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よし町  太田鮨@人形町小菊通り

よし町  太田鮨@人形町小菊通り

人形町らしい粋な面影残すお店。

創業昭和30年


 大好きな人形町、きょうは、お鮨、つまみます。場所は、日本橋人形町郵便局と日本橋小学校に挟まれたような路地。太田鮨さんは、誰彼なく、分け隔てなしに、笑顔で接してくれる、お店、気持ちよくたべてこそ、寿司なんだろうなぁ~と思う。



 10人ぐらいで、すぐに満席になってしまうような、ちいさなお店。カウンターが主ですが、小上がりには、テーブル席も、2組ほど用意されています。おじいちゃんと威勢のいい、息子さんが握る。こちらは、寿司を手で、摘まむ。



 お昼時は、メニューが固定されていて、席に座ると、握り始めてくれる。その際に、嫌いなものを事前に告げておきます。ひかりものは、除けて欲しいとか、イクラは除いてとか。そうすると、テキトウにそれに見合ったものを、見繕ってくれます。途中、巻物は、いかがいたしましょうか、と聞かれるので、梅シソも捨てがたかったが、流れでつい、鉄火でお願いしますなどと答える。



* 中央区日本橋人形町1-5-2  土日祝休

11:00~14:00(ランチ) 17:00~21:00 * 月曜日ランチは休業。

 ランチ 握り : 1800円



 こちらの握りの特徴は、ご飯が、軟い、くずれそうというか、ほろっとほぐれてしまうほどに柔らかい。そして、ネタは、大きく、ご飯もたっぷり。従って、巻きもの入れて、10貫ほどでも、たいそうお腹がいっぱいになります。

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テリー・ボジオ 日本ツアー2008@六本木STB139 /10周年スペシャル

テリー・ボジオ 日本ツアー2008

@六本木STB139 10周年スペシャルライブ

ゲスト=アラン・ホールズワース(初日)

夢のような共演/競演/競宴


 今宵、遂に、実現してしまいました。ありそうで無かった組み合わせ、でも有り得ない客演、それが、テリー・ボジオ × アラン・ホールズワースです。お互い、近いところに居るんですが、それぞれが大家を成している、いわば御家元、その上、なにぶんにも絡み辛い、独自の音楽世界を持っているため、なかなか歩み寄る機会が無かったんだろうと思います。



 でも、舞台上で、テリー・ボジオが、ホールズワースをワン&オンリーと讃え、舞台上で、教祖様を崇める様な仕草をしたところをみると、ボジオにとっては嬉しいハプニングであったのだろう。今回の奇跡的なゲストとも言えそうだなのだが、ホールズワースは、ピットインが消滅したため、STBでプレイする道を得たようで、その口利きが大きく物を言った気がする。



 ともかくも、テリー・ボジオとホールスワースが、同じ舞台に、立ってインプロヴィゼーションの応酬が聞けて、見れただけでも、まさに一夜の奇跡だったと思う。 会場に入るなり、舞台中央に置かれた、ボジオの強大なドラムセットに目が行ってしまう。ドラムセットを、思わず被写体として映そう思ったのは、今回が初めて、それぐらい、真近にみると凄いなぁ~という感じです。まさに、山のようなドラムセット。



 この強大なるドラムセット(=むしろドラム屋台小屋)を前にしても、人間、どう頑張ってみたところで、、手が2本、足が2本なんですが、それを、ものの見事にプレイしてしまう、屈強なボジオの凄まじいまでの情熱、ドラム・バカ一代は、まさに被写体になりうる、絵になるドラムです(笑)。



 名所旧跡ではないんですが、みなさん、ボジオのドラムセットを、必死に、写メしてましたね。それほどまで、存在感はありました。 ライブは、2部構成で、ラストのアンコールを含めて、3曲ですから、1曲が、異様に長い。しかも、全編、おそらく即興演奏です。まぁ、はっきり言って、ボジオのひとり芝居なので、叩き尽くめですが、ソロを取り出すと、パットがリズムキープに入り、繊細な鳴り物に入った際には、ホールズワースがソロを取ったりと、自由に展開していきます。



 かなり音楽的なエッセンスは、高度だったとも思います。ホールズワースには、ちょっと辛かったのではないでしょうか、ドラムが2台でしたし、トニー・レヴィンが煽ってくるので、その濃密な空間を、切り裂くようにして、ウネウネしたフレージングをぶちかますのは、なかなか、難しそうでした。



 《2セット目、ホールズワースは、さらに無限大の彼方へと飛翔すべく、左手の腕時計を外して臨んだが、はたして、気合が入っていたとは思えず、終始、マイペース、時折、押し黙ってギターを弾く手を止めてしまうのだった。》



 ボジオのフリーなドラミングとホールズワースのギターは、絡みにくい。それでも、ホールズワースは、時たまですが、気持ちよさそうに、クロマチックな早いパッセージを幾重にも、折り重ねていました。ホールズワースが、トップスピードに入ることは、稀で、コードワークで、いろんなサウンドテクスチャーを試していた感じがしました。



 テリー・ボジオが、トップスピードに入ると、もう、誰にも止められらない感じすね。やっぱりドラミングの質そのものが圧倒的なまでに凄い。最初から最後まで、叩きぱなしで、ソロなんですから、やっぱり常人ではないし、真似できない域に達しています。



 激しいドラムソロの最中に、ドラムスティックが折れて、放ったのを見てしまいました。気合入りまくりでした。ホールズワースの運指は、今回、前列だったので、ゆっくり、バッチリ拝めましたが、肝心のテリー・ボジオの手癖は、並み居るタムやゴングの山に隠れて、手元が見えませんでした。まぁ、そんなもんでしょ、祭囃子の舞台の中央に居て、ボジオがひとりで叩いているようなもんですから。見えにくいはずです。 今回のバンドとしてのキーマンは、やはり、トニー・レヴィンでしたね。舞台挨拶の際の声援や拍手も一番大きかったし、演奏上でも、かなりノリノリでした。スティックを弓を使って弾いてたのは、ビックリしました。エレキのアップライトとスティックの2本ですが、さすがに変幻自在、サウンドの鍵を握っていました。



 《インタールードとして、バロウズの語りをサンプリングしたものを流していた。ザッパは、バロウズの信奉者のひとりであったと聞いているが、テリー・ボジオも、ひよっとするとバロウズのファンであったのかもしれない。ともかくも、バロウズの低い囁きがフィルインされ、ホールズワースのギターがウネリ、ボジオのドラミングが火を噴いたセッションであった。》



 トニー・レヴィンが、まず、サウンドにキッカケを与え、色を付けて行きます。ホールズワースとの掛け合いで、トニーは、スティックを使ってシンセのような厚みのあるサウンドになったり、リズムに節のようなものをこじ開けて、そこにパットとボジオが割り込んで、リズムを万華鏡のように展開させていきます。



 パットとボジオの相性はすこぶるイイですね。ボジオは、単独だと、どうしても内省的に自分の世界へと篭もってしまい、自己完結的になりやすい傾向があります。始終、ドラムセットの、どちらかのパートに向かい合って創造しているわけですから、周りが見えにくくなっています。



 そのあたりの兆しを察して、トニー・レヴィンとパットが、テリー・ボジオを焚き付けたり、煽ったりしながら、旨く、惹き出してくれているように映りました。テリー・ボジオが舞台上で、天才だ!と紹介していたのは、ほかならぬトニー・レヴィンで、とにかく彼は、音楽的な素養もしくはイディオムが豊富で、アイデアマンだし、ムードメーカー、そしてリズム・メーカーであるんで、テリー・ボジオは、今回のショーで、結果的にトニー・レヴィンに助けられていると思います。

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御菓子処 田川堂@茅場町/新川

御菓子処 田川堂@茅場町/新川

ビルの谷間に、ひっそり咲く、創業明治の老舗


 地下鉄東西線、茅場町駅を降りて、霊岸橋を渡り、永代通りを新川1丁目交差点から、湊橋方向へと歩いたところに、古びた外観の和菓子屋さんが店を構えています。アレ・こんなとこに、思わず、そう呟いてしまう様な、パールホテル茅場町とファミリーマート茅場町駅前東店の間に挟まれるように、ビルの谷間で、現役の店舗として頑張っています。



 甘味処も、いちおう併設されてはいますが、むしろ、古典的な対面販売型の和菓子屋さんと捉えたほうがよさそうです。ねらい目は、夏場、かき氷が食べれますので、暑い時期のほうが、まっとうな訪問かもしれません。大福などの和菓子も、もちろん購入できます。



* 中央区新川1-2-7 土日祝

9:00~17:00

クリームあんみつ : 500円

☆☆



 あんみつが、400円、ところ天が300円。別に、味わいに対してのコメントはありません。ごくふつう。

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(閉店)コーヒーハウス オリガミのアップルパンケーキ@赤坂東急プラザ

(閉店)コーヒーハウス オリガミ@赤坂東急プラザ

ドイツ風アップルパンケーキ


 赤坂のキャピトル東急ホテルが閉館した。しばらく行き場を失っていた、オリガミが、駅前の赤坂東急プラザ、地下一階に、とりあえず落ち着いたようだった。冷え込んだ経済状況下で、いまのところ、赤坂は振り回されている、再開発という美名のもとに、実に危うい橋を渡っているような気がする。精彩を欠いた町に、インフラだけ駆使しても、一時的に活気が戻るとは思えないのだが。



 さて、ともかくも、オリガミは、再び、赤坂のステージに舞い戻っていました。排骨拉麺もジャンボバーガーも健在です。値段は、そこそこしますが、カジュアルな雰囲気の中、きちんと手厚いサービスが受けられる貴重な老舗店であります。



* 港区永田町2-14-3 赤坂東急プラザB1F 年中無休

11:30~14:30(ランチ) 17:00~21:00(ディナー) ドイツ風アップルパンケーキ(スモール) : 600円

☆☆☆☆



 東京スイーツの元祖的な存在感。クレープ生地のようなものに、薄切りのリンゴが敷かれたパンケーキ。バターとメイプルシロップを掛けて食べる。焼きたてなので、ほんとうに美味しい。外側が、めくれあがっているが、その部分がカリカリで、内側が、フワフワ、真ん中が、とろ~んと、しっとり柔らかくて、その食感もたまらなく良い。



 スタンダードサイズは、二人分だろうか?ちょっと大きすぎるので、このスモールサイズが適当。なお、食後に食べるか、または、14:20~以降のティータイムには、アフタヌーンスペシャルとして、飲み物が付いて、1100円でも、食べれるので、時間が許すなら、そんな手もある。 ナポリタン(スモール単品) : 1200円

☆☆☆



 オリガミで、是非、一度は食べてみて欲しいのは、ナポリタンだったりもする。ちょっと、一風変わった味わいだからである。テイストとしては、ポイントにクリームが入って、レモンのような酸味が、終始、印象的なことと、具材が懐かしのナポリタンであっても、調理の仕方次第で、こんなにも変化するのかという、いい見本だからだ。



 麺は、細めで、上品な味わいながら、スモールであっても、十分にボリュームがある。たいへんに、これはこれで美味しい。味的な、バランスのとり方はビミョーだが、それを含めて、ここのナポリタンの味わいと考えよう、案外、この個性は、東京を代表するナポリタンのひとつかもしれない。



* すべて、これにサービス料が、別途加算されますので、くれぐれも、ご注意ください。

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湯島中坂下 四川担担麺 阿吽の五辣 つゆ無し担々麺

湯島中坂下 四川担担麺専門店 阿吽(あうん)

2007年8月オープン

都内で一番辛い!

五辣の激辛 つゆ無し担々麺!



 地下鉄千代田線湯島駅、外神田方面の出口からすぐ、湯島中坂下の交差点、大通り沿い(都452号線)に、四川担担麺専門店 阿吽(あうん)さんはあります。



* 文京区湯島3-25-11 月休

11:00~14:00 18:00~22:00(ランチ時には、ライス無料、女性には、杏仁豆腐サービスあり)

 つゆ無し担担麺(五辣) : 900円

☆☆☆

 

 けっこう美味しい。こちらは、辛さが選べる。5辣だけが、別格で、ラー油も特注となるらしく、値段も+100円。ふつうは、800円で、3辣から4辣だと言われたが、いちおう、評判になっている、激辛の5辣に挑戦するつもりで、トライしてみた。思った以上に、辛かった(泣)。特に、山椒の刺激で、舌先が痺れ、味のテイストがバラバラになり易いので、4ぐらいがちょうどいいかも。



 なるほど、評判どおり、都内で食べた、あらゆる汁なし担々麺のなかでは、飛び抜けて辛かった。味も、麻、辣、芝、それぞれ、上手く調合されていて、とても良い。やや香酢が強い。ペーストには、挽肉のほか、干しえびなどが確認できた。具材には、あと、ネギと、松の実、青梗菜のみ。



 麺は、日式で、、ボリューム感は出るのだが、(個人的には)、太すぎると思う。三河屋製麺がいいとは思わない。正統派の四川なら、断然、白くてストレートなほうが美味しいと思うのだが、やや縮れている。タレはなかかな出来映え良いのだが、麺がビミョーなので残念。



シェフの方は、いろんな微調整やら、辛さの好みとか、逐一、聞いてくれますので、たいへんに好感が持てます。かなり好みに近い辛くて痺れる味に調整して、仕上がっていました。紙エプロンをくれますので、飛び散りを気にせず、ワシワシ食べれます。



 ただし、店内、けっこう広いとは思うんですが、座席が、カウンターとテーブル含めて、10席ぐらいなので、すぐに満席になる傾向があります。



 でも、たぶん、自分の調理できる能力(キャパ)とお客さんを裁ける人数との兼ね合いから、席数を片付けたうえで、生み出された空間かとは思います。椅子は高すぎでアウトです。醤油ラーメンも先ごろは、始めたようだ。麺は、三河屋製麺とのこと、個人的には好きではない。ビミョー。せっかく美味しいけど、きっと、あの不味い大喜に食われちまうだろうな。



* もしや、ちゃぶ屋のパイロットショップでは? : 事実関係は、詳しくわからないが、ちゃぶ屋の森住が仕掛ける、ラーメン・チェーン展開/FC黒船の担担麺バージョンのような形態で、立ち上げられたと思われる=日暮里の担担麺専門店=匠味、それとメニュー的に、ほぼ同じようなラインナップであり、そのパイロットショップ的なスタンスが、どうも、この阿吽というお店っぽい。担担麺など近縁、異業種参入への足がかりとして、ニーズの吸い上げから、ワンランク上を狙いつつも、阿吽は、程ほど路線で足踏みといったところか、市場との阿吽の呼吸で、是非とも長続きさせ、頑張って欲しいものだが。用意された材料だけで、料理ではなく、調理さえなく、単に調合だけのファストフードで、どこまで切り抜けられるのか、ミモノといえば、ミモノ。

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てんぷら 中山@水天宮/人形町

てんぷら 中山@水天宮/人形町

 銀座や日本橋で、天麩羅とか寿司屋なんて名が付くのは、ほとほと、ぼったくりに近い商売って言ったら、いささか語弊があるだろうが、おおよそ、そんなものだ。天麩羅は、庶民に手が届くくらいの有り難さで、毎昼でも、安心して食べれるものがいい。



 水天宮や人形町の駅から、程近い、路地裏にある、てんぷら 中山さんは、庶民にも優しいお店、そんなCPが高い、家族経営の家庭的で、下町っぽい、まっとうなお店。天麩羅専門店というよりは、天麩羅も食べれる小料理屋さんみたいな、敷居の程よいお店。創業は、30余年ぐらい。



 建物は、けっこう年季が入っていて、普請はしたのだろうが、もう70~80年築造となる。ひとつ先に、カレーそばで有名な老舗の中華洋食 菊水軒さんがあります。



* 中央区日本橋人形町1-10-8 土日祝休

11:00~13:00(ランチ) 17:30~22:00

 天丼 : 1050円

☆☆☆(美味しくておススメ)



 やぁ~実に美味しい、自分好みの天丼でございます。とっても新鮮なネタを、ささっと揚げて、煮穴子のツメに使うような、甘辛いタレに潜らせます。この執拗に掛かったタレの存在が、ここの天丼に特徴を添えています。



 揚げている油自体は、ごま油っぽくない、さらっとしたものなので、厳密に言うと、江戸前天丼ではありませんが、見た目ほどしつこくなく、けっこう、あっさり頂けます。



 いつも思うんですが、揚げ物商売は、調理人の気立てが良くないと、カラッと、サラッとは揚がらないし、カウンターで相対して接していても、そのあたりが上手く伝わってこないことには、気持ちよく食べた気がしないんです。天丼食べて、脂濃くって胸が詰まるんじゃなくて、あくまで雰囲気とか、人柄だと思うんですよね。その点、この店は、とっても居心地がいいお店。



 お昼時に、この値段で、さっと食べれる味としては、申し分ない味わい。しじみの味噌汁も旨いです。なにより、ご飯が美味しいので、天丼でも、おいしく頂けます。てんぷら定食のCPもいいのですが、むしろ、ここでは天丼がおススメ。



* 天丼は、みかけによらず、優しい味で、けっしてガツンとくる味ではありませんし、胃もたれしません。ご飯の分量も、天麩羅の分量も控えめです。見かけの割には、あまり主張しない天丼、他にないような、けっこう理想的な味わいでもあります。

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担々麺 香家@新代田本店

担々麺 香家@新代田本店

新代田駅前、改札出て、すぐ左脇

2000年オープン、人気の香港ダイニング


 美味しい担々麺がある、そんな噂を聞きつけると、すぐに足を運んでみたくなりますよねぇ。井の頭線、新代田駅前、改札を出たら、すぐ左、環七沿いにある、飲茶&点心、坦々麺 香家(こうや)さんです。



 食の不毛地帯=新代田~世田谷代田にあって、非常に人気があり、常連客も、しっかりと定着しているのが、この香家さんです。女性がオーナーなので、メニューにもレディースセットなどもあり、細やかなニーズを吸い上げた、うまみのツボを、きっちり押さえた調理と品々の中華料理屋で、五反田、三田店もあり、3店舗にて頑張っています。



* 移転⇒世田谷区代田5-29-6 無休

11:30~15:00(ランチ)~23:00

 麻辣汁なし担々麺セット : 980円

☆☆☆☆



「 これは、かなり美味しいよ!! 」



 有無を言わせぬ、美味しさ!けっこうな量の粉山椒が、効いた、刺激的に辛めなタイプ。激辛とも言えませんが、けっこう辛い部類で、タレは、クリーミーなタイプ。麺は、バリカタに茹でられた、日式ラーメンですが、固めな茹で上げなので、食感がたいへんに◎で、美味しいです。



 味的には、スパイシーな深みも、奥行きも感じられませんが、辛さと旨味が秀でており、食べて素直に美味しいと思えた逸品。万人におススメな、一杯。



 汁なし担々麺のほかに、ご飯もの(=高菜飯)、香の物、飲み物(=ライチ紅茶)も付いた、大変に味的にも、ボリューム的にも満足がいく、CP高得点な一品。



 麻辣汁なし担々麺 : こちらの特徴は、HPを見て分かり易いように、辛さと味わいによって、4段階(4タイプ)の坦々麺を、個別に用意してくれていること。それだけでなく、麺をハーフの分量にして、チマキと杏仁豆腐のデザートを加えた、レディースセットも用意されていることから、女性のリピーターが多いことも肯けます。



* 中国茶に関しては、専門店ではないので、おいしい食事の友として飲めるありがたいお店、そんな程度に捉えてください。この日は、セットメニューで付いていたライチ紅茶をチョイス、なかなかサッパリした食後感を得られました。

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コリントのフルーツパンケーキ@築地市場駅前/築地浜離宮ビル

コリントのフルーツパンケーキセット

築地市場駅上、築地浜離宮ビル2階


 コリント朝日店は、単なる喫茶店である。しかし、昼時ともなれば、ハケンOLたちの溜まり場になる。そして、満席の店内のほとんどが、フルーツパンケーキで埋め尽くされる。その光景は、かつて味わった秋葉原のフルーフ・デゥ・セゾンにも似て妙である。



 都営地下鉄大江戸線、A2出口より、朝日新聞東京本社ビルへと入り、その二階テラスづたいに、となりのビルである=築地浜離宮ビルへと移動、その2階の一角に、忽然とコリントが現れる。この行き方を誤ってしまうと、初めての場合、戸惑って、なかなかたどり着けないのことになるので、行き方をコリントの書としておこう。



 築地という町は、築地市場あるいは場外市場へと近づくに従って、美味しいものが無くなる構図になっております、却って、その周辺/周縁部分をウォッチングすると、逆に面白いものが多いようにも見えます。従って、昼食難民たちは、12時前には、もう、コリントを目指して、大挙押し寄せ、大移動を繰り返すのです。



* 中央区築地5-3-3

11:00~14:30(ランチタイム) フルーツパンケーキセット : 800円

☆☆



 なんてこった!パンケーキが、デカすぎ!しかも2枚!かなり荒削りなホットケーキの図体を隠すように、アバウトに折りたたまれて、小さな皿に乗っかっています。しかも、バナナの上には、コッテリ大盛りな生クリーム、付け合せには、オレンジ、大好きなイチゴちゃん、大きなパイナップルもあります。素敵です、この構図、見た目でヤラレマス。



 昼時から、こんなに食べたら、きっと午後から働けないに決まっている(笑)。でも、みんな結構、平気そうな顔して食べてます。セットなら、これに好きな飲み物が付きます。知らなければ、足が向かわない辺鄙な立地ながら、コリントだけは、しっかり、大繁盛しています。フルーツパンケーキはもとより、サンドイッチを食べてるひともいれば、ナポリタンを食べてるひともいて、なかなか他のアイテムも大人気なようです、このお店。



 パンケーキ自体、焼き立てであること以外、味は、とりたてて、どうって言うもんではありませんが、フレッシュなフルーツが、その時々で食べれて、しかも、お腹もふくれる一石二鳥とあらば、みなさんに大人気なのもうなずけるというもの。コリントさんは、築地のちょっとした隠れ巡礼地みたいです。

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凸凹道 / 内田百閒

凸凹道



 「 凸凹道 」 は、内田百閒の五作目となる文集。昭和10年に刊行され、普通版(奥)と特装本(一番手前)の2タイプが、まず三笠書房から出た。その後、戦後まもなくの昭和22年になって、櫻菊書院から、再発本=向かって、一番左側が出ている。



 厳密に言えば、先に出た、三笠版には、3タイプの表装がある。特製本(特装本)では、ややテカリを効かせた、もみ和紙貼函付きに、背革、平木綿継装、見返しには、百閒の筆跡による寒山詩の一章が、木版摺で印刷されている。こちらは、限定500部で、各冊番号入りとなっています。



 普通版には、紺地の木綿装丁本と、異装となるツイード布装の2タイプがあります。



 前回の「 鶴 」で、発表してから後、書き溜まった文章を集めこんだのが、この凸凹道ということになります。百閒自身も、合羽坂(現在の曙橋付近)の寓居を得て、比較的、落ちついて執筆活動に専念できた時期の作品集です。



 文芸評論家、勝本清一郎をして、「 近代文学ノート1 」所収、凸凹道の諸編は良く書かれているとのお墨付きの文章があった。朝日新聞に寄せた、書評であったのだが、短い文章であっても起承転結に優れていたり、また、小説としての枠組みを崩すかのような、いわば、むちゃくちゃな勢いある文章が混ざって、稀有であると称されている。



 勝本氏は、百閒の掌編を含めて、単行本化されて読める愉しみを高く買っておられるような口ぶりであった。



 冥途で魅せた、怪異な幻想性の部分も要所に残しながら、雑多な日常性へと埋没して、押し殺したユーモアー性など、今後、百閒が知らずうちに関わっていく、幾多の切り口の原型が垣間見られる。一定的にパターン化された、百閒らしさの類型に宛がわれて行くキッカケのようなポジション。自分には、過渡期の作風に映って、あまり見るべきものがない文集のようにも感じる。



 凸凹道とは、これまで味わってきた、百閒と外部状況との齟齬、その重苦しさの根源である、おそらく故郷との思い出の一部分を切り放っていく、その作業過程に立ち現れた、ざらついた現実の澱である。暗く沈み込んだ、幻惑の深い淵を見ず、乾いたエッセイ、その転身ともいえる方向性に身を投じていく。



 

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(閉店)新大久保の中華麺 めとき

(閉店)新大久保の中華麺 めとき

創業1972年 大久保、路地裏の宝


 ラーメンには、好き嫌いが伴う。新しい店が、繰り出す手練手管には、ときには飽き飽きしてしまうことも多い。パフォーマンスは無用の長物である。そんなときは、昔から、変わらないものに行き着く。中華麺専門店 めとき、または、目時商店と書かれた看板が目印のこのお店は、古くから、ここにある。



 カウンター10席に満たないぐらいの店内で、初老のオヤジがひとりで、黙々と麺を茹でる、そんなお店である。茹でる麺の量も限られ、オヤジさんひとりで捌くのだから、一定的な時間空間が、自ずと生まれる、それが老舗ラーメン店の匂いとなり、個性となって形成される。新大久保駅を降りて、大久保通りをコリアンタウン方面へと歩き、住宅街にかなり入ったところに忽然と店が現れる。



 これが、少々アクセスしづらい立地で、住宅街をかなり歩く、不思議と、このあたりまで奥へ入ると、まわりに商店街のつながりは断ち切れてしまっている。そのあたりの危うい不安感が、煮干の匂いともに立ち上ってくるめときの看板へのよき体感的目印となる。



 きっちりと場所を刻みつけよう、大久保通りの北京亭を過ぎたら、すぐの小路を左折、立ち食い蕎麦屋とパチンコ屋の間を入って、途中、中川質店と理容あべを左右に見ながら、住宅街の深部へと、ずんずん進んで、3分ぐらい、あきらめかけた頃、右手に行列が見えてくるはずである。



 ふつう、商店が並ぶならわかりそうだが、この小道は、まったくの住宅街なので、ともかく、大久保通りから2~3分は、歩き続けることだ。



 それはそれで、なにしろ営業が不定休極まりない。平日のしかも、11:00~14:30まで、オヤジさんの体調如何、都合で臨時休業もしばしばある。それだけに、開いていた日には、なおさら食べ応えはあるとは言えそうだが、なかなか、シビれる店だ。



 そういえば、似たように路地裏で見つけにくい店で、雑司が谷墓地のそばにあった宝軒も、2006年に閉店してしまった。むかしからのお店が、ちゃんと営業を続けられるような、東京は、そんな街であってほしいとも思う。



* 新宿区大久保2-29-8 日祝休(実は不定休) 

11:00~14:30 小盛 中華麺 : 820円

☆☆☆ 



 煮干風味が強い、いわゆる、昔懐かしい中華そば、そのものである。こちらのオヤジさんは、永福町 大勝軒にて修行したらしいが、それとなく、そんな雰囲気を感じさせる一品。ただ、永福町で、丼が大きい割に、たいした満足感が得られなかった方には、朗報である、めときを味わいにくれば良い、それが模範解答である。



 時代が変わろうとも、めときの中華そばは、たいして変わっていないと思う。ただ、我々の舌が奢ってしまって、こういうのもたまにはイイかなと思ってしまうが、ほんとうは、こういうのが、普段食べて美味しいラーメンだと思う。



 さて、こちらの麺は、分量が多くて、並が870円であるが、普通の1.5倍ぐらいはある。したがって、通常の腹ごなしなら、小盛りをコールすると良い。これなら、女性にもいける。ただし、並でも、そう多くはない、適量なら、小盛だろうと思う。



 中華そば : ねぎが多量に投入される、嬉しい。麺自体に、さほど特徴がなく、中細。魚介のダシが効いた、いい感じのお味。やや雑味が多く、苦味がある、後味に酸味も少々残る。スープを飲み干すと、鶏肉の挽肉が入っていた、このあたりが微妙な、ここの隠し味なのだろう。ほっと一息つけそうな、昔懐かしい中華そばの味、和みます。脂分は、永福町より少ないのですが、食後は、熱い感じになります。しょうゆ味は、意外と濃い。



 チャーシューの厚みも、かなりあり、しょっぱい味付けながら、なかなかのお味。



 オヤジさんは、寡黙。たったひとりで、調理をして、テーブルの下げもするから、なかなかタイヘンそうである。そのあたりの緊張感と緩さが、また魅力なお店。店の大きさがイレブンフーズに似ていたのだが、勘定はセルフに近く、各人の前に置かれている小皿に、オヤジさんが、それとなく事前に、そっとお釣りらしきものを置いてくれていて、そこに千円札を置いていく暗黙のルールらしきものがある。時たまでも訪れて、懐かしい味と店の消息を確認しておきたい、めときは、そんな魅力に満ちた、路地裏の宝である。

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Author:momoneko0725
とうきょうの美味しい食べ物や東日本にある温泉地の紹介です。

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