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川崎・南幸町 西口通り 桐の湯@尻手

川崎・南幸町 西口通り 桐の湯@尻手・川崎

黄褐色の鉱泉銭湯


 南武線尻手駅から、第二京浜を超え、西口通りを歩き、南幸町のバス停まえにある、ビル銭湯が、桐の湯さん。JR川崎駅西口駅からも、歩ける距離。



 このあたりは、矢向、綱島、生麦と数々の黒湯銭湯に囲まれた地域に位置しているが、こちらは、ちょっと単純鉄泉っぽい黄褐色の鉱泉を加熱した銭湯です。系統的にみると、どちらかといえば、かなり海水に近い成分の”昭和町・川崎大師 日の出おふろセンター”とか、鉱物臭があって鮮度感バッチリな”鶴見市場 平安湯”、あるいは、濾過・希釈されているが、”矢向湯”に泉質的なニュアンスは似ている。



* 川崎市幸区南幸町3-56  5の付く日は休

14:30~23:00  ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉(低張泉・アルカリ性) : ☆☆☆ (個人的な体感による効能=とてもよく温まる!すばらしい)



 湧出量は、毎分150リットル、なんと、わずか、100メートルの地下から汲み上げ、16.7度の鉱泉を、希釈なしに、加熱して、ひとつの浴槽で使用。源泉カラン(の蛇口)から見る限り、初めから、黄褐色な濁りを有した、口に含むと、かなり金気臭がする鉱泉。浴槽内でも、目視できるくらいの大きな湯華、リモナイトっぽいオレンジ色のものが多数浮遊している。



 蛇口からの源泉は、かなり金気臭がするものの、浴槽内では、ほぼ無臭で、カルキ臭もまったく気にならない。成分比では、温泉規定には達していないようにも思えるが、お湯に浸かった感じでは、鉄泉特有の温まり感、浴後の肌スベ感もあって、温泉並の浴感が強い!かなり穴場の温泉銭湯としておススメである。

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神田鍛冶町 割烹ふぐ料理 満寿家(ますや)で、うな重@神田駅北口

神田鍛冶町 ふぐ 満寿家@神田駅北口

創業80余年 割烹ふぐ料理の老舗でいただく、うなぎ


 あまり喧伝したくはない、そっとしておきたい大人の隠れ家が神田駅前にあります。JR神田駅北口降りて、すぐのところ、中央通りの交差点角地、地下鉄銀座線出口上に、創業80余年になる、ふぐ割烹の満寿家さんがあります。



 1階は、白木のカウンター席に、白いカバーが掛った椅子席が、10席ほど。そのほか、靴を脱いで、奥の階段から上がった2階席がある、こじんまりとした日本家屋の静かな佇まいと、女将さんが笑顔で迎えてくれる。本業は、あくまで冬場のふぐ料理であるが、平日昼時に限って、鰻重を振舞ってくれる。



 神田にある幾多の美食通のあいだでは、知る人ぞ知るわけで、ほんの目と鼻の先にある、鰻専門店 きく●わさんには、たいへん、申し訳ないが、こちらのうなぎも、また極上である。いや、むしろ、専門店のそれより、味は美味しいと言えるかもしれない。ハッキリ書くと、語弊があるのだろうが、きく●わさんとこの鰻は、大きな絵面、観た目で食べるのであって、味はさして美味しいとはいえまい。



* 千代田区神田鍛冶町3-3 日祝休&土(4月~10月)休&お盆休

11:00~13:30(鰻重=平日のみランチ、売り切れ仕舞い)

17:00~22:00(割烹)

 うな重(上) : 2600円

☆☆☆☆☆ (専門店でないから、むしろ満点でも構わない)



 23区内で食べれる、もっとも美味しい鰻重のひとつに数えられると思う。飾る言葉も要らない。鰻が食べたくなったら、こちらで黙って食べるべし。元来、ボリュームがあるので、1尾= 並=2100円でも、かなりの満足感は得られるハズ。同じ大きさの蒲焼が、小さな重箱の中で重なるように1匹半身入って=上(2600円)となり、2尾重なったのが、特上(3100円)となる。いずれも、肝吸い、お新香がつく。



 鰻重 : こちらの鰻は、卸問屋から仕入れ、国内産で、そのつど産地は変わるらしいが、この日は、たぶん、鹿児島産っぽかった。もちろん、こちらで朝から捌き、仕込み、昼時に合わせて、紀州備長炭で焼き上げられて、席に着いて、10分強で運ばれてくる。毎日、少量を丁寧に仕事しているので、作り置きとは思えない、新鮮でしっとりした仕上がり、パサパサと言うようなことはない。



 こちらの鰻は、どちらかといえば、蒸しが弱く、焼きもほどほどで、炭の香りほのかに、鰻本来の厚みが感じられるような、ぷりっぷりした弾力感ある、そして川魚らしさの香りがある、まさに鰻好きに喜ばれそうな仕上がりで、満面の笑顔を持って迎えられる極上の鰻重である。



 いわゆる、へろへろや、へなへなに崩れ落ちそうな、やわな蒲焼でないので、ダイナミックさを味わうに、その手の好きな方には、好都合となろう。蒸しの課程はあるのだろうが、地焼きがもつ本来のよさに近いデキバエを有している数少ない店であるように思う。なにしろ、値段のわりに、鰻のボリュームも、もうしぶんなく、御飯も程よい硬さに炊きあがり、やや甘めのタレが、しつこくないぐらいに絡んでくる。



 こちらの蒲焼は、いわゆる江戸前の流儀とは外れていて、どちらかといえば、自分が食べ歩いた埼玉や千葉の田舎臭い、川魚のよさを活かした蒲焼に思える。蒲焼を、さいきん、地方でも食べ付けている身上からすれば、千葉とか諏訪で食べれるような蒲焼の味に酷似していて都内で手近に味わえるのは、まことにもって嬉しい。



 うなぎの身が、ほろほろ~っと崩れかけるようなのがホンモノと勘違いしているひとたちからすると、ゴムの様な弾力がある鰻は気になるかもしれない。まぁ、好むと好まざるとも、川魚料理として鰻を捌いて、そのまま味わうと、ほんらい、このような感じに仕上がるのは、これまで経験済みである。



* 蒲焼=◎ 田舎臭い味わいが、なにしろ、旨い! 肝吸い=○ やや濃いめで品(ひん)は無い印象ながら、かつお本来の味が出た吸地、大きめな肝に、みつばが泳ぐ。  お新香=◎ 上質の極み!お醤油が掛っている事が嬉しい。

サービス=◎ 女将さんの笑顔が支える。



なお、浦和の老舗 うなぎ店、満寿家さんとは、名前は同じでも、こちらとは、関係は無いそうです。

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(閉店)銀座1丁目 インドタンドール料理 カイバルで、ビリヤニ

銀座1丁目 インドタンドール料理 カイバル

美味しいビリヤニ・シリーズ 第23話

ホンモノのビリヤ―二が味わえるのは、

都内随一、此処だけかも。

* 2019年3月末にて閉店


 地下鉄銀座一丁目駅を降りて、銀座柳通りから、昭和通りへと出た先、道沿いのビル2階部分に、”インドタンドール料理 カイバル”さんがあります。



 御存じのように、”八重洲 ダバインディア系列”の傘下・姉妹店として、銀座に、”グルガオン”そして”カイバル”(2006年オープン)の2店舗がありますが、常時、本格的なスタイルにてビリヤニが味わえるのは、このカイバルさんだけとなっています。(*ダバインディアでは、いわゆる大鍋で、あらかじめ全部まとめて炊いた系のビリヤニなら、ディナーで食べれます。)ビリヤニについては、興味を持ち続けて、いろいろと食べ歩きましたが、結果、此処が、23区内で、唯一ホンモノ、とだけ言えそうなビリヤニが食べれる貴重なお店だと思います。



 お店は、かなり広いスペースで、天井も高くって、インド料理店とは思えぬような、なかなか洒落た空間。ビリヤニは、平日、ディナーメニューのみで、オフィス街ゆえ、お昼時は、ランチのカレーが人気ですが、休日なら、昼でも、ビリヤニを楽しむことが可能です。ただし、美味しい蒲焼と同様、注文を受けてからの調理となっていますので、20~30分近くは時間を要します。



* 中央区銀座1-14-6 無休

11:30~14:30(ランチ)

17:00~22:00(土日祝=12:00~21:00)

 マトンビリヤニ : 1370円

☆☆☆☆☆☆  (ライタ付き、休日昼に食した。)



 ようやく求めていたものに、正直、出逢えたと思いました!ホンモノのビリヤニ。淡路町の某店は、日本米だったしなぁ~、しかも、イマイチだったし。メディアの持ち揚げ過ぎだろう。でも、カイバルさんのビリヤニは、美味しい!ヨーグルトマリネされて、まろやかに、かつ羊肉の濃厚さを兼ね併せ持った骨付きラム肉が、ごそっと入ったバージョン。ひとりづつ分、そのつど炊かれて調理される、ビリヤニのビリヤニ足る、真骨頂ともいうべき本質(核心)を突いた、非の打ちどころのない逸品。



 蓋を取った際に、ふわ~っつと立ち上る、なんともいえぬ香り、ハラハラ~っと、やや硬めに上手に炊かれ、蒸しも適度に仕上がったバスマティライスの食感、さらっと、さっぱり、もちろん、あっさりした全体の印象ながら、時折、顔を覗かせるナッツ類、あるいは、各種スパイスの組み合わさって生まれる、ふくよかで刺激的な爽快感が、ビリヤニと言うハレの食べ物を、品高くも、充実した満足感へと誘ってくれるのでした。 ビリヤニって、やっぱり、バスマティライスが持ち得た特徴をスパイスやら、肉の旨みを伴って、最大限に惹き出していくための魔法みたいなものだと思うのです。



 その点で言うと、その芳醇、かつ品があるステージは、和食でいうところの、秋の炊き込みご飯=松茸ごはんみたいなニュアンスが強いです。そう、栗おこわにはないであろう、別次元の味わいと風味が松茸御飯にも備わっているように、ビリヤニもまた、それ自体で、完結した独特な世界があるのです。



* ボリューム=少なめ 満足度合い=◎ 辛さ=まったく辛さはない。 スパイス=◎



*  ビリヤニ : チキンビリヤニ、海老のビリヤニ、野菜のビリヤニはもとより、チキンキーマのビリヤニなど5種類が、コンスタントに頼める。

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神体山(日本の原始信仰をさぐる) 景山春樹著

神体山(日本の原始信仰をさぐる) /景山春樹著



 山を御神体とする神社が各地にあります。それが、神体山信仰であり、神社の原始的・始原的な本来の姿なのでしょうが、古墳に葬られた氏族への祖霊祭祀が、しだいに定着農民たちの農耕豊穣信仰へと形を合致させていく過程があります。



 神体山と磐座・磐境、山宮と里宮、荒魂と和魂、日吉大社や伊吹山、三輪山など、筆者は、各地の神体山信仰の実態と由来を分析し、そのルーツに迫って、いまいちど原始信仰からの魂のながれを、蘇らせます。



 『 高い山は、天(あま)に通じ、遠い島は、海(あま)に通じる。山宮はやがて忘れられ、人家や集落にもっとも近い里宮や田宮にしだいに信仰の中心が移ると自然神道的な形態はしだいに社殿施設や宗教儀礼の形式に重きをすえて、いわゆる社殿神道の形式的な完成と、また同時に祭神の人格的な固定化へと向かうのである。 』



 通過儀礼、春祭りと、秋祭り、すなわち、春に神さまを山から降してきて、今年一年の豊穣を祈願(祈年=としごい=祈り乞う))する、また、秋に成ると、実りに感謝(新嘗祭)して、また山へと送り届ける。その季節の繰り返しと、祭ごとの起源は、やがて、神社と言う人びとが居住している場所へと社殿・拝殿として定着し、また儀礼的な部分も整備されていく。その祭りごとをおこなってきたうえで、形骸化したものが、御輿だったりもするわけです。



 古代祭祀まで魂の原型を辿って、そこから、神道や信仰の日常的な場面へと解説されている書物が少ないだけに、こうして、ひととおりの流れが把握できる、好著だと思う。さいきんは、ともすると、現世利益的な御守りやら、意味も解せずにパワースポット巡りなどが流行っているようだが、その意味合い、つまり先祖たちが、気づき、築いてきた魂の鎮め方にも想いを馳せてみるのも重要かと思える。

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横手やきそば考

横手やきそば考

それは、C級寄りな、ローカルフードだった。




 東京の某所で、はじめて、秋田の"横手やきそば"なる、B級ローカルフードを口にした。なんでも、その特徴は、まず、麺は、茹で麺仕様、それを、まるで、釜玉うどんやカルボナーラのように、ウスターソースや玉子をかき混ぜながら、和えて食べるような感覚です。これって、焼そばなの?っていうぐらいに変わった食感。



 東京で、濃いめのソース、ギトギトに強く炒めを利かせた、鉄板焼ソバの類を連想していると、思わず、肩すかしを喰らう。印象が、やわらかくって、優しい、そして、味付けは、薄味で甘い。麺は、見た目、黄色っぽい、まるで、札幌らーめんみたいなもので、それを茹で上げて、特製の甘いウスターソースに豚挽肉、キャベツを炒めたなかに投入して、茹で汁が少し入った状態で、和えて、それに半熟の目玉焼き乗せ、福神漬け(紅ショウガでは無い!)を乗せて出来上がりである。



 味は、実際に、食べてみないと、正直、わからないと思う。でも、これまでにない、料理ではある。地元、横手には、このタイプの焼そばだけを売っている、やきそば屋が存在しているのだそうだ。表記は、あくまで、”やきそば”、とだけ記する。東京の下町に、もんじゃ焼があり、静岡には、しずおかおでんがあるように、もとは、子供たちが腹をすかせて、下校途中に食べたであろう、そんな味を継承して、甘くて、それでいて、シンプル(チープ)な味わいなのだろうと思われる。



 盛岡に、じゃじゃ麺があり、四川に、汁なし坦々麺があるように、アレンジを変えつつ進化しているような気さえする。これは、甘いウスターソースのタレに、挽肉、きゃべつ、などを混ぜた、それと同一ライン上の食べ物のような気がする。なお、現地では、もつなども、具材に入るが、基本は、キャベツ、豚ひき肉、目玉焼き、福神漬けらしい。



 食べてみた感想としては、不味くは無く、それなりに優しい、家庭的な味ではある。しかし、これ以上、追究するつもりは、もうとうないし、ランク的には、B級ではなく、もう少しC級寄りなグルメだと思う。

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とんかつ とん喜で、カツ丼@銀座6丁目ソニー通り

とんかつ とん喜@銀座6丁目ソニー通り

東京で、おそらく、いちばん旨い、カツ丼


 腹ペコだった若い時分なら、いざ知らず、”かつ丼”って、案外、いまとなっては、食べる機会が巡ってこない。なぜなら、とんかつ専門店では、きまって、ロースかつ定食、蕎麦屋では、たいがい、カレーうどん、食堂では、ナポリタンを食べてしまうからだ。



 そんなときでも、かつ丼が旨いと聞き付けて、思わず入ってしまう店もある。外堀通りより、一本裏手にある、ソニー通り沿いに店は有り、目立たない地下の店だが、カツ丼定食の大きな看板を路肩に見つけたら、急な階段で、地下一階へと降ります。



* 中央区銀座6-5-15 B1

年中無休 土日祝=ランチのみ

11:30~15:00 17:00~22:00

 かつ丼定食 : 900円

☆☆☆☆

 

 なんだぁ~このトンカツ、ハムみたいに薄っぺらいこと。厚さは、約6mm。そう思いながらも、食べ進むうちに、思わず、にんまりと笑顔になっていく自分がいる。豚肉の質がよい(平田牧場三元豚仕様)ので、たとえ薄くっても、正直、旨い、ウマすぎる!甘めの味付けのタレ、しっかりと玉子と共に濃い味が染みて、なお、よし。ご飯を食べ進むうちに、ツユだくになって丼ぶりの底に残っていくのがちょうどいい。御飯は、会津産。



 特製かつ丼定食なら、少しは、肉のボリュームが多いらしいが、たいていのひとは、並のかつ丼を頼んでいるから、そう違いは無いと思います。定食は、アツアツの豚汁、お新香がついて、東京のど真ん中、銀座で、900円で、かつ丼、とん喜が、やっぱり、旨い!



* お新香=◎ 豚汁=△ カツ丼=◎ 

店の雰囲気=× ちょっとねぇ~、客あしらいも急いて、大衆店(繁盛店)ゆえ、追い立てられるようなせかせかとした雰囲気あり、もっと落ち着いてたべられれば、もっとイイかもしれないけど。CPは、バツグン!ロースカツ定食も食べに行きたい。

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西伊豆松崎 うなぎ 三好@人形町店

西伊豆松崎 うなぎ 三好@人形町店

東京近郊美味い鰻屋さん巡り百撰 第59話 

炭で炊かれた蒸し竃の御飯は、まろやかでふっくら。


 人形町で鰻と言えば、”大和田本店”あるいは、”梅田”さんが、よく採り上げられるが、自分は、案外知られていない、”三好”さんを推そうと思う。こちらの本店、つまりは、ご主人の実家は、西伊豆松崎で、60余年になる老舗の鰻屋さん、お兄さんが、”三好伊豆松崎本店”を守っていて、弟さんが、こちらで鰻と小料理屋さんみたいなスタンスで支店をやって、人形町で、7年めになるらしい。



 場所は、たいへん分かり易く、人形町交差点と大観音寺との間にある道沿いで、郵便局よりワンブロック交差点よりに位置している。ちょっと階段をあがったところが店舗だが、うなぎのイラストが描かれているので、通りがかれば目立つだろう。交通の便が悪い、西伊豆まで行かなくとも、まずは、こちらで十分なのだ。



 店内は、カウンターとテーブル席、小上がりの座敷もあるが、どちらかといえば、小料理屋さんの雰囲気、しかし、洗面所には、お香も焚き込められて、なにげに落ち着いた感じで、食せます。



* 中央区日本橋人形町1-5-6 日休&年末年始

11:30~14:00

17:00~21:00 うな重(雪) : 3200円

☆☆☆☆ (肝吸い、お新香付き)



 久々に大満足のボリューム感!さすがに美味しい。鰻自体の目方が重いという、ランク上の(雪)を頼んだが、もうひとつ、下のランク=2800円(月)でも、よかったかもしれない。鰻自体は、新橋にある某鰻問屋から毎朝、仕入れられ、捌きまで下ごしらえは済ませるらしい。注文と同時に、蒸し始め、炭火で丹念に焼かれて、20分強ぐらいで、うな重が運ばれてきます。やっぱり、ガスロースターで焼かれた蒲焼は、どこか優等生的なルックスで物足らないと思わせるに足る、こちらのしっかりと炭火焼で仕上げた硬めの蒲焼が自分好み。



 こちらのウリ(特徴)は、ご飯を炭火で、特殊な”蒸し竃”なるものに、羽釜を入れて炊いたご飯。会津産のお米は、釜で焚かれて、ほっこり、丸い食感で、ほんわかして美味しいのです。新潟産のお米は、自分も鰻には、合わないと思うので、こちらのアプローチは、なかなか、うなづけるものがありました。ご飯ばかりが、際立って主張するようだと、せっかくの蒲焼が活きてこない、両者が馴染まずに、重箱の上下で、険悪な仲(笑)であることもことも、実は多いのです。



 その点、こちらでは、蒲焼本体を、やや濃いめな味付けと焼きあがりにして、反面、ご飯には、あまりタレを染み込ませずに、白さと炊きあがりにご飯自体の良さを出して、あくまで、主役の蒲焼をもちあげるかのような扱い、とても、GOOD!でした。



** 蒲焼自体=蒸しは、程よく、鰻自体の身の歯ごたえを感じさせる、しっかり硬めの仕上げ、炭で強く炙ったかのような、表面が、パリパリっとした仕上げに、とても好感が持てます。佐原の山田うなぎ本店で出されたかのような、実に田舎臭い、本来のうなぎの良さを味わえる、硬めに仕上がった蒲焼をたらふく堪能できます。



 (しっかり確認はしてませんが、、、こちらでは、焼き上げる際に関東では珍しく、金串(ステンレス製)を使用していたように見えたことです。白焼きは竹串で、その後、金串を追串するのではなく、もとから短めな金串仕様なのか、聞きそびれました。まぁ、そのため、炭火で強く焼ける秘訣だと納得しましたが、もしかしたら竹串が光ってそう見えたのかもしれません。今度聞いてみよう。)



 ふわふわに蒸され過ぎて、歯がない老人食みたいな鰻はゴメンだぜ、という、ほんらいの鰻好き、正攻法向けの方には、ジャストフィットで、なかなか23区内では、出逢えない、イイ味わいの蒲焼なのです。好きですネ、自分、こういうの。 蒲焼 =タレが、けっこう甘くて、クドイ味わい、なんですね。しかも、蒲焼自体に、下味を付けたかのような、田舎臭い、べたべた感もあって、きわめて濃い味に、しつこく仕上がっています。それを好ましく思う方にとっては、かなり正解な鰻重ですが、千葉とか埼玉などで食べ付けない人には、その満足感が、いささか重荷と言うか、クド過ぎて、かえって飽きるかもしれません。



 きも焼 : 400円(1本)

 ☆☆☆☆ バツグンだぜ!



 こちらの肝は、実に旨い!鮮度が高くって、肝本体だけではなくって、ほかの身の部分もちょっとばかし付いてるのが、特徴的かな。炭火で、適宜に火通しがしてあって、痩せて焦げ焦げにならず、逆に、ふっくら、ふくよかな食感で、苦みも無くて美味しい!ものすごく、丁寧な仕事かと思います。ワイルドでは無く、やさしい味わいの、肝焼き。小振りなんで、値段は、控えめですが、タレが巧く効かせてあって、酒のつまみにはもってこいでしょう。



 肝吸い=3 ふつう。やや、吸地の味付けは、濃い目である。細いネギが利いている。



 お新香=2 ボリュームはあるのだが、これは、いかにも浅漬けの素っぽい、ぬか漬けでない一夜漬けのチープな味わい。



*  ボリューム=◎ 味わい=焼きが強いタイプの蒲焼好きには、マストなお店。辛いタレで、ごはんビッチャビッチャ、蒸し過ぎで、身もボロボロ、、なんて経験はありませんか?そんな方には、こちらの硬めで、しっかりと焼き上がった蒲焼は、下町でも、ちょっとお目にかかれませんゼ。鳩山(弟)さんに似た、一見するとイカつい御主人も、話すと、とってもきさくで好い方ですよ。実家で、そのまま鰻屋家業を継ぐより、和食のお店で修業した御主人、ほぼ鰻だけの本店とは、ちょっと違った料理の味わいも、人形町店では酒と共に楽しめるかも知れません。

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つけ麺、油そばなら、兎に角(とにかく)@松戸駅前

兎に角(とにかく)@松戸駅前

燻玉つけ麺、温玉油そばが大人気


 とにかく、思い立ったら、行ってみるべき。松戸、そんなに遠くない。兎に角、ほんとに、美味しい!わりと(和利道)イイとみ田より、とにかく、美味しい、つけ麺あるんだな。



 松戸駅東口降りて、すぐさま、線路伝いに伸びた商店街を、しばらく歩くと、新東京病院など両サイドに病院ばかりの場所が連なり、やがて、その先に、なにやら行列が見えてくる、そこが、”ラーメン つけ麺 油そば 兎に角”である。平日、2時前、奇跡的に並びは無かった。L字型になったカウンターのみ、妙に脂ぎって滑る床、、期待できそうだ。



 ちょっと見まわすと、つけ麺と油そばを頼んでいるひとが目立った。麺は、太くって、しかも、ボリュームも多めに設定できるし、ふつうでも大盛な=刻みチャーシュー丼(350円)、牛すじ丼(350円)などもサイド的に頼めて、かなり満腹、デカ盛り系のひとにも、十分、アピった内容で迫る、松戸の大人気店である。



 松戸界隈と言えば、正直、”とみ田”人気がブレークし過ぎたため、長時間な行列を、きっちり並ぶのが、かったるい人たちが、大挙、こちらへと押し寄せているだけと思いきや、裏手でも松戸駅に近い立地で、分かればアクセスはよく、常磐線線路と妖しげなラブホテル街との間に挟まった場末地帯、ココだけ異質な行列があり、、もはや、独自の人気を獲得している。



* 松戸市根本462 月曜&祝休

11:00~14:30  

18:00~21:00(日・木~14:30)

基本、時間通り、売り切れ仕舞いにはならないようだ。  燻玉つけ麺 : 800円(つけ麺(700円)+100円=燻製味玉子=燻玉つけ麺)

☆☆☆☆☆ 文句なく旨い!!



 とにかく、いままで食べてきた、つけ麺のなかで、破格の旨さ!である。油そばが、むしろ、人気あるというのもうなずけるが、つけ麺も、同様、病みつきにさせるジャンクテイストを持っている。粘性のあるスープは、かつお系の香りが、プ~んとキツく匂い、食感的には、まず、麺に、まとわりつくような油の層にヤラれる。



 つけ麺のいわゆる、クラシカルな原型に忠実でありながら、酸味を抑えぎみに、一味唐辛子で、メリハリをつけ、ことさら、前面に出さぬよう、ビミョーなバランス感覚で、個性を完成させている。麺も、スープも、単体では、それ自体、なんら凄みを持ち合わせはしないのだが、それらが合わさった際には、旨さの称号が与えられる。



 つけ汁は、完成度合いが高く、なにも、言う事は無い。麺は、個性的、うどんのような噛みごたえを有していて、それ自体でも異彩を放っているが、粘性の高いスープと混じると、なおさら、個性が活きてくる。スープと麺の相性は良い。チャーシューも、しっかりとしたデキバエのものが二枚、700円のなかで収められているのは、ちょっとスゴイ。スープ割りでは、逆に、個性が尻つぼみになった。やはり、つけ麺か、油そば、こちらの魅力は、そこに凝縮されているようだ。



 加水、多目で、うどんぽい麺は、自家製。旨みが、ぎっしりと詰まった風の硬さは、微塵も無く、意外と、それ自体では、主張が少ない貧相な感じ。麺のボリュームは、書いてあるほど、食べれば、そんなに多くは無いと感じる。ふつう=250g、大盛=375g、特盛=500g、そして、カップル客も多くて、そんな場合は、小盛=200gも用意されている。燻製玉子、これも、ねっとりとした食感と、硬めなボディーが、実に巧いコントラストになっている、美味しい!



* 店主は、”津田沼 必勝軒”出身、現在の場所に移る前からの創業で、2005年から松戸で営業をスタートさせている。

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(閉店)南インド料理レストラン ダルマサーガラ@東銀座

南インド料理レストラン ダルマサーガラ

@東銀座駅前 2003年オープン

* 2020年7月末にて閉店しました。
ビリヤニシリーズ 第21話


 地下鉄東銀座駅から、すぐ、上がったところ、首都高1号線の脇、もしくは、万年橋と祝橋の間、ビルの2階に、南インド料理レストラン ダルマサーガラさんがあります。



 店内は、お香が焚かれて、カレーを食べるというより、けっこう、お寺っぽい、もしくは骨董店っぽい(笑)気分になってしまいます。カウンターとテーブル席、バ―のような大人の空間、狭い店内。平日ランチ(11:30~14:00)では、ランチミールス=1200円、カレーライス=950円、ランチボックス=850円と、銀座にしては、お手頃な値段で、落ち着いて、カレーランチが楽しめます。自分の狙い目は、むしろ、喧騒から離れた、休日メニューのビリヤ―ニ。



* 中央区銀座4-14-6 2F 無休

11:30~14:00(ランチ)

18:00~22:00(ディナー)

 特製ビリヤニ(土日祝限定10食) : 1680円(高い!)

☆☆☆ (本日は、野菜ビリヤニ)



 土日祝日には、日替わりで、特製ビリヤニが食べれます。いちおう、土曜日=ノンべジ(チキン、マトン、エビなど)、日曜日=ベジタブル(野菜)になっているそうですが、プラオやベリンジの日もあるようで、その日任せで、融通は利かないようです。



 純然、バスマティライス仕様のビリヤニで、たっぷりめのヨーグルトサラダ=ライタも付きます、こちらを、好みで、マトンカレーとかチキンカレーとすることも可能です。炊飯ジャーから、取り出して、そのまま盛り付けたような、いかにもな、炊き込みご飯タイプ。美味しいことは、おいしい。



 しっとり、ピタピターっとした食感、程よい辛さ、独特に調合された風のスパイシーな香り、ボリュームは、かなりあります。食後しばらく経って、スパイスの効能が、じわじわ~っと効いてきて、身体がホカホカしてくる、なかなかスパイス使いに定評、特徴があるみたいで、佳い感じ。カラーリーブスらしき、葉っぱのスパイスが、けっこう入っているのが認められた。



* ボリューム=多い スパイス=◎  野菜=たっぷり

  雰囲気=接客サービス等は、よいが、、店内が、どうにも、お香臭くって嫌。

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インド料理 想いの木@神楽坂上交差点

インド料理 想いの木@神楽坂上交差点

2010年2月オープンの新店

魅惑のビリヤーニを訪ねて、第20話


 これまで築地で、2004年から営業していた、”インドカレーの店 カリカリ”さんが、このたび、神楽坂上へと移転、”想いの木”として、2月に新装オープンとなりました。場所は、地下鉄・牛込神楽坂駅近く、大久保通りと、神楽坂通りがクロスする神楽坂上の交差点から、ちょっと上がったところ、店は、急な階段を上がった、2階。地味で、見落としがちな入口ですが、神楽坂駅からなら、神楽坂通りを上から下る感じ、交差点からは、すぐです。



 昼時には、ランチメニューがあり、5種類のカレーの中から選んで、カリー(ナン、サフランライス)+サラダ=950円、タンドールチキン付き=1150円、ハーフカリ―2種付き=1100円、スモールカリー3種付き=1200円となっています。三人いるシェフのうち、1人が南インド出身だそうです。築地では、メニューには無かったビリヤニも、神楽坂へ移転してから、新たなメニューに加えられました。是非とも、好評博して、看板メニューとなること、願っています。そして、加えて、この店、嬉しいことに、終日、禁煙店!



* 新宿区神楽坂5-22 2F 無休(夏休・年末年始)

11:30~15:00(ランチ)

17:30~22:00

 チキンビリヤニ : 1680円

☆☆☆ (ミニサラダ、ミニライタ付き)



 見るからに、素敵な出来上がり。事前に、電話で予約入れておいたので、店に着いて、しばらくすると、出来たて、アツアツな、ビリヤニがテーブルに運ばれてきます。やっぱり、まとめて炊かず、ひとつ分づつ、土鍋で炊き上げられた、本格的なビリヤニは美味しいなぁ~!と、しみじみ、まず、その余韻に浸ります。



 ビリヤニは、基本的に、ディナーメニューで、チキンと野菜があります。こちらでは、注文を受けてから、調理するタイプなので、できあがりまで、およそ30分ぐらい用します。ですから、ビリヤニを食すには、もちろん、あらかじめ、予約してからのほうが得策かと思われます。なお、注文時に、辛さとコリアンダー入れるかどうか、あらかじめ調整が利きます。

 ビリヤニと言えども、基本的には、やはり、薄味のほうが個人的には好ましいと思うのですが、こちらでは、これまで食べ付けたなかでもトビきり、辛いタイプの濃い味ビリヤニでした。相対的には、スパイスは効いてません。食感的に、むしろスパイス使いは、弱く、コリアンダーを刻んだ量も少なめ、でも、辛さのためなのか、食後、大量に発汗してきました。ボリュームは、かなり少なめ。1人前だったせいか、小振りの器にて、ていねいに調理されてでてきます。



 御飯は、おそらく強火で硬めに炊き上げられた、バスマティライス仕様。御飯は、焦げ目もちらっと、かなり、パサパサ模様、味的には、濃厚で、いささか塩っぱくて、カレー味強め。もう少し、ほわほわ~に軟らかに炊き上がった状態を期待したが、パラっとした硬め仕上がりが好きな人には最適でしょうね。全般的な風味から言って、カレー味が強すぎるために、バスマティらしさの香りが足りなく、全体の立体的な奥行きある盛り上がりに欠けてしまっています。バスマティが、ほわ~っとした持ち味を出せないのは、もしかしたら、蓋で、押しつぶすような炊き方にあるのかもしれません。より、スパイスを効果的に使った香りの立ちあがり感に、今後を、期待しておきましょう。



* 店の雰囲気=◎ 接客=◎ とても、ていねい。 

ビリヤニ=素朴な味わい、味は、濃い目。



* なお、神楽坂上には、大久保通り沿いに、チェーン展開している=ディップマハルでは、950円で、ピラフ式のチキンビリヤニが食べれます。

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