは早仕舞いするそうなので、詳しくはツイッターなどを参考に出掛けてみてください。オープンの目安時間は正午~午後2時ぐらい、お天気が好いと時間が伸びるそうです(笑)。ランチメニューには、その場で食べれる、ピタサンドのほか、クスクスやサラダとファラフェルボ―ルがワンプレートに乗った(中近東3点盛り)バージョンなどもあります。

 ファラフェル・ピタサンド : 600円

☆☆☆



 エルサレムのオリジナルの味にこだわったファラフェルボールだそうです。なんでもエルサレムでは、ピタサンドには揚げ茄子は必須アイテムだそうです。話を伺うと、胡麻ソースだけでなく、ヨーグルトソースを掛ける国もあって、地域によって違いがあるみたいですね。



 こちらは、具材はタップリですが、ファラフェルの個性弱く、全般的に、あっさりタイプ。ピタパンは、自家製ではなくって他から仕入れた材料。薄めで、存在感は弱いですが、食べ易い。トマト、レタス、ピクルスもファラフェルも目いっぱい入れてくれるんで、かなり豪勢になります。ボリューム的は満足感あります。



** 解説より : ファラフェルは、アラブ諸国で売られているベジタリアンのファストフード。エジプトでは、ターメイヤと呼ばれる。ニューヨークなどのユダヤ人街でも多く見かける。イスラエルでは、ピタと呼ばれる円形で中が空洞にした平たいアラブ風パンを袋状に割き、ひよこ豆コロッケ(エジプトではそら豆)主体に、フライドポテトなど入れ、これが基本の具となって、上からロテヴ・テヒ―ナ(タヒ―ナという胡麻ペーストの濃厚なソース)を掛ける。ユダヤ人街のファラフェル屋では、基本の具に客が、お好みで野菜やピクルスを詰める。

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中国料理 煌蘭 丸の内店@二重橋前・日比谷 

中国料理 煌蘭 丸の内店@二重橋前・日比谷

美味しい酸辣湯麺・探求シリーズ 第12話


 理想形の酸辣湯麺に出逢うの巻 :



 酸辣湯麺(ス―ラ―タンメン)の落とし所が未だ分からぬまま、まだまだ行けそうな気もするし、もっと逝きたい気もする。端的に言って、ラー油系と黒コショウ系があって、そのどちらにも適していない黒酢系統もある。ようは好みの問題だが、酸味・辛味・旨みのバランス加減に則った一品に出逢ってみたいものだと思う。



 ”中国料理 煌蘭 丸の内店”は、利用するに、たいへん便利なメトロ・二重橋前駅からつながった駅ビル仕様。立地的には、JR東京駅南口、メトロなら大手町駅、日比谷駅どちらからでも近い。2004年オープン。



* 千代田区丸の内2-1-1 B1F 無休

11:00~15:00(ランチ)

17:00~21:30

 酸辣湯麺(サンラータン麺) : 

1470円(小籠包ランチセット)

☆☆☆ (☆は、3.5)



 単品だと、1360円であるが、ランチ時・小籠包や春巻に杏仁豆腐が付いたセットがある。こちらは、かなり自分好みな一品で、所謂、胡椒系である。こないだ食した”銀座の桃花源”が、辛口なラー油系の代表格とするなら、こちらの煌蘭さんのは、まさに対極にある胡椒系。なにげにパクチーも効かせてある点が、非常に好ましい。



 具材的には、ふつうの食材レベルであるが、ハム、玉子、竹の子、椎茸、生姜、豆腐と揃っている。麺はふつうの中華麺、しなやかな食感、ヤワヤワなちぢれ中細麺。卓上に、黒酢とラー油が出されるので、好みで辛くもできる。しかし、調理済みとして、なにかと程良いバランスが好ましい。あくまで、酸味・黒コショウのもたらす辛さ、スープの旨み、この三拍子が揃ったなかでの酸辣湯麺という自分なりの定義に、もっともハマった逸品ということになろうか。無化調。器は、ボーンチャイナだった。



* お茶は、ふつうレベルなジャスミン茶、デザートは、ふつうに甘い杏仁豆腐。サービス&雰囲気は好感触。小籠包は、特に要らない、単品でも充分。

 

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天ぷら 天真@麹町・平河町

天ぷら 天真@麹町

平河町と言う場所柄、政界からも贔屓される店
 。

 ”天ぷら 天真(てんしん)”さんは、オープンして22年ぐらいだそうですが、暖簾からも察せるように、こちらのご主人は、天政が神田にあった頃(現在は丸ビル)の先代に師事していたそうです。天真さんがあるのは、麹町駅と半蔵門駅から坂を下って永田町駅行くまでの真ん中辺なのですが、平一中央通りからみて次の路地沿いにあります。



 店主自らが揚げてくれる、雰囲気がやわらかな店内、ご夫婦でやってる家庭的なお店。



* 千代田区平河町2-3-10 日曜&祝休

11:30~13:30(平日ランチ)

17:00~20:30(土曜は夜のみ)

 活海老野菜天丼 : 2200円

☆☆  (☆は、2.5)



 こちらの昼時は、会社員向けランチに徹した、ボリュームある、お値打ち天丼各種に絞った布陣です。海鮮ものでこそ、天ぷらというのでしょうが、こちらは、季節もの野菜天丼がメインで、1200円からとお手頃値段。大きめのほたてが入った天丼が、1600円で、これが一番人気でしょう。穴子天丼は、1800円です。



 野菜は、レンコン、ブロッコリー、肉厚な椎茸、シソ葉、茄子、アスパラ、カボチャという実に色とりどりで豪華なラインナップです。加えて、活きた才巻海老2本が加わったのが、豪勢な活海老野菜天丼。それに味噌椀、お新香、小鉢(芋がら)が付いて堂々のボリュームです。



 天ぷら自体 : 衣は薄め、個人的には、物足りない揚げ方で、穏やかな感じなのですが、少なくとも天丼として並べて食べるには、インパクト弱い感じかと思います。けっして悪くは無いのですが、グッと迫るものがない。おそらく、天ぷら自体を揚げたてで、しかも御座敷にて味わうのが、こちらでの本来のスタイルかと思います。

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熱海温泉 日航亭大湯@熱海

熱海温泉 日航亭大湯@熱海

熱海では珍しい日帰り入浴施設


 熱海七湯でいちばん有名なのが、大湯(おおゆ)。江戸時代には、間欠泉としてお湯を勢いよく噴き揚げ、徳川家康も湯治に訪れていたそうだ。その大湯の場所にあるのが、日航亭・大湯さん。昔は旅館だったそうだが、いまでは、昭和ちっくな哀愁を漂わせた日帰り入浴専用施設となっている。



 ちょうど目の前の坂上には、温泉を祀った湯前神社が鎮座ましている。また、湯汲み坂手前には、間欠泉を模した岩組でポンプアップですが時間になると、ちゃんと、お湯を吹き揚げる観光名所となってます。



* アクセス : JR来宮駅改札抜けて左、目の前の大きな車道を熱海駅方向へと坂を下って、しばらくすると道なり遠方に市立図書館が見えてきたら、そのかなり手前にある、細くて急な階段になってる生活道路を湯気の上がる谷底へと一気に下る感じで、突き当たって路地を右に折れると、そこが湯前神社社殿と更に下が大湯ゾーンとなっています。この来宮神社から下ってくる雰囲気は、かなり熱海温泉を感じさせる好いポイントです。



* 静岡県熱海市上宿町5-26 火曜定休

朝8:00~21:00 料金=1000円 

 ナトリウム・カルシウム塩化物泉 : ☆☆☆



 94.7℃ PH8.0  加水無し・加温無し、源泉掛け流し

 熱海23号泉・安保湯 成分総計=9198

硫酸イオン=279.7 ナトリウムイオン=2100

メタケイ酸=279.7



 イマドキからすれば施設としてはイマイチだけど入浴料金は相変わらず高いまま、まぁ、観光地値段としては、こんなものでしょう。男女別大浴場があって、日替わりで、左右が交替する。岩風呂・露天風呂が付いた狭い浴場と比較的大きめな内湯、サウナが併設されている。湯口から出た源泉は、かなり熱いのだが、浴槽は適温で浸かり易い。



 さすがに天下の熱海温泉、浸かって好いお湯である。湯あがりには、肌がすべすべになるほか、温まり力も強い。お湯自体は、無色透明、食塩泉にしては、クセの少ない、やや苦みを伴った塩っぱい湯。伊豆海岸部特有の温泉そのもので、その雰囲気を知るに代表格と言う感じがある。



 高温の源泉湯口には、カルシウム分が析出してカルサイトのようになっている。ごくビミョーではあるが、長く浸かってると肌に泡付きが感じられる。フロントと浴室に間には無料と有料の休憩所があって、お茶や水の補給も可能なほか、軽食も可能。

 ▽ 大浴場の手前には、旅館時代の名残だろうか、家族風呂があって、空いていれば、入れる。家族湯は浴場としては狭く、湯気が立ち込めて閉塞感があるので、大浴場のほうが開放感もあっておススメではある。



** メモ : 江戸時代、熱海(市街地の)温泉宿街は、湧出量がバツグンであった大湯を中心にして構築された。大湯から浜へと下る目抜き通りが、本町通りで、ランドスケープのグランドデザインは、お湯の良さと眺望の良さをウリに発展し、その本町通りが途切れる果てに、初島が望めるように初期設計されたとも言えそうだ。



 江戸時代、なにしろ徳川家康が熱海温泉を気に入ってしまったため、それ以後続いた将軍たちは、大湯を汲んで、江戸まで15時間以上も掛って温泉をわざわざ運ばせたと言う=御汲湯の道中(おくみゆ)があったそうだ。



 当時、大湯には、武家の逗留先として本陣・脇本陣が存在し、湯戸(温泉宿)には、○○楼とか○○亭の屋号が付けられていたそうだ。こちらの日航亭も、そのネーミングのささやかな名残といえそうだ。

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タイ料理レストラン チョッディー@仙川駅前

タイレストラン チョッディー@仙川駅前

2010年冬にオープンした新店

カオソーイを食べ歩くシリーズ 第41話


 大好きなカオソーイも、たまに食べたくなる。っていうか、カレーのスパイシーな感じと好きな麺類を同時に味わいたくなると、自分の中では、カオソーイしか思い浮かばない。カレーうどんは、あくまで和風的存在なのだ。仙川駅南口、西友の裏側に2年前ぐらいにオープンして気にはなってたが、ランチメニューにはカオソーイがなく躊躇してたが、店の方が人懐っこい感じだったので、オーダーしてみた。



* 調布市仙川1-11-4 年末年始休

11:30~15:00(ランチ)

17:00~23:00

 カオソーイ : 780円

☆☆☆



 なかなかアローイ。スープは、イエローカレーっぽく、辛さは充分、全体的に甘さが足りないが、塩っ気が強く、ココナッツ風味も強い。麺は、中細い感じの中華麺仕様。お昼時には、ランチメニューが優先されるが、忙しくなければ、カオソーイも作ってくれる。女性シェフの方の出身地は、チェンライだそうだ。昼なら、タイのお茶が飲み放題、サラダも付いてくる。この値段なら、嬉しい。

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熱海大湯 湯前神社 春季例大祭・湯汲み神事・献湯祭

熱海大湯 湯前神社 春季例大祭・湯汲み神事・献湯祭

 熱海温泉の中核部とも言えそうな大湯の目の前には、温泉の神様を奉った湯前神社、そして間欠泉跡があって、春と秋には例大祭として湯汲み神事及び献湯祭が執り行われています。折しも、訪れた際には、春の例大祭の真っ最中でした。



 伊東温泉に比べ、熱海では、よくも悪くも歓楽街の匂いそのままを引きずるかのような前時代的錯覚、経済効率優先という、ひと昔前から同じモノサシで測ろうとする傾向が根強く残され、栄華が形骸化され、なにかしらの閉塞感が漂い、莫大な湧出量という、せっかくの財産が活かされることなく、町全体が潤うようなお金の使い方も湯づかいも知ることなく、、、いまに至っているように思えます。それもこれも大型ホテル主導に因る観光誘致のためなのでしょう。



 熱海銀座の商店街を抜けて、まちなかに、温泉場を初期の頃から支えてきた”熱海七湯”とよばれる源泉モニュメントも、各所にもうけられています。熱海温泉を代表する源泉場所として、間欠泉として有名だったのが、大湯(おおゆ)です。自噴泉として明治末頃までは、昼夜6回、熱い湯と蒸気を吹き揚げていたそうですが、関東大震災で間欠泉が復活するも、昭和の初めごろ、その自噴は止まってしまったそうです。 △ さすがに湯の町・熱海ならでは、湯前神社の傍らには、手水場(ちょうずば)として熱い温泉が流れておりました。前日の宵宮祭に続いて、本祭は、かつてお湯を運んだ故事を再現するべく、いまでも秋の例大祭では、湯まつりと称して、大がかりなパレードや、湯汲みレースなどが行われるそうです。



 春の大祭では、しめやかに神職が間欠泉で温泉を湯汲みして、湯前神社へと運んで奉納する神事が行われていました。参列の中には、温泉らしく芸者さんの姿もありました。 熱海温泉 大湯間欠泉 :



 現在は、人工的にポンプによって、間欠泉が噴き上がる仕組みになっている。

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Author:momoneko0725
とうきょうの美味しい食べ物や東日本にある温泉地の紹介です。

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