蕎麦切 森の@本郷三丁目・壱岐坂上
きしめんも美味しいお店。
だいたい好きなお店って言うのは、タイプ的に、自分が通ってる系統で推測されるものですネ。こちらの”蕎麦切 森の”さんは、”猿楽町 松翁”で修行された方が、始めたお店。2006年ぐらいにオープン。系統としては、行きつく先、”神楽坂の志な乃”さんでしょう。”森の”さんは、丸ノ内線・本郷三丁目駅からが近くって、壱岐坂通りと本郷通りがぶつかって交わる辺り、壱岐坂上にあるお店です。
* 文京区本郷2-25-1 日・祝休
11:30~14:00(土曜日は昼営業のみ)
17:00~20:30
きしめおと : 1000円
☆☆☆☆☆☆ (みごとに美味しい!!)
正直、”本家・松翁”より数段旨いのではと思ってしまいます。こちら、蕎麦も十分イケてるのですが、やはり、うどん好きに、たまらないのは、こちらの、”きしめん”のデキバエが、すこぶる宜しいのでございます。おそらく、東京で、イチバン美味しいのではないでしょうか?多加水なのでしょう、向こうが透ける様なシコシコしたタイプ、名古屋のきしめんとは違って、ひもかわうどん。食感が似ているのは、同じく松扇出身の”神楽坂 蕎麦亭”さんでしょう。温かいきしめんが、1500円、きしざる=900円、そして、”きしめおと”は、きしめんと並そばが、少量づつでも同時に味わえるのは、さらに、ありがたい限り。
ツユは、濃い口と薄口が選べますが、うどん対応のため、薄い方を所望。これが、なかなか旨い!薬味は、蕎麦用に大根おろしと山葵、きしめん用に生姜が付けられてきます。蕎麦湯も、食後投入すれば、ダシが薄まってスープのように、まっこと美味い。ざるそばと鴨団子汁=1450円、ざるそばとけんちん汁=1150円などファンにはタマラナイメニューが並びます。揚げ立てが食べれる天ざる類も充実。家族経営、アットホームで温かなお店の雰囲気が漂った、庶民派のルックスですが、味とまごころ込めた本格派、わざわざ足を運ばざるを得ない、お薦めのお店です。
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ラーメン富士丸(フジマル)西新井大師店
足立区内のJ系人気繁盛店
”ラーメン富士丸(フジマル)西新井大師店”さんは、西新井大師の参道近く、環七通りに面した、ガッツリ系の二郎亜流ラーメン。18:00過ぎぐらいから、並び始めて、徐々に行列ができる。カウンター10席ぐらい。ふつう盛りでも、かなりなボリューム。もちろん、本家よろしく、全部増しもあり。旧ラーメン二郎赤羽店がフジマル本店として独立路線を展開、店舗数5店。こちらのお店も、旧店名=マルジ西新井として、2003年始動。
* 足立区西新井1-7-7 月曜休
18:00~24:00
ラーメン : 750円
☆☆ (連食ゆえ、麺少なめコール)
アブラにも目をくれず、麺も少なめとして、やさいも増さず、ニンニクも抜いた、そしたら、J系としては、荒ぶったところもなく、ふつうな印象~比較的おとなしめ。でも、野菜も甘くって、質的なものは高レベル。味も、はみ出た感じさえなく、塩分と甘さのバランスは良い。本家二郎に比べ、塩分が少なめ、脂コッテリ目、麺は多めで、剛直でゴワゴワ系だが、美味い。ゆで玉子が半分入る、麺少なめコールするとサービスで生卵が付く。
ニンニク、野菜増し、油増しは常識路線。アブラ別皿、見た目がエグイ。二郎同様、かなり気合入った常連多し、観察するに、脂分防波堤ゆえ=おしぼり2つ確保、入口自販機で黒烏龍茶を買うなど、独特なパフォーマンスが見られる。店の雰囲気は、柔らかい。麺は剛直系のちぢれ、しかも麺の量は多めなので、そうとは知らずに入ったオッサンが食べるのがもたついていてた。おそるべしフジマルパワー!肉の立体的な外観も大きい。麺少なめコールなら女子もイケる。
麺が、ゴワついてて、かなり旨い!ケド、量が、べらぼうに多い。脂が、超ギトギトである。スープの味が甘い。ニンニクが多い。デキバエは、J系では、個性的スタンスで独自色強め、かなり秀逸、ゆえにファンも多い、、しかし、脂がねぇ~。ともかく、ドカ喰い向けだわ。 続きを読む
上原ひろみ 2010年ソロピアノ日本ツアー
東京最終日 東京オペラシティーコンサートホールに行ってきた。 振り返れば、この数年、毎年コンスタントに足を運んで耳を傾けているのが、”HIROMI”こと”上原ひろみ”ちゃんのライブであります。一昨年も、夏と冬、昨冬は、新日本フィルハーモニー交響楽団クリスマス特別公演を含めて、やはり年に2回も聞きに行っております。
そして、今年も案の定、ひろみちゃのピアノを聞かないと、どうやら年も押し迫ったという気がしないのであります。バンド形態時から聞き始めたのですが、ソロアクトも見ごたえ、聞き応えのあるもので、今回は、オペラシティー、今までの中では小箱、新宿と言うホームタウンなので、余計に親近感がわく。
昨年の”すみだトリフォニ―ホ―ル”が席数=1800ぐらい、今回のオペラシティーが1600席となっており、規模としては、ちょうどいいスペース。しかも、はじめて、悲願の一階席であったので、期待が高まった。
オペラシティーは、音響環境もなかなか好いし、なにしろ、建物が落ち着いた感じでコンサートには最適である。プレイストゥ―ビ―を携えて、奉納に世界ツアーを行った2010年、上原ひろみは、そう語った。昨夏、完成したばかりのお披露目公演時とは、一味違った、演奏に厚みが増し、円熟味が加わって、大層盛り上がったライブとなった。彼女が、再三、口にしていたのは、一夜限りの即興演奏だということ。
自分の曲ではあるが、そのときの精神状態、観客の反応いかんによって、どうにも変化し得るのが、JAZZというものなのだ。今晩は、良い方に属していたように思う。アンコールは、ふつうに2回終わった後、鳴りやまない拍手に推されて、あろうおとか、半分ほど客が退去してから、再び舞い戻っての熱演。
諦めていれば、即試合終了。彼女がステージ上で語ったことばである。諦めなかったからこそ、こうして、いまがある。プレイス・トゥ―・ビ―。今あるべきは、自分の居場所、つまり自分が、こうだと信じ切った結果なのである。
彼女は、一年中、世界中のどこかで、笑顔で、またツアーに出掛ける。しかし、その全てが、恵まれた条件や整った機材、受け入れてくれる客層もまちまちであろう。そんななかで、苦労を重ね、歓びを積んできた、そして、いま、この場所がある。
ピアノって面白いですね。いま、わたし楽しんでいます。彼女の口から、つい、漏れてしまった正直な本音。その本音がピアノを通して、会場中に響き、観衆、ファンへとアツイものとして伝わる。 続きを読む
恵比寿 ゴッサムグリル
2009年オープンした本格派ハンバーガー&ステーキハウス
東急本店前VIRON姉妹店
都内で絶対的にハンバーガーが美味いのは、世田谷・渋谷・恵比寿界隈と決まっております。明治通りの渋谷橋から、恵比寿駅へと向かう途中、渋谷川を渡る手前にあるのが、”炭焼きグリル ゴッサムグリル”渋谷・東急本店前にある、美味しいフランスバゲット屋さん=ヴィロン(VIRON)と姉妹店、同系列のステーキハウス店として新規参入、2009年3月オープン。
店名となっている=ゴッサム、”GOTHAM CITY”とは、ニューヨークの別称のひとつであって、ニューヨークスタイルのステーキとハンバーガーが楽しめるコンセプト店となっています。
* 渋谷区東3-16-10 無休
11:30~15:00(ランチあり)
18:00~22:30
ハンバーガー : 1260円
☆☆☆☆☆ (ほんとに美味しい!これぞ、真のグルメバーガー)
** 画像は、プレーンバンズに、185gパティのバージョン
ランチ時では、こちらで標準サイズ=肉が225gというビックサイズのハンバーガーと肉を185gまで減らして、その代わりにフレンチフライポテトを付けたバージョンという2タイプがあります。お肉は、オーストラリア産100%パティ、赤身にコダワリ、あとは三部位(もも、肩ロース、牛スジ)を合わせて、つなぎ無し、その日ごとに挽いたものを、チャコールで焼き上げ、かなりレアに仕上がっています。肉への並々ならぬコダワリがあり、ある程度熟成してるそうです。だから、美味しい。
バンズ部分も、ヴィロン自家製、プレーンなものと雑穀のツブツブが見える=シリアルグレインブレッド(穀物パン)なもの2種類から選べます。中身は、レタス、トマト、オニオン、ピクルスと標準装備ですが、なかなか美味しい。お好みで自家製のトマトソースとフランス製マスタード(こちらが酸味程よく絶品!)を付けます。卓上には、塩と胡椒が運ばれ、その場でプジョーのペッパーミルで挽いた黒胡椒もなかなか質が好いものですよ。
シンプルだけど、弁えるところはきちっと味に落とし込んだ、なかなか優れた味わい。巷に溢れる、いわゆるジャンクテイストとは、正反対な、あっさりめで迫る正統派、本格的にズバッと直球勝負に惹かれます。とっても美味しい!しばらくぶりで食べた美味しいハンバーガー!ハンバーガーは、ベーコンなどを増やすことも可能。なお、ジャージー牛のグリル、オーストラリア産牛100%のチョップドステーク(荒挽きハンバーグステーキ)が1575円、アメリカ産熟成牛ステーキ=1890円で食べれます。
グルメバーガーって、人気店のレッテルがあっても、これまで、自分の舌で感じるに、どうも当たり外れが多い気がするのですよ。妙にメディアで取り上げられ話題先行で、実は、大したことない店だったり、店がある場所がふつうにアクセスし難いマイナーな場所だったり、凝ってもいないのに高い価格設定、とにかく、まず飲食店としてダメな店が多い。こちらのお店には、なかなか惹かれるものがあります、食に対してきちんとしたバックボーンが感じられる。また、食べに行きたい。
* なお、飲み物は別料金。ボリューム=◎ CP=○ 味わい=◎
店の雰囲気&サービス=◎ アクセス=◎ 続きを読む
クンバ ドゥ ファラフェル@神泉
クンバっていうインセンス会社が
2009年7月オープンした新店
野菜たっぷりファラフェルサンド専門店
こないだ、”江古田のイスラエル料理店=シャマイム”で、美味しいファラフェルを腹いっぱいに食べたばっかりなのに、やっぱり不思議な魅惑があるせいなのか、また食べたくなって、ファラフェル専門店が近くにもできたと聞いて、渋谷・神泉へと向った。店があるのは、よほど地元で無いと、なかなか説明し難い場所であるが、分かる人には、極めて分かり易い立地。
すなわち、神泉にある”鰻 いちのや”さんから、目の前の新・旧山手通りを大きく渡って真向い側、または、渋谷駅南口から出ている東急バス・幡ヶ谷折返所行きに乗って、東大前バス停下車、山手通りと旧山手通りが二又になるあたりで、松見坂方向へと下って行った路地裏である。京王井の頭線・神泉駅からも歩いて4分ぐらい。ただし、迷うと思うので地図は必要。
* 渋谷区神泉23-1 無休
11:30~14:30(平日はランチあり)
17:30~22:00
ランチセット : 1000円
☆☆☆
ファラフェル(肉団子)が入ったピタサンドと、ひよこ豆のスープ(レンテスープ・クミンが効いてる)がセットになっている。野菜がタップリ目でサラダ感覚で食べれる。店主(経営者)は、若くって、インセンス会社の社長、聞けば、ニューヨークにも美味しいファラフェルサンドが無かったから、東京で起業してみたらしい。
ピタパンを天然酵母で作って店で焼いている。また、食材すべてに気を使っており、鮮度はもちろん、結果的に完全ヴィーガン対応となっている。美味しさを伝えたいという、コダワリ社長の採算度外視の熱意が素晴らしい。アツイ魂をもった人だ。
ファラフェル自体の食べ方は、色々あると思うが、こちらでは、自家製・天然酵母で作られたピタサンドに挟んだ全体をファラフェルと呼び習わしている。正直、ファラフェルよりも野菜のほうがボリュームがあり、あまり味的なニュアンスは伝わり難いと思う。ファラフェル単体であれば、”泉岳寺のデビッドデリ”などでも美味しく味わえる。 続きを読む