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鎌倉 自家挽工房 梵蔵@九品寺前 

鎌倉 自家挽工房 梵蔵@九品寺前

材木座郵便局隣、2008年オープン


 鎌倉と言えば、コテコテの観光地だが、、、、その反面、自由を享受したいひとたちが自ずと集まる場処。それでだろうか、なぜ、こんな場処に?というような立地で、洒落た店がポツンとあったりもする。解釈は、後付けであって、当人にとっては好都合な条件があるはず。海が近い、山も近い、ゆったりとした時間が流れる、そういう土地柄に惹かれるところでもあるわけで。



 さて、新顔、”自家挽工房 梵蔵”さんは、2008年出来たばかり。であるが、2011年度鎌倉版ミシュランガイドに掲載となった店。鎌倉駅中心街から歩くには、少し離れているが、海岸への入口へとつながる、材木座ひとつ前のバス停=九品寺の手前にある。この場所が駅から離れていようとも、(ウィンド)サーフィンするなら、波のタイミング良く、このあたりが海岸まで通うに近いと思うだろう。ようは、そう言う事だ。光明寺をはじめとして、なにげに寺町であること、鎌倉沖で揚がった鮮魚を売っている店も何軒か連ねているのも、この小さな漁師町ならではの光景。



 材木座の若い面々、、”安宿(ゲストハウス)亀時間”、”定食屋 満”、”天然酵母ベーカリー窯(GAMA)”、そして”蕎麦屋 梵蔵”、、、、どの店も、どのオーナーたちもきっと、共通項があって、いい意味でバックパッカ―的スタンス、宇宙時代のフラワーチルドレン(ヒッピーたち)だと思う。



 ”自家挽工房 梵蔵”があるのは、逗子へと向かうバス通りの道なりで、九品寺がある辻の手前、材木座郵便局の隣りである。店内は、分厚い木の板を使ったテーブル席が3卓、と個室になった上がり座敷があるだけ、5組ぐらいで、正直満席となるあろうプライベートな空間。これまで、蕎麦屋のカテゴリーでは見かけないような、野外フェスのフライヤ―が似つかわしい若者にも違和感なく入れるセンスの店。(* ここまで書き連ねれば、蔵主(店主)は、鎌倉・一茶庵等で修行されたらしい。は、野暮な文言で、省いても構わないだろう。)



* 鎌倉市材木座3-17-33 火曜休

11:30~14:30 夜のみ予約可

18:00~20:30(水は、昼のみ)

 十割せいろ : 900円

☆☆ (☆は、2.5)



 この店の評価は、雰囲気が好いし、それだけで又来たいと思わせる、だから蕎麦云々だけでは、推し量れないと思う。しかし蕎麦喰いには、少々物足りなく思え、コレと言った冴えが感じられない。完成系ではないにせよ、蕎麦自体に自然な甘さは捉えているが、個人的には、蕎麦は、喉ごしの食感であるため、その旨感じないのは惜しい。



 蕎麦自体は、いたってふつうに、美味しい。見た目、けっこう細いが、麺線は、かなり角が立っている。この日は、茨城産の蕎麦粉使用。噛み締めると、蕎麦の甘い風味が口に拡がってくる。最初は、是非、塩で食べてみてくださいと勧められる。蕎麦の盛り(ボリューム)は、程よい。薬味は、多めのネギと、生ワサビ。つけツユも、カエシが旨く、程良い感じ。観光地、鎌倉にしては、蕎麦自体にもコダワッテ、トータルな意匠からなにから、斬新な蕎麦スタイル、若い店主故、これからに期待したい。

 鎌倉野菜としらすの蕎麦 : 1550円

☆☆☆ (美味しい!名物的な一品)



 これは、なかなか盛りだくさん。 いわゆるサラダ感覚のそば、冷やし中華の蕎麦バージョンと行ったところか、地元の釜揚げしらすに、きゅうり、アボガド、プチトマトなど鮮度の良い鎌倉野菜がちりばめられており、タレとの相性も良い。値段さえ、もう少しお手軽ならいいのだが、少々高めは、観光地故、致し方ないところか。



 (一品メニューから)だし巻き玉子 : 800円

☆☆  (ふつう)



 * こちらのお店、器もなかなか凝ってるが、蕎麦湯もまた、かなり濃厚で、一品としての存在感を放っている。 梵蔵の店前というか、脇にある駐車スペースに面して、壁面には、そば畑のペイントが、施され、ささやかながら植え込みには、雨に打たれながらも、ちゃんと蕎麦の白い花が揺れていた。

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(閉店)ベーカリ―&カフェ 窯(GAMA)@鎌倉・材木座

ベーカリ―&カフェ 窯(GAMA)@鎌倉・材木座

2008年和歌山の山中から海へと移転してオープン

** 2013年6月末閉店しました。


 湘南全般に言えることかもしれないが、鎌倉にも、カマクラ時間というべきものがあって、それに浸りたいなら、それに合わせて気長に付き合わなければならない場処が多い。材木座界隈は、パッと見、のんびりとした漁師町、魚屋が軒を連ね、サーフボードを抱えた青年が通り、朝早く、夕方の基準が都会よりも早い。



 鎌倉には、パン屋さんが多い、、、、ように思える。そして、良いパン屋さんは、パンを食べる近所の方々に愛されて、個性的、かつ地道な営業スタンスであることも特徴。材木座海岸へと抜けて降りていく、いわば、目抜き通り、バス停の材木座前に、"窯(GAMA)”さんの小さなお店がある。



 物見遊山では、なかなか取っ付きにくい店のひとつで、営業時間の短さや、不定休のようなスタイル、しかし、一回でも食べ始めると、、、、こちらのパンのファンが多い理由は、即座に分かるというものだ。コダワリ抜いたセンス、それは、店内に入ってすぐに感じられる。店内は、撮影不可であるが、タイルデザインに至るまですべて手作り、焼かれたパンを食べながら、セレクトされた珍しいドリンク類を飲み、中でのイートインも可能。



 数多くのパン屋が、あちこちにぶつからない距離で、ゆる~く分散して営業してるカマクラで、サプライズを期待して、レンバイ隣りの”パラダイス・アレイ”を覗き、バゲット狙いで、御成の”キビヤ・ベーカリー”、、、そして、決めつけずに出たとこ勝負(焼き上がったタイミングで)、カマクラらしさを味わう期待値の高いのは、もしかして、窯(GAMA)さんなのかもしれない。

 GAMAさんの前身は、2002年和歌山県橋本市、高野山にも程近い山中にて石窯を使った、天然酵母パン屋さんを開いたスタート時点まで遡る。いわゆる、山(GAMA)時代を経て、こちらの鎌倉・材木座にて、2008年、海(GAMA)ともいうべき、ユニークなパン屋さんを経営し、現在に至る。



 窯(GAMA) : ☆☆☆☆

(店の独特な雰囲気とパンの味わい含め)



 鎌倉市材木座5-14-18 月火木が休み(そのつど不定休あり)

金土日のみ営業(水曜は、フォカッチャのみ販売となってます)

11:30~13:00頃(売り切れ仕舞い)

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ゲットウ(月桃)

ゲットウ(月桃)



 熱帯の花は、ゾクッとするような妖艶な、艶めかしさがあるけれど、ゲットウも葉も含め、そんな良い香りがする花。生姜(ジンジャ―)のなかまなんだけど、、ショウガ科には、ミョウガ、カルダモン、ウコンなどがあり、国産種ではアオノクマタケランに近い、、あと調べると、バナナ、ストレチアなども遠くは無い親戚関係、、、、にまで行きつく。

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相模が丘 となりのインド人&チャーンドフード@小田急相模原

となりのインド人&チャーンドフード@小田急相模原

相模が丘で、10年目になる、インド他・国際食材店

美味しいビリヤーニを食べ歩くシリーズ 第43話


 ビリヤニを、無性に食べたくなる時がある。しかも、ある程度、専門性のなかで美味しさを覚えてしまうと、どこでもイイと言うわけにはいかない。でも、なんとしても食べたい場合は、覚悟を決めて出向くしかない。相模原大野のひとつ先、町は、座間市と二分しているが、駅の名前は、小田急相模原駅。



 小田急相模原駅北口下車、国道51号線沿いに、5分ぐらい歩くと、座間市・相模が丘となって、道なりに、数軒並んで長屋風の商店があり、そのひとつが、インドなどの食材・香辛料を販売している、"国際食材店 チャーンドフード"さんの建物。もうかれこれ10年選手らしいが、その一角に、テイクアウト専門のカレー店=となりのインド人をオープンさせて、今年で2年目に突入したとのこと。



 店は、完全に、食材品屋さんの内観で、テイクアウトの窓口の奥で調理場が有り、その奥に、申し訳なさそうに設えられた、貧相なカウンター、かろうじて3席あるのみ。とても食べられるような環境ではないけど、まぁ、テイクアウト以外、食べられるようにはなってます。



* 座間市相模が丘1-30-7 第1・3水曜休

10:30~22:30(イートイン用に格安のランチセットあり)

 ボンベイスペシャルビリヤニ(チキンビリヤニ) : 

900円(イートイン・ランチ価格)

☆☆☆☆☆  値段からすれば満点!

水&日曜限定(&金曜は午後3時以降OK)



 あらかじめ、バスマティライスで炊き込んだ、ボンベイ式のチキンビリヤ―二が、仕込む日=水曜と日曜日の昼と金曜日の午後3時以降だったら、食べれると言う。骨付きのチキンもゴロゴロ入っていて、あと、ジャガイモ入り、風味は、かなりスパイシーで、辛めなビリヤニ。まさに、食べると身体の中から温まってくるという薬膳料理の本格派。



 多めなのがブラックペッパー、肉桂、カレーリ―フ、カルダモン、クローブなどを確認。ビリヤニ自体も、なかなかボリュームがあるが、ミニサラダ付き、ライタは、聞いたら、ミントのみが入ってグリーン仕様。食後のデザートに、ほんのりと甘い、豆乳の入った、極細ビーフン(バーミセリ)な、すごく優しい甘さのデザート=バヤッサムも付けてくれました。オーナーは、日本語も上手でフレンドリー、気さくで、とてもハッピーになれるお店。ただし、持ち帰り専門店なので、イートインは形だけなので注意、食べる環境としては、イマイチ。パキスタン人系ですが、食材含め、100%HALALフ―ドなお店で、スパイスも安く、珍しいものも棚には並んでます。

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箱根宮ノ下 富士屋ホテル(建物について) 

箱根宮ノ下 富士屋ホテル(建物について)

 観光地や保養地箱根を代表すべき、国際的な箱根の顔といえば、やはり宮ノ下にある、富士屋ホテルではないでしょうか。実際、温泉として浴室や泉質に観るべきものが無いので、あまり温泉好きからは話題にも上らないのですが、建物好きからは、やはりマストな場所なんだろうと思います。



 創業は、明治11年、創業者を継承した養子=山口正造は、日光・金谷ホテル創業者の二男であり、従って欧米でホテルマンとしての経営を学びとってきた人物だといえる。宮ノ下の温泉街から、ひときわ際だって見える建物が、花御殿である。特徴的なのは、和洋折衷、和風と洋風が見事に合体した、類の無い豪華さにあると思う。

  建物のはじまりの竣工は、明治24年から、大正に入って、奥にあるカスケードル―ム(宴会場)、昭和5年にメインダイニング、昭和11年に花御殿を、新館を昭和35年に増築している。山の斜面に建てられ、苑内は、自然の景観に加えて、庭園もまた美しく、夏場には、ホタルも飛ぶらしい。



 寺社や銭湯・城郭にも観られるような、宮大工を使った、千鳥破風・唐破風で飾られた入母屋屋根の建築。全体的なトーンは、昭和戦前に流行った、和風仕立ての洋風建築であるが、なにより和洋折衷の混沌とした、コテコテな味わい、極端に主張する表現形式を多用して訪れた外人観光客へのアピール度合いを増すようになっている。

 フロントとエントランスホールがある、本館の入口には、見事な白孔雀が迎えてくれる。右奥に見える、三重塔のようなのが、眺望塔。本館は、小田原の宮大工の棟梁であった河原兵次郎の指揮の元、日光の宮大工総動員で施工されたという。



 階段の手すりには、見事な、龍の彫り物があって、非常に目を惹く。館内のそこかしこに特別な意匠が隠されており、逗留する有名外人たちの目を愉しませ、ヘレンケラー、ジョン・レノン、宮様、チャップリンなど、お気に入りのデザインなども後代に渉って語り継がれることとなる。



** 史実的な事象に就いては、白楊社刊 『 都市の記憶 日本の駅舎とクラッシックホテル 』から、多くを引用させていただきました。

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リストランテ・ラ・チャウ@芝浦ももよ通り・田町

リストランテ・ラ・チャウ@田町

2007年オープン、芝浦ももよ通り、評判のイタリアン


 JR田町駅から、東側、芝浦口下車して、なぎさ通りを直進、運河に掛った新芝橋を渡って、クロスした、ももよ通りを海岸通り方向へ歩いた先、道路側からは、少し引っ込んで分かり難いですが、ビジネスホテル・トレストイン田町の1階部分に収まって、”リストランテ・ラ・チャウ”さんのお店があります。



 こちらは、かなりの人気店らしく、お昼時は、付近にお勤めの方々のビジネスランチ、および、ママ友食事会などで、予約で既に連日満席の状態。なるほど平日のみ=パスタランチで、千円代は、かなりCP高いと思います。



 オーナーシェフは、北イタリア・ピエモンテ州の有名レストランで修行されたそうで、ほんわかしたイイ感じの雰囲気の方、料理が出された途中と帰り際に挨拶に出てきてくれるという、なかなか、心のこもった接客が嬉しいです。



 * 港区芝浦3-14-21 月曜休

11:30~14:30

(土日も含めランチ、但し、人気のため予約が必須)

17:30~22:00

 平日ランチAコース(Pranzo-A) : 1680円

☆☆☆ 

総合的には、オフィス街のランチとしては天国に見えるほど素晴らしい。

(正直、味的には、ふつうランクなれど、値段が適価、サービスも良好)



 サラダ&前菜・5点盛、パスタ、パン、デザート4点盛、カプチーノで、このお値段には、正直、しびれますね。小さな前菜とパスタを選べる=パスタランチ(1260円)も、かなりおススメ。メインディッシュも選べる=Bランチは、2520円



 この日の前菜盛り合わせは、ひこいわしのマリネ、生ハム2種、サラダ、コロッケ、パテみたいなもの。

 ホタルイカとキャベツのクリームソースのタリアテッレ

(限定15食) : ☆☆☆ (いま一歩、キレが欲しい)



 パスタは、スパゲティ、ラザニア、リゾットなど5種類ぐらいから選べる。ボリュームはあるが、さらに頼めば、加えて増量も可能なようだった。パンも、食べ放題なので、お腹は一杯になります。鮮度の良いホタルイカが、柔らかく仕上げて、たんまり入って、春キャベツとクリームソースベースで、なかなか楽しめました。味付けは、かなり塩分が強い。

 ドルチェミスト : デザート4種盛り

☆☆



 お得感ありますねぇ~、小1時間まったりできちゃいます。

** 雰囲気&サービス=◎ 味わい=○ 

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強羅・箱根美術館

強羅 箱根美術館

  箱根美術館、、、もうなんども、数限りなく訪れてる気がする。はじめて訪れたのが、たぶん子供の頃。春夏秋冬、いつ来ても良さがある。若葉が美しい、萌えあがる様な新緑の春~初夏、萩が美しく咲き乱れる夏、モミジの回廊が続く秋、そして、うっすらと雪化粧された苔の庭も風情がある。

 天気が優れない日や、霧にけぶった日も多いのが、箱根界隈。それも、箱根の風情だが、やはり紫外線強いぐらいの晴天がイイ。はるかに、噴煙をあげる大涌谷と神山の山頂が望める、この位置も素敵だし、反対側の斜面から、下を見下ろし、対岳を見やれば、大の文字を浮かび上がらせて、大文字焼きで有名な明神ヶ岳が迫る。

 強羅 箱根美術館 : 



足柄下郡箱根町強羅1300 



** 強羅駅から、早雲山へと向かうケーブルカーで、公園上駅で下車、すぐ目の前が、箱根美術館である。小湧園方面からなら湿性花園前へと向かう、施設めぐりバスを利用すると、強羅駅経由で、急坂を上って箱根美術館バス停でも、目の前に着く。割引チケットは、各所にあるが、箱根美術館と強羅公園抱き合わせの共通券であれば、割引率が高い。また、箱根フリーパスも適用できる。

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小涌谷温泉 三河屋旅館(温泉編)

小涌谷温泉 三河屋旅館(温泉編)

創業明治16年になる老舗日本旅館


 小涌谷温泉が開湯されたのは、明治10年代頃のこと、外国人居留地を擁する横浜で名を馳せていた実業家、榎本猪三郎や森田吉兵衛らは、当時、底倉村共有地であった=こちらの蓬莱山付近に目を付け、湧き出る温泉をもとに、温泉場を作ることを計画。



 既に、箱根七湯(湯本・塔之沢・宮ノ下・堂ケ島・底倉・芦之湯・姥子)がありましたが、それに次いで、明治16年、榎本猪三郎が、こちらの蓬莱楼/三河屋旅館を開業しました。大涌谷に対して、小地獄と呼ばれた荒涼たる野原を開拓し、小湧谷温泉の開発に着手したのです。



 三河屋旅館こそ、小涌谷温泉の源泉宿で、すべて自家源泉で賄われてるようですが、いまでは枯渇してしまったものも含めて源泉は5本ぐらいあり、、、それぞれの来歴やら、ハッキリした使用原則までは、詳しくは不明。開湯当時に近いであろう、オリジナルに近い源泉は、明治風呂と貸切風呂3室のみで使用、大浴場・露天樽風呂が別源泉、そして離れの貸切露天風呂も別源泉らしく、大まかに種別して、その3系統となるようだ。



 源泉はみな、自然湧出であるが、成分数値は、ビミョー的に違っては居ても、同じ湯脈においてつながってるので、詳しくは違わないと思う。入ってみた感じでは、明治風呂のお湯が、よい気もするが、ほぼ同じと言われれば、そうだろう。自分が感じたなかでは、厳密に言えば、源泉掛け流しの浴槽は、此処には、ひとつとして無いと思う。加水されているか、カルキが混入している。



 でも、どうだろう、口あけの3時過ぎに真っ先に入った感覚では、どのお湯も、非常に、よい印象。その後、たとえ、加水または、カルキ混入であっても、小涌谷温泉として本来のお湯の良さは十分に感じられたし、なにより、無色透明であっても温泉としてのパワーはあって、浴感は強めで、すぐにのぼせるくらいに攻撃的な種類のお湯のように確信できた。小涌谷温泉の湯質は、明治の開湯以来の良いお湯なのだ。



* なお、簡便な日帰り入浴等では、開放していない、宿泊のみ。

 明治風呂 : ☆☆☆



 お湯質もよく、ひのき作り香り仄かな室内、往時の雰囲気そのままの湯気抜き天井、および脱衣場のモダンな意匠スペックなどを含め、良い意味で昔ながらの箱根温泉の原型に忠実なニュアンスの雰囲気も良い。

 

 明治風呂自体は、小振りな浴槽自体と脇にある=小さな掛け湯(専門)浴槽共に、かなりカルキ消毒臭あり、循環無し。浴槽には、加水蛇口あり、上部と浴槽内側より、2点からの少なめな熱い源泉注湯あり。 





 貸切り家族風呂(写真最下) : ☆☆



 明治風呂隣りの連なりにある貸切風呂の浴槽は、スペック的には、三河屋旅館当初時のスタイルを踏襲した、小振りなもので形的には、好感が持てる。意匠的には、熱海の地元専用・共同浴場をも彷彿させる湯小屋のようだ。なるほど激アツな源泉掛け流しであるが、源泉カランから流し放しのお湯が熱いために、有る程度、加水せねばならない。なお溜まったお湯自体、つまり浴槽のお湯自体に、既にカルキ臭あり。 大浴場(内湯) : ☆☆



 あとから作られた大浴場、かなり広々していている、(がゆえに)循環仕様、上部注湯口からと、浴槽内から、常にお湯が多量に注湯されているが、温度は下がることも予想して、そのつど加熱((加温)している。カルキ臭は、かなり強い。しかし、お湯自体のパワーダウンはなく、かなり攻撃的な印象は、こちらでも感じさせた。 大浴場(樽の露天風呂) : ☆☆☆



 外側に敷設された、ヒノキの樽風呂、こちらのお湯が、上部からのゲキ熱な源泉注湯のみで、浴槽内の注湯なし、体感温度的には、いちばん熱く、掛け流しのタイプに近い。ほとんどカルキ臭は、感じさせなかった。良い意味で、いちばん掛け流しという印象が強い。しかし、樽風呂の木質なためか、お湯の印象は、肌合いに柔らかく感じる。

 成分表から察した総括 : お湯は、思ったよりも攻撃的で、なにより温まる、が肌合いは、さほど、つるスベを感じさせない、湯上りには肌合いはサッパリする。ナトリウム=114.0mg、口に源泉を含んだ感じでは、やや塩っけを感じる。パワーの源は、メタケイ酸値が、162.0mgと多く、また硫酸イオンも、76.3あるためだろう。とくに、個人的には、メタケイ酸値が高いと、肌が紅潮するのは、よく効いてる証拠で、温まりもスゴイ。アル単であるが、肌合いは、さほど、スベスベ感はなく、しかしさすがに湯あがりは、肌合いすべすべとなって爽快である。



* 温泉総括 :  アルカリ性単純温泉 PH=8.8  49.2度(成分総計=737mg)

湯質=体感するに、とても良い、しかし、夜間からカルキ臭強い。

温泉の雰囲気=明治風呂と大浴場の屋外露天が、共に、とてもよい。宿の重厚感ある和風な雰囲気、日本庭園の素晴らしさ、大文字の明神ヶ岳が正面に見える眺望の良さ、お湯も浴質も入るべき価値ある温泉宿と思います。食事もなかなか美味しいです。



** なお、浴槽のカルキ臭は、個人的な印象なので、一般の方には、さほどというか、全く気にならない程度のレベルと考えてください。お湯の良さは、かなりイイと思います。

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箱根・小湧谷 蓬莱園のつつじ

箱根・小湧谷 蓬莱園のつつじ

 東海道・国道1号線、つづら折りの坂道を、宮ノ下方面から、のぼっていくと、やがて三河屋旅館の広大な敷地が見えてきます。旅館側から見ると、国道下に拡がった斜面に植えられた、つつじ等の自然庭園が、蓬莱園と呼ばれ、一般にも無料で開放されています。



 大木の松類が混じったなか、アセビ、大方は、カエデやモミジの類、それらの大木が林を為しており、千条の滝へと連なっている下底部の広場には、ひとの頭よりも高くなったツツジが何種類かあって咲き誇っています。もとは、新宿・大久保で盛んであった=つつじ栽培、それを、三河屋旅館の主が、こちらへと移植したのが始まりとなっており、東京とも少なからず縁があるのです。

 蓬莱園の庭は、自然の斜面を利用した庭園となっており、一段下がった広場から三河屋旅館側を眺め仰ぐ景観も綺麗です。背後には、丸山、奥に神山の山容も眺められて、雄大で優しげな箱根らしいい景色の中に、つつじの彩りが活きいきと映えます。いまどきは、加えて、うぐいすなどの囀りも優雅です。

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神奈川県立・生命の星・地球博物館@小田原・入生田

神奈川県立・生命の星・地球博物館@小田原・入生田

 箱根登山鉄道で、箱根湯本駅へと向かう、一歩手前の駅、入生田駅(いりうだ)から、線路のガードを潜り国道1号線(東海道)を渡って、すぐ目の前にある大きく目立った建物が、"神奈川県立・生命の星・地球博物館”です。横浜・馬車道にある神奈川県県立・歴史博物館から自然史部門が独立したかたちで、平成7年にオープン。前から気になっていて、一度は行ってみたかった博物館、それは、石好きにとっても、気になる場所。そして、隣接して近くには、温泉好きには気になる”神奈川県温泉地学研究所”もあります。



 上野・国立科学博物館にあるような展示が、この地方都市にある博物館で見れるとは、なんともオドロキなのです。とくに圧巻なのは、地層やら鉱物の展示。さわってはいけませんなどの細かな注意書きが少なく、わりとオープンなスタンスと閑散として広い館内は、とても好感が持てます。



 入口に敷設された、ミュージアムショップも充実、自然史関連の書籍コーナーにも見るべきものがあります。一階は、どちらかといえば、地球や宇宙単位のスケールの大きな総合展示、常設展示となっており。ニ階部分は、吹き抜けで天井は高く、三階は、一変して、神奈川郷土の自然などを考える常設展示コーナーとなっていました。



 公立からなのか、閉館時間が近くなってくると、館内点検がソワソワしてきて、4時半前には、正面玄関がロックされてしまうという、、、せっかちな施設。でも、お近くに立ち寄りの際には、是非、見て欲しいところですね。

 * 小田原市入生田499 月曜日休館日ほか臨時休業あり

大人=500円 朝9:00~16:30

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Author:momoneko0725
とうきょうの美味しい食べ物や東日本にある温泉地の紹介です。

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