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元祖 やき鳥専門店 伊勢廣(いせひろ) 京橋本店

やき鳥 伊勢廣(いせひろ)京橋本店

大正10年創業 元祖 焼き鳥専門店

東京の焼き鳥丼シリーズ 第2話


 ほんとうに美味しいものを食べれる機会は、そう無い。料理人を名乗ろうとも、《食》に対して、本気で取り組んでいる人が居なければ、心から、美味しいと思えるようなものは、そうそう作れないからだろう。素材の吟味や調味料などの調達、その他もろもろに掛ける情熱が並大抵の道のりでないことが伺える。



 たとえ、先代が、そういう余りある志(こころざし)を持ったとしても、その後、商売の名の下に、真心ではなく、欲ばかりが顔を覗かせ、儲けが出るようなものだけを見せかけで出すようになって、その有様もだんだん崩れて、稀なものでなくなる。



 京橋の路地に本店を構え、銀座店、ニューオータニ、帝劇と、いまや4店舗まで支店を殖やした、伊勢廣(いせひろ)さんは、現在のご主人の祖父に当たる方が、大正10年に、もとは鶏肉屋として商いをはじめ、やがて、焼き鳥専門店としてのスタイルを店の特徴として、打ち出すようになったのだという。



 まっとうな商売を続け、86年にわたり暖簾を守り、いまに至っている。鶏の品質は言わずもがな、脇役のねぎや、素材を引き立てる備長炭に至るまで、その細やかな目配せが行き届いた稀有な店である。 アクセス : 京橋本店は、地下鉄銀座線、京橋駅を下車し、明治屋がある出口から地上に出て、国道15号線から狭い路地に入ったところにある。京橋駅から、ほんの数分である。



* 中央区京橋1-5-4 日祝休 ランチ(平日のみ)11:30~14:00

16:30~21:00《 絶品! 平日ランチのやきとり丼 》

5本丼 : 1800円 ☆☆☆☆☆ (☆5つで満点)

 

 店内では、《ごどん》と呼ばれている。もも肉やきとり、つくね、ささみが4本分、どんぶりご飯に乗った=4本丼(=1500円)に、柔らかなレバーが1本多く付けられたのが、5丼なのである。



 いずれも、コップに入って熱い鶏がらスープとお新香が付いてくる。なお、昼時過ぎた、午後1時からは、サービス品として、3本丼が1000円で味わえるので、初回はそれでも良いかもしれない。しかし、できれば、5本丼、さらには、夜のコースがおススメとなる。4本丼と5本丼は、器からして違っており、4本丼は、なんとなく貧相に見える。もっとも、ご飯の量は、大盛も用意されているので、腹ペコには、嬉しい限りである。



 鶏肉の美味しさは、言わずもがな、口に運びやすいような小ぶりのサイズであるところが、なお良い。ささみは、ほんのりと生で、それを特別の塩と本わさびでいただく。つくねもまた、中心が火が通っていないぐらいのレアさ、で食べ進むうちに、ちょうど良くなる、とっても柔らかな食感とコリっとした部分も混ざっていて、そのコントラストが絶品。



 周辺は、オフィス街につき、11:30分開店と同時に、たくさんの客がなだれ込んでくる。一階がカウンター席とテーブル席、2階にも座敷席があるので、集客能力はあるが、いかんせん、焼き場はひとりで守って、しかも大量に焼けないので、タイミングが悪いと、時間が待たされるのは覚悟だろう。



 オープンと同時だったので、ご主人の焼き加減が絶妙な焼き鳥を独り占めできて、幸運だった。こんなに美味しい、焼き鳥が、酒が飲めなくとも、昼時、ご飯で味わえるのは、絶対におススメである。

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千束 金美館通り 天麩羅 いせや

千束 金美館通り 天麩羅 いせや

創業37年目、土手の伊勢屋三兄弟 次男のお店



2007年総決算 今年も美味しいもので締め括ろう企画

第2弾 天丼編!


 アクセス : 地下鉄日比谷線、入谷駅、竜泉口を降りて、大正小学校を超えて、千束方向へと向かう、金美館通りに面して、ちょうど国際通りへとクロスする手前、商店街アーケード内に天麩羅 千束いせやさんがあります。駅から、徒歩5分ぐらいでしょうか。浅草近辺で、天麩羅、それも天丼というと、けっこう名物と自ら名乗ったお店が、かなり多いのです。それぞれ個性があって、どこがどうとか評価しづらいのですが、観光地だけに、値段が高くて、味はあんまり期待できないケースが多いわけですね。



 そんななか、どうしても足を運んで食べに行きたいのが、吉原大門前にある、創業110余年、土手の伊勢屋さんです。隣の桜なべ 中江さんとともに、浅草を代表する老舗の名店になります。土手の伊勢屋さんは、近隣にある廿世紀浴場とともに、私も大のファンですが、いかんせん、行きにくいことがあります。



 それは、①曜日、時間を合わせて行かないと、案の定、長時間待たされる。売り切り仕舞いなので、午後閉店のケースもあり。②味付けが妙に辛い、妙に脂っこいので、お腹に余裕がある場合のみ可。③たとえ席に着いたとしても、後に待っている客が居るため落ち着かないし、急かされる感じで、どこか互いに恐縮したり、されたり。 この「 土手の伊勢屋で、また食べたいけど、ちょっとねぇ~ 」というボヤキを解決してくれる術があることをご存知だろうか?伊勢屋には、三兄弟が居て、次男が千束に、三男が蔵前にそれぞれ、いせやを名乗ってのれんわけしている。



 たしかに、長男が継いでいる本家の看板はすばらしい。建物も古くて、戦前、震災後の昭和2年の建造物を丁寧に使っています、だから、その落ち着いた雰囲気に酔いしれるのも必要とは思えます。でも、並ぶのがイヤダという方も多いでしょう。



 そこで、たまには、こうして、並ばずに、しかも昼時に落ち着いて、いせやの天丼を喰いに行きたいと思うわけです。その方法論は、千束で味わう、いせやの天丼です。



* 台東区千束2-23-5 水休

11:30~15:00までランチタイム。 17:00~20:30 * 同じ屋号の伊勢屋、たとえ兄弟のお店でも、天麩羅の揚げ方、味付けやネタが微妙的に違います。好みの個人差ですが、ここだけ話、わたしは、《千束のいせや》さんで食べれる天丼のほうが、数段、美味しいと思います。



 土手の伊勢屋さんは、それなりに大勢の客をさばくので、案の定、油の痛みが激しいのです、だから、食後、どうしても胃もたれしてしまいがち、その点、この千束 いせやさんなら、昼時、早い時間なら、油の使い勝手が良くて、食後胃もたれしません。



 ネタの鮮度も良いし、タレの味付けも、甘みが強くて、やや辛みは、ほどほどに手加減してくれてます。店の方々の温かい対応、温和な人柄は、吉原も千束も、どちらも下町人情派で、最高ですよ。



 ただ、昼から落ち着いて、食べれるのは、ここ千束の強みです。人気が無いから空いてるとか、そういう次元で考えずに、地元に愛された、ごくふつうに、全うな商いに心がけてる数少ない店って雰囲気で、まじめさが仕事から伝わってきますね。



 ただ、天麩羅屋の常でしょうが、お値段は張ります。やはりケチらないほうが、良いネタ=すなわち大ぶりで江戸前の新鮮なものが食べれることになります。ただし、ほどほどでよければ、ランチサービスで千円以下でも食べれるので、それなりのお得感もあります。



 海老穴子天丼 : 1600円(味噌汁椀 :別途+200円) ☆☆☆☆

シシトウ、穴子、中ぐらいの海老3尾ぐらい。アクセント的に、穴子の骨せんべい(カラッと意揚げたもの)が、角のように、にょき~んと抜き出ております。



 食べ終わって、しばらく経っても、奇跡的に、お腹に、もたれません。油が痛んでいない証拠でしょう。タレの味付けも、さほど辛いわけでなくて、やや甘めにしてある心遣い、後から水ばっかり飲まされる訳でもなく、実に美味しい一品です。この並丼だと、大きな海老が入ってないので、是非、2000円の(上)がおススメですよ。(椀が別料金なのは、仕方がありませんが。)



 それから、特筆すべきは、お米=ご飯がおいしいこと。冬場だったせいもあるんでしょうが、新米で揚げたての天麩羅が食べれるのは、嬉しいものです。

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ザ・グレートバーガー@原宿/表参道

ザ・グレートバーガー@原宿/表参道

~ おいしいグルメバーガーを探して その17



2007年総決算 今年も美味しいもので締め括ろう企画 

第1弾 ハンバーガー!


 先日、浦和で食べた、ウィグル料理、羊肉があまりに美味しかったために、その感激が、尾を引いている。ハンバーガーで、ラム肉をメニューで出しているところは、少ないと思うのだが、ここは、なかなか評判らしいので、喰いついてみた。



 場所は、分かりづらくもあるが、原宿好きなら、すぐに分かるはずだ。キャットストリートから、ユニクロのある明治通りの裏手手前へと抜けていく、あの細かな路地、その界隈の一角にある。中目黒に移転する前、ELTの店舗があった前のビル、シェル向かい側の小路を進んで行った所あたりです。



 このハンバーガー屋さんは (渋谷区神宮前6-12-7 無休。11:30~ )、同じく、原宿界隈では、京セラビル、地下1Fにあって6年目を迎え、けっこうお馴染みなっている、ゆるい感じのカフェで、=ease by LIFE(HP)さん(* 2010年現在は、閉店しています。)が、2007年夏ごろに出店した、ハンバーガーショップなのだという。 昼時、付近で働く、アパレル関係者で賑わう、繁盛店である。二匹のフレンチブルドッグが放し飼いにされているので、その顔色を伺いに来るファンも居るのだろう。フレンチブルは、お客の顔色を伺い、ハンバーガーをおねだりするような目で見つめる。お客が帰った後を狙って、椅子下にもぐりこみ、落とした残飯を目ざとく食べる。



 ラム肉バーガー : 1000円。 ☆☆☆☆ 昼時で、ドリンク、スープが付いて、このボリュームと値段なら、たいへんにお得である。味は、かなり良い。いわゆるヘルシー志向なので、食後に不純な感覚が残らない。犬が嫌いな人はダメだが、犬好きならおススメのお店でしょう。

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下谷 老舗銭湯 快哉湯(かいさいゆ)

昭和3年建造 入谷駅前 老舗銭湯

快哉湯(かいさいゆ)は、井戸水使用


 アクセス : 地下鉄日比谷線下谷駅から、徒歩2分、昭和通りから、ちょっと入ったところにある、文字通り駅前銭湯です。威風堂々たる外観、三つの入母屋屋根が連なって、笑った顔のような感じにも見えますね。



 この建物、メインテナンスは入ってますが、もとは昭和3年(いまから80年前近く)震災後に立てられた建築物だそうで、戦災の焼失を逃れた建造物と言うことになり、都内でも、もっとも古い銭湯のひとつに挙げられるのではないでしょうか?



* 台東区下谷2-17-11 木休

16:00~24:00 施設 : 古い建造物ですが、内部は、驚くほど綺麗で、手入れがなされていて、とても気持ちよく浸かるこことができる、東京を代表する老舗銭湯です。男湯の脱衣場からは、富士溶岩でしつらえられた、ちょっとした庭も縁側から眺めて楽しむことができます。



 脱衣場と浴室を隔てるのは、通常使用している今風なサッシではなく、大きなガラス面が採られた木枠の引き戸です。とてもクラシカルなんだけれど、明るくて、落ち着きがあり、センス良い、観え方で、浴槽に浸かったとき、脱衣場まで見通せる感覚が、広々として閉塞感が無く、雰囲気が心地よいのです。



 内部で、古さが見られる箇所としては、浴室内で木の窓枠があるのですが、こういう形式のもの初めて観たような気がします。少しくぼんだ箇所があり、左右にも窓が大きく採られています。さしづめ、銭湯の書院造みたいな感覚なんでしょうか。 お湯 : ☆☆☆☆ 浴槽は、二つだけ、それも深い浅いの違いだけで、ほぼ温度は同じで、ややぬるめ。もちろん温泉ではありませんが、白湯は、100%井戸水使用で、最初の炊き出しには、未だに薪を使用し、重油も併用しています。浴感は、独特な感じで、その肌合いのやわらかさは、ちょうど温泉と水道水の中間ぐらい、むしろ鉱泉に近い感じがします。この絶品のお湯質は、都内随一のトップクラスでしょう。



 お湯は、肌触りで、キシキシ感が強いので、ややカルシウム含有が強いように思います。温まり感が強く、浴後は、肌が紅潮し、汗が出て、しかも湯冷めしません。浴後は、肌がサラサラになって、気持ちが良いです。ここのお湯は、最初、薪で炊いているので、とても、やわらかくて、しかもあまり湯温を高く設定していないので、ほんとうに長く浸かりやすいのです。しかも、カルキ臭も、ほぼ気にならない程度で助かります。



 駅から至近、メインテナンスが行き届いた老舗銭湯、お湯質が良く、肌合いが柔らかの極上銭湯、おススメです。80年近く経った老舗銭湯の素敵なお湯を大切にしていきたいものです。





* 2012年廃業とばかり思ってましたが、2016年通りがかったら開いてました。いつのまにか復活していましたが、11月10日以降、建物老朽化により休業中となっています。



(* なお、浴室内撮影は、事前に承諾得ている範囲内です。)

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フルーツパーラー・フクナガ@四谷三丁目

フルーツパーラー・フクナガ@四谷三丁目

パフェが美味しい店として

コアなファンに支えられて、創業38年。 


 正直、《フルーツサンド》が好きである。これは、ひとによっては、かなりゲテモノの部類に属するのかもしれないが、生クリームとイチゴやらミカンなどの合わさった食感を食パンで食べると言うのは、わたしにとっては、おどろくほど美味なのである。



 昼時、つい手が離せないとき、部下に、とりあえずいつものヤツ、好きそうなもの買ってきて、と頼むと、必ずフルーツサンドが混ざっていたりする、あと年甲斐も無く、バナナオムレットとか、そういう感じが、自分の機嫌を損ねないキメ技らしい。もちろんNGアイテムは、鮭おにぎり、なっとう巻き、そんなものは食えるか!って感じだ。



 自分は、いたって好き嫌いが激しい人間なので、普段、口にしているものでも、実は嫌いであったりもする。嫌いであろうが、とりあえず何でも食べれる前提で、あえて好き嫌いを云々するのは、自分でも大人げないくらいに、どうかと思うが(笑)、それをワガママとするか、こだわりの食わず嫌いとするのかは、別にして。



 甘いものは好きなので、目の前に出されれば、たいていのものには、クラッとくる。甘いものを前にして、なごむのが好きである。甘いものの聖域といえば、どこへでも行く。 フルーツパーラーの老舗は、都内にたくさんある。フルーツパーラー・フクナガさんは、創業38年で、軒並み創業時が、昭和初期だったり、明治だったりもする他の万惣、高野、ニシムラ(=なにげに我が家の親戚だったりもするのだが)などから、比べると、いたって後発組。



 1階部分が、果物商を営むフルーツショップで、その右脇の階段を上がった2階が、パフェの聖域といわれる、フルーツパーラー・フクナガさんになります。別に男性が入り浸っても不思議は無い空間ではありますが、漂う空気には、オーナーのコダワリと、どこか乙女心のようなものを匂わせる情感があります。



 旨く表現できませんが、おそらく、そうした独自のテイストが、今日まで、この四谷三丁目で、堅実に商売されてきた自負とお客様本位のスタイルで貫かれた、数々の一品があると思うのです。 はっきり言って、漂う雰囲気全般は、ちょっとマニアックです。おやじさんの第一声が、「 この店、初めてですか? 」、これには、びっくりしましたが、おそらく、かなり常連さんのリピーターだけで、運営されているような、お店のようでした。



 だからといって、けっして一見さんお断りのようなところはありませんが、フクナガ・パフェ・スタンプカードのようなものを作らされ、季節のフルーツを取り混ぜたパフェをそのつど通って食べ続けた暁には、ささやかなプレゼントが待ってる、なんてサービスがあることをレクチャーされます。



 初めての客に自分でメニューを読ませず、店主のペースに引き込むあたり、なかなか、熱いフルーツ魂の持ち主に見受けられました。侮る無かれ、ここは、はなっからの専門店らしいのです。 季節のパフェ : 洋梨(950円)。柿もしきりに薦められましたが、苦手なもので、大好きな洋梨パフェをチョイス。半分に切った洋梨がクリームに添えられ、赤い粒々は、ザクロの実で、甘すっぱくて美味しい!グラスの中盤は、洋梨のソルべ、下半分は、アイスクリームと洋梨のカットしたものが入っています。味的には、ふつうでした。



 お目当ては、むしろ、このフルーツサンド部門。今回、クリスマス限定(とはいうものの、単に、赤いイチゴと緑のキウイが入っただけ)のフルーツサンドで、ハーフサイズでイングリッシュブレックファーストの紅茶がセットで付いた=600円をいただきました。



 サンドイッチのパンは硬めなのですが、イチゴの片方に寄せて、寄せた魅せ方、見え方、これにはなかなか、そそられるものがありますねぇ~。味的には、ふつうに美味しかったです。素朴で、通うほどに、味わいが増すような、そんな味のある名店ということでしょう。



* 新宿四谷3-4 フクナガビル2F 日祝休 

11:30~20:00

場所は、地下鉄丸の内線 四谷三丁目駅の上、曙橋駅前からまっすぐに伸びている杉大門通りを渡った対岸に位置しています、店自体は、新宿通りに面したビルの2階です。

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デパートの化石ガイド

デパートの化石ガイド



 新宿の旧三越デパート=現在のアルコット (HPに記載あり)で、《店内化石ガイド》なるパンフレットが入り口に置かれていることは、ご存知でしょうか?意外や意外、デパートの壁面は、化石の宝庫なのです。石好きにとって、それが宝飾品であろうが、山で剥き出しになった原石であろうが、墓石の石材であろうが、ともかくも石肌は、気になって仕方がないのです。



 このごろ、新規の商業施設、たとえば、東京ミッドタウンなど、かなり建築設計に優れた施設も目白押しになっている。そんなミッドタウンのちょっとした壁面、観察しながら歩いてみると、あ、これはグラナイト、これはセプタリアンなどとつぶやきながら、トイレで使われている石材に至るまで、かなり凝った素材が使われていることが多く、多種多彩な石材にわくわくして、あちこちのトイレで石質が違うことを確認してしまったりもする(笑)。



 デパートもまた、壁面を大理石で飾り付ける傾向があり、その石肌に注目すると、そこにアンモナイトやら、ウミユリ、フズリナ、珊瑚など3億年の昔、古代の海底で生きていた生物の化石が大理石へと封じ込まれて隠し絵のように収まっていることを発見する。



 新宿三越アルコットの店内で使用されていたのは、昭和5年の新築時に適用されているイタリア北部原産でおなじみの大理石、それと昭和40年時の増改築に使用したと思われる国産=山口県は美祢市の大理石である。



 デパートでの、化石発掘のウォッチングもまた、バーゲンセール会場の熱気とは無縁で冷たい壁面へと熱い眼差しが注がれるわけであるが、それはそれで、石好きの無類のたのしみのひとつかもしれない。

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浅草・千束通り商店街入口 元祖 純レバ丼 菜苑浅草本店

浅草 元祖 純レバ丼

千束通り商店街入口 菜苑本店

* この場所では2018年3月末にて再開発により閉店し、近所に移転営業続行。


 ずっと紹介しようと思っていて、後の方になってしまったのだが、東京B級グルメ丼の筆頭=純レバ丼です。なんで純?が付くのか、疑問に思うでしょう。それは、ただ単に、ニラレバとかレバニラとは区別し易いように、レバ炒めだけだから、そういう名前が付けられました。



 いちおう、この菜苑浅草本店(HP)が、(自称)レバ丼の元祖となってはいますが、このソウルフードを踏襲する、当のご主人が体を壊してからというもの、現在、奥さんが鍋を振っていますので、味的には、イマイチな状態です。亀戸にも支店があり、味的に、キレがあるレバ丼の妙味を、むしろ継承しているのは、親戚がやっている、同じく浅草 すしや横丁の《あづま》の方が格段に美味しいとは思いますが、ひとによって評価は違うのかもしれません。個人的には、あづまさん贔屓で、昔から食しておりました。 純レバ丼 : 1100円。ちょっと高いですが、使用されているレバーは、それなりに品質の良いものと思われ、なかなか柔らかな味が楽しめます。調理も何も、レバーを油でさっと油通しして、それを唐辛子を入れて、甘辛く醤油で炒めたものです。



 まぁ~レバ炒めのご飯乗せっていうだけのことでしょうか。たっぷりのキザミねぎといっしょに、かっ込みます。労働食ですね。菜苑のあるあたりは、場外馬券売り場も近く、まぁ、それなりに野暮ったくとも、賑やかな場所のはずれとなります。



 味は、ひどく濃い味で、まあまあ、ソウルフードは、こんなものでしょう。でもレバ丼は、たまに無性に食べたくなるときもあります。お店的には、あづまの方が、やや洗練された味わいですが、この元祖と名乗るだけの菜苑で、ガッつりとレバ丼をかっ込むことができれば、正解というものです。



 アクセス : 千束通り商店街入り口に位置していますが、バス停であれば、浅草3丁目から、すぐです。つくばエクスプレス浅草駅からなら、国際通り方面から、他の浅草駅なら、浅草寺の奥にあたる言問通り沿いになります。



台東区浅草3-10-6 木曜定休



* なお、餃子が食べたくなったら、同じ千束商店街アーケードを進んで、《末っ子》っていう店にも行きます、まぁ、かなりローカルな話題ですが。

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飯能市役所前 手打うどん 利根(とね)

飯能市役所前 手打うどん 利根(とねうどん)

なんともゆるい感じの雰囲気

場所柄、市役所職員で賑わう食堂風繁盛店。


 アクセス : 飯能市には、けっこう、たくさんのうどん屋さんがあります。東飯能駅を降りて、左手、八高線に沿う方向にまっすぐ歩くと、やがて大きな敷地の飯能市役所正門が見えてきます。その通りを右折して、しばらくすると飯能合同庁舎とホテル・マロウドインの建物がありますので、その正面の角地に、食堂風な、利根(とね)うどんさんの建物があります。東飯能駅から徒歩7分ぐらいですが、、飯能駅からも在来線バスでも、福祉センター前下車で、簡単に来ることが可能です。



* 飯能市大字双柳105-5 日祝休 土曜は昼のみ。

11:00~13:00(融通可) 16:00~売り切れ仕舞い。

市役所が真ん前のため、お昼時は、社員食堂?並みに、けっこう混雑する模様。すこし、昼食時とずらしたほうが得策なのかもしれない。ということで、空いた時間帯を狙って来訪。 もりうどん=380円+肉汁50円  あつ盛り=50円増し、天ぷら(揚げ置き)=70円。大盛うどん=480円。 さすがに市役所職員御用達の食堂という風情からか、値段が、安い!この値段で、地粉の手打うどんが食べれるのはスゴイ!まぁ、麺にもコシが無く、肉も少ししか入っていないなど値段相応の部分もあるが、贅沢品ではなく、昼時の一品として勘案すれば、なるほど満足がいくものでしょう。

 寒くなり、木枯らしが吹く頃になると、背を丸め、手を揉みながら、寒い寒いを独り言のように繰り返しつつ、何か温かいもの小腹に入れたくて、ガラス戸を開けて入ってくるような、そんな感じがする町場の食堂ですね、待つ間は、スポーツ新聞片手にテレビに見入る。



よく、うどんばっかりで飽きないねぇ~って思われるかもしれませんが、たとえ毎日食べたとしても、飽きの来ない味、それが、正味、うどんの持ち味であります。うどんでしょ?そんなに美味しいものでない、それが正直、《うどん本来の姿》です。うどんに対しての、褒め言葉は、ふつうに食べれて、ふつうにお腹いっぱいになることでしょう(笑)。



 一見すると、作意の無い、工夫の無いようなところに、実は打ち手である人間の性格や思いが如実に小麦に伝わって、その結果、味わいがダイレクトに滲み出てくるから、一回一回、そのつど打ち上げられたうどんは、微妙に違っていくはずです。



 こういう食堂であろうと、いつでも、食べれるうどんが旨い、これが一番の醍醐味ですね。茹で置きなので、過度の期待は望めませんが、それなりに味わい深い一品が、ここには息づいていました。うどん王国、埼玉の面目躍如です。

うどん : ☆☆☆ 埼玉産小麦使用の地粉手打ちうどん。ほんのり飴色をした、武蔵野うどん風のやや太めで不ぞろいな麺。塩味がかなり利いている。長く茹でられ、茹で置きされていたと思うので、かなり柔らかになっていた。これはまったくコシがなくて柔らかであるが、これで硬くてコシがあれば、間違いなく武蔵野うどん系であろう。地粉風味もあり、優しい感じの田舎うどんである。(この店、そばもありました。)これはこれで、気に入りました。おいしいですね。



* これは並盛なのですが、量は少なめです。ただし、大盛も同様の器使用のために、ちょっと大きさが小さすぎて、食べにくいです。そば同様のざる使用、食器からして風情はまったく皆無です。



 薬味 : 柚子小片が混ぜられたキザミネギと摺りゴマ。



肉汁 : ☆☆☆ ヒゲタ醤油使用。やや甘めであるが、あっさりと仕上げてあります。そばつゆを甘くした感じ。糧として、ホウレン草、ネギが入り、豚肉は、ほんの申し訳程度ぐらいしか入っていません。



トータル : ☆☆☆

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年末の風物詩 歳の市 : 浅草納め之観音 羽子板市

年末の風物詩 : 歳の市

浅草納め之観音 羽子板市(12/17~19)


 浅草は、好きだから、自分は、事あるごとに観音さまに、ご挨拶に伺っています。新年というより、年末の報告と感謝が、とても肝心な気がします。願うだけじゃなくて、無事過ごせた事にお礼をしに行く感じでしょうか。



 浅草寺境内は、暮れも押し詰まった頃、奥山では、正月の飾りつけを売るテントが軒を並べて、クリスマスを飛び越して、一気に、正月モードへと加速し始めます。本堂前の広場では、羽子板市が立ちます。下町の商人にとって、浅草寺の羽子板か、お酉さまの熊手が縁起物として喜ばれます。よく観察すると、羽子板だけでなく、だるまなどの縁起物も並んで、ひときわ華やかな景色を作り出します。新年は、すぐそこまで来ている報せみたいな、催事なんですね。お参りした後は、各人が、家の掃除をしたり、正月へ向けて、身支度を整えるんです。 季節を告げる、節目、節目っていうのは、大きな寺社の祭りごとにより庶民の感覚の中に具体的な自覚となって現れてきます。日本人は、個人主義ではなく、もとから村社会ですから、そうしたなかに共有感覚となって、ひとびとを結びつけていく力があったのが、こうした催事なのでしょう。 自分は、大晦日の賑わいも好きですが、一瞬、ひとびとが閑散となる30日とか、31日の早い時間のお参りも好きです。どこか、新年を迎えるにあたっての緊張感が境内にぴ~んと張り詰めていて、それで目に見えないベールに未だ包まれた状態をイメージさせます。

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JR青梅線河辺駅前天然温泉 河辺温泉 梅の湯 12/18オープン!

JR青梅線河辺(かべ)駅前天然温泉

河辺温泉 梅の湯

12/18日オープン


 アクセス : JR青梅線、青梅のふたつ手前、河辺(かべ)駅北口下車して、そのままコンコース階から連絡橋上通路で、目の前にある河辺タウンビルB棟へと向かいます。駅前再開発で、隣のA棟には東急ストア(河辺TOKYU)が入っており、温泉施設があるB棟には、いま準備中ですが、図書館など市の施設が入るみたいです。B棟5F~6Fに河辺温泉 梅の湯(HP)があります、まさに駅前スーパー銭湯と言うべき、とても便利な立地、いまは、知名度が低いですが、今後、賑わうことは必至の施設です。施設&料金 : 840円(日祝日も)

6Fが浴室となり、5Fには受付、休憩スペース(狭い)、飲食スペース(眺めがいい。)、癒し処(リラクゼーション付帯施設)があります。ビルの中ですし、予想以上に、やはり狭い、小規模の施設となります。しかし、駅から至近であり、日曜日も含めて平日と同一料金の840円(*ただし、年末年始ゴールデンウィークなどの特定日は+210円割増料金となります。)で、しかも滞在時間無制限、駐車場も完備で4時間無料となれば、今後、かなり人気を博すことは間違いありません。浴室 : 狭いながらも、岩風呂、寝湯、など、ひととおりのバリエーションをそろえています。狭いスペースですが、入り組んだつくり(凝ったつくりとは言い難い)をしてあるので、ちょっと混雑時には、邪魔な設計に思えました。すっきりしたつくりが多いなか、ここは、ごちゃごちゃして無駄が多いように思えますが、変化があって飽きないと見るか、使いづらいと思うか、おそらく後者ではないでしょうか。



 温泉浴槽は、屋外に、ひのき湯と称した、小さな加熱した源泉掛け流し浴槽がひとつあり、屋内には、加熱・循環。消毒の温泉浴槽があります。温泉(アルカリ単純泉) : ☆☆☆☆(源泉浴槽) 屋外の源泉浴槽は、特筆すべき特徴があります。まず、PH9.4とアルカリ度が高く、肌合いは、つるにゅるな感じがします。



↑ 見た目、墨の湯(奥塩原元湯温泉の大出館)のような感じで、長く浸かっていると、浴槽の底に沈殿している黒い湯花で、湯から上がると付着して肌が黒くなります。この黒い粉の正体は、硫化鉄?かとも思いましたが、鉄分が10mgに対して硫化水素が痕跡でも表示されていなかったので、こげ硫黄臭が無きにしもあらずですが、結果的に粘土質の鉱物かもしれません。ただし、カオリナイトなどの鉱物臭は感じられませんでした。



 にゅるにゅる感は、成分として、ほう酸イオン・フッ素イオンが高く、それに対してマグネシウムやカルシウムの度合いの相対的な度合いが低いためになるのでは?と思います。



 源泉浴槽は、内部注入無く、熱めに加熱された少量の注入によって維持されており、ほぼ3人でいっぱいになってしまうほど狭い浴槽ですが、3人以上入っていないと、オーバーフローが的確になされておらず、溜め湯といった感じですね。表面にも、白い湯花が多数舞っていました。かなり特徴のあるお湯です、浴感だけでも、つるつるで満足します。なお、浴槽は、グレーがかった石製ですので、遠めに見ても墨の湯に見えますが、なかに黒い浮遊物が存在して、透過度が低くて、灰色に見えます。↑ こちらは、循環させて、カルキ臭も強い、内湯の温泉浴槽になります。すっかり鈍ってしまっていますが、体には良く効きます。浴槽の色合いが淡い水色なので、そのような色彩になっていますが、ふのりを溶いたような、多少白濁しかかった透明具合です。鮮度感でいうと、秩父の星音の湯とか、あきる野市の瀬音の湯が、ここの内湯程度でしょう。ですから、源泉浴槽は、加熱されていますが、かなり、良い温泉を維持できている気がします。



2つの温泉浴槽を除いて、あとは、すべて井戸水使用になります。これがまた、とっても好くて、もちろんカルキ臭はしますが、かなり鉱泉に近い要素を秘めた、温まり感が強いお湯です。



* オープン初日だというのに、空いていました。近所の方々とも、たくさんお話できたのですが、みなさん、たいへん、この梅の湯を気にいってらっしゃいました。瀬音の湯が、意外と、評判が悪いようで、付帯施設の無さと料金の高さを嘆いておられるようでした。



 その点で言えば、この施設は、たいへんに良いとのこと、しかし、混雑時に、どのように対応し切れるのか、そのあたりが今後、運営上で、問われそうです。なお、食事処は、わたしは利用しない主義なので、食べた方に、お聞きしたところ、なかなか美味しかったとのことです。

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momoneko0725

Author:momoneko0725
とうきょうの美味しい食べ物や東日本にある温泉地の紹介です。

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