FC2ブログ

谷中・千駄木 創作和食 鰻 吉里@三崎坂・よみせ通り入る

谷中・千駄木 創作和食 吉里

@三崎坂・よみせ通り入る

2010年秋オープン、地焼きの鰻も食べれる新店

 下町に蔓延る野暮な老舗ばかりが、鰻の喰える処ではありません。若いひとたちが、頑張って新規参入してるケースも目立ってきました。ところは谷中、千駄木駅前の団子坂下交差点から、逆側の三先坂を上って、昔の藍染川の暗渠が続く=よみせ通りに入って”指人形 笑吉”がある路地裏、のぼりが見えたら、奥へと入ると、左手に日本家屋の一軒家で、鰻の提灯が高々と掲げられた、”創作和食のお店 吉里(きり)”さんの広い敷地が見えてきます。



 元から料亭だったところを居抜きしたらしんですが、いわゆる昔ながらの日本家屋を、一軒ごと丸々リノベーションさせた、お食事&喫茶どころ。靴を脱いで、個人宅へと上がるタイプのお店です。けっして敷居は高くなく、むしろカジュアルな使い勝手も可能な、自由な栽量に任された空間です。



 一階は、縁側から庭も眺められ、ふすまで仕切られた、純然たる日本間、昭和の客間2室、掘りごたつで足が投げだせるようになったテーブル仕様。二階にもテーブルが設えられた個室等があります。



* 台東区谷中3-2-6 無休

11:00~23:00(通し営業)

(**但し13:00~17:00

アイドルタイムとして喫茶だけでも利用可能で、

三崎坂付近のシロウト然した喫茶よりかは、

休み処としては良好、広々して、なにげに穴場だと思います。)

 うな重(特上) : 3500円

☆☆☆ (食後に自家製デザートと飲み物付き)



 こちらは、各種会食用とか慶事・法事、クラス会などでも使用可能な空間ゆえ、単品より、セットもの定食が、かなりミッチリと用意されています。しかも、欲張りな程の内容で、内実、かなりリーズナブル。お客さんの好みで、ワガママが聞いてもらえるように、関西の地焼き仕様、関東の蒸し仕様、双方が調理可能。

 鰻 : 国産に拘っています。この日は、鹿児島県産。こちらの特徴は、観て分かるように、小振りの鰻を、2尾程、ダイナミックにお重に並べる、そんな見せ方です。したがって、新子(新仔=しんこ)って呼ばれてるような、施育1年に満たない、ひよっこ鰻を使用、皮身共に柔らかくって食べ易い。しかし脂分も少なく、いささか水っぽくも感じ、旨みが少ないのが特徴。1匹が、150~160g見当でしょうから、6P~7Pぐらいの小さな鰻本体仕様。うな重は、上と特上は、鰻の重さの違い、しかし、上でも満足できるでしょう。



 こちらでは、注文が入ってから白焼きを始めますので、鰻重が運ばれるまでに少々お時間がかかります。出された骨せんべいなど齧りながら待ちます。強い蒸しの時間が、15分程度でしょうか、焼きは少なめ、炭火ではなくロースター(ガス焼き)仕様。印象としては、しっとりして、トロトロな感じ。よく巷の鰻屋である作り置きで白焼きしてから時間が経ったようなパサパサ感がまったくない、いわゆる鮮度感が好いもの。



 煮穴子のような、はんなりとした食感がウリのようですが、身が柔らかな分、非常にタレの味が勝っており、なにげにクドサも感じさせます。タレが、異様に、極甘なタイプなので、好き嫌いが分かれそうです。タレの甘ったるさで食わすタイプなんで、適宜に味に変化を持たせるためでしょう、店側では生ワサビで食べるように勧められます。なるほど、やってみると、これも、なかなか食が進みます。 肝焼き : 250円(1串)

☆☆

 

 こちらでは、鰻串ものも各種食べれます。酒の肴程度でしょうか、タレが、かなり甘めなので、酒呑みにはツライかも。

 黒胡麻のババロア : ☆☆☆



 こちらは、うな重の定食に含まれている、目先の変わった食後のデザート。5つぐらいの選択肢があって、そちらから選べるというスグレもの。しかも、飲み物もありきたりなものだけでなく、これは、ほうじミルクティー、なかなか美味しい。黒ゴマベースの柔らかなプリンみたいなものに、黒豆の甘煮が付き、キナコが添えられていた。



 ランチタイムが終わった、1時過ぎから、こちらでは、そのゆったりした和空間を利用して、喫茶店としても利用できます。もちろん、通し営業でもあるので、その時間帯であっても、各種和食や鰻も食べれます。自家製和テイストのデザートと飲み物は、なかなかイイ感じです。

続きを読む

スポンサーサイト



中華料理 チャイナムーンで、担担麺@学芸大学

中華料理 チャイナムーン@学芸大学

担々麺が旨い!


 ”中華料理 チャイナムーン”は、学芸大学西口駅前の商店街、路地裏の一角にある、少々、高めな中華レストラン。麻布長江で料理長だった方が、独立して始められたお店。したがって、担々麺も、やはり長江で食べたのと、ほぼ同じだが、さすがの巨匠、手抜きなしに、しっかりと調理してくれる。長江のときより、繊細な作りで、より美味しく感じた。



 食材は、厳選し、国内産使用を謳っており、加えて無化調宣言、ゆえに客が立て込むと、ひとりで調理しているため、少々時間待たされるし、値段も、それ相応、やや高め。平日の週替わりランチは、主菜3種類から1つ選択、1200円。フカヒレ姿煮そば(ご飯)は、限定10食にて、1600円。土日祝は、ランチなく、グランドメニュー。



* 目黒区鷹番3-6-16 月曜休

11:30~14:30(平日のみランチ)

17:30~21:00

  担担麺  : 1000円(ランチ時)

☆☆☆☆ (麺の少なさがサビシイが味はバツグン)



 麻布長江より美味しい、花山椒のシビレ感が、まことに絶妙で、香り抜けもよく、たいへんに美味しい逸品。ちかごろ、中華料理の範疇すら逸脱し、中途半端な、つけ麺風のゴマカシ担々麺が跋扈する中、四川料理の粋、担々麺本来の魅力に飢えている本格派に、うってつけだ。



 酸味や辛味のバランスがよい。麺は、独特な、平打ちの太麺。味は何しろ濃い味、インパクト大、ただし、ボリュームが少ないため、ご飯か麺を大盛(+200円)で付け足して頼む方が賢明だが、やはり価格が高くなるのは止むを得まい。ともかくも舌が痺れる(笑)。

続きを読む

炭火焼 焼き鳥・釜めし くら、タンメン@松陰神社前

炭火焼 くら@松陰神社前

釜めし屋さんのまかない飯、タンメンが旨い!


 ”炭火焼 くら”、、、さんは、オープンして17年目となる、いわゆる、路地裏の焼き鳥屋さん。場所は、松陰神社の駅裏手、目印は、”贋作インドカリー マシバシイネツルカモ”さんがある路地裏の左手側にあたる、つまりは、松陰神社前上りホームから降りて、南口商店街を進んで、すぐのところ、昔ながらのアーケード市場(=共悦マーケット)を抜けきった左手ところにある。



 世田谷通りからだと、お馴染み、”ラーメン月うさぎ”さんを見越して、住宅街へと向かって細い路地を駅方向へと向かった先である。駅近くとはいえ、住宅街との接点にあたっており、ほぼ迷い込んでくるお客さんはいない。ほとんどが近隣のお馴染みさんか、口コミ客だけ、でも、お昼時は、けっこう賑わってます。カウンターとテーブル席2卓で、10人も入れば満員となってしまう。



* 世田谷区世田谷4-13-18 日曜休

11:30~14:00(ランチ)

17:00~22:00 タンメン : 750円

☆☆☆ (なかなか美味しい!) 

澄んだ鶏ガラスープにシャキシャキ野菜。



 ランチ時には、焼き鳥を重に詰めた弁当や、釜めしが、千円以下で食べれるので人気。もうひとつ、タンメンが目を惹く。イマドキのトンコツ味などはギトギトしてオヤジさんのテイストには合わないらしく、自分で体に優しいのを作ってたら常連さんの目に留まってメニュー化されたのだとか。



 かつては賄い飯として食べていたところ、常連さんたちに、〆に食べると美味しかったとの要望から7年前ぐらいから表メニューとして昇格したもの。自分がもとめていた、昔ながらのタンメンが巷から消えゆくから自分で作ってみたと謙遜気味に語ってくれたオヤジさん、なかなか気合の入った良い味でしたよ。



 焼き鳥屋さんで出る鶏ガラスープに、キャベツと麺を入れたら、きっと美味しいタンメンになるだろうなぁ~と御想像通りのシンプルで味わいあっさりめな一品。店は、オヤジさんひとりで切り盛りしているので、お昼時は、釜めしメインであるが、せいぜい10食ぐらいしか振舞われない、貴重なタンメン。



 具材は、ピーマン、もやし、人参、キャベツ、豚コマ、きくらげまで、タップリと入って、かなり透明感ある鶏ガラ主体のあっさり味のスープ、もちろん無化調タイプ。麺は、やや太めで黄色っぽい卵麺テイスト。昼には、小盛ご飯、白菜漬けもの、ホウレンソウのおひたしが付いて、750円は嬉しい価格。



  例によって、月うさぎは行列だ、さりとて、一心は夜営業、さてはて、きょうの昼は、くらさんの、あっさりタンメンでも、、

**  月うさぎ、、は7月に閉店しました。

続きを読む

東京 土山人@池尻大橋・菅刈・青葉台

東京 土山人@池尻大橋・菅刈・青葉台

目黒川沿いの蕎麦ダイニング

2007年オープン(本店は芦屋で10年余)


 ”手打ち蕎麦 土山人”さんは、兵庫県芦屋市が本店となり、大阪にも3店舗あってチェーン展開している蕎麦ダイニングのお店。その東京初進出となった姉妹店が、池尻・青葉台にある=”東京 土山人”



 なお、本店筋にあたるのが、”芦屋の土山人”、オーナーは、もとはファション雑貨業、その後、一念発起、江戸東京そばの会・玄庵(第8期生)で修行し、1998年芦屋で店を開業。一方、2007年に、こちら東京土山人立ち上げに寄与した方は、現在、祐天寺に月心という店を開業している。 



 ”東京 土山人”があるのは、山手通りから少し入って、目黒川で言うと目黒橋袂になります。交通機関では、渋谷駅西口から出る東急トランセ代官山循環線で、デマンドルート・青葉台2丁目手前で、菅刈り公園脇下車、数分。あるいは、渋谷駅から大井町方面行で、菅刈小学校前下車、バス停から戻る感じ。



 この周辺の場所は、近年、オサレなお店が、集中しつつある”菅刈小学校エリア”。いちばん、ここ等では古株なの(にシロウトっぽさがウリ)が、”うどんカフェ豊前房”、有名なところ(行く気もしないけど大したことない)では、”ムッシュヨ―スケ”、とっても美味しい="ハンバーガーのゴールデンブラウン、、、"ヴィーガン対応のカフェエイト"あるいは、"つけ麺 和利道"など、多彩な飲食店が、程良い距離感で集まってます。



 店先・エントランス・導入部分からして、いささか装飾過多、店内も、趣味性を意識させて、コテコテな美術志向、前に出過ぎてグイグイと主張するような感じですが、それでいて、ぬくもりが感じられ、トータルではセンスがまとまった良さを醸し出してます。イマドキ・リノベーションカフェにありがちな洒落た内観、個室風もあり、席によって見える情感が違う作り。



 個人宅にお呼ばれしたような雰囲気、あまり大仰にならず、カウンターの奥には、ゆったりとしたソファー使い、洒落たラウンジっぽい空間、中庭も大きく採られて明るさも広さもあり、和みます。カフェのようでもありつつ、内実は居酒屋と蕎麦屋が上手に合体したかのような店なれど、接客等は若いスタッフゆえ、あまり期待できないが、蕎麦も旨いし、全体的で気取らない雰囲気も好いので、押し並べて素敵である。蕎麦を手繰るため、おひとりさま向けというような雰囲気では無く、酒を嗜む連れがあるとなお良い。



** なお、屋号の土山人とは、陶芸家・木下幸男さんの号で、オーナーと付き合いが有り、その陶器を使っているようす。



* 目黒区青葉台3-19-8 無休

11:30~14:30(昼御膳・ランチ営業)

18:00~22:30

 昼御膳 : 1500円(予約要らず)

☆☆☆☆ (けっこう大満足、CPかなり良い)



 野菜料理2種盛、季節野菜の天ぷら盛合わせ、お蕎麦のラインナップ。これに、甘味が加わると、+300円増し、蕎麦は、値段内にて生粉打ちせいろ、かけそばより。荒挽き田舎と変わりそば(梅切り)は、160円増しになります。薬味は、田舎そばだったせいなのか、意識的に、ネギも緑色のものだけを使用する細かな目配せ。



* なお基本、生粉打ちせいろ=890円、荒挽き田舎単品では、1050円となります。なお、大盛は、せいろ=420円増し、田舎と変わりは450円増し。ボリュームは、まぁ、少ない方では無く食べ応えはありますが堪能するなら端っから、大盛指定を勧めます。

 お通し(野菜料理2種盛り) : ☆☆☆



 山菜と野菜の盛り合わせに、梅酢風味のジュレ(ゼリー)が乗っかったもの。なかなか、洒落てます。右は、大根を主体にした温かなポタージュみたいなもの、とてもクリーミーで繊細な味わい。



 野菜天ぷら盛合わせ : ☆☆☆☆



 たぶん、サラダオイルだけか、ザックリと揚がっていて、いくぶん揚がり過ぎのきらいもあるが、蕎麦屋の天ぷらとしては、非常に好ましい。天ぷら用の塩と、荒挽き田舎そば用に付けて食べる塩が別々の皿で出されるサービスの気の使いよう。嬉しい。ネタは、やまいものムカゴ、カボチャ、大浦ごぼう、ヤ―コン?など、蕎麦に寄り添うような、滋味深い、良い選出だと思う。

 荒挽き田舎そば : +160円増し

☆☆☆☆ (申し分ないパフォーマンス)



 美味しい!田舎そばなのに、こちらでは、かなり細いタイプのお蕎麦である。風味が感じられ、しかも、たおやかであって、実に巧い蕎麦、旨い。蕎麦湯は、タイミング良く出される。小振りの湯桶で、タップリ入ってるし、蓋をあらかじめ取ってある心遣いは嬉しい。こちら、もとは関西のお店だけに、料理は、若干関西風の良さが滲みでていて、江戸前の雑っぽさとは違って、繊細さがあるみたいだ。つゆだけは、案外、こだわってないようすで、やや辛めだが、旨みは少ない、キリッとした感じ。土山人は、東立石・玄庵そば教室卒業生。



** 総合評価=◎ 蕎麦自体=◎ 料理のセンス=◎ 雰囲気=◎

続きを読む

法政文芸 通巻2号 : 特集 内田百閒

法政文芸 通巻2号 特集 内田百閒



 内田百閒は、御承知のように、一時期、法政大学に独逸語教師として、雇われていた時期がある。その頃のあり様が、おもしろ、可笑しく語られることで、まあだかい(魔阿陀会)が編み出され、それが後々、黒澤監督によって、”まあだだよ”=映画として編まれた。



 そして、百閒は、法政大学航空研究会の初代会長としても活躍している。いろいろと確執があったなかで、法政騒動と言う事変に巻き込まれて、解雇通知を受け、職を解かれる。そんな、法政大学とも縁が深い、百閒であるが、法政大学の国文学会が発行し、編纂委員も居る小冊子が”法政文芸”である。



 内田百閒のオモシロ、おかしさは、無邪気でもあり、我儘であるともされるが、、、、いやはや、まったくもって小心者、いくぢなしである。



 『 百閒は、東京大空襲のときに焼け出され、前の晩に飲み残した一升瓶とメジロの鳥籠を両手に持って、命からがら逃げ出したことを書き残している。もし、うまく逃げおおせて、命びろいしたときには、愛玩する小鳥を前に、一杯の酒があるということは、生きていることを実感させるものであるに違いない。およそ、こうしたことが、百閒という人の思想であったのだと思う。 (城戸朱里)』



 『 開いて平らな百閒の文章 : 百閒は随筆家というふうには考えない。ただ、文章の緊張度の高さってことで言えば、小説の方が高いけれど、随筆っていうのはそれと別じゃない。小説と随筆とは地続きだってことですね。随筆は、山で言えば裾野みたいなものとして広がってる。だから、高くて険しくない分だけ、長閑な気分で味わうことができると、そう言う事もできると思います。



 難しく書こうとすれば書けるものを、表現をどんどんと平明にしていって、その平面が単なる平明じゃなくて、平らなままに輝いてくるような、そういう文章を生み出したと言えるかと思うんです。 (川村二郎)』



続きを読む

酒と肴 居酒屋 わぶで、良質なカキフライ@南新宿

酒と肴 居酒屋 わぶ@南新宿

新宿でカキフライといえば、もちろん、こちら!


 牡蛎が苦手で、年に数回しか口にしない自分にとって、それだからこそ、間違いない店選びが、非常に重要です。テーマは、カキ嫌いな自分が、食べて後悔させない、カキ食べ。



  "酒と肴 わぶ”さんがあるのは、京王新線・新宿駅出口が近い、代々木へと向かう南新宿商店街の一角です。スペース・ゼロ前、”黒うどん 山長”さんや、”ラーメン 風雲児”などがある飲食街の中心。2003年ぐらいからオープンしてるはず。



* 渋谷区代々木2-19-12 日祝休

11:30~14:00(ランチ)

18:00~(居酒屋)

 カキフライとカニコロッケ定食 : 970円

☆☆☆ (ご飯は、小盛りで)



 新宿にしては、値段は少々高めではありますが、いやぁ~見事に美味しいカキフライで満足でした。カキフライ単品定食もあるのですが、フライの1個が、3つぐらいの牡蠣を固めて揚げた嵩張ったタイプゆえ、ぼってりして大柄、かなりなボリュームなんで、大概の方は、カキフライ2個と煮魚または焼き魚などを組み合わせて頼んでおります。



 カキのシーズン、10月ぐらいから、5月初めぐらいまでは、いつでも新鮮なカキフライが食べれるこのお店、平日は、勤め人で、なかなか混雑しますので、土曜日昼時が狙い目です。決して上品とは言えない、ダイナミックな居酒屋のカキフライですが、なかなかにおススメです。

続きを読む

やき鳥 鳥料理 宮川で、から揚げ@日本橋茅場町

やき鳥 鳥料理 宮川@日本橋・茅場町

昼時に大人気な、から揚げ定食


 昼めしに、事欠かない街、日本橋~茅場町界隈。なにげない街角にも、お昼時には、行列ができてしまう名物もある。焼き鳥屋がひしめく、オフィス街ゆえ、絶対的に支持され集中する場所がある。やき鳥 鳥料理の宮川さんは、地下鉄・茅場町駅近く、すずらん通りとさくら通りがクロスする角地に位置する、目立ったお店。しかし、風体も内観も、まことにシンプルで地味ながら、ランチ時には、たいへんな混み様となる。



 迷い込んだ常連のなかには肉食系女子も、ちらほら見受けられるが、広い店内のほとんどが”オヤジ一色”、しかも、鶏にかぶりつくの図であって、まさに壮観!



 かつてシマと呼ばれた証券の街=日本橋・兜町界隈は、天ぷら・鰻、そして唐揚げ、とかく、上がる(揚った)ものが歓迎される。



 ちなみに、やきとり宮川本店筋は、昭和24年創業であったが、ビルの建て替えで、現在は茅場町から溜池山王へと数年前に移転し、後に閉店。こちらのお店は、弟さんが経営と聞かされた。



 皆さんのお目当ては、大半が、から揚げをコールする。もちろん、その他のメニュー、手羽先定食、やき鳥丼、かしわ丼、もつ丼が、それぞれの丼ぶりものも人気メニュー。いずれも、800円~900円ぐらいに収まり、もちろん胃袋には、しっかり腹もちする。



* 中央区日本橋茅場町3-5-1 土日祝休

11:00~13:30(ランチ)

17:30~21:30

 から揚げ : 880円

☆☆☆☆ (ご飯は、小盛り・推奨)



 まさに、から揚げ好きの聖地ともいうべき店。カラッと揚がっていて、実に旨い。から揚げは、2つが骨付き、全部で5個という大満足な一皿。ポイントが高いのは、着席と同時に運ばれてくる鳥ガラスープ。待ち時間に飲みほして、料理が揚げ立てで運ばれてくる言際に、お代りとして、もう一杯、鳥スープが付く、これが実に嬉しい!



 近場で、”老舗の鳥徳"という手もあるが、やはり、こちらのダイナミックにしてシンプルな、から揚げの魅力には、かなわないものがある。サラッと揚げられた大きめの鶏肉は、肉は柔らかく、衣はカラッと、うっすらと塩味が付いていて、それだけでも旨いが、なにしろ揚げ立てで熱いから、すぐさまタレに浸す。



 タレは、ポン酢しょうゆというよりは、まんま酢といった酸味利かせた鋭い味わいで、それに葱を絡めて食べると変化がついて、あっという間に、ご飯が減っていく。卓上に置かれた、色合いのドきつい沢庵も、モリモリな白飯のお伴で旨し!多めに入れられたネギは、スープに入れ込むと、なお良さが増すだろう。値段は、少々高いが、満足度合いは、もっと高い。



 なお、店内は、カウンター席と相席になるテーブル席が多数あるが、11時半には、店内満員となるので、時間は、開店と同時か、1時過ぎに伺うのがコツかと思われる。



*** 唐揚げフリークのためのお店ガイド :

(順不同)

1.我孫子駅ホーム 弥生軒 唐揚げ蕎麦

2.新橋 末げん

3.川崎大師 みしまや

4.築地 辰の字で、揚げ真如

5.横浜・平沼 田中屋

続きを読む

海老つけ麺専門 五ノ神製作所@新宿南口

海老つけ麺専門 五ノ神製作所@新宿南口

2010年末にオープンした、ニューカマ―

青梅(小作・羽村)いつ樹の姉妹店


 ラーメン店の新規進出だけは、都心でも、とどまることを知らず、知らぬ間に増殖し続けます。青梅・小作(羽村)にある、”らーめん・つけ麺 いつ樹”さんの東京進出として、姉妹店と目され、年末にオープンした、海老つけ麺専門を掲げた、つけ麺だけの五ノ神製作所。



 場所は、新宿駅から近いといえば近いのですが、代々木と新宿の裏道にあたって、ちょっと説明し難い場所。古くからの新宿を知ってる方には、新宿南町ドヤ街と新宿御苑とのつなぎ目の辺りのうらびれた場所です。位置関係として飲み込み易いのは、タカシマヤタイムズスクエア本館、1階裏口にあたるルイヴィトンやエルメスのある出口から出て、真正面に見えるHISビルとの間、路地奥にある都立新宿高校グランド目指して歩くと、その野球場ネット裏とも言うべき住宅街の裏道に、忽然と現れます。海老のオブジェ(看板)が目印。



 内部は、スペース的には、広め、かなりオサレな今風インテリアでしつらえられたシンプルな作り、”池尻の和利道”などを思い浮かべます。モダンではありますが、スタイリッシュであっても、使い勝手から言うと棚置部分が狭く、機能性はイマイチ、椅子とテーブルの高さがチグハグで、食べ難い。カウンターだけの店内は、人気のためか、発券機でチケットを購入して、外に出て並ぶことになります。まだ、オペレーションが追い付いていないのか、非常に、混み出すと馴れない店員がモタモタしています。



* 渋谷区千駄ヶ谷5-33-16 日曜休

11:00~15:00

17:00~21:00

(土曜日は、通し営業)

 海老つけ麺(麺小盛りで、無料サービス煮玉子付け)

 : 750円  ☆☆☆ 

(確かにインパクトはある。クセが強い割に、旨いとは言い難い、飽きが来るクドイ味)



 麺の量は、並だと270gなので、小盛り180gとしてもらい、その分で無料トッピングで、煮玉子を貰う、コレ、正解!麺は、見るからに蕎麦のような、飴色しており、地粉・全粒粉入りだろうか?そのわりには、食べても小麦らしい良い風味はせず、あまり、パットせず、何を志向してるのか、疑問が残り、スープには合ってない、また単独で味わっても間の抜けた味。



 スープは、ドロッと粘性が高く濃厚なエビダシが効いたダブルスープというより、むしろ、キツ過ぎ、ただ濃厚さを追求して重ねただけの味わい、クドイ味が好きなひとは好いかも知れないが。肉は鶏肉っぽいのと豚肉と2種入り。スープ割にすると、さらに魚介の生臭さだけが際立ってしまう。



 エビの生臭さプンプンなジャンクテイストの濃い口スープ。飲み干せずに飽きてしまうような、そんなクドさがある。そう、海老やカニを食べ続けて、臭くなった指先のような始末のわるい後味。



 面白いと思ったのは、麺椀に、生キャベツがざっくりと入れられていたこと。茹でてない生のまんまのキャベツは、まるで串揚げ屋みたい(笑)。あと、三角したメンマが旨い、スープの薬味に、刻んだ生姜片がかなり入っていたことだ。オリジナリティーは、バツグンであるが、好き嫌いは如実に分かれそうな感じの味。新宿駅のみならず、代々木駅からも近いですから、副都心線なら新宿三丁目駅出口もすぐ、まぁ、話のネタに、一度は食べに行ってみてはいかがでしょうか、半分ぐらいの人は、きっと好きになることでしょう。



* スープ=△ 麺のデキバエ=× 接客=△ オリジナリティ=◎

続きを読む

ステーキハウス そよかぜ@西新宿

ステーキハウス そよかぜ@西新宿・国際通り

創業41年

驚異のコスト・パフォーマンス

* 2017年閉店。
  新宿南口、甲州街道から、少し入ったところ、地味に明宝ビルがあり、その竣工時1970年からインショップしてるのが、”ステーキハウス そよかぜ”さん。JR新宿駅を背にして、ヨドバシカメラから京王プラザホテル方向へと伸びた三本道、中央通り、右にプラザ通り、いちばん左手=国際通りの行き着いた先、KDDIビルの手前、その地下1階の寂れた商業ゾーン一角にあるステーキハウス。



 なかに入れば、まるで古民家?と思しき、少々、くたびれた感じがする内観は、テーブル席と座敷、友人のお宅へでも上がったような妙な安堵感と昭和時代の失われた遺伝子を感じさせる店内。そう、勇気を持って入るまでは、期待薄な緩い空間が、食べ終えた頃、満腹中枢の針がすっかり振り切れてしまうだろうことを予感させる。チープとディープは紙一重。



* 新宿区西新宿1-27-1 B1F 日&祝休

11:00~14:30(月~土ランチ)

17:00~20:30

 スペシャルランチメニュー ミニステーキ(数量限定) : 

1050円

☆☆☆☆ (素敵な満足度合い!) 



 スペシャルランチメニュー!サービスロース切落し肉の160g(寄せ集め)、ライスお代り自由、サラダ、スープ付。もはや、言う事はあるまい。切り落としゆえ、焼き加減などは指定できず、そのときどきで、味わいは安定してないでしょうが、まずもって、御の字である、この肉のボリューム感と柔らかさならば!味付けは、濃い目で、シャリアピンっぽいソースで風味づけされていて、ご飯が進みます。



 きちんとしたステーキサイズを御所望なら、ランチ時には、定番の100gサービスロース肉のランチステーキが人気。もちろん、足りなければ、50gごとの増量で、1350円、1680円と300円づつスライドしていく良心的換算。ランチタイムもピークを過ぎた時間帯、1時半過ぎに入店だと、通常、315円の飲み物類がフリードリンクとなるサービスもある。



 新宿駅からだと、わざわざ歩くことになるが、それでも、フォルクス、ステーキくいしんぼ、ペッパーランチ等々で悔しい思いをした方々(笑)には、まさに朗報、このお値段にして、ガッつりと、柔らかで旨みのあるステーキが昼日中から、千円で喰えるという美徳に与れるというものなのだ。是非に、おススメです。

続きを読む

魚料理 魚鐵(うおてつ)@九段下

魚料理 魚鐵(うおてつ)@九段下

江戸時代から続く鮮魚店が、和食処として営業


 刺身定食が食べたくなったら、どこが、お得か、鮮度の問題と価格、これを充たす条件は、なかなか見つけ難いものです。魚河岸直送魚料理を看板に掲げた、魚鐵(魚鉄・うおてつ)さんは、もとは江戸時代(文久年間ぐらい)から続く長い歴史を持った鮮魚店でしたが、、魚屋稼業が廃れてから10年ほど前に現在の食堂タイプに業態変換して、近隣のサラリーマン達に絶大な人気を放っています。



 魚鐵さんは、九段下駅から、目白通り沿いをしばらく歩いて、ホテルグランドパレス前にあります。店内は、広く、最近改装されて綺麗で使い易く、万人にアピールできる店となりました。広々したカウンタ―席のほかテーブル席もありますが、場所柄、12時過ぎ頃から、会社勤め人で、びっしりと混雑します。



 カウンター裏では、(どことなく俳優・笹野高史さんにも似た=)4代目大将が奥さんと仲睦まじく、二人三脚、万全体制でスタンバイ、お客さんの魚の好みを聞きとりながら、切り身を皿に手際良く、豪快に盛り付けて並べていきます。



 気負ったところはなく、とても家庭的な雰囲気、例えますと下町の魚やさんの店先で、大将が、その日におススメの魚を選んでくれて、それを切り分け、店先で、ごはんが食べれるという理想的な感じです。魚には、もちろん季節性もあって、定番もの以外は、日替わり、そのつど出されるものがボードに示されて変化します。



 あとは、注文時にコールして、自分好みに仕立ててもらい、煮魚、塩焼き、刺身などで味わえます。都会の真ん中で食べる故、お値段は、昼食としては少々高めですが、ボリュームは言う事ありません。



* 千代田区九段北1-9-7 土日祝休

11:30~13:30(ランチ)

17:30~22:00

 白身魚刺身盛定食(青抜き) : 1500円

☆☆☆



 自分は、端っから、青魚がダメなことを告げてあるので、コハダとか〆サバは除けてもらってます。この日は、メダイ、キンメダイ、平目、タコ、イカ、サヨリ、甘エビ、マグロ赤身、ホタテ、赤貝などが豪華に乗った舟盛り風。大根のツマが山盛りなんで、見た目、底上げですが、ひと切れが厚みがあるので、十分に満足します。



 お味噌汁椀は、少なめだが、わかめの質は良い。小鉢(大根とジャガイモの煮しめ)、お新香付だが、中身は期待薄。ごはんの量は、けっこう多め。しょうゆが、薄くて、イマイチな味。魚の味は、期待するほどでもなく、まぁ、ふつうだが、いつでも豪快に刺身が食べられる良さがあり、男らしく、ガツンと行きたい人向け。



 鮮度&質感=○(ふつう・鎌倉や銚子に比べると落ちる) 

ボリューム=◎(豪快そのもの)

 値段=○(やや高め) 雰囲気&サービス=◎



*** そのほか、刺身や魚が喰いたくなったら。(順不同)



1. 割烹 さいとう@入谷

2.魚こばやし@九品仏

3.魚力@渋谷

4.はま善@由比ヶ浜

5.八丈島料理 はっとり@原宿

6.なじま@逗子・森戸海岸

続きを読む

プロフィール

momoneko0725

Author:momoneko0725
とうきょうの美味しい食べ物や東日本にある温泉地の紹介です。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
桃猫温泉三昧
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR