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老舗 甘味処 竹むら(竹邑)@神田須田町

創業昭和5年 老舗の甘味処 竹むら(竹邑)

都選定歴史的建造物が並ぶ町

神田須田町

みつまめマメに探すゾ 第14話


  アクセス : 靖国通り沿い=地下鉄 小川町・淡路町界隈と神田川、JR神田駅に向かう線路に、ほぼ囲まれた三角地帯=神田須田町1丁目付近は、東京のなかで、もっとも下町情緒を遺した、戦災前の風情を伝える古い(商業的)建物が多く連なる地域。もはや町自体が保存すべき文化財級。かつては、神田連雀町と呼ばれた、いまでも、蕎麦屋として神田まつや(大正14年竣工)、神田藪蕎麦(震災後大正12年以降竣工)、鳥すきやき ぼたん(昭和4年竣工)、あんこう鍋専門店 いせ源(創業1820年、昭和7年竣工)などの木造建築がある。



 そして、この入母屋造り、3階建ての竹邑(たけむら)さんもまた、昭和5年創業で、それ以来の建造物と言われている。こんな雰囲気抜群な中で、落ち着いて、いただける甘味は、それだけで、なにしろ最高である。1階は、テーブル席に、左側には、座敷席も用意されている。なお、2階もあるようだが、1階がいっぱいでないと、上は使用していないようである。



* 千代田区神田須田町1-19 日祝休

11:00~20:00 あんみつ : 680円 ☆☆ 味は、ふつう、取り立ててどうこういうような味わいではなく、これといった特徴なし。おしるこなどが、メニューの表側に書かれていた。



 席に着くと、すぐに、桜湯(桜のつぼみが塩漬けされたものにお湯を注いだもの。)が出される。これだけども、そでに、なんとも床しい。甘いものを食べた後、口直しによい。お茶も別に出されるが、このお茶が、とても美味しかった。甘味処のキメ技は、お菓子そのものにあるのではなく、心づくしというのか、あるいは日本茶そのものであったりもする。 和みのいっときである。カフェの居住性、憩い度合いなど測るべき要素はたくさんあるが、このあたりのクラスになると、流れる音楽もなく、ひたすら静寂だけが支配していて、それが物珍しくも感じられてしまう。



 カフェとちがって、甘味を食べるだけだと、長居は無用なのかもしれない。時間の流れ方、時間の使い方、時間の潰し方、いまとむかしでは、ずいぶんと違っていたのかもしれない。 竹むらさんの向かい側には、東京では珍しいあんこう鍋専門店である=いせ源さんが、同じように歴史的な威風を放って佇まいを魅せていた。こちらへと向かう途中にある、神田藪蕎麦の目の前、喫茶店であるが、珈琲ショパンさんも創業昭和8年で、なかなか古いお店と聞いている。こうして、このあたりの古い店を紹介すると、洋食屋の松栄亭(創業明治40年)、近江屋洋菓子店(創業明治17年)、鰻のきくかわ(創業昭和22年)、神田志乃多寿司(創業明治35年)、万惣(創業1846年)など、次々に浮かんできて、一時には、紹介しきれない。



 日本橋界隈に名店が多いのは、かつて掘割が張り巡らされ魚河岸の中心であったからだろうし、江戸時代には、大火以後、神田の多町、須田町、連雀町あたりに青果店が集まって活況を呈したという、そういう、やっちゃばの流れを汲んだ繁華街の形成である。



 川越にも甲府にも連雀町の名が見えたが、おそらく旦那衆が支えてきた町なのではと思う。なお、三鷹市に下連雀、上連雀の名前が残されているのは、新田開墾のため、三鷹へとここの人々が入植して行ったためだと知った。

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(休業中)手打うどん 若竹うどん@武蔵境

手打うどん 若竹うどん@武蔵境

うどんすき割烹

東京のうどん屋さん巡り 第42話

* 2016年1月より休業中・4月現在


 アクセス : 武蔵境周辺、場所的には、あたりを緑地保全地域に囲まれた、のどかな武蔵野の郊外なのですが、それゆえ、なにげに武蔵野うどん、群雄割拠の武装地帯です。途中、歩きながら消化を整え、インターバルの後に、一日で、3軒以上の手打うどん屋を巡るのにも、苦痛ではなく、馴れてきました(笑)。



 若竹 HPさんは、なかなかカテゴリー分けが難しい、単独店、料亭タイプのうどん割烹のお店です。JR中央線 武蔵境駅、南口からでも近いですが、北口から左方向に線路伝いに歩き、高架を渡って、南口方向に渡りきった先にあります。



 創業が40年ぐらいになるとのことでしたが、いったん店を閉めていた時期もあり、2006年ぐらいになって、リニューアルオープンに到ってます。通りを隔てて、推定樹齢300年の大きな柿の木がある=自宅と思われる竹内家があり、敷地内に、お茶室 柿風亭(=お茶会貸席 はなれ&京間 3棟)も所有しています。



 店主は、思うに土地の名士、文人気質と見受けられ、銘石のしつらえ、緩急踏まえ遊び心の在る調度品、かえるグッズの蒐集など、独特なセンスが光る。箸袋に及んでは、あまがえるをあしらった意匠が心憎い。



 そんなこんなで、ちょっと、その入りにくい外観、庶民が足を踏み入れるには、ほど遠い空間性を醸し出している。威嚇を取り除いて、のれんを潜れば、そこはまた、のんびりできる空間が在ることは確かで、それを確かめるか、敢えて通り過ぎるかは、ひとそれぞれ。 それでも、昼時のみの営業で、単品うどんを、いただくことも可能では在る、好き好んで行くかどうかは別にしてである(笑)。従って、情報が少なく、自ら意を決して向かったわけである。正直、単品うどんを昼時食べるのには、いささか気後れしたが、接客は、それなりに丁寧で満足した。



 笹せいろ : 650円 ☆☆ どうということ無い、国産地粉100%の手打うどんである。地粉というには、かなり透き通って、不ぞろいな手打ちうどんが出てくる。うどんの外観的形状は、小島屋と似たところがある。



 うどんの分量は、当然ながら、極少。それに対して、やたら薬味が多いというのは、せめてもの心尽くし?であろうか。あるいは、この一品だけで済まそうということに対する嫌味か?薬味には、本三つ葉、白髪ネギ、ニンジン、しょうが、大根おろし、ワカメなど。



 つゆは、さすがに濃厚で上等なもののように見受けられる。ただし、かなり辛口で、いささか濃い口になっており、エグイ味わいと感じられた。うどん用と思われるが、ここのおそらくは独特な味だろう。* 郊外の隠れ家的な貸席として、法事、宴会、クラス会など貸切状態での使用に相応しい場処に見受けられる。うどん鍋にこそ、発揮される空間であろう。



 しかし、此処でなくとも、わたしの大好きな、うどんすき 美々卯さんでも別段、良いのであって、必然性に欠けるかもしれない。* 武蔵野市境南町2-6-16

月曜火曜休 11:30~13:30(売り切れ仕舞い。貸切使用時不可)

コース予約なら、11:30~20:30



▽ というわけで、かえるのデザインが妙に可愛ぃかった箸袋。まぁ、けっこう、これだけでも意外に満足した、いっときであったような気がする。

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手打うどん 鷹@深大寺

手打うどん 鷹@深大寺

創業31年の中堅 うどん店

東京のうどん屋さん巡り 第41話


 うどんの良し悪しは、なかなか食べつけないと解りづらいと見えて、まだまだ探索の手は緩められず、ぼちぼち、ゆっくり廻っています。。元来、やはり、麺喰いですが、うどんが一番の好物と思えます。



 最近、都内近郊歩いても、あきらかにラーメンの対抗馬として、手打ちうどん店のオープンが殖えた兆しがある。とりあえず、開店場所の立地さえ押さえれば、客は、そこそこ入るのだと思う。ただし、これからは分からない、原料である小麦の価格も上がる一方だし、光熱費も上がるから、店としての経営も、どこか生真面目な信念がないと、なかなか長くは続けられないものだ。



 前回、チェックリストでは挙がらなかったものの、深大寺界隈にバスで通りかかった際に、気になっていた店、それが鷹さんである。ちょっと最近、武蔵野うどんから遠ざかっていたので、むしろ呼びかけられた気がする、武蔵境近辺をうろついて見た。



 深大寺といえば、どうしても蕎麦が真っ先に浮かぶ。まったく、悪い癖であろう、深大寺にまともな蕎麦屋などあろうはずもない。あったとしても、あまり食べる気がしない。あくまで、子供の頃から、深大寺蕎麦は、観光の代名詞のように思ってきた。 アクセス :  さて、手打うどん 鷹 HPである。たぶん、店主が高橋さんだから、三鷹の場所にも掛けて店の名前はシンプルに力強く=鷹。創業は、昭和52年、けっこう古くから続いているお店である。JR中央線 武蔵境駅前、南口バスターミナルより、国際基督教大学行きに乗って、5分ぐらい、かえで通り直進し、右折、山中通り沿い、二中前下車、、バス停の、ほぼ目の前がお店です。けっこう大きな店舗で、カウンター席、テーブル席、座敷もあってキャパ大です。



 もりうどん : 580円 ☆☆☆ うどん自体、コシもあって、けっして不味くは無いのだが、美味しくも無い。かなり丁寧な仕上げで、独特な存在感がある麺だとは思う。地粉使用で、外観上は、やや飴色、小麦の味わいも香る。コシとツルツルした喉ごし感のバランスはいい。



 付け汁が、見事に辛口な蕎麦つゆなのが、個人的に好きになれない。ざる蕎麦を、ざるうどんに置き換えたイメージを出したとするなら完璧とも言えるが、まるで太い田舎蕎麦と言った感じの印象が強く、此処のうどんの良さを引き出すなら、むしろ、かけのほうが味わいは良さそう。(総合=☆☆) 



 肉つけが単独でメニュー入りしておらず、強引な天ぷら付き(1200円超え)でないと食べれない現時点での弊害もあり、なにげ全体に値段は昼時、高めな設定だと思う。ただし、基本アイテムのもりうどんの分量は、値段に対して、パフォーマンスは良い方だと思う。わざわざ行くべきほどではない。



* 三鷹市深大寺1-7-20 月曜休

11:00~15:00 17:00~21:00

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船橋温泉 湯楽の里

船橋温泉 湯楽の里

船橋市中心街からも程近い大手スーパー銭湯

2007年12月より天然温泉 開湯


 アクセス : 東武野田線、塚田駅または、新船橋駅より線路伝いに歩き、両駅のちょうど中間地点、同じく7分ぐらいのところにあるスーパー銭湯=湯楽の里 HPは、昨年末より天然温泉の開湯を始めていたが、知名度は低いものの、なかなか優れた泉質である。



 距離的には、やや塚田駅からのほうが近く、旭テクノグラスという工場の敷地が切れるところに隣接してあります。規模は、中ぐらいですね。



 施設&料金 : 650円と手ごろで、月数回、450円になるサービスデーなどのイベントもあります。  温泉(源泉浴槽) : ☆☆☆ 近隣にある楽天地の法典の湯やら、市川のゴミ焼却場となりのクリーンスパ 市川などと比べると、断然に、温泉としての質は良いと思います。



 ただし、温泉浴槽は、屋外に2つあるのみ。一方は、加熱された源泉の掛け流し浴槽で、もう一箇所は、循環された温泉浴槽です。スペース的には、こじんまりとしていますので、大勢のひとが、ゆっくりのんびり長時間浸かろうとすると、すぐに満員になります。



 効能(源泉浴槽) : ナトリウム塩化物強塩温泉 ☆☆☆ 非常に身体のすみずみまで良く効きます。 もう少し、注入量が多いといいのですが、やや鈍りぎみで、お湯もぬるくなりすぎ。まぁ、それが長湯できていいとも言えますが。口に含むと、塩っぱさと同時に、にがりのようなマグネシウムの味わいが口にひどく残ります。匂いは、鉄味の金気臭強く、オレンジ系な浮遊物のほか、肌には細かな泡つきも確認できます。源泉注湯口の岩肌からは、エステル臭のような甘い香りが漂ってきます。適宜に浸かって、よく温まり、美肌にも良いのです。



 成分には、ストロンチウムが8.9もあり、リチウムも微量あることから、自分などは身体に即座に反応します。メタ珪酸値がそれほどでもないので長く浸かっていても肌が紅潮しないのですが、じんわりと体の内部から温まっていくのがわかります。

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オーセンティック@赤坂 氷川

オーセンティック@赤坂 氷川

2006年11月オープン

美味しいハンバーガー屋さん巡り 第24話


 アクセス : Authentic(オーセンティック)さんは、赤坂駅前からだと、氷川公園へと向かって坂を上がり、南部坂の3つ先を、赤坂アークヒルズへと降りる方向、赤坂ツインタワーの左隣に位置してあります。ちょっと不便な立地ですが、むしろ六本木一丁目駅方向から上がってきても、溜池山王駅からも距離的には同じくらいと思われます。赤坂福榎商店会を登りつめ、東亜学院前、港区氷川武道場先なので、それを目印にするといいでしょう。



* 港区赤坂2-18-19 無休

11:00~22:30



 アボガドバーガー : 1050円 ☆☆☆ 主人は、本郷三丁目のファイアーハウスで修行したそうですが、軽く焦げ目のバンズが似てるだけで、柔らかジューシーなパティなど、ずっと美味しい出来映えだと思います。



 場所柄、外人(白人)の客も多く訪れ、昼時には、それなりに賑わっています。値段は、やや高めの設定なように思えますが、赤坂なら、この程度でもいいのかもしれません。



 肉が、とっても柔らかくって、かなり感動的な旨さです。ただしアボガドのソースが、なぜに?サザンドレッシングなのが、個人的にちょっとなぁ~って感じでしたが、おおむねOKです。ポテトもラードのコンディションの具合が良かったのか、とてもフレッシュで柔らかでしたね、たぶん忙しくても気遣って揚げてた結果であると思われます。この点を高評価。



 味に迎合はいりません。この店の師匠筋であってもファイヤーハウスのバーガーは見せ掛けだけのジャンクフードで、素材がチープ。その点、ここのバーガーは、偽らない、ほんとうの温かさと優しさに磨かれています。それがオーセンティック(=まともな)という看板の意味合いなのでしょう。

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富士見 沖縄そば 島(しま)@飯田橋

沖縄そば・料理 島(しま)

創業昭和37年 富士見 東京大神宮並び


 アクセス : JR飯田橋駅、西口駅前から、東京警察病院方向へと歩き、左折して、東京大神宮目指して、3分ぐらい歩くと、途中にある。



 場所柄、人通りも多く、学生街なので、昼時は食堂のように、夜は居酒屋のように賑わっていて、昭和37年創業以来、まちに溶け込んで愛されているお店のようです。 沖縄そば : 550円 ☆☆☆ なかなか美味しいですね。東京で食べれる沖縄そばは、東京人に合わせてくれてるのか、東京をナメテかかっているのか、美味しくないものもたくさんあります。下北沢にある丸安そばなどは、その最たるもので、不味いのです。



 その点、こちらの沖縄そばは、バッチリです。この日は、明日葉の茹でられたものが入ってました。かつお風味は、特にしません。全体の印象で、さっぱり、味も後味から甘い感じがするっていうのは、沖縄風ですね。塩味が概して薄いのが沖縄風、アッサリ味で、とても好感触。



 沖縄すばを理解していない若者の評で、塩味が足りないなどと書かれ、茫洋とした味と指される店もあるが、そういう店は、概して、きちんと沖縄流に近いスタンスで営業しているからなのではないかと思う。 △ この島さんの並び、少し歩いた先には、東京のお伊勢さま=東京大神宮さんがあります。明治天皇により、東京にも伊勢神宮の参詣所があってもいいだろうということで、はじめ日比谷に創建されました。その後、関東大震災後、現在、この富士見に移され、飯田橋大神宮と称し、やがて戦後に、東京大神宮と改められ現在に至っています。神前結婚式の考案者でもあり、良縁祈願に訪れる子女が、かなり多く見られる。



 東京大神宮は、明治神宮、靖國神社、日枝神社、大國魂神社、と並び称される格式高い、東京五社のひとつ。

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ソルロンタン専門店 赤坂みすじ通り 一龍別館

赤坂 一龍別館

ソルロンタン(雪濃湯)専門店


 アクセス : 赤坂は、目茶苦茶コリアンタウンである。むしろ占拠された街と言ってもいいかもしれない。かつてナイトクラブ ミカドがあった跡地のビル、いまや六三郎とか赤坂 璃宮とか、しょうもない連中が入ってるビルの前にある。



 一龍本店は、もう40年くらい営業していて、赤坂では韓国料理の最古参であろう。サムゲタンは鶏スープ、コムタンはテールスープ、ここらあたりまでは普段食べたことがある。さて、このソルロンタンとは、牛の頭、内臓、骨などを長時間、煮込んだスープのこと。



 そんなソルロンタンスープを24時間、提供しているお店が、この一龍別館さんです。かなり韓国式な店なので、ほぼお客さんは、韓国人が大半ですが、とりあえず、黙って席に座れば、ソルロンタンスープセット=1570円が出てくる仕組みになってるようです。 まぁ、値段も張るのですが、いきなりたくさんの小鉢がテーブルに所狭しと並べられます。よくよく見ると、ほとんどキムチ味のものなんですが、それにしても、すごい品数です。



 ソルロンタンスープセット : ☆☆ 正直、味的には、ニュートラルタッチなので、格別美味さを感じられませんが、お好みで卓上に在る岩塩などで調整しながら食べ進めるみたいです。それにしても、どうも、自分は韓食が口に合わないようで、苦手です。まず、唐辛子の辛さが体質的にダメでして、加えて牛肉も苦手なのですから、たいして文句は言えませんが。



 それでも、このスープ、とっても、よく煮込んであると見えて、すっかり臭みなど微塵も感じられませんでした。これだけ、すんなり飲み込めるのは、確かな素材で丹念に作りこんだ証拠でしょうね。肉脂等のこってりしたスープを思い浮かべますが、ごくごくあっさりした、重湯?お粥みたいな感覚のスープ。これに卓上にあった岩塩やカクテキなどをアレンジ、味付けしたうえで、御飯をぶち込んで食べるみたいです。



 ソルロンタンスープのなかには、牛肉、ネギ、くずきり?みたいなものが予め入っていました。ほんとうにアッサリしてますね。滋養によさそう!ほんとに今年の冬は寒いんで、いつもより、唐辛子を摂取できるように、心がけています。そういう意味合いでも、韓国料理は身体に良いんだと思います。



 美容、滋養供給に是非。



* 港区赤坂2-13-16

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民芸風 手打そば 志な乃@赤羽橋

民芸風 手打そば 志な乃@赤羽橋

けんちん汁と、うどんが美味しいお店

東京の美味しいうどん屋さん巡り 第40話


 アクセス : 以前、西新橋にあった人気店=民芸風 手打そばの店、志な乃さん(創業1969年)が、ごく最近、赤羽橋交差点近くに移転して、リニューアルオープンしました。志な乃といえば、神楽坂の系列店で、うどんと蕎麦の合盛や、けんちん汁が有名で、こちらでは、それらに沿ったかたちで提供をしています。



 西新橋の店舗が道路拡張工事のため立ち退きによりクローズして、残念がっていたお客さんも、きっと多いはず。このところ、徐々に、移転オープンを知って、こちらへと再訪してくるお客さんが殖えている。昼時は、並びができるような人気店になりつつある様相。混雑時に伺うと、狭いスペースでの相席は必至なので、混む時間を外さないと、せわしない食事となりやすい。いずれにせよ、隠れたファンが居て、なにげに有名店なのである。



* 港区芝3-14-6 祝土日休

11:00~15:00 合盛並 : 1100円 蕎麦普通盛と、うどん普通盛の合わせ技。合盛(小)もあるが、分量的には、並が大盛の感覚となります。昼時の注文だとしたら、小でも十分にお腹一杯になりそう。質&ボリュームともにGOOD!



 うどん : ☆☆☆ これが実に旨い。猿楽町 松翁さんが、シッカリめな蕎麦屋だとするなら、ここ志な乃さんは、どちらかといえば、素朴で家庭的な趣な、うどん屋さんでしょう。合盛で運ばれてきたツユも、まさに、うどん用の薄口だったし、どちらかといえば、蕎麦も適宜に食べれる、そんなスタンスのうどんやさんっぽい感じ。もっと言うと、けんちん汁屋さんかな(笑)。



 そばも、うどんも同様に、美味しくいただける素朴な趣味蕎麦のお店で、どちらかといえば、蕎麦屋としての技量を磨いて伸ばした結果が、神楽坂の志な乃の弟子筋にあたる猿楽町の松翁ということになろうか。



 そば : ☆☆ 決して不味いわけではないのだが、田舎風で、太め、もっさりして、見たまんまの冴えない、素朴な蕎麦である。 けんちん汁 : 350円 ☆☆☆ 油分が、表面に膜を張っていて、熱が逃げないため、ひどく熱い。やや濃厚な味わい。ごま油は、感じさせなくて、ごく普通の家庭的なけんちん汁に近い味わい。けんちん汁は、猿楽町 松翁>志な乃(赤羽橋)、でうどんは断然に志な乃(赤羽橋)>松翁ですね。志な乃のスタンスは、あくまで庶民派の民芸風、松翁は、同じく大衆寄りではあっても、やっぱり純然たる蕎麦屋としての気概に溢れて素敵ですね。



* さて、系統立てていきますと、都内に6店舗ほどあります=志な乃系列のお店は、ややこしい姉妹店とか、そういう位置づけは別にして、その本家本元は、関内にあります志な乃さんで、都内には、神田司町、秋葉原、新宿御苑、東日本橋、赤羽橋(以前は西新橋)、神楽坂の6店舗があります。

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手打蕎麦切 松翁@猿楽町(神田神保町)

手打蕎麦切 松翁@猿楽町(神保町)

昭和56年創業


 アクセス : 神保町をカレーだけの町にしてしまうのは、もったいない。それには、なにぶん松翁さんの存在が大きいのである。うどんも美味しいとの評判で、初めは、うどんでのエントリーも考えていたが、案の定、蕎麦屋らしく、結果的に軍配は蕎麦の方がしっくりきました。



 いつでも庶民の味方的な、しっかりした技量を持ったお蕎麦屋さん。客あしらいも素晴らしいものがあります(但し混雑時除く)。松翁(しょうおう)さんは、錦華通りを神田女学園高まで歩き、駿河台寄りに一本小路を入ったところにあります。付近は、オフィス街なので、昼時は、たいへんに混み合います。言うまでも無く、超人気店。



* 千代田区猿楽町2-1-7 日祝休

11:30~15:30 17:30~20:00

 めおともりとけんちん汁 : 1350円 うどんを茹でるのに時間がかかるらしく、20分ほど、お時間掛かりますが、よろしいでしょうか、と事前に訊ねられる。めおとの意味合いから、うどんとそば2点盛りである。



 うどん : ☆☆ 粘着度合いが強く、もちもちっ~としているが、食感として、どうもバランスがよろしくない。コシを強くしようとしたのか、つるっとしたものを作ろうとしたのか、どっちつかずで、不完全、しゃきっとしない味わい。イマイチ。夏場は、これが細めの冷麦となって登場するようだから、これも是非に味わってみたいところである。



なお、この、めおともりは、ツユの指定が予め可能となっており、濃い口(蕎麦用)、薄口(うどん用)となっているようだ。うどん用に、薄口をいただいたが、とても美味しいツユであった。



 そば : ☆☆☆ 当然ながら蕎麦の方が、断然、美味しい。夫婦(めおと)として、蕎麦を惹き立てるのは、うどんの煮え切らない損な役回りなのだろうか。そんなことはあるまいが、ここでは蕎麦が断然にイケてるようだ。蕎麦は、角が適度に立って、しゃきっと毅然として、のど越しも良い。なにかと、ほどほどで、その適度感が、なかなか絶妙。蕎麦のバランス感覚は、よほど良い。 けんちん汁 : ☆☆☆ ここの名物のひとつです。寒い日には、温かいけんちん汁は、たまりませんねぇ。サイドメニュー的に、どのパーツとしても添えることが可能です。けんちん蕎麦にして食べるのも一興。



 里芋など、具材も、たっぷり入っており、切り昆布なども見られる。胡麻油が、ポイント、なにげに効いている。和風ではなく、どちらかといえば、洋風味噌スープといったところでしょうか。 猿楽町 松翁のご主人が修行したお店が、神楽坂の志な乃さん。

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手賀沼公園通り 我孫子 西周(さいしゅう)うなぎ店

手賀沼公園通り 我孫子 西周(さいしゅう)うなぎ店

創業1856年

鰻好き感涙の我孫子遠征 その2


 アクセス : 我孫子に名代の鰻屋が多数あることに気が付いたのは、昨年、手賀沼湖畔にスーパー銭湯=満天の湯が完成時に訪れた際であった。車上から、すぐさま、鈴木屋本店の格式ばった料亭・旅館の存在を気に留めた、うなぎ好きの勘でしょうか、いずれ再訪したいと思った。



 調べてみると、町には、鈴木屋さんのほかにも、富桝旅館、割烹旅館 角松本店など古くから営業している由緒ある旅館もあることが分かってきた。歴史ある町=佐原にも通じるところがある。どうやら、水戸街道の宿場町として、それなりに栄えて、その旅籠の名残があり、また近代には、風光明媚な手賀沼を臨むあたりで、芸術村みたいなものが、一時期形成されていたらしい。



 関わった文人には、白樺派の志賀直哉、武者小路実篤、柳宗悦、バーナード・リーチ、中勘助等がいるのだそうである。



 さて、まず今回訪れたのが、西周(さいしゅう)さんという方が経営されている鰻屋と佃煮屋のお店です。川魚卸商として、江戸時代、安政3年(1856年)、この地に営業し始めてから、佃煮などの販売を続ける傍らで、鰻を主体とした料理屋として100年以上もの間続いてきた老舗です。



 常磐線、我孫子駅を下車して、南口から、まっすぐに手賀沼へと下る、ゆるやかな道があり、角に八幡神社があって、これが手賀沼公園通りと称される。この細いながらも主要バス通りを下ること、10分弱、右手に、まず、同じく老舗のうなぎ屋 宇田川さんが見えてきます。



 今日は、宇田川さんを見越して、なおも坂を下り続けるとやがて、西周うなぎ店の看板が大きく視界に飛び込んできます。向かって、右側から焼き場、中央が佃煮などを小売している店舗、左側の扉が玄関で、細長い店舗が併設されています。



 テーブル席が少しと、奥にお座敷、2階に宴会場といったつくりですが、かなり庶民的で、客足が引く頃合いの時間帯だっため、ゆっくりと、くつろげるような雰囲気でありがたいです。千葉の特徴でしょうか、ここいらでは、中休みが無くて、通し営業なさっていました。



 昼時を少しづらしても訪れても食べれるので便利ではありますが、その分、つくり置きも多いとは言えそうですね。



* 我孫子市白山1-3-16 火曜休

11:00~20:00 評判のうな丼を食べました。 : 1260円!ですよ。 

☆☆☆☆ かなりのコスト・パフォーマンスでしょう。肝吸いをつけて、+210円。我孫子の鰻の相場は、なんともマトモな値段、価格据え置き状態なので、まさに鰻天国な土地柄であります。



 西周のうな丼。まさに、リアルうな丼は、こんな感じですよ。けっして上等でもなく、気取ってもなく、でも旨い。うな丼は、あくまで、うな丼なんだ、そんな自負に溢れた逸品です。



 我孫子では、どこで鰻を食べても、それなりに満足できて、甲乙付けがたいの意味とは、まさにこのことなんでしょう。選択肢は、複数ありますが、選ぶには、好みでしょう。この西周さんのウリは、安くて、旨くて、腹いっぱいになること請け合い、たぶん、そんなニーズでしょう。



 鰻は、外側がパリッと焼けて香ばしさがあり、蒸し置きのため、やや硬めでしょうが、中は、かなりふんわり柔らかくて、かなり自分が描く、旨い鰻丼のイメージに近い逸品に仕上がっています。好きです、この味、この鰻丼。たぶん、自分が食べてきたなかでは、おそらくベストの部類に入る、絶好球ストレートな、うな丼でしょうね、感服です。



 タレが、かなり甘め、御飯は多め。 肝吸い : ☆☆☆ かつお節のお出汁の風味だけで、甘く、ほんのり柚子風味。椎茸に麩、三つ葉が散らしてあります。なかなかに美味しいです。



 お新香 : ☆☆☆ 自家製、ダイコン、白菜の刻んだもの、きゅうりと分量が多い。ぬか床の風味も出て、なかなか香り高いもの。イケます。



* 値段の割りに御飯も多く、食べた感じにさせてくれる庶民の味方的な存在のこのお店。タレが、かなり甘くて、身も硬めですが、鰻本来の香りが後味に感じられて、かなりグレード感も高いものだと思います。なにより、このうな丼のスタイルが、きっぱりと決まっていて、こざっぱりしたところなんぞ、逸品中の逸品って雰囲気に思えます。おススメのお店です。

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momoneko0725

Author:momoneko0725
とうきょうの美味しい食べ物や東日本にある温泉地の紹介です。

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