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鮨 えにし(縁)@鎌倉・丸七商店街

鮨 えにし(縁)@鎌倉・丸七商店街

レンバイ前の丸七商店街奥に

2010年3月にお目見えしたばかり

煮切りスタイル、江戸前、昼は立ち喰い寿司店


 笑い声も高らか、とっても気さくな大将と、飾らない奥様=みちこさんとで、頑張ってるスタンド寿司店。大将は長い間修業して、晴れて、こちらで店を持たれたそうです。場所は、鎌倉駅東口サイド、東急ストア裏手にあたる、地元のひとしか知らないであろう、若宮大路隔てた、レンバイ前、ディープな市場、闇市跡みたいな感じの妖しく、古びたマーケットの奥、ご存じ”丸七商店街”の奥に、店を構えた、”鮨 えにし(縁)”さん。



 昼夜ともに、値段は一緒という良心的スタンス。昼間は、椅子が取っ払われて、立ち食い寿司屋さん。夜は、6席ばかりのこじんまりとした、地元語りの呑み処というスタンスで、そのときどきの肴をツマミに、、、、煮魚、刺身、天ぷらなど秀逸な一品料理が加わってきます。こちらの商店街には、他にも、立ち呑み屋さんもありますが、同様に、庶民派値段の範囲内で、帰りに一杯ひっかけて行くには、もってこいだと思います。それにしても、なんともディープな鎌倉のブラックマーケット=丸七商店街、共同トイレもなんだか秘密めいていて、、、、夜目に怖い(笑)。



* 鎌倉市小町1-3-4 水曜&第4木曜休

11:30~15:00

17:00~21:00(タネは、無くなり次第終了)

 お寿司(握り) : ☆☆ (あくまで個人的な好みで)

(一品料理は、かなり光る腕があり、☆3つ!)



 その時々、仕入れによって、タネは変わるが、2カンで、200円~高くても700円ぐらい。鎌倉地物は、しらすぐらいで、あとは、ヨコハマの河岸で揃えるそうです。この日は、白身=ホウボウ、イサキのみ、イワシ、タコ、イカ、それにアジのたたき、メゴチの天婦羅に、巻物含めて、、一人頭、だいたい、1500円見当、嬉しいじゃありませんか、なかなかイイ感じ。ネタが、サービスしてもらって、かなり大きめ、有り難い!メゴチの天婦羅、アジのタタキなんか、美味しかったぁ。お寿司部門に加えて、その都度、黒板に書き出された、一品料理が、むしろ、おススメかも。



 握りは、しょうゆ皿を出さないので、どうしたのかと思いきや、そのままツマんでくださいというから、こんなところでオドロキ、なんとすべからく、煮切りを塗って出てくる江戸前な古典的スタイル、だからシャリの握りも、いくぶん柔らかいってか。因って、ものによっては、ネタ自体の味わいが打ち消され、みな、同じようにクドくも思えるが、それが、コダワリ、こちらのモットーらしい。ある意味、すてき。なんでもかんでも、煮切りを塗った握り、ある意味、好みが分かれそう。



▽ 絶品、サクッとほんわり揚がった、メゴチの天婦羅=600円。

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鎌倉の彼岸花百景

彼岸花@鎌倉

 ヒガンバナは、不思議なもので、暑い夏を過ぎ、涼風が立つ、お彼岸の頃になると、決まって、ふいに長い花茎をもたげて、あれよあれよと言う間に伸びて、赤い毛氈(もうせん)を広げたように、草叢を赤色に染める。そして1週間もすると、また、もとのままに戻ってしまう。



 東京でも、ちょっとした道路わきの植え込み片隅とか、いつもは、全く、見過ごしてしまうであろう泥が剥き出た地面が、ある日を境に、芽吹き、生命を感じることが有る、それが曼珠沙華のどこかオドロオドロシさへと通底している。鎌倉の秋を彩る花は、晩夏の芙蓉から、萩、そして、いっときの彼岸花の群生に因るまばゆさであろう。



 まずは、江ノ電・和田塚駅近く、駅名ともなっている和田一族の石碑がある、小高い公園、いわゆる和田塚の大きな榎の古木、根本に群れて咲くヒガンバナ。けっこう、このポイント地味で好きです。こちらは、観光客云々ではなく、静かな鎌倉の日常と隣り合わせの中にあるヒガンバナ。敷地内には、大きなタブノキもほかにあります。 例年の感覚で行けば、シルバーウィークがちょうど、秋の花々が咲き初めて揃ってくるレビューの時季なのだ。萩もヒガンバナも、多少のずれ込みはあるけれど、15日過ぎぐらいから、遅くとも25日までにピークを迎えていた、、、、、それは昨年までの話。今年は、なんでも百年来の異常気象で、戸惑いが生じたらしく、萩もヒガンバナも開花時期の読みが難しかった。そして案の定、1週間以上も遅れて、ヒガンバナが咲き始めた。こんなにバラツキが激しく、しかも遅い開花は、なかっただろう。



 今年は、とりわけ夏が暑く、その時期が長かった。それにも増して、雨量が少なく、それもヒガンバナの開花に影響を及ぼしたのだろうと思われる。それでも、台風一過によって、涼しい夜が何日か続くに至って、ついに待ちきれなくなった、早咲きのヒガンバナたちが、青い茎をもたげてきたのだ。開花期間は、意外と短く、雨脚に打たれようものなら、1週間ももたないのではなかろうか?



 浄光明寺は、萩が綺麗だが、彼岸花は、まとまったエリアをの除くと、群生は少ない。円形に囲われた木立の下に、夕陽を受けて群れ咲くヒガンバナもまた綺麗である。

 鎌倉では、寺社のなかに咲き乱れる彼岸花が風情あって、とりわけ綺麗なのだが、群生地は案外と限られる。不規則だが、本数がけっこうあるには、若宮大路の中央部分の歩道、いわゆる段かづらの両サイド、ツツジの植え込みの中から、ニョっきり飛び出たヒガンバナも綺麗で、観光客を楽しませてくれる。



 何度も鎌倉を訪れて知ってる人には、もっとも、お馴染みなのが、八幡宮の東側のへり、その塀沿いに立ちあがって咲き乱れる群生地である。流鏑馬を行う参道、小学校裏へと抜ける道を出て、金沢街道に突き抜ける小路の道沿いに、かなりの本数の彼岸花が群れ咲く。小さな祠の秋まつりと重なるときも、また見ものだ。ただし、こちらは、ビミョーに日陰といっていい場所なので、全部咲き揃うまでの開花は、どこよりも遅い。今年は、さらにずれ込んで、未だ、1週間は持つだろう。 萩が山のように咲き乱れた海蔵寺でも、ヒガンバナは、本数は少ないものの、雨に濡れた苔の緑に映えて、野仏の脇に咲くさまは、独特な存在感があり、どこか詩の題材になりそうでもある。そして、しんがりは、宝戒寺の白い萩に紛れて、群生を魅せる、白いヒガンバナ。正確には、シロバナマンジュシャゲとも呼ばれ、園芸種で作られたアルビノ種、ショウキズイセン(黄色)と彼岸花の交雑種もあるらしい。

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鎌倉 彼岸花・百景@東光山 英勝寺

鎌倉 彼岸花・百景@東光山 英勝寺

 鎌倉駅西口から、横須賀線に沿って、大船方面へとしばし北上、源氏山エリアの谷戸に散って位置する寺社群。どちらも静かな趣きを持った風情が保たれている。そんな扇ガ谷、寿福寺隣り、線路際にある、鎌倉唯一の尼寺、”東光山 英勝寺”さん。惣門は、いつも閉鎖されていて、そのお隣、御用聞きが通る様な、ちっちゃい通用門から入る。門前には、その時々に花が盛りとなった植物が、名札として下がっている。



 建物は、徳川家・水戸家などと関わりが深く、支援されていたことから、彩色を施した装飾など東照宮っぽいニュアンスの建築様式に富み、他の鎌倉の諸寺とは、いささか異なっている。ただし、このところ苑内は、工事中と見えて、なかなか敷地の広い全貌まで、掴み辛い。しかし、手入れの行きとどいたと言い難いなか、竹庭を含めても、拝観料が、300円となっているのには、高い?といささかの疑問を持たれた方も多いだろう。

 わけても、彼岸頃から咲き始めるヒガンバナの群生が、有名。2010年、酷夏が長引き、件の曼珠沙華でさえ、開花時期を1~2週間後に遅れさせた。夜半からの強い雨脚に打たれながら、けなげに頑張ったヒガンバナたち。花首を項垂れながらも、満開へと、もう一歩のところでしょうか?



 苑内入って、左手、鐘楼へと向かう途上、小路の両側に、見事な群生(群落)があります。咲き揃った際には、圧倒的な絵面となり、カメラを構えるひとも多いようです。こちらの鑑賞ポイントは、塀際とお堂側、彼岸花の向こう側に、白いジンジャ―の花を対置させて、群生させているところ。両者ともに、いまが、満開を迎えて饗宴であります。白と赤のコントラストが、非常に綺麗で、こちらならではの趣きです。

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上原ひろみ@インタビューファイルキャスト

上原ひろみ@インタビューファイルキャスト



 ”インタビューファイルキャスト” 、、、、とは、新潟のタウン情報誌の親会社が手がけ、春と秋、季刊で刊行している音楽雑誌。オリコンのようなポップで薄っぺらい誌面と言うより、体裁は、分厚い辞書のようなもの。内容は、本格的なインタビュー専門誌で、余分な広告枠が、まったく無い。



この雑誌、編集長ならではの特別な思い入れがあって、、度々、上原ひろみへのロングインタビューを敢行している。ご多分にもれず、42号、今回も、40ページ近い、5万字、ぶち抜きのロングインタビュー。昨年来のソロツアーとスタンリークラークとのツアーを経て、ひとまわり以上も大きく成長したであろう、HIROMIの今、そして過去が語られている。



 ≪ 拍子木外し ≫ 上原ひろみのピアノステージで、なにやら、ピアノ本体に、潜り込んで弦をはじき、ときには、プリペアードを施して、チェンバロのような歪んだ音色を奏でたり、果ては、鍵盤横の拍子木を外してしまうという、暴挙を目撃する。拍子木を外すのは、彼女に言わせると、なんだか、とってもやってみたいことに類するみたいだ。



 それを例えて、子供の頃、いたずらっ子で、公園の砂利を無性に食べてみたくなり、案の上、吐き出してしまうような、そんな衝動的な感覚なのだそうだ。



 ≪ 単独(ソロ)ツアー ≫ 上原ひろみ自身は、片時もピアノの傍を離れたくないほどの、ピアノ好き・ピアノバカであるらしいが、果たして、(ファンではあるが)一般のひとを前に、ピアノソロを延々と2時間近く、飽きさせずに聞かせられるのか、正直、不安材料はあったらしい。



 そこは、プロとして乗り切れるであろう自負と、自らのなかにあって未だ開かれることのなかった引き出しに気が付いたことが大きかったのだという。ちょっと、ふつうではないほどの過密スケジュールで、世界中でライブに出る。でも、その荷重の掛け方は、自らに自らで課した部分が大きい、つまりは、修験道・修行系。若いとはいえ、底知れぬまで、そのパワーは、体力的なスタミナとともに、精神的な強化策が、ジリジリと身に付いてきていた。



 トリオ演奏や、自身のグループでは、ピアノだけでなく、他(の楽器)メンバーのレスポンス(応答)が始終、繰り返されるので、盛り上がりに事欠かない。しかし、自身のピアノソロは、自分が、どこまで行けるのかが試される。自分のなかで、上手に消化させていく展開だけでなく、そこには決まったものを抜けて飛び出す空間が時として訪れる。



 彼女によれば、後から振り返ってみると、信じられないような奇跡の瞬間が舞い降りるのだ。指が覚えたクセ、それを逸脱した、妙なパターンが繰り出される。あとで視覚化されて、見返してようやくそのことに彼女自身がビックリしてしまう。なぜ、どこから、このイディオムが繰り出されたの?というように、それほどまでに追い詰めて開かれる引き出し。



 それらを、含め、”指に羽が生える様な瞬間”、、と彼女は、旨く表現している。指が、知らぬ間に、とんでもないフレーズを巻き起こすのである。どんなものだろう、たしかに、変化を続け、終わりなく成長しているような、上原ひろみのピアノ。今年の年末も、ソロツアーファイナルに、自分も焦点を合わせている。いまから、楽しみでしょうがない。

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レストラン カタヤマの駄敏丁カットステーキ@東向島

レストラン カタヤマ@東向島

創業1972年、名物 駄敏丁カットステーキ

お肉がめっぽう美味しい下町の洋食屋


 なかなか行く機会の無かったお店、それも、アクセス、不便極まりない。よって行くつもりもなかったお店。しかし、なんとなく気が向くこともあって、今回は、都バス経路でどうのこうの考えず、正攻法、東武伊勢崎線・東向島駅から、暑い中、ひたすら歩いて、15分強ぐらい、明治通りと墨堤通りがクロスするあたりに、"レストラン カタヤマ”さんの目立ったお店が有ります。



 ひとことでいえば、能書きのやたら多いお店ですネ。アルバムの様なメニューの厚さもハンパない、その大半が、宣伝文句とか能書きに充てられています。テレビ取材などお手の物、取り上げられて当然のような書きっぷりなのですが、実際にステーキを食べてみて、妙に納得、プロならでは、肉の扱いに感心し、遠方から初めて足を運んで、ヨカッタと思わせるに足る内容でした。向島百花園も近いしな、なんとか、また機会を作って、行ってみたい。



* 墨田区東向島4-2-6 無休

11:00~14:30(ランチ)

16:30~21:00

 マルキンステーキ定食(和牛100gバージョン) : 2140円

☆☆☆☆



 とにかく、メニューがいっぱいあって、選べません!でも、絞れないのではなく、やはりステーキだと、高額、自ずと財布との相談になりますが、お腹いっぱい食べたいということであれば、外国産の牛や豚肉のアイテムで勝負すれば、かなりお得でボリュームある食事ができると思います。



 初めてだったので、王道のカットステーキ=駄敏丁にしようと思い、ご飯、味噌汁、サラダが付いて、和牛100gのステーキ定食に決定しました。肉は、レアで頼みました、もう、ナイフなど要らないくらいに、そのままで柔らかジューシー。肉汁だけで、食べれるので、ソースには目もくれません。



 駄敏丁カットとは、こちらの商標登録にまでなってるのです、簡便に言うと肉の筋に沿って上手にカットして、それをステーキ片として組み合わせて、上手に並べるってことですネ。まぁ、肉を知り抜いてないと、なかなかそうは行かないものだけに、そこがツボなんです。



 自らのニックネームともなってる”駄敏丁”こと、オーナーの片山幸弘さんは、ちょこっとしか厨房に顔を出しませんでしたが、あとは、若手のシェフが、しっかり、キビキビ働いております。なかなか、躾が行き届いているようですね。付け合わせナポリタンたりとも、手を抜いてる風がなく、東向島と言うマイナーな土地柄でも、きわめて質は高い料理を出してくれています。それにしても、東京スカイツリーは、ますます大きく育って、浅草からの途中駅、東武伊勢崎線業平橋駅のすぐ隣って感じがします。正直、地下鉄・押上駅なんかより、東武伊勢崎線・業平橋駅ホームからの眺めが、圧巻ですネ。

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荒木町 志満金支店で、上カツ丼@曙橋

荒木町 志満金支店で、上カツ丼@曙橋

創業昭和35年


 普段、カツ丼を食べる機会は無いに等しい。たいていは、自分がそうさせているだけなのだが、蕎麦屋に入れば、蕎麦、とんかつ屋では、ロースカツ一本、そして食堂ならナポリタンに畢竟、目配せしてしまう。そんなカツ丼の選択肢も、たまには、好物のうな丼を押しのけてでも、名乗り出るツワモノが現れる。なんて罪作りなんだ、志満金(笑)。



 でも、きょうは、鰻では無いのです、そして言わずもがなの”上カツ丼”コール!神楽坂にある志満金本店さんの支店なのでしょうか?、、、都営新宿線・曙橋駅がある外苑東通りから合羽坂下方面、津之守坂へと向かう途中の寂れた商店街にある、”荒木町 志満金支店”さんです。創業して、50年に為らんとする、外観・内観ともに、昭和の廃れた香りがする庶民的な食堂で、かつては女将と呼ばれたであろう、いまは、おば(あ)ちゃんがひとりで、和やかムードにて立派にお店を切り盛りしています。



 本来的には、鰻屋さんなので、うな丼も、手軽な値段で食べられるのですが、どういうわけか、御昼時のこちらでは、圧倒的に、カツ丼の需要が多いように思えます。”やまいち”で喰う、カツ丼なんぞは、得てして邪道というもの。とんかつ専門店のカツ丼には、あまり興味が湧きません。むしろ、こちらで食べられるような、卵がしっかりと絡まった、昔ながらのカツ丼が、わたしにとって、妙に心落ち着く食べ物なのです。



*新宿区荒木町16 土日祝休

11:30~15:00

18:00~20:00 上カツ丼 : 700円

☆☆☆ (味噌汁は、+100円)



 此処では、上だろうが、並だろうが、肉質に違いは無い、ただ、上かつ丼は、僅か、50円の違いで、ご飯に乗っかったカツのボリュームが少しだけ多い。まぁ、並より多いカツ片のせいで、見かけは、少々乱雑に見えはするが、構わない。庶民の胃袋に収まる上質のカツ丼は、いわんや学食で食べる様な、がさつなカツ丼ではなく、家庭的な味わい、あっさり目、肉は、脂身少なく、しっかり詰まった感がある、オバちゃんの鷹揚な人柄そのものらしく、コロモもトゲトゲしくない。



これが、決して出来合いの安っぽい仕上がりでは無く、よくある町場のカツ丼は、ツユだくで滅法甘すぎたり、カツが、どうにも油っぽかったり、あるいは、妙に塩っぱかったりもするわけだが、こちらのは、意外とあっさり目で、ともかく旨い。時間が急いてるときほど、旨いマズイ言ってられない、すぐに出てきたものは、それなりの事が多い、しかし、志満金のカツ丼は、いたって旨さを噛み締める余裕さえ生まれるから不思議なものだ。それこそが定番と言われる所以なのだろうか。



 特徴は、見るからにB級感モリモリ、あまりにサービス調な、付け合わせのお新香どっさんこ、テンコ盛り状態。見かけ上、カツ丼のふたと同じぐらいの直径とおぼしき皿に、ごちゃごちゃと各種盛り合わせが山盛りになってます。味噌汁は、豆腐とわかめだけのシンプルなもの、あと、鰻屋さんだけに、肝吸い=100円なんてのもあります。

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手打蕎麦 ごとう@代々木上原

手打蕎麦 ごとう@代々木上原

2008年オープンの実力店

太打ちも、オレンジ切りそばも美味しい!


 ともかく、食べる際にも、なんでも揃って事欠かない、上原~代々木八幡近辺で、ピカイチに美味しいお蕎麦屋さんが、こちらの”手打蕎麦 ごとう”さん。代々木上原駅前に限定するなら、”山せみ”さんと甲乙点け難いのですが、呑みながら蕎麦自体を静かに味わうなら、断然、”ごとう”さん、連れが居た場合、あるいは昼食を家族等でワイワイとバリエーション豊かに味わいたいなら、人気の軍配は”山せみ”さんのほうに挙がると思われますネ。



 ごとうさんは、山せみさんのような家族連れ用途とも違う、どちらかというと、おひとりさま、隠れ家タイプの本格派蕎麦店です。それでも、何がイイって、やはり、蕎麦好きをも唸らせる様な質感でさらに、CPバツグンだと思うのです。場所は、代々木上原駅南口下車して、線路伝いの音楽村通りを新宿方面に、しばらく歩いて奥まった先、小路沿いのにあります。カウンターとテーブル席に分かれた、静かで狭い店内ですが、内観自体に何ら凝った造りではありません。いささか、あっさりし過ぎて、禅味趣向には欠ける、それでも、スッキリとした清楚な店の面持ちであります。



* 渋谷区上原1-35-9 日曜休(臨時休業もあり)

11:30~14:00

18:00~22:00

 もり 太・季節二色 : 900円

☆☆☆☆



 実に、美味しい!ちょうど時季的に新そばの季節到来。こちらでは、北海道雨竜郡雨竜町産の蕎麦粉使用で、品種は、キタワセ(北早生)となっておりました。こちらを訪問したわけは、自分好みの”麻布十番 更科堀井”さんで、ご主人が修業した経験から、太打ちの蕎麦が食べれるというもの。



 そういうわけで、ご自慢の更科堀井仕込みな”太打ち”と季節の変わりそばの二色を頂きました。こちらでは、ふつうのもり=700円でも、小振りなせいろが、端っから二段重ねで出されて、江戸風を強く感じさせます。さて、二色で、まず、運ばれてきたのがそば粉100%と記載された=極太な江戸蕎麦タイプな太打ちそば。いままで食べた、このタイプの太打ちでは、新そばだからかもしれませんが、非常に滋味豊かで、実にしっかりとした味わい、噛み締めるほどに蕎麦の風味が感じられる、素晴らしいものです。



 ツユは、いかにもな更科っぽい、やや辛めですが、バランスのよいお味。蕎麦湯のとろみでも、その良さは、感じられます。薬味は、ネギと生ワサビのみ。蕎麦のボリューム感とCPは、とってもいいので、この界隈に訪れたら是非、って感じです。夜は、言わずもがな、日本酒も各種呑める蕎麦屋です。

 季節の変わりそば : オレンジ切りそば(来訪時9月)

☆☆☆



 柚子ではなく、オレンジ切りそばとは、、、、なんとまぁ~ざん新なもの!なるほど、ほんのり黄がかった色合いに、口に含んだときに、ふんわりと柑橘系の風味が通り抜けて行きます。こちらの蕎麦は、かなりエッジが立っていて、しゃきっとパキッとした食感ですが、ゾンザイなワイルドさではなく、繊細さも兼ね備えていて、実に蕎麦自体、技巧派だと思います。聞けば、"大森の布恒更科”でも、修業経験がおありだとか、、やはり只者ではなさそうです。食後の口直しに、ちょっとした甘味が出て、終了。なかなか満足感も高い、イイ蕎麦屋さんです。蕎麦好きなら是非、おススメしたい。

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茶席の禅語

茶席の禅語



「百花春至為誰開」、、、、碧巌録のなかにある、一節、公案の頌。花は、何のために咲いているのだろうか、誰のためでもなく、あるいは、誰のためでもあるというもの。



 日本へとお茶が伝わった際に、禅宗経由であったことから、お茶の席では、掛け軸に書き記された、墨跡、こそが主題でもある。しかし、それだからと言って、構えてはいけないし、心に響かないようでは、その茶事に招かれたことにならない。



 どの言葉も、おそらく、ひとつの悟りへと通じていて、開悟のレベルは、ひとそれぞれあるにせよ、真実へと至る道は、分かろうとして畢竟、分かるものではなく、唯、其処に居て、只、其処に在るというだけなのです。けれども、それを上手に介そうとすれば、たちまち、雑事になかに真実は紛れてしまって、薄らぼやけたものになってしまう。



 笑みがこぼれたように、花が咲くさまをただ受け止め、その時間をたいせつに思う事、百花春至為誰聞。

  小堀遠州は、大徳寺に、忘筌(ぼうせん)という茶席を設けた。忘筌(ぼうせん)とは荘子(そうじ)の「魚を得て筌を忘る。」から、魚を採る道具である=筌を忘れるという意味。いつまでも、手段に拘泥していると、肝心のお茶の心を見逃してしまうよ、との悟りの境地を指している。つまりは、なにも難しい決まりごとは考えず、ただ、お茶を愉しみましょう。


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(閉店)本格カレー&ナン シルクロード@相武台前

(閉店)本格カレー&ナン シルクロード@相武台駅前

2008年オープン

美味しいビリヤニが食べれるお店 第36話


 バスマティライス仕様のビリヤニが、コンスタントに食べれるお店は、案外と少ない。そこで、小田急沿線で、相模原くんだりまで来てしまった。小田急線相武台前下車、北口から、駅前の商店街を直進すると、本格カレー&ナン シルクロードさんがあります。



 初めて降りた、相武台前駅、何もないような駅にみえて、実は”基地”の他ないような町。それだから、米軍キャンプ関係者の外人も多いのかしら、居合わせた方もそんな客筋。ランチ時でも、ディナーメニューもOK、加えて、全品テイクアウトOK!なスタイル。お得なのは、平日の日替わりカレー+ライスで、ワンコイン=500円ランチもある。(* で自分は、下戸だからいいけど、この店、ハラルの関係上で、お酒メニューありませんので、注意。)



** メモ(キャンプ座間) : 沖縄は、身近ではないけれど、神奈川は知られざる”第2の基地県”なんです。米軍、自衛隊含め何かと関連施設も多い地域。米陸軍キャンプ座間は、相模原市と座間市にまたがった、横浜スタジアム90個分もの広さを持つ陸軍基地。1937年、相模原を軍都とすべく計画されたコアな場所で、後に旧日本陸軍士官学校が作られ、敗戦後、そのままアメリカに接収され今日に至る。横須賀、厚木、池子等に次いで、思いやり予算が、かなり投下されていることも知っておこう。

(いのくら基地部会資料による。)



* 相模原市相武台1-26-6 無休

11:00~14:30(平日のみランチ)

17:00~22:30

 マトンビリヤニ(ライタ付き) : 1200円

☆☆☆☆ (デリー・スタイル!旨まぃわぁ~)



 ビリヤニと言えば、やはりマトン。メニューには、チキンビリヤニ(=1000円)とシーフードビリヤニ(=1200円)しかなかったのだけれど、マトンプラウがあるので、ビリヤニ仕様として作ってもらった。しかし、案の上、チキンビリヤニとして作ったものから、チキンを除きつつ、マトンを投入したような感じ。でも、完全バスマティライス仕様で、ハラハラ~ほこほこに炊かれていて、美味しい!



 聞けば、シェフは、ネパール出身だけど、インドのデリーで、6年間修業していたそうだ。そこで、デリー式のビリヤニ。ライタは、紫タマネギとキュウリ入り。ビリヤニは、かなり辛さが際立ったスパイシータイプ。スパイスは、丁子、シナモン、カレーリーフなどが目視出来ました。食後、マンゴーのデザートをサービスしてくれました。こちらでは、タンドール窯があるので、本場の味わいで、カバブやタンドリチキンなどが食べれます。

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魚こばやし@九品仏・自由が丘

魚こばやし@九品仏・自由が丘

 和食の食事処、”魚こばやし”さんがあるのは、九品仏駅からのほうが、ちょっぴり近い、自由が丘寄りに、ちょっと歩いた道なり。自由が丘に該当するエリアは、実に広いけれど、中心部から離れるに従って、地元に歓迎される実力店が、チラホラ散見される。自由が丘でも、美味しいものが、そこそこ食べれることを知ってる人は少ないだろう。築地で、よほどマズイものを、そそくさ食べるよりマシということに気が付く輩は残念ながら少ない。



 このお店も、地味ながら、昼時から繁盛している。手堅い実力店。定かではないが、こちらに2004年ぐらいから有る様な気がする。固定客としては、おそらく年齢層が高くって、敬老会みたいな催し物が随時、繰り広げられているようにも思える(笑)。その季節ごと、全国各地の産地から入った、鮮度のいい魚介類が気軽に食べれるお店。おそらく、”蕎麦屋 山久”さんで、量的に物足りないケースなら、こちらが、更におススメかもしれません。



* 世田谷区奥沢6-22-14 水&第3火休

12:00~14:00(ランチ)

17:30~21:00 松花堂弁当 : 2800円

☆☆☆☆



 美味しい!新橋あたりのサラリーマン相手の商売と違って、住宅街でやるからには、それなりにシッカリしたものが出てくるのは、当然のこととして、値段と品物のバランスが程良い。人気は、弁当=1600円だが、これだと、いかにもな仕出し弁当風で、男性には、物足りない。



 この上のランクに為ると、前日までの予約で、おまかせコース=3800円となる。値段に応じて、刺身のネタが上がり、焼きものや、天婦羅などの揚げものが入ってくる算段であるが、やはり松花堂弁当が、ハズさず、なかなか好い。弁当との違いは、外観的に、カニサラダが付くか付かないかに思えるが、内容も、かなり好い。



 御飯が、弁当箱の内部に収まってるのと、お椀でしっかり頂けるだけでも、大きな違いである。御飯自体も美味しい。刺身は、中トロ、タコ、タイ(松皮造り)に、冬瓜皮のツマ。煮物は、冬瓜(梅酢のせ)とホタテ、島オクラ添え。天ぷらは、野菜のみで、ヤングコーン、サツマイモ、茄子にカボチャ。焼きものは、鰆の照り焼き。玉子焼きに、口取りは、菊としめじの三杯酢(三でした。お椀は、赤だしにお麩、吸い口は三つ葉、ゴマみたいなのが表面に振られてました。食後に、巨峰のシャーベットが出てきました。肩肘張らず、住宅街立地の大人の居酒屋としてみると、なかなか好いお店だろう。鎌倉や銚子の店に比べれば、魚は、ふつうランク。



* ボリューム=◎ 味的ニュアンス=◎ 雰囲気=△ 喫煙も可能で、客が大勢のため。

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momoneko0725

Author:momoneko0725
とうきょうの美味しい食べ物や東日本にある温泉地の紹介です。

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