まさひろ珈琲店@学芸大学・唐が崎
2004年オープンした隠れ人気店
学芸大学駅、駒沢通りから目黒郵便局前へと抜ける小路沿い、唐が崎バス停傍にあるのが、”まさひろ珈琲店”さん。オープンしたのが、2004年、共同経営オーナーおふたりのなまえを合わせた、まさ+ひろ、、、、地味な外見からは、ふつうの小奇麗な喫茶店という感じですが、内観は、落ち着いた、和みの空間、お茶だけのカフェに加えて専任シェフが居るレストラン機能も完備。お昼時は、店内のランチに、テイクアウトお弁当各種も店売りされており、万能対応。
* 目黒区中央町1-17-9 水曜休
朝7:00~22:00
11:00~15:00(ランチ)
ピリ辛チョリソーのチーズ焼きナポリタン : 950円
☆☆☆ (ランチ対応、美味しい!)
ランチメニューでは、焼きナポリタン+スープ+サラダ付き。嬉しいことに、こちらでは、スタンダードなナポと焼きナポリタン2タイプが食べれます。なお、ディナーメニューには、長崎名物のトルコライスもあります。細め茹で上げ麺、炒め強めなナポリタンに、玉子を絡ませ、さらにオーブンにてチーズを溶かしてスタンバイ。
具材的には、ピーマン、マッシュルーム、硬めのシャキッとした食感が絶妙なタマネギ、辛いチョリソーが全体的にピリッと〆てます。味的には、軽く酸味がアクセント利かせてあり、旨いですネ。都内で食べれる鉄板ナポリ系では、出色のデキバエです。
** 店の雰囲気=◎ 女子会にもGOOD! カフェとしてはもちろん、レストラン的な使い方もOK.ディナーは、1600円から、サラダ・スープ・ステーキ(若鶏のソテー)など。ビーフカレー、豚ばら生姜焼き、オムハヤシ、ロースカツ、ミックスフライ、ハンバーグ、パスタ、ドリアなど各種あり。昼時以外にも十分使える、学大の外れでも、結構、おススメな食堂カフェ。
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喫茶 門@鎌倉・小町通り
創業昭和44年、クラシックな喫茶店
** 2013年6月末日をもって、建て替えのため閉店。
通りに面した入口には、季節ごとの草木が観光客の目を楽しませてくれる。盛夏には、ゲンペイクサギが、紅白の彩りで目立った姿を魅せていた。折しも源氏と平家を思わせるゲンペイクサギの名を知ってか知るまいか、道行くひとびとが、時折足を止めて見入る。そんな鎌倉、小町通り、午後のまどろみ。
いまなお現役であって、鎌倉らしいお店といえば、、、、まず、珈琲 門、、、。ある意味不思議なのだが、おもてが小町通りで賑やかでも、店内に一歩足を踏み入れ、ゆったりと腰かけると、外の喧騒はまるで嘘かのように静か、くつろげて自分の世界に入り込める。それが、硝子1枚隔てた、薄暗い空間であっても、、、。
それでどうなんでしょうか?と言われても、此処は、いつも、ふつうだ。ふつう以外の何物でもない、極端に言えば、外側が観光地の流れで非日常的とするなら、、、内側は、ゆるめのカマクラ時間で日常の時を365日刻んでいる。陰も陽も格別感じさせないで。それは、おそろしくふつうでありさえするが、(今ハヤリの)目ぼしいものは何ひとつない、しかし接客は丁寧で、足りないものはない、、、霞たなびくほどではないにせよ、難は紫煙の園ではあるのだが、、。
鰻の寝床のように奥深い店内は、奥座敷よろしく、庭の緑がかすかに眺められる最深部へと向かいいれられる。
* 鎌倉市小町2-2-18 無休
10:00~18:30
ケーキセット : モンブランと珈琲 ☆☆
店先のショーケースから、好きなケーキを選び、珈琲とセットにする。まぁ、こんなものだ、、、という裁定。中は硬めの餡、ベースは洋酒利かせたタルト。
ポスターがペタペタと散見されるが、なにが凄いのだと言いたげなものは別段ない、ただひたすら、カマクラ時間を内側から眺め過ごすことが可能だ、それは席に腰かけたものだけが、ふいに感じることができる、いっときの特権なのではないだろうか、そう思う。故に、小町に”門”あり、訪ねたもう。 続きを読む
マルバデイゴ
夏の青空に映える、真っ赤な蝶ちょのようなマメ科の花。あまり見かけない、いかにも熱帯の花なので、その大振りの華麗さに目を奪われ、おもわずハッとさせられる緋色の鮮やかさである。それもそのはず、南米原産。
沖縄の県木である=デイゴの花があるが、大きな括りでは近縁種。ブラジル原産で、アメリカデイゴが良く知られているが、大概そう思われてるだけで、実際、日本各地で栽培されているのは、その園芸種で、葉っぱが丸い形状した、こちらのマルバデイゴであることが多い。アメリカデイゴと同じく、アルゼンチンやブラジル原産。
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中華そば みたか@三鷹
江ぐち、、無き跡を継いだ店
NO PROBLEM!
江ぐちが、相も変わらず、ここに有るのか、そう思えば、そんな気がする。
三鷹駅南口下車、中央通りを南下して、スクランブル交差点、角地の雑居ビル、薄暗い階段を降り切った先に有る、ある意味、楽園。食べることに、いまほど、選択肢を必要としなかったころ、中華そばというのは、総じてこういうものであったろう。ラーメン専門店という括りではなく、思い思いの注文でその日あった憂さを晴らす、スタンド酒場みたいなニュアンスなのだ。それでも、長く愛されるには、なにか、特徴がなければ続かなかった。
”中華そば 江ぐち”は、、、皆に愛され、2010年正月に閉店した。あればあったで、小汚い店とか思うのに、いざ、無くなってしまうと寂しいものだ。そんな跡地に、そのまま居抜きで、”中華そば みたか”、が2010年5月にオープンした。製麺担当だった橋本さんがオーナー。スタイルは、まぁ、踏襲していて、後継店というには語弊があろうけど、江ぐち伝説は残されつつ、正直、江ぐちの時より、味は旨くなったし、清潔さやサービスも増したようにさえ思える。そんな、”中華そば みたか”であった。
* 三鷹市下連雀3-27-9 地下1階飲食店街の一角
月曜&第1&3日曜日
中華そば : 450円!!
☆☆☆ (江ぐちより旨いという、マジな感想)
カウンター10席。以前(江ぐち)は、馴染み客ばかりで、入るのをためらうような、なんとなく勢いと言うか、独特の雰囲気に押されそうになる、そういう特別なオーラに充ちていた。いまは、きちんと清潔感もあり、来訪者にも分かり易く、そして丁寧、サービスが万人に伝わる。
しかし良い意味で、江ぐちの遺伝子が残されていてヨカッタように思える。お客さんの入りも、満足度合いも、案外、昔とそうは変わっていない気がする。時代の変遷のなかで、変わり様がない部分をくすぐってくるのが、往々にして、こういうお店だったりもするわけだ。
あの、地粉100%自家製麺、ポキポキする様なボソボソした麺は、健在だった。なにより嬉しい。濃いめの醤油味だけのスープに、化調風味。表面に、細かく刻んだネギが浮いている。竹の子も、シンプル。やけに旨いと思わせるチャーシュー。大盛は、+50円。
なんのてらいもなく、1杯が450円という満足感。ドンブリなかは三鷹のちょっとした小宇宙だ。江ぐちがあった頃を想いつつ、こころに沁み入る一杯。 続きを読む
鰻博覧会~この不可思議なるもの
@本郷・東大総合研究博物館にて
7月16日~10月16日まで開催中
思い返すと、今から、4年前、”企画展 うなぎの不思議”と題された展示会が、東京お台場にある船の科学館において開催された。再び、時が巡ってきたようで、先頃、学術研究船・白鳳丸にて採取されたニホンウナギの卵がニュースになっていた。
本郷、”東京大学総合研究博物館”において、今回は、そうしたニホンウナギ研究の最前線と回顧展のようなかたちで、総合的な視点からウナギの謎に迫る。おそらく日本で初めてのウナギに関しての学術的展示・展覧会となっている、なお入場は無料。6月29日白鳳丸によって、百数十個も採取された、ニホンウナギの卵が、実際に見ることが叶うほか、稚魚やその前の段階であるレプト(セファルス)の生きた姿も水槽で見ることが可能。
ウナギの生態は、いまだ謎が多い。ウナギは、卵から生まれる、しかし生きたままの卵を大海原(=マリアナ諸島西域・海底山脈・産卵場所)で見つけるのに、人類は2千年もかってしまった。 続きを読む