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いわし料理 旬の地魚 由比ヶ浜 はま善@鎌倉・長谷

いわし料理 旬の地魚 かまくら はま善

由比ヶ浜通りで、オープンして25年余り


 もう、こちらとの付き合いも、長くて10年近くになると思う。普段は、魚嫌いで鳴らす(笑)自分が、美味しい地魚が喰いたいばかりに、通い詰めているお店。とは言うものの、そんなに頻繁には、行かれないけれど、由比ヶ浜や長谷を、訪れた際には、必ず立ち寄ることにしている。生しらすやら、鎌倉海老を知ったのもこの店が初めて。もちろん、自分にとって永遠の仇敵=食べたくない魚のナンバーワン=いわしを手懐けさせたのも、この店の魔法があってこそ、今となっては、感謝しています。



 ”はま善”さんがあるのは、由比ヶ浜通り、バス停なら、”海岸通り”、なんと目の前。江ノ電では、由比ヶ浜駅踏切からから、海とは逆方向へと斜めに歩いて数分だが、鎌倉文学館入口の表示がある、あの信号の角にある、地味な和食処といえば、なんとなく分かるだろう。小花寿司とは、対角線上になろうか。基本的には、鎌倉ローカルな時間を守って地道に営業されているのため、大将の方針から雑誌などの派手な表舞台に挙がるわけでもないので、知らない人も多いでしょう。



 もちろん、知ったひとだけ、常連さんだけが、ふらっと立ち寄って、すぐ一杯になるほど狭い店内、昼時は、賑わって、もう仕込みした分だけ終わってしまえば、二時前に店仕舞いして、また夜のための仕入れに出掛けると言う手堅いスタンスのお店。店は、カウンター数席だけ、とても狭いが、それだけ大将との会話が密にできようというもの、それが心地良い空間。

 大将も、弁えていて、できるところまでしかやらないので、ランチは、平日なら地魚ちらし丼も加わるが、たいてい、人気なのは、”いわしづくし”、と”地魚の盛り合わせ定食”と2パターンしかない。揚げものや、マリネなど、変わったネタ処理は、”いわしづくし”にしかつかないので、目先の変わったものが欲しいのなら、刺身のバリエーションで勝負するか、いわしのバリエーションで食べ尽くすのかは、それぞれの食指が動く方を頼めばいい。まぁ、どっちでも、損は無い。



* 鎌倉市由比ヶ浜3-12-19 火曜休

12:00~14:00頃(売り切れ仕舞い)

18:00~22:00頃

 地魚の盛り合わせ定食 : 1500円

☆☆☆



 もう、言うまでもありません、朝早く、大将が鎌倉や逗子などの漁港(市場)で、その日に獲れた地物を中心に仕入れ、いわしの刺身も混ぜながら、豪華絢爛な地魚オンパレードにて刺身定食として、みつくろってくれます。アジとか、すずき、たこ、いわしなんかは、大概入ってますが、春先の限られた時季だけ、生シラスが入ってたりとか、まぁ、夏たっだら、いさき、こち、など、その時々で、新鮮なお魚が食べられるので、春夏秋冬いつ来ても、魚のメンツが違う面白さがあります。あと、釜揚げシラスが入ったミニ・サラダ、季節ごとに、魚のアラを炊いた澄まし汁が付いてきます。



 いわしづくし : 1500円

☆☆☆☆

 

 普段、どこにいても、あまり食べることがない、活きたいわしが、存分に食べれるセット。その季節ごとにビミョーに種類が違う数種類のいわしを駆使した、刺身、マリネ、溜まり醤油づけ、あと、カラッと揚がって絶品な、いわしの唐揚げなども食べれて、ほんとうに満腹感、満足感がいっぱいで、鎌倉の海ならではの、ご馳走がいただけます。この時季、とても大きな種類のいわし=金太郎いわしが、美味しくいただけます。カラッと揚がった骨の唐揚げも美味い!



 なお、マイワシは、大きく成長するに従って、その名称(呼び名)が、小羽⇒中羽⇒大羽⇒金太郎ってことになるらしいです。夏場にかけて、いわしも、これ以上ないほどコッテリと脂が乗って、とても美味しいのです。脂分が酸化し易い、そんな、いわしだからこそ、上手に手早く調理して、美味しく食べたいものです。こちらでは、他では、考えられない価格で、いろんないわしが、ズバッと食べれて、ほんに幸せです。お魚好きな方々に、是非に、おススメです。夜は、新鮮ないわしを肴に、吞みもできます。

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松之山温泉 ナステビュウ湯の山

松之山温泉 ナステビュウ湯の山

専用独自源泉 湯坂温泉を使用した

パワフルで、薬湯を実感できる


 松之山温泉には、10個ほど源泉があって、おおむね、鷹の湯共同浴場で使用している=1号&2号に新たに掘削した3号泉を加えた混合泉が使用されています。そんななかでも、もっとも強烈な個性とインパクトを有する別源泉、つまりは温泉街とは別源泉を使った日帰り施設が、80号線の北側にあります。



 ”ナステビュウ湯の山”は、大型の日帰り温泉施設です。松之山に来たのなら、此処だけに浸かっても、良い位に個性的、その印象は、素晴らしいものとなるでしょう。こちらの施設は、ただ単に、近頃よくある様な林立した日帰り施設ではなく、特に、お湯のよさに、こだわっている姿勢が伝わってくる、良い施設なのです。その名の通り、露天風呂からは、素晴らしい眺望(ビュー)、秋には、更に綺麗な紅葉も加わって景色の良さは倍増して楽しめることが可能。



* 新潟市十日町市松之山湯山1252-1 

第1&3水曜休

9:30~20:00 500円

 温泉 : ナトリウム・カルシウム-塩化物泉

 ☆☆☆☆ (浸かって肌から実感、スゴイ!薬効)   

蒸留残留物=16000mg/kg 95℃ 140リットル/分



 実に、松之山温泉らしい、うっすらと緑色を帯びたお湯。



 内風呂と露天風呂がある。内風呂は、無加水、掛け流し、肌がピリピリして紅潮し、薬湯の名が体感できる。露天風呂は、湯張時のみ加水し、循環(及び塩素消毒あり)させているので、適温で、浸かり易い。内風呂が、循環なしで掛け流しで、しかも、適温に成っているのは、こちらの”湯守がプロ”であるから、その姿勢に共感できるものがある。ともかく、万人におススメな温泉施設。大きな休憩室も完備されている。これだけ充実していれば、いつでも混雑は、止むをえまい。

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多謝!第4回地球にやさしい中国茶交流会終了

多謝!第4回地球にやさしい中国茶交流会終了

 昨秋に続けて、今回も、”地球にやさしい中国茶交流会”に参加させていただき、末席ながら、お茶を淹れさせていただくことが叶いました。のべ人数で、250人を越す来場者に、恵まれ、盛況のうち閉会することができましたことを、皆様に、改めて感謝致します。



 普段から、友人を通じて知り合いの方々、今回のお茶会で初めてお会いする方々、お茶を囲んでつながる茶縁の豊かさを痛感し、さまざまなひとたちにお会いできたことを嬉しく思います。会を運営をするにあたって、奔走していただいた方、裏方に徹して手伝ってくれた方々に対しても、お礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

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川魚料理 鯉清@志木・上宗岡

川魚料理  鯉清@志木・上宗岡

創業明治11年、

老舗で鯉こくを堪能!


 何を隠そう、磯臭いものは、思わず、オエッと来てしまう体質ゆえ、海のものが、まるっきしダメなのですが、川のものは、概して大好きです。わけても、夏場は、鮎や岩魚、鰻を差し置いても、やっぱり、泥臭い鯉とか、”どじょう”だと思う。なにしろ夏バテに、効くから好きなのだ。川魚料理、のれんを見ただけで、心が躍ります。



 創業明治11年、現在4代目が営業なさっている、志木の鯉清さんは、見事な石庭を周囲に廻らせて、たいそう大きな建物、志木駅東口から、5番乗り場で、国際興業バス(03・05・06系統)に乗って10分ぐらい、バス停は、宿(しゅく)で降りて、すぐ目の前に、目立って、こちらの建物が、ドーンと構えております。付近には、ユニクロとか、しまむら、マミーマートなどが林立した、半分都会的(笑)な雰囲気の中、大資本に負けてない、ドデカさで、こちらの老舗が店を現わしています。



 そうですね、ちょうど県道36号線(宿通り)と蓮田通りとがクロスしている、見通しのよい交差点上に位置しています。少し前のバス停=志木高校前には、”スパ銭 おふろの王様 志木店”がありますので、此処から、歩いて2~3分で行けてしまいます。温泉⇔鰻、そんな定式が、見事に実践できる好立地なのです。



* 志木市上宗岡2-15-53 火曜休

11:30~21:00

 大宴会場完備で、80名も収容可能、、、という店の大きな構えだけで、度肝を抜かれてしまうわけですが、埼玉とか千葉には、こういう店が、当たり前のように、実は多いのです。法事とか、クラス会はもとより、結納とか、そういう地元に根ざした集まりに古くから使われ、川魚を扱っている、いわば料亭みたいな扱いのスタンスで、商いが続いているお店が多いように思えます。



 こちらのお店も、実に広い!しかも、全面ガラス張りで、店前をぐる~っと囲んで季節の花々が咲き、庭の緑も茂って綺麗、みごとな大石や灯篭など配されていて、なんとも豪華な眺めで、ゆったりと食べることが可能です。せせこましさがない、広々使えるテーブル席、座席スペースも広いし、個室も別にあります。



 東京の下町で、カウンターだけのお店も、たしかに、調理人の手元が眺められたリ、会話をしながら、ときには、炭の粉が舞い散るなかでの蒲焼も、イイことはいいのですが、、、やはり、ねぇ、店構えの鷹揚さ、ゆったり感が、鰻屋にも必要な要素のひとつだとは思います。そんなわけで、志木の大きな川魚料理やさん、鯉清さんでのひとコマ。

 うな重(特上) : 3280円

☆☆



 こちらは、やはり、鯉料理がウリみたいなので、正直、鰻料理としてみた場合、グレードは、そんなに高くは無いと思います。まぁ、強いて言えば、値段が強きなわりに、味的には、ふつう程度かと思われます。自分でも、食べ過ぎかと思ったのですが、鯉こくが、かなりウェイトが高いので、鰻重との組み合わせは、お腹がいっぱいになります。



 個人的に、おススメは、鯉あらい(780円)、玉子焼き(750円)、あとランチ時に、鯉こく定食とか、天ぷら定食なんかもあります。鯉のあらいを頼む方が大半です。タレが、旨いので、特蒲焼(2180円)ぐらいが、妥当かもしれません。なお、こちらでは、鰻自体の重さ、大きさによって、ランク分けされているので、一番貧相な鰻が、竹重(=1980円)、松重(=2680円)となっています。特上が、このレベルなら、あえて、並でも、松重ぐらいが、値段とのバランスが取れてるかもしれません。

 うなぎ : ☆☆ いちおう、すべてのラインナップで、国産使用と説明されていた。今回の特上は、静岡産。たしかに、国産を思わせるが、値段に比例して、やや小ぶりなように思う。注文時から、約10分ほどで運ばれてくる。炭で焼いてるとは言っていたが、あまりそのような感じはしなかった。



 蒸しが、じゅうぶんに効いたタイプで、できばえ柔らかく、ふにゃっとした水っぽい焼き上がり。わるくはないが、思ったよりも、パンチが不足しており、痩せた国産鰻ゆえ、脂の乗りがイマイチなことと、全般的に、やや、あっさり目な印象。蒲焼に対して、ご飯が、多めで、バランスが悪い。まぁ、ボリュームは、多いとも言えるが、ご飯が、柔く、あまり美味しさがない。地元の埼玉県産のお米らしい。



 ともかくも、鰻重としては、辛うじて及第点レベルだが、特別、あれこれ論じる様な特色は無く、法事で出されれば、美味しくいただける、うな重では有ると思う。

 肝吸い : ☆☆ ほのかに塩味、三つ葉を落としただけのシンプルな吸地、やや業務用の下地ではないかという味わい。悪くは無いけれど。



 お新香 : ☆☆  普通レベルながら、鮮度、量的なバランスに、心遣いは感じられる。あと、突き出しとして、サラダのかわりだろうか、汲み出し豆腐のようなものが付いていた。酢が効いた中華ドレッシング使用。



 串焼3点盛り : 750円

☆☆



 肝焼きが、2串で、630円だったので、それなら、お得な、ひと揃いもらおうと、、"ひれ、肝、かぶと"で、串焼きで3点盛りを頼んだ。味は、普通レベル。まぁ、タレが、それなりに濃くって美味しいので、染み込んだ旨さはあるのだが、下地と言うのか鰻自体の旨みには、つながっておらず、まぁ、此処では、頼むべきものではないような一品。

 鯉こく : 740円

☆☆☆ (鯉こくは、郷土料理ですね。)



 5年寝かせた自家製味噌を使った鯉こくが、この味で、このボリュームなら、大満足である。特に、うなるような旨さではないにせよ、厚い身がたっぷりと秘伝の手作り味噌の中で、花開き、骨までトロトロに煮込まれている。鯉が、こんなにも、身として入っていたのは初めて。やや、泥臭いが、そこは、川魚料理の良さであるから、マイナスポイントではない。味噌は、あまり甘さは無く、苦さが前面に出て、やや辛め。鯉から出た脂が、ハンパないぐらいで、優に、鯖味噌さえ凌駕してしまうほどである。サッパリ目が好きなら、鯉あらい(740円)、滋養供給やコクを求めるなら、絶対に、鯉こくをおススメしましょう!

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鎌倉・由比ヶ浜 デイジーズカフェ(Daisy’s cafe)の窓辺

鎌倉・由比ヶ浜 デイジーズカフェの窓辺

R134号沿い、Daisy’s Cafe


 鎌倉では、日がな一日、海を、ぼ~っと眺めていても飽きはしない。都会が刺激的なのは、ただ目先だけ、移り変わりの激しさに、翻弄されていること、そのスリリングさに、むしろ酔わされてる自分がいる。でも、海を眺めていると、大方、目の前の光景は変わりはしないけれど、何か気づくことがあって、ちょっとづつ表情は豊かになるかもしれない。



 お店を選ぶとき、選択肢が多い。どれが正解なのかは、それぞれ、何を求めているのか、その生活やら、趣味にもよって違ってくる。それがすごく面白いと思う。国道134号線沿いにある、”デイジーズカフェ”は、もう此処で、10年選手で、どこかロコっぽい匂いがする、人懐っこさをもったお店。



 隣に近頃オープンした、麻心(まごころ)が、2階からの眺めもあって賑やかだが、こちらのデイジーカフェは、海に向けて視線が、フラットで好い。この感覚は、席に腰掛けて、眺める時間と余裕を必要とする。つまりは、ごく日常的な感覚が、こちらでは、研ぎ澄まされる。なにごとも、ふつうだ。それがイイ味出してる。 海が見えるカフェは、このあたりに、いっぱいあるだろうが、ふつうな時間がなんとなく過ごせそうなカフェは、少ないかもしれない。入れ替わり立ち替わりやってくる観光客と、地元の住人では、あきらかに時間感覚が違う。例え、どこに住もうとも、たまたま立ち寄って、思い思いのときを過ごす、その場が、こういうカフェなのかもしれない。そう思う。



* 鎌倉市長谷2-8-11 不定休

12:00~19:00(カフェ)

22:00~27:00(バ―タイム)









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野沢温泉 大湯(惣湯)と外湯13湯巡り

野沢温泉 大湯(惣湯)と外湯13湯巡り

 兼ねてから、訪れてみたかった温泉街のひとつ、"信州 野沢温泉"へと、ようやく立ち寄ることが叶った。とても嬉しい。ここ数年来、近くまで来たことはあっても、なぜか、足を伸ばせなかった。野沢温泉って、東京からすると、やはり、遠い。長野県でも、最奥部に位置している感覚のほうが先行してしまう。



 のどかな田園地帯を走ると、山へと坂が競り上がって、いつのまにか、”野沢温泉”の文字が目の前に飛び込んでくる。こんな山の中に、忽然と温泉街が立ち現われてしまうのだろうか?イメージしていた感覚と違って、あまりに、なんの前触れもない温泉街に、いささか度肝を抜かれる。しかも、町の細部は、田舎町の作りであっても、規模がデカイ。



 まぁ、草津や蔵王なんかで経験していたが、山岳でのスキ―場を含めたリゾート開発とその中腹部での温泉街との対比が興味深い。温泉街として、それなりに全体像を掴むことは、容易なように思えたが、なんのなんの、範囲が広すぎて、把握するのがやっとだ。もちろん、はじめてなので、予備知識もなく、とりあえずは、観光案内所に飛び込んで、地元の方のアドバイスを乞う。

 一見して分かったが、野沢温泉街は、かなり入り組んだ街並み、そして、急勾配な坂の町である。ちょっと立ち寄ってみようというような広さではない(笑)ことが、身に染みて分かった。しかも、お湯は、総じて熱い。温泉だから、熱いのは当たり前だが、浸かれぬほど熱い源泉が、13箇所ほどある外湯に、惜しげもなく注ぎ込まれている。すごい、温泉天国。



 今回は、もう完全に観光客気分で、こんなにも広い野沢温泉の一角を、ただ単に、そぞろ歩いたと言うに過ぎない。それでも、この温泉街に特有な雰囲気やら特徴は、なにやら掴めた気もする。13箇所もある共同浴場は、たとえ外来客であろうとも基本的に無料である。



 ただし、共同浴場が湧き出た温泉と共に村人たちの共有財産であり、湯仲間という制度を作って、地域住民の間で管理・運営されていることを肝に銘じていく必要があるでしょう。従って、強要はありませんが、喜捨として、さい銭箱に感謝のしるしを表せるようになっています。



 野沢温泉開湯の歴史は古く、そのルーツは追えませんが、江戸時代、飯山藩主松平氏が、惣湯(大湯)に別荘を建て、その後、庶民にも湯治を許可したのが温泉街の始まりとされております。北信濃や越後のひとびとが、農閑期に成ると、”ごくろう休み”として湯に浸かり、一年の疲れを流していったのです。 野沢温泉は、大湯を中心にできあがっているというのが、温泉街をそぞろ歩いても良く分かる構造に成っている。大湯の前を通る路が、なんだが、目抜き通りと言う感じがする。この大湯通りは、毎日曜、朝市が立つので、朝市通りとも言うそうだ。大湯は、惣湯とよばれ、総湯とも書く。”惣”とは、村落共同体として、みんなで管理することを意味している。



 野沢温泉のシンボル、大湯(惣湯)には、正面に薬師如来と日光・月光菩薩を配した=薬師如来三尊を祀り、他の12ある外湯に、それぞれ、12神将を割り振って、それらの拳属が野沢温泉場を守っているような雰囲気にしています。それゆえ、湯に浸かって、有り難い効能を頂いた暁には、それらの付随したお堂をお参りして、お賽銭を入れることでも、各共同浴場への感謝のしるしになると思えます。



 大湯は、1994年改築、湯気抜きを入れて三層、木造建築物としても、江戸時代の湯屋建築を模したと言う、実に威風堂々としていて、やはり野沢温泉で一番、いや信州においても、王者の風格を有しています。

 すべての共同浴場の脇に足湯があるわけではないのですが、唯一、人気のある大湯の前にありました。大湯が、混雑していて入れないとか、熱くてゆっくりできないのなら、こうして、目の前にある足湯でお湯を感じることも可能です。



大湯前にある足湯は、長野(北信地方)の方言で、かかと(踵)を意味する=”あくと”と名付けられています。ほかに、旅館前にも、足湯は、さりげなく趣向を凝らして置かれており、全部で、8箇所ほどあります。



 野沢温泉は、大昔の火山跡らしいですが、蔵王や草津、那須のように山肌から噴煙があがったり、町なかに噴煙があがったりはしていないので、硫黄の香りは、じかには漂ってこないのです。ですから、実際に浴槽に浸かってみて、その温泉のよさを実感する温泉場なのですネ。



 野沢温泉には、草津でいうところの湯畑みたいな、大きな源泉湧出地=麻釜(おがま)があります。よく、観光PRで、野沢菜を湯端で洗う光景が映されますが、こちらの温度が86.9度。温泉卵や売店で販売されている、とうもろこしなどを茹で上げて食べることも叶うのが、野沢温泉湯治に楽しみでもあるようです。



 大湯 : 単純硫黄温泉 66.2℃  朝5:00~23:00まで 源泉は、大湯。



 脱衣場と浴室は、信州式で、一体型、ひとつ段が低くなって、浴槽になる。いちおう、ぬる湯と、あつ湯、ふたつの浴槽がある。野沢温泉のお湯は、鮮度も良く、とびっきりの天然素材、ゆえに、熱くて入れない。大湯も、是非に押えたい人気スポットとはいえ、お湯は、手加減すらなく、ゲキ熱、都会の甘ちょろい人間には、熱くて、浸かれない(笑)という洗礼を味わされるだろう。 玉子湯と洗濯湯がある温泉街 :



 共同浴場で、気に成ったことは、温泉卵ができる製造機のような=玉子湯があること、、そして共同浴場本体とは別に、浴槽部分は観光客にも開放されていますが、大概、それと付随して、べつに、洗濯場と呼ばれる、地元の人たちが普段使われている、謂わば、井戸端の温泉場バージョンが設けられている事でした。



 普段、洗濯ものを洗うためにしては、ほんとうに大きくって、お風呂場みたいなつくりです。そこに、野沢温泉のお湯が、惜しげもなく、張られていて、とっても贅沢。冬場に成ると、時間を区切って、野沢菜を洗う場所になるみたいです。こういう恵まれた温泉環境があってこその名品=野沢菜漬けが出来るのでしょうね。

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伝統こけしとマトリョーシカの専門店 コケーシカ 鎌倉

伝統こけしとマトリョーシカの専門店

沼田元氣プロデュースによる、

コケーシカ鎌倉・長谷


 長谷の住宅街、ちょうど鎌倉文学館や吉屋信子記念館へと向かう住宅街の小路に、忽然と現れたのが、こちらの白塗り民家。ガラス張りに近寄ってみると、ななんと、ロシアの入れ子人形=マトリョーシカが並んでいるではありませんか!



 2009年に、オープンしたばかり、鎌倉、由比ヶ浜通りの新名所、長谷東町バス停から住宅街へと入ってすぐ。店内は、ロシアのマトリョーシカ各種と日本のこけし達が、ずら~っと並んでいます。もちろん、こけしちゃんの圧倒的迫力、圧巻なディスプレイを眺めるだけなら、無料ですが、販売もされています。うれしいことに、写真撮影OKなお店。

 

* 鎌倉市長谷1-2-15 営業日=金・土・日・月&祝日のみ

11:00~18:00

 ヌマ伯父さんのお店。日本の伝統的なこけしと、ロシアのマトリョーシカが、古都・鎌倉で合体。その名も、KOKE-SHKA(コケーシカ)。当店、オリジナルな、大仏マトなども散見され、、まことに乙女ごころ踊る、スーベニアな数々。マトリョーシカって、こんなに種類あったんだと、オドロクこと請け合い。そして、たくさんの、こけしさんたちも、作り笑顔で、お出迎え。

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紫陽花の海@鎌倉・成就院

あじさいの海

鎌倉・長谷・極楽寺 成就院のアジサイが見ごろです!


 アジサイの時季に一番好いタイミングだったような気がします。貴重な梅雨時の晴れ間、そして、海では、昨晩からの時化で波立ち、たくさんのサーファーが群れていたのが、印象的でした。みなさんにも、そのショットをお裾わけします。どうでしょう、色とりどりのアジサイが咲き乱れた、この絶景。そして、下まで連なった、この人混み(笑)



 梅雨の合間を見計らって、陽が差す絶好の行楽日和、アジサイが満開だというので、鎌倉を訪ねてみました。鎌倉は、花が咲く時期が、いちばん混みあう季節でもあります。普段は、比較的静かな田舎町にも、大型観光バスや修学旅行生たちの波が、鎌倉の名所に雪崩れ込みます。



 アジサイの名所は、しっとりとした古都鎌倉の至る所にあります。それぞれが風格・風情ある場処ですので、どこが一番いいのかは、その時々の状況やら、個人的な趣味・主観によっても違います。それでも、さきごろ、とみに人気が出てきたのが、こちらの”成就院”ではないでしょうか?



 成就院のアジサイの特徴は、鎌倉の海を遥かに望みながら、アジサイの海も眺めることが叶うと言う醍醐味。まさに、これ以上の絶景は、ほかにありません。お賽銭こそ、みなさん、落としていきますが、拝観料は無料。ほかの場所では、季節柄、綺麗なアジサイを見るにつけ、大概、じめじめ、じと~っとした陰気臭さがともないますが、こちらは、参道が海へと向かって開いていて、明るさも兼ね備えているので、どこか晴れやかな気分にさせてくれるのが人気の要因なのでしょう。

 特に、こういう梅雨時に、いったんは雨に濡れて、しっとりしたアジサイが、晴れやかな夏の強い日差しに照らされて輝くような時間帯が、もっとも冴えて美しいと思います。



 鎌倉のアジサイの名所は、いくつかありますが、北鎌倉では、東慶寺、明月院、浄智寺、長谷では、長谷寺、成就院、御霊神社あるいは大町の妙本寺などが挙げられます。個人的には、東慶寺が、こざっぱりとしていて好きなのですが、浄智寺は、むしろ花菖蒲が綺麗で、また紫陽花の種類が、青色系だけにまとめられた淡色系のよさがあります。  



 そして、此処、成就院のアジサイの特色は、なんといっても管理が為され、色とりどり、花が見た目でもカラフルだということでしょうか?7月には、花が咲き終わった頃、もう、刈り込みが済んでしまい、こちらは、文字通り丸坊主になってしまうのです。つまりは、例年、6月の第3週をピークに、ことし(2010年)は、やや遅めなので、4週目ぐらいまで長い期間、見頃がが続くみたいですが、その意外と短い鑑賞期間だけが、海開きへと続く、夏の鎌倉始まりを告げる、鮮やかな時間なのです。

 ともかく、混雑していますので、へたすると紫陽花より、ひとの頭のほうが多い位に錯覚するような状態。江ノ電で、極楽寺下車し、右手にある、極楽寺坂から、崖上に位置しています成就院の山門方向へと階段を上がって、本堂へとお参りした後、今度は、南斜面にかけて続く階段と緩い坂道を下りながら、坂下へと降りて行きます。



咲いている光景を、じっと目に焼き付けておけばいいのでしょうが、みなさん、写真に収めることばかりに夢中になり、とくに、見晴らしがサイコーである本堂下の高台と中間地点の少し平になったころで、しばし立ち止まって、撮影タイム。かく言う自分も、無我夢中で、いろんなパターンで撮影しました。どのアングルが綺麗なのかは、一概に言えませんが、ひとおおり観終わって、極楽寺坂の虚空蔵堂前から振り返ったところも綺麗です。



 また、紫陽花自身の美しさと、それが夏の日差しに映える、青空と雲にも良く溶け込んでいました。地元の方に言わせると、海の色も、潮目も日によって違うので、できれば、海の機嫌が良い日、吸い込まれるような青さに感激して欲しいとのこと。日に山門は朝8時から開くので、ひとが少ない午前中がイイと言うひとも居れば、3時過ぎぐらいに成れば、空いてくるので、その頃が見頃だとか。

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松之山温泉 凌雲閣

松之山温泉 凌雲閣

自家源泉 鏡の湯を有する


 松之山温泉を語る上で、忘れてはならない、老舗宿が、”凌雲閣”さん。本館は、木造建築三階建ての威風堂々とした佇まい。昭和13年建造、宮大工によって作られています。松之山温泉郷には、10種類の異なった源泉がありますが、そのうち、”鏡の湯”と名付けられた、こちらから湧出した独自源泉を有した、唯一の宿と言う事になります。なお、前回の訪問時と合わせて、これで松之山温泉で、7つの異なった源泉に浸かることができました。



 凌雲閣さんの”鏡の湯”を使用した大浴場は、これぞ、松之山の表看板といえそうなくらいに、針葉樹系のタールにも似た、強烈な薫焙臭で、お湯は、浴槽タイルの色合いから、やや薄緑色っぽい感じに映ります。中国茶でいうところのラプサンスーチョンを彷彿させる刺激的な香り。



* 新潟県十日町市松之山天水越81

(立ち寄りは、要相談、12:00~15:00) 500円

 温泉 : ナトリウムーカルシウム―塩化物泉

☆☆☆



  大浴場には、独自源泉である”鏡の湯”を引いて、家族風呂には、新源泉であるー鷹の湯3号泉を、熱いまま源泉掛け流しで使用している。なお、原則的には、大浴場の鏡の湯しか、日帰り入浴では浸かれない。鏡の湯は、単独使用、大きな浴槽に張られて、循環仕様されているため、適温で浸かることが可能だが、それゆえ、42度に湯温が保たれるように循環管理され、濾過、塩素等の投入もある。個性的なこちらの源泉の性格は、もちろん骨抜きに近いかたちまで、レベルダウンされており、いささか大人しい様な浴感にとどまっています。



 湯口からは、とびきり熱くて、刺激的な香りを含んだ揮発性、鉱物臭を含んだ、かなり複雑な香りがぷんぷんしてきます。浴槽が広いので、全体的なお湯の個性は、薄まった印象ですが、源泉から感じる鏡の湯は、松之山温泉らしい、とってもいいお湯だと思います。

 豪雪地帯らしく、6月とはいえ、宿のそばには、このような残雪が残っていました。

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酔来軒の酔来丼@横浜橋・三吉橋

酔来軒の酔来丼@横浜橋・三吉橋

創業1940年、庶民的な中華屋さん


 サッカーに便乗して、この際、あえて、こう呼ばさせていただこうではないか、横浜橋の知られざる2トップ、、、、阪東橋駅を降りて、いきなり出逢うこととなる、攻撃の要(かなめ)が、口数多い、横浜橋のドンこと、”豊野”だとするなら、知るひとだけが知っていればいい、謂わばディフェンス、守りの要(かなめ)は、横浜橋通り商店街を抜けたあたり、三吉橋入口前のバス通り沿いにある、”広東料理 酔来軒”さんではないでしょうか?



 中国の方の家族経営らしい、アットホームな感じ、ヨコハマホームタウンな感触で、ほんとに、かなり庶民的な中華屋さんです。メニューをみると、安い!そして、物見遊山的な観光客ですら、タメ口で、あしらいながら、実に、フレンドリーを囲って、中華的な輪の中に、ごそっと惹き入れようとする人懐っこさが、こちらの店にはあります。



 長年通っているであろう、(なんの取り柄もなさそうな)近所のオヤジさんたちが客層の中心ながら、中華惣菜を注文して、買っていくテイクアウトのオバちゃん客なども混ざり、和気あいあいなムードたっぷり。阪東橋駅側から、長く冗長な横浜橋商店街をひたすら抜けたあたりに位置していても、さしずめ人情がウリな、ここも、赫奕たる匂いを放つ南区のテリトリー。



 やっぱり、このあたりは、人情なくしては味気なくなってしまうような町の延長部分、お互い支え合って、イイ味出してる、よこはまばし通り商店街の一角なんでしょうね。



* 横浜市南区真金町1-1 火曜&第3月曜休

10:00~21:00(ランチあり)

 酔来丼と小ワンタン : 400円+200円=600円

☆☆



 オドロキのセットメニュー!!この組み合わせが、この店では、テッパンなんでしょうか?大半の客人が、入ってくるなり、このメニューをコール。店は、テーブル席があるフロアと奥に厨房、右半分が座敷席になっております。大トカゲの剥製が、なぜか、目に付きます。そして、お店は、床が傾いております(笑)。



 酔来丼?なんて、聞いたことありません、それも、そのはず、こちらのオリジナルとか。まぁ、カッコよさげに言えば、ロコモコ丼の中華バージョンです。ラーメン屋で、そのときあった具材を、丼ぶり飯の上に乗せただけの賄い飯です。細かく刻んだチャーシュー、メンマ、刻みネギ、もやし、それに目玉焼きが乗ってます。



 店のお兄ちゃんに言われるまま、付いてきたタレを、ぶっかけ、見た目気にせず、玉子とぐっちゃぐっちゃにまぜまぜして、掻き込みます。うまぁ~い。なんなんだ、と言われれば、見たまんまですよ、味は。タレって、あの~しゅうまいを頼んだとき、醤油に、洋カラシってパターン、アレをまさに、ぶっかけるわけですよ。これが、けっこう旨いです。けっして、グズグズになってしまわないぐらいで適度に美味しい、悪くは無い。



 ワンタンは、餡がギッシリ詰まってて、やはり、グーな味ですわ。スープは、かなりコショウ効かせ過ぎぐらいで、あっさり系を、やや刺激的にあざとく演出したきらいが、またニクイところだなぁ~。 酔来丼、たぶん、こちらの人寄せ人気メニューなんでしょう、イケてるのは、これで、驚きの400円だということ、、、サイドメニュー的に、セットものとして、+200円で、さらに、こちらの小ワンタンか小ラーメンが付けられるという、なんとも、太っ腹な設定。また、麺類を頼めば、小チャーハンが、+200円で付けられる、これまたお得なバージョンもありました。



 そして、酔来丼、これが、また、チャーシューも皮がカリっカリで旨いし、ワンタンのボリュームも、とても、とても、200円とは、思えないぐらいの好感触。そう、この組み合わせは、このお店で、黄金比率に組み合わせで、来るものを拒まず、離さぬ魅力を振りまいているのです。マジックがかった相乗効果とはいえ、結果的に、どちらも意外と美味しく、驚くほどに大満足な逸品なんですわ。だから、みなさん、まずは、コレを頼むわけです。そして、酔来軒、覚えておいて損は無い中華店。

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とうきょうの美味しい食べ物や東日本にある温泉地の紹介です。

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