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南インド料理専門店 ニルワナム(ニルヴァナム)@神谷町駅前

南インド料理専門店 ニルワナム(ニルヴァナム)

東京タワーにも程近い@神谷町駅前で、

人気のランチブッフェ、水曜限定、

べジビリヤニで、涅槃の境地へ!


 ビリヤニ探査シリーズ 第16弾! :



 先日、東京タワーに立ち寄ったのは、実は、この店来訪が、主たる目的。ビリヤニを食べ進んできたところで、節目となるお店、2005年オープンした、南インド料理専門店 ニルワナムさんを来訪。平日には、ランチで、南インド料理のブッフェとなる。12種類のバイキング、日によって、内容が違うらしいが、水曜日には、野菜ビリヤニが、出されるという情報を聞きつけ、食べに寄った。



 地下鉄神谷町駅前の交差点から、御成門駅へと向かう道路沿い、デイリーヤマザキの手前にある、冴えない雑居ビル(単なるオフィスビル)の2階部分にあたるのだが、目立たないので、看板を目印にするといい。



 付近が、完全なるオフィス街のため、ランチ開店と同時に、常連客で、席は、瞬く間に埋まってしまう。もちろん、ブッフェスタイルであるが、たえず料理は、新しいものが供給されるので、問題はない。お客さんの構成比が、ほぼ、外人というのも、、かなり威圧感あり、料理種類に馴れていないと食べ進む配分も難しい。日本語がカタコトな店員、外が見えず、なんとなく暗い雰囲気、客が押し寄せて、ごった返した店内、落ち着いて食べれないというマイナス要因、妙に椅子が低くて食べ難いなどの盲点もあるが、出させる料理は、最強である。



* 港区虎ノ門3-19-7 2F 日曜休 

11:30~14:30(ランチ)

18:00~22:00(ディナー及び土曜&祝)

 水曜日のランチブッフェ : 1200円

☆☆☆☆ 



 12種類のランチブッフェは、なかなか、充実のラインナップ。もちろん、人気ゆえ、混雑を勘案して、オープン直後に来襲しました。大きな皿1枚に、カトゥリ(ステンレスの小さなカップ)2つ、小さな皿が与えられます。カトゥリに、サンバルやら、カレーなどを盛り付け、ドーナツにも外観が似た、”ワダ”が、旨い!し、ナンのようにみえるのは、ケララ・パロータとよばれる南インドの主食的存在。これまた、とても、美味しい! ご飯類は、あっさりと炊かれた日本米仕様のサフランライスに、野菜ビリヤニ。マトンを煮たやつもあったから、野菜ビリヤニに、混ぜて食せば、、マトンビリヤニを想定した味わいもそれとなく試せます。



 べジタブル・ビリヤニ : ☆☆☆☆☆☆(満点)



 やっぱり、美味しい!評判どおり、かなりグレードが高い。主役級を十分張れる、”ごはん”のメイン・ディッシュですね。ライタをかけて食べます。いままで食べたビリヤニでは、一番美味しい、各段に次元が違って、完璧な調理である。このほんわりとして、さら~っとした味わいが、まさにビリヤニの真骨頂だと思う。これを超えるビリヤニに果して、どこかで出逢えるのか、、、今後の指針にしたい。(* 次回、完結編は、御徒町・アンドーラ・キッチンです。つづく。)



 写真右下 : デザートは、キャロット・パヤサム=タピオカ、ニンジン、豆などが、ココナッツミルクのなかに入った、南インドのデザート。ほんのり甘い。

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コチン・二ヴァースでビリヤニ@西新宿5丁目

コチン・ニヴァース@西新宿5丁目

ビリヤニ探索シリーズ 第15弾




 先日は、平日時のランチで伺って、カレーを食したが、昼でもビリヤニが食せる土日を狙って、再び訪れてみた。



 マトンビリヤニ : 1350円

☆☆☆ (値段は、少々高め)



 ライタは、別で、+250円。期待したイメージと違って、かなり辛めな”カレーチャーハン風”であった。もちろん、米は、バスマティライスなのだが、今回は、炊き立てではなく、、、前日の残り物?なのか、バスマティのコンディションが悪く、かなりパサパサぎみ。



 ビリヤニのよさは、炊かれた、お米が、ほっこりとして、ほろほろ、ハラハラ~っとして程よい水分ながらも、サラッと仕上がっているものだが、こちらの調理では、バサバサ、パラパラ~とした部分に、箇所によっては、ちょっとステッキー&オイリーな部分も混ざって、かなりムラがある。



 また、そのムラが、食感のメリハリとなったり、色合いで、色目にもなってたりもするので、雑加減がマイナスとは必ずしもならないのだが、個人的には、辛さだけあって、スパイスで抜けるような奥行きの香りが乏しく、あまり好みではないタイプだった。



 その分、マトンは、かなりスパイシーに出来上がっており、その部分だけを食べ進むと、かなり美味しさが味わえる。全般的に、カレーとしてのスパイスの辛さが全面に出て、旨みや本来のスパイスとしての風味は、あまり感じられなかった。ランチ時のメニュー全般のほうが、お得で、美味しく味わえそう。

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藤沢 六合日大前 栄湯 湘南館

藤沢 六合日大前 栄湯 湘南館

昭和32年創業 

駅前至近、地下水で薪炊き銭湯


 藤沢市民でも、六合日大前(むつあいにちだいまえ)にある、栄湯 湘南館を知らない人も多い。駅を降りて、改札から左手に向い、東口のロータリーの背後に、煙突が見えるので、すぐに、それと分かるくらいの距離、駅前銭湯。



 初めて訪れたのは、今から6年ほども前のこと、ほんのりと淡い黄褐色に色づいたお湯に、満足した、というメモが残されていた。体感的には、紛れもなく温泉であるが、とくに認可を受けているわけではないので、地下水仕様とだけ謳っている。かなり温まるし、美肌仕様なので、おススメ。



*  藤沢市亀井野1-10-13 火曜休

14:00~23:00  450円

 内湯浴槽 : ☆☆



 浴槽のタイルが、淡いラベンダー色でもあって、目視される湯色も、淡いグリーンに見える。ほんのり淡い黄褐色に色づいた地下水仕様のためで、その匂いは、温泉成分起因とカルキ臭が、合わさって、軽いイソジン臭になっている。



 一番、感覚的に近いのは、色合いなら、二子玉川にあった新寿湯とか、鶴見 矢向湯を薄くした色合い、匂いなら、浅草 蛇骨湯の岩風呂で感じた、お湯の匂いがある。



 なお、こちらは、カラン、シャワー、水風呂、内湯、露天岩風呂において、すべて地下水仕様。水風呂では、かなり地下水らしいことを思わせて、浮遊物も見られる。露天風呂は、若干熱めの温度設定であるが、つねに薬湯仕様(入浴剤混入)で、バスクリン色していたが、これはこれで、けっこう温まる。



 一番、温泉らしいのは、ぬるいのが適温になっている、大きな内湯。開湯一番にて浸かったために、温泉らしい匂いと、感触がつかめたが、人気銭湯で、お客さんも多く、時間が経つほど、泉質が鈍るのも早い。なお、光線の加減で、日が沈んだ頃のほうが、色合いが微黄色~淡いグリーンっぽい色に濃く見える。



 こちらは、入り口周辺に薪が積んであり、炊き始めには薪も使用、なお、重油も併用されているとのこと、しかしながら、地下水の泉質と薪使用によって、柔らかくって、とても、肌にアタリがよく、かなり温まる。心なしか、こちらでは、カルキ臭は感じても、薄い。おススメのお湯である。

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東京タワー大食堂(タワーレストラン) 閉店真近!

東京タワー大食堂 閉店

創業昭和33年、タワーレストラン年末閉店で、

またひとつ、昭和の灯火(ともしび)が消えていく。


 ナポリタンは、ヨコハマだけの専有物ではあり得ない!東京のナポリタンで、忘れてはならないものがある。昭和のシンボル、東京タワーと同じく、赤く染め抜かれた、東京ナポリタン、それがタワーレストランで食べる、ナポリタン。



 昨年、上野駅前、大衆レストラン”聚楽台(1959年創業)”が、ビル老朽化のため建て替えにより、姿を消した。昭和の高度成長期を支えた食堂として、いわゆる”ファミリー食堂”のさきがけとも目されたポジションであった。シンボルは、時代を象徴しつつ、移り変わるものだ。  



押上に、”東京スカイツリー”の建設が着々と進み、”地デジカ”が、痩せて怯えた眼差しで愛想を振りまくなかで、これまで広く需要を担ってきた東京タワーが、電波塔としての任務を、ほどなく終える。 ”聚楽台”が、上野の玄関口で、地方の故郷と都会の東京とを結ぶ、入り口と想い出に結びついた郷愁であったように、東京タワーは、ある意味、地方からの憧憬全般であり、修学旅行生にとって目にする東京の入り口でもあった。 そんな、ひとつの昭和が、いま、終わろうとしていた。昭和33年、東京タワー開業と共に、営業を開始して、ともに歩んできた、1階にある大食堂(=タワーレストラン)が、2009年12月、ひっそりと、その役目を終える。東京生まれの人間にとっての東京タワーは、身近に眺めるものではあっても、あまり観光地として訪ねる性格のものではない。むしろ、新宿にあるデパート、楊枝で立てた旗、お子様ランチが常食ではあった。



 しかし、自分と時を同じくして歩んできた東京タワーの”タワー大食堂”は、訪れるたびに、少しも垢ぬけていない同級生に町で偶然に出会ったような、ひどく懐かしさを呼び起こす何かがある。そういうわけで、いささかの感傷を抱きつつ、12月閉店前までに、是非とも、大食堂で食い納めをしたかった。



食堂や喫茶店といえば、お子様ランチ、コーラフロートとか、いかにも身体に悪そうな緑色したクリームソーダ、そんなものが妙に惹かれた昭和の時代であった。昭和の日本には、素朴な人種と、インチキが溢れかえっていた。



そんなとき、もちろん、食事のメインは、口の周りを真っ赤にして、ほお張った、ナポリタンである。いまもむかしも、行き着く先は、ナポリタン!なのである。インチキであってもいい、昭和の人間は、たくましい。 タワーレストランというネーミングは、入り口から左手奥にある、大食堂のことである。つまりは、、東京観光という目玉で東京タワーへと、全盛時、毎日のように押し寄せたであろう、全国からの修学旅行生を、お昼時に、一時的に捌くために作られた、大きなハコの食堂である。



 いまでも、修学旅行生が、大挙押し寄せたアカツキには、、タワーレストランの営業は、その性格上、貸切扱いとなって、外部からの客をシャットアウトしてしまう。なんとも、スゴイ、ウルトラな人数収容の食堂なのだ。



 しかし、思い思いに東京の旅を満喫したであろう修学旅行の学生達が、一挙に退いた後、この広々とした食堂には、余りある空間だけが、多くの沈黙を支配し、一抹の侘びしさすら漂う。心なしか、この赤い格子縞が、東京タワーをシンボライズしているのだろうことぐらい分かってくる。この賑やかさと、侘びしさの入り混じった、ある時は、昭和の華、また、いまとなっては、平成の世の遺産と為り果てた食堂で、ひとり感慨に浸るのだった。

ナポリタン : 700円

☆☆☆



 ケチャップ、ドバドバ大爆弾。甘くて、クドい味わい。ナポリタンには、多めにマッシュルーム、たまねぎに、ピーマン、それと、珍しく、小えびが入っている。そうなのだ、”芝エビ”、そもそも、この地、”芝公園”が海岸の近くであった頃、この先、芝浦で揚がったエビが、名産で、”芝エビ”と称された名産であったのだ。



 これだ!われわれが、憧憬して止まない、昭和の味に裏打ちされた、下世話なナポリタン。容赦ない、このベタベタ感。口の周りを赤くすることによって、満足感のボルテージを、否応なしに挙げていく、それが東京ナポリタン!



 あぁ、昭和最後の雄姿が、いま、その役割を終えていく。そう、麺は、あの給食で出た、ソフト麺を見事に継承し、ガッついて喰うと、ステンレスのお皿にフォークが、ガチャガチャと当たって響く。スプーンなんていらない、むしろ、先割れスプーンが欲しいくらいだが、ともかく、下世話にほお張るのだ。



 急げ!東京ナポリタン、大食堂閉鎖まで、残りわずか。東京タワー色に染まったナポリタンを共にほお張ろうではないか!

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(閉店)さいたま市 万吉うどん@新六間道路・南与野

さいたま市 万吉うどん

新六間道路にある、隠れ家的で、

個人宅な手打ちうどん店

** 2014年6月末で閉店。


 ”うどん王国さいたま”で、みつけた、マニアックなうどん店。自宅が、そのまま、手打ちうどん屋さんになっている例は、これまでも、国分寺の”うどん処 七”さんとか、ありましたが、こちらは、JR埼京線、南与野駅からも、近い、新六間道路沿い、57号線と交わった日向(ひなた)交差点そばにある、民家のなかのうどん屋さん=万吉うどんさんです。



 かれこれ、15年ぐらい前から、別の場所で、うどん店を商っていたのだとか、(*阿佐ヶ谷らしい)、いまは、自宅のある場所の路地裏へと引っ込まれてからは、ちょうど5年目ぐらい、自宅の居間をお店として、営業しています。地元でも、ファンが多い家庭的で、隠れ家的で、素敵なお店。



 アクセスは、ちょっと不便で、近接の南与野駅からだと、徒歩15分ぐらい。地図からは読み取れませんでしたが、新六間道路は、どうやら、尾根道であり、駅からは、思ったより小山を登る感じで、アップダウンがあります。歩くより、浦和駅方向か、西浦和駅方向から、バスで、停留所=日向下車して、歩くのが無難かと思います。なお、店の前には、数台分、駐車場はありますが、人気店ゆえ、昼時は、満車になっている可能性は大です。



* さいたま市桜区西堀9-26-2 日曜休

11:00~15:00(売り切れ仕舞い)

 完璧にふつうの民家へと上がるようなスタイルなので、この”万吉うどん入り口”と手書きで書かれた看板やら、表札の手がかりが無いと、初めてなら迷ってしまうような立地ですね。自宅の庭先は、ちょっとした芝地になっておりまして、なだらかな斜面に、カップが配置され、食事を終えた子供たちが、用意されたクラブで、パター・ゴルフに興じていました。



 待ち時間に、店先の芝生で、ゴルフのパットが練習できる、手打ちうどん店、はじめて見ました。そういうわけで、店内は、居間ですので、玄関では、靴を脱いで、スリッパで上がります。6卓ぐらいのテーブル席で、部屋の中が、社員食堂のようになってまして、釜場も見え、オヤジさんが、せっせと麺茹でしているようすが伺えます。



 メニューは、ランチタイム用に、各種定食セットものが充実のラインナップ!嬉しいことに、うどんと、ご飯、お新香、それに、とん汁が付いて=700円、野菜天ぷら盛合せを加えて=850円、さらに、えび天ぷら盛合せにすると=1000円の定食などバラエティーとボリュームが、なんともGOOD!



 見まわしたところ、季節柄、寒かったせいなのか、温かいうどんを頼まれている方のほうが多かったです。

 鴨つけ汁うどん : 800円

☆☆☆



 美味しい!麺は、普通盛りで、約250gぐらいで、程よい。聞けば、秩父産の小麦、地粉仕様で、全体的に、やや飴色具合で、目を凝らすと、茶色の細かな粒々が見えます。手打ちうどんにしては、かなり細いほうで、見た目、かなり粗雑な、乱切り。うどん自体の体裁からしたら、見栄えはよくないが、細切りの食感から、ツユに絡まって、味的には、悪くはない。



 コシがややあって、柔らかすぎず、ねっちょりとした不反発性のうどん。小麦の風味に支えられて、うどん自体の美味しさは、かなり噛み締めて、滲み出た感じ。うどんの大盛は、+100円。とん汁=200円、単品で天ぷら盛合せ=700円。かけうどん=450円、もりうどん=450円。 ツユ : 鴨汁にしても、、、かなり濃厚で、脂ぎって、パンチ力がある。汁は、かなり辛くて甘いが、うどんに合っていて、旨い。それに、大きな丼ぶりに、並々と注がれ、また、激アツというところも、なおさら嬉しい。甘い味のネギも、丼ぶり、いっぱいに、入っている。



 薬味には、ネギと、なぜか、わさびが付いていた。まぁ、鴨肉に付けるまでも無いとは思うが、鴨自体は、大きな表面積の切り方で、3枚も入っていて、贅沢である。天ぷらの盛り合わせだと、700円したが、掻き揚げ1個だと、200円になっている。



 掻き揚げは、人参、ねぎ、タマネギの新鮮なものが、非常に、たくさん入って、大きな形のものが別皿に出されてきた。天つゆと大根おろしが付いてきた、すばらしい!でも、けっこう油切りが悪く、後から、ゲップが出る。

 総評 : アクセスは悪いが、店自体は、活気があって、家庭的でサービス満点である。かなり、おススメなお店。どちらかというと、近所のひとが通って良さが体感できるお店。味よりも、セット物での大盛嗜好に合致したお店のようにも思える。

 △ 埼京線の架線がみえるが、、駅前なのに、柿が実り、大きな農家が点在する、埼玉らしい、のんびりムード満点な南与野周辺。立ち寄った先々で、どこでも旨い、うどん。さすが埼玉県、うどん王国、恐るべし!

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宮城蔵王 峩々温泉(ががおんせん)

宮城蔵王 峩々温泉

 蔵王連峰は、宮城と山形に跨った大きな山塊です。その宮城県側に位置している蔵王は、刈田岳から東麓、12号線を下った、山の中、標高850メートルに、目指す峩々温泉の1軒宿が、濁川の渓流沿いにありました。



 場所で言うと、山形市と仙台市に挟まれた、中間点、柴田郡川崎町には、峩々温泉をはじめとして笹谷、釜房湖や青根温泉など、なかなか渋いセンスの温泉場が、ひっそりと点在しています。



 峩々温泉、もう、此処まで来ると、泉質がどうとか、どうでも良くなってしまいます。それほど、環境が素晴らしく好い。濁川渓流の谷間にある、この迫りくる奇岩の景色に、しばし圧倒されます。この自然環境あっての一軒宿という感じです。



 そのことを味わえるか、云々ということであれば、やはり立ち寄りではなく、宿泊せねばならんのでしょう。明治9年開湯の老舗の1軒宿。立ち寄りの施設=旧館と、新館である宿泊棟は完全に分離していて、まぁ、立ち寄り湯サイドは、、、けっこう、みじめなもんです。まぁ、そういう事です。 それでも、湯治場としての歴史を秘めているのは、立ち寄り湯サイドのボロっちい建物で、そのなかに、風情ある内湯と、多少、落ち葉で埋もれた感がある素朴な岩風呂のふたつが迎えてはくれます。



 テレビ映りが、いいのは、あくまで宿泊棟であって、、、値段も少々張りますが、そちらに泊らないと、この温泉全体としてのよさが分からないようになっております。



* 宮城県柴田郡川崎町前川字峩々温泉

立ち寄り=1000円! 10:00~17:00

△ こちらが、日帰り入浴でも、使われている旧館の東館。階段を上った先が、フロントで、山小屋風の内観、立派な休憩所などは、完備されてはいますが、、、、肝心のお風呂自体は、むかしのまま、といった体裁で敢えて残されているようです。

含芒硝重曹泉・ナトリウムカルシウム炭酸水素硫酸塩泉

源泉温度:58℃



 東の湯 : ☆☆☆



内湯です。木造りの浴室、3人入ると一杯になってしまいそうな小ぶりの浴槽。混雑していなければ、かなり風情は楽しめるのですが、なにぶん人気と見えて、そうも言ってられません。この程度といったら、たいへん、失礼にあたるのですが、お湯の感じは、すこぶる良いです。



 温度も適温に付き、このままずっと浸かって居たい気分に誘われました。湯治に良く効く湯というのは、分かります。蔵王温泉が刺激が強かったので、帰り際、仕上げの湯というイメージで、こちらは、まったく違った温泉本来の癒しを創り出しています。

 六治の湯 : ☆



 こちらは日帰り用に、98年、急ごしらえで作ったかと思われる、いちおうは、コンクリも露わな意味合いでの=露天岩風呂、駐車場の真上に位置して、風情等で、”箱根のかっぱ天国”を思わせる素朴な手作りの岩風呂です。ちなみに、女湯は、檜風呂みたいですが、時間等で、交代制になっているのかもしれません。ロケーションありきの露天ですから、木の葉も散り敷き、野湯のような散々な状態になっておりました。



 この峩々温泉が、開湯された当時の想いを再現するものとして、温泉が湧き出たところに、手狭ながら、湯舟を作って湯あみをしたであろう、そういう気分を味わってみましょう。 △ こちらは、濁川に面して建てられている、西館=新館の宿泊メイン棟。目の前の奇岩を眺めながらの入浴が、肝(きも)なんでしょう。やはり宿泊しないと、その想いは果せません。此処での日帰り入浴は、たとえて、老舗鰻屋の蒲焼を、店先で、香ばしい匂いだけ嗅ぐ程度、いや、ランチタイムで、申し訳程度に置かれた切れっ端のランチ、うな丼を味わう程度なのかもしれません。そう感じました。

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立喰そば かしやま@田端駅下

立喰そば かしやま@田端駅下

創業1968年 駅そば界の雄。


 駅そば系、立ち食いスタンドの蕎麦屋さんとしては、その世界では、かなり有名なお店が、田端駅の立喰そば かしやま(HP)さん。場所が、分かり難いのだけれど、通好みのひとなら、必ず知ってる共同浴場のようなものか(笑)。



 JR田端駅、北口を降りて(上って)、新田端大橋っていう、JR線を跨ぐ、長い架線橋を日暮里方向へと渡り切り、その終点から、右脇に見えてきた、ホテルメッツ(=駅隣接のビジネスホテル)の階段を下って、すぐ直下に、1968年から樫山さんが営む、”立喰そば かしやま”さんのお店があります。



 駅舎が崖上にある田端駅の構造上、広い架線を渡って急な階段を下った、場所にあるわけですが、1989年までは、連絡橋のうえにお店もあって、文字通り、駅前ソバ屋であったのですが、区画整理のため、現在の場所に下って甘んじることとなったようです。かなり、昔からの常連さんから支持されている風が窺われる、味本位、サービス本意のお店です。



* 北区東田端1-17-20 日曜&祝休

朝6:00~PM8:00までだが、原則売り切れ仕舞い。

土曜日は、PM4:00前まで きつねうどん : 290円(+90円で、ちくわ天)

☆☆☆



 こちらの店の評判は、あちこちから、聞こえてくる。なにしろ、材料において厳選した天然素材使用、無化調、自家製麺と、こだわっている。それでいて、しかも、かけそばが、イマドキの220円!であるから、ある意味、スゴイ。



 真骨頂は、やはり、”きつねうどん”であると思う。蕎麦は、あきらかに鈍い。同じく立ち食いの至宝である=秋葉原 二葉に比べて、麺(うどん)は旨いが、ツユは、イマイチである。二葉のツユがコッテリで旨み濃厚なのだが、うどん自体は、スカスカで、よほどイケてないのに対して、かしやまのうどんは、コシは失っていなくて、はんなり柔らかで旨いが、、一方、ツユは、かなり、ぶっきらぼうに濃いだけだが、あっさりしている。お揚げも、煮詰めてあって、染み込み具合がバツグン。



 下の図 : ”かしやま”の素うどん(かけうどん)を、敢えて、茹で置きではなく、箱から取り出して、煮始めた直後に、注文して比べてみると、つゆの染み具合がイマイチで、うどん自体も期待したほど、硬さも柔らかさも感じられないようなニュートラル仕様になっていることを確認する。



 つまりは、、、ある程度、勘所で、茹で置いた分量の麺が、濃い目のツユで、なおかつ、あっさりめのタッチで、丼ぶりのなかで出逢い、しかも、そこに、掻き揚げなどの具材が散らされて、程よく、それらのエキスやら、濃いツユがユルイうどん本体に染み込んで、一様の旨さを、カウンター上で、創り出すのだ。これは、これで、駅ソバのよさでなくって、他なんであろうか?



 かしやまのうどんは、東京のうどんにしては、間違いなく、関西のそれを思わせるような巧さがある。讃岐の野暮な硬さを、うどんのコシと勘違いした馬鹿どもも多いが、本来のうどんにある、はんなりした、しなやかさのある良さは、むしろ、このような出来栄えで真価を魅せ易い。旨いうどんが、220円で、湯気の向こうに待っている、それは冬の愉しみ、東京のたしなみのひとつだろうと思う。



 ふと、こっち方面で、用事ができた時、わざわざ下車して食べてみる価値のある、きつねうどん、そう思わせることができるのは、やはり、駅前で、ずっと、今日までやってこれた、かしやまさんの矜持であろうかと思う。大切にしたいお店、かしやま。

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西浦和駅前 うなぎ処 古賀

うなぎ処 古賀@西浦和駅前

2009年5月オープンの新店
 自分、偏食なんで、最近は、エスニックだけしか喰わんのか、と思わせて、、忘れてはいません、、ちゃんと、”ウナ活(うなかつ)”なんぞ、しております。”鰻活”、それは、美味しい活鰻に出逢うための日々精進(小笑)。



 カレーとか、らーめんは、おそらく毎日食べても、飽きない種類の食べ物だとは思うのですが、”鰻(うなぎ)”に至っては、やはり、本来、半年のうちに、1回ぐらい食べるのが、ちょうどいい、本当に恋い焦がれたタイミングと思うのです。 



 いくら美味しいからといってもねぇ~、蒲焼を、毎日食べるのは、ちょっと、、、飽きます。毎日、うどん、毎日パスタもイケますね。毎日、パン、、っていうのは、自分にとって、最悪な選択肢。パンは、マズ過ぎます。パンは、小学生の給食の頃から、既に、苦痛の種。  



 さてさて、きょうは、鰻のまちとして名高い=浦和にやって来ました。 ”浦和のうなぎを育てる会”が、発行している、うなぎの店、リストを入手。これによりますと、浦和駅中心に、中浦和、南浦和など、かなり広範囲にわたって、20程の加盟店があるみたいで、代表は、中村家さんです。



 マスコットも載っています。”やなせたかし”先生考案による、”浦和うなこ”ちゃん、うちわを持っています。そして、”ウナギヌラヌラソング”っていう、奇妙キテレツなテーマソングも記載されていました。宮崎県の特産として紹介する=ゆるキャラ=うなレンジャーとか、以前、紹介した、関西の雄=三重県、津といえば、うなぎ、”うまっぷ”にも匹敵するような、こちらも、ちゃんと埼玉商工会議所がプッシュしたキャンペーンのようですね。 うなぎ処 古賀さんは、2009年5月に、オープンしたてで、未だ、慣れないのか、なんとなく店内、バタバタとして落ち着かない様子のお店。JR西浦和駅を降りて、改札を抜けたら、右手、北側に位置しています、すぐ駅前ロータリーの一画にお店は有ります。



 イマドキの駅前のお店らしく、かなり安普請な作りでありますが、2卓のテーブルとイスが妙にサイズ的に合っていない、小上がりの席が数席という、こじんまりとした居酒屋風の店内。うなぎ専門店の設えではない。聞けば、南千住の尾花で修業した、若い職人さんが、独立して持った店だとか。



* さいたま市桜区田島5-10-5 水曜日定休

11:30~14:00(ランチあり)

17:00~21:00

 うな丼 : 2400円

☆☆☆ (共水うなぎバージョン)



 こちらのお店、ウリは、”静岡焼津 大井川の共水うなぎ”さんから、ブランド鰻を仕入れているそうだ。自分も、共水ブランドは、何回か味わっているが、特に美味しいと思ったことはなく、ただ、相対的に他よりも、あっさりとした味わいと思う。



 鰻重のラインナップは、共水うなぎ産の静岡ブランドうなぎで、松=3500円、うな丼=2400円 となっており、これらは、同じ品質・ランクの鰻使用、ただ、松が、重箱に入れられて、鰻身が1匹半付いて、贅沢さを味わえるが、ランクは同じなので、1匹の分量だけで、うな丼スタイルの形状が、案外、お得と思われる。



 なお、こちらのメニューで、”共水厳選”と謳われたものは、、、共水うなぎ産のブランドうなぎが限定入荷のため、その売り切れ状態の対策・補助として、共水うなぎが問屋として、厳選した、そのときどきの鰻を送ってよこしたバージョン、この日は、鹿児島産であった。



 厳選バージョンのアイテムでは、一番、鰻の身的に量が、多いのが、竹(重箱)=2900円、もみじ(重箱)=1800円となって、この4タイプには、すべて、肝吸い、お新香、小鉢が付いてくる。

 うなぎ自体=3 ふつうに美味しい。鰻は、白焼きまで済ませてあり、注文と同時に、蒸しから入って、出来上がりまで、おおよそ、20分強かかる。備長炭使用であるが、あまり、炭の良さは、引き出させていないように思える。全体的に、やわらかく、共水うなぎの特性を生かした上品な仕上がり方である。



 ごはん =4 非常に粒立ちがよくって、鰻重に最適であった。美味しい。タレは、かなりの辛口。



 お新香=2 なんとも貧相すぎる。さびしい。



 肝吸い=3 ふつう。出来合いというのか、あらかじめ作られたものが、作り置きで、ポットにはいっており、そこから、注ぐだけという、まったく味気ないもので、そのつど作っていない。具は、みつばと、お麩のみ。



 肝焼き=2本で600円 : ☆☆☆☆ 非常に旨い!やや硬めの仕上がり、コリコリっとした口当たりと、柔らかさも兼ね備えて、よい出来栄えだと思う。身もしっかり詰まって、素材も良い。やや、辛口のタレが、クドい。炭の焦げ目も、ほんのり、程よさを感じさせる。臭みもないとはいえるが、香りがなく、やや川魚料理らしさを失っている。



* 総括 : 新しくは有るが、店の安普請な作りや、覇気のない店内、サービスの質からすると、全般的に、値段は、かなり高めであると思う。まだ、若い職人さんなので、合格点で、これからが、期待できると思うので、応援したい気分になる。味的には、過不足も無く、ごくごく、ふつうであるが、素材の良さもあって、丁寧な仕上がりと感じる。



 ただし、個性に欠け、わざわざ、此処でなければ、という理由が見当たらない。浦和地区全体のレベルは、千葉圏内に比べて、やや劣る気もする。

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南インド料理 シリバラジ@目黒警察署前

南インド料理 シリバラジ@目黒警察署前

絶品のビリヤニを味わう


 ビリヤニシリーズ 懲りずに極めろ、第12弾! :



 いろんなものを一年中食べ歩いているように思えて、、、ほんとうのところ、心底、美味しい~と呟かせたものは、一年のうちに、一回あるかないか、、、、そのぐらいなんです。実際、どうでもいいものばかりのために、、、あちらこちらに出向くことは、これはもう、、、嘆かわしい事実を拾いに行くようなものです(笑)。



 今年の成果は、ハッキリ言って、”ビリヤニ”との衝撃的とも言えそうな出逢いでしたね。そんなかかでも、こちらの、シリバラジさんのビリヤニには、非の打ちどころがないぐらいに、諸手を挙げて絶賛したい、華美なデキバエなのです。



 南インド料理 シリバラジさんは、タミル系インド料理のレストランで、昨年2008年オープンして1周年。案外、行き難い不便な場所にあります。自分は、普段から、渋谷⇔大井町駅間の東急バスに乗車しているので、そのコースだと、山手通り沿い、目黒警察署前バス停のちょうど目の前に、このお店は、あるのです。



 お店は、集合マンションの一階に位置しているので、引っ込んでいて目立たない、つまらない外観のなかにひっそりと収まっているのですが、店内に分け入ると、それはもう~、ピンク色に染め抜かれた、別世界となっています。自分を含め、ピンク好きには、たまらないレストランであります。



* 目黒区中目黒2-7-14 無休

11:00~15:00(平日のみランチ)

17:00~23:00 マトンビリヤニ : 1700円

☆☆☆☆☆☆ (言う事なし!満点)



 平日だと、昼時は、ランチメニューのみになっていますのでお目に掛れませんが、土日は、逆に、昼夜問わず、メインメニューからのオーダー・チョイスになっています。そこで、土日来訪で、真昼間から、”浴びるが如くに喰らうビリヤニ”は、ほんとに、嬉しい限り。



 ビリヤニは、注文してから、20分程度、調理に時間が掛ります。碗型で、かたどったビリヤニ。ボリュームも、けっこうあります。ライタが付いてきます。



 こういった、本格的なビリヤニの味わいを知ってしまうと、、ビリヤニって、なんて美味しいものなんだろう!、ひょっとすると、この世で一番美味しいものなんだ、、という、きわめて達観した、ビリヤニ原理主義、ビリヤニ至上主義的な感慨に襲われるのです。



まさに、そんな、調理に手間が掛った”ビリヤニ”とは、”ご飯”そのもの美味しさを引き出しつつ、味わうための、”ご飯による、ご飯のための、ご飯の料理、そして、ご飯自身が、オカズ化した究極、稀有な料理”だと思ってしまいます。ビリヤニの魅力のひとつは、調理に手間がかかることで、同じく鰻重にも通じる美学があります。



 さて、こちらのマトン・ビリヤニは、完璧なる良質なバスマティライス仕様。各種スパイスのほか、カシューナッツも、入ってます。バスマティの炊き方が、パラパラとサラサラのちょうど中間程度で、実に、サイコーな食感で味わわせてくれます。



 バスマティライス自体の香りと、それを引きたてさせる各種ハーブ&スパイスとの組み合わせに因って、香りが、ぶつかることなく、ハーモニーとなって、バランス良く、さらにさらに広がっていきます。 ライタは、やっぱり、サラダのヨーグルト合えみたいなもの、人参、きゅうり、たまねぎなどシャキシャキ感を残しつつ、ご飯へと、雪崩れ込ませ混ぜながら、ワシワシモードへと突入、その食感と味わいにメリハリのアクセントを刻みます。美味しかったビリヤニを、これまで思い出してみると、、、やはり、生ハーブを切り刻んで、混ぜた、繊細で細かなスパイス使用の調理法が挙げられます。



 こちらも、手抜きのない、そのちょっとした一手が、ビリヤニの一品料理としての気概とステータスを決定付けさせ、強いては、結果的に、一品の全体的な品位、価値を支配してしまうぐらいな、妙味なのでした。 インド人から、好かれるのか、はたまたインド人全体が親切なのかは、分かりませんが、こちらでも、フィッシュティッカでしょうか?、一品サービスしてくれました。タラでしたが、マサラ系のスパイスに、魚の旨みが、カラッと、じわ~っと、マッチした、とても美味しいものでした。



 このシリバラジさん、インド料理店らしからぬ雰囲気も、心遣いを心得たサービスも、とってもGOOD!なんですが、、、、値段だけが、少々お高めなようにも思えます。。日本人が子供から大人まで喜ぶような、ありきたりのカレーハウスに敢えてしないで、頑なに南インドの伝統を定着させたいとの向きもあるのでしょう。ともかくも、南インド料理を味わうには、もってこいな、この店、ガチです。



* どうにも、こうにも、このところ、インド料理に選好して走っているのは、インド産の鉱物=アポフィライトが我が家に鎮座益しましてからのような気もする。一挙に、インドっぽくなったとはいえないが、主眼は、あくまで、イスラム風のような気もしている。

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滑川温泉 福島屋旅館

滑川温泉 福島屋旅館

 山形県を、大まかに区分すると、4つのブロック(=庄内地区、最上地区、村山地区、置賜地区)に分かれ、米沢市は、南東部に属する=置賜地区(おきたま)に属し、米沢八湯と呼ばれて、古くからの温泉宿が、山あいに点在します。それら米沢八湯のうちで、もっとも南東側、福島と県境に接した山のただなかに、五色温泉、滑川温泉、姥湯温泉、それぞれ、静かな1軒宿の秘湯があります。



 滑川温泉は、JR山形線の板谷駅の手前から、前川に沿って、山間部を溯上し、吾妻連峰の西側に位置する、標高850メートル、下界とは隔絶した、風光明媚な山のお宿、福島屋さんが、1軒あるだけの温泉地です。磐梯吾妻スカイラインがある福島県側から見ると、ちょうど裏手にあたり、福島と山形の県境からしてみれば、”高湯温泉”の遥か向こう側と言ったイメージになりますが、その温泉の印象は、同じ吾妻連峰の山麓に湧く温泉であっても福島県側とは、その趣きを異なったものとします。



* 米沢市大字大沢字滑川15番地

営業期間=4月下旬~11月上旬まで

立ち寄り : 9時~16:00 料金=500円 とりあえず、滑川温泉までの行程は、さほど山深いとはいえず、案外、すんなりと来れる山の温泉という感じがします。滑川温泉の周囲には、登山道を歩くと、滑川大滝や展望台、亀滝などの名勝もあって、大自然の懐に抱かれた、とても静かな環境の中で、温泉に浸かることが可能なお宿です。



 どちらかと言えば、立ち寄り湯よりも、吾妻連峰への登山の拠点とか、この山あいの自然を満喫したい方々が湯治目的で、ゆっくりされることで、むしろ真価を発揮する宿と思います。訪れた10月初旬、まわりの木々も色づいて、綺麗ではありましたが、たくさんの野生植物の囲まれ、自然観察も楽しいのではないでしょうか。



 駐車場の脇には、けっこう大きな滝があって、発電小屋もあり、その滝の水力を利用して、旅館の電気は賄っているというのだから、驚きである。なお、福島屋さんは、滑川温泉の1軒宿で、旅館のほか、自炊部もあります。その開湯は、古くて、1763年(宝歴13年)と記されております。

 滑川温泉(なめかわおんせん) : ☆☆☆☆(内湯の評価)

含硫黄-ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉(低張性中性温泉)泉温54度



 厳密にいえば、単一源泉ではなく、何本かの源泉を、旅館側でミックスして使っているため、ハッキリと、どの浴槽が、どうとは言い切れません。ただ、当然のことながら、内湯のお湯が、コンディション的に抜きん出ていることは、いうまでもありません。



 * 3本ある源泉のうち、女性専用の内湯には、それ専用の(上の湯)単独源泉が使用され、混浴内湯には(上の湯と下の湯)複数の源泉のミックスが、混浴露天風呂には、別の単独源泉(中の湯)が宛がわれているとのこと。



 秘湯のフレコミからなのか、とても人気のある宿らしく、宿泊客はもとより、外来の日帰り客も、午前中から、押し掛けていて、たいへん混雑しています。女性の内風呂以外は、基本的には、混浴仕様。複数ある露天は、時間帯により、閉鎖されて清掃時間となっていますので、日帰り入浴として短時間で、すべてを回るのは、HPで時間を見極めないと無理があるようです。一般的に、人気なのは、旅館の長い廊下を、いったん外へ出たところにある大きな露天岩風呂みたいです。個人的には、趣きがあって広々とした内湯が気に入りました。

 内風呂(男女混浴) : ☆☆☆☆



 内風呂には、女性専用1つに、混浴の大浴場が、ひとつあります。窓から飛び込む、周囲の景色の感じ、木造の湯屋の雰囲気といい、ところどころ湯の析出物でただれた床といい、なんとも風情のある、イイ内湯です。こちらのお湯も、よく、気に入りました。

 露天檜風呂(混浴) : ☆☆



 ロケーション的に期待したのですが、川沿いに向かっているというだけで、ちょっとガッカリ。お湯も、かなり、ぬるめで、やや鈍った印象。かなり湯華が舞っており、やや白濁ぎみ。まぁ、ゆったり長湯、無の境地になるには、最適の露天風呂なのかもしれません。思い描いたよりも、浴槽は、急ごしらえで、風情に欠けますし、小ぶりの浴槽です。

 旅館本体とは逆側、振り返ると小高い丘の上にあるのが、この神社。おそらくは、滑川温泉を含めた、この地全体を祀った温泉神社だと思う、誰も採り上げていないが、なかなか気持ちの良いパワースポットでもある。



 並んで立った大きな杉の木、これが本来は御神体(ご神木)であろうが、シンボリックに聖域を指し示しています。こちらの温泉場、大自然の懐に抱かれたところで、素朴ではありますが、なかなか良い波動であります。あまり差し迫って強くはない、穏やかな風情です。よく守られている気がします。

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とうきょうの美味しい食べ物や東日本にある温泉地の紹介です。

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