カリーライス専門店 エチオピア本店@神保町
カリーライス専門店 エチオピア本店@神保町
カレー臭が漂う街=神保町で辛いモノ好きの聖地
と目されている、創業昭和63年
インドカレーの名店です。
( ますますカレー日和 第4話)
古書を漁りに行くので、神保町は、そのために頻繁に訪れる町であるのだが、無視できないほどに、カレー専門店が、やけに多い。此処と定めて出店してくるお店も年々増えてきているようにさえ感じる。まぁ、神保町周辺は、基本的に、古くから学生街であるから、スポーツ用品店、楽器屋、本屋、そして昼飯は、ラーメン屋かカレーと決まって、その業種が固まって棲息しているのは、なかなか理には適っている。
通りがかりで、いつも混雑して、ときには並びもできている、とっても気になる店=カリーライス専門店 エチオピア(HP)さんに、意を決して入ってみる。まず、入ってすぐに食券を買って席に着く、1階はカウンターとテーブル席がふたつ、2階にもテーブル席がある。
席に着くと、なぜか、蒸かされたじゃがいも、がバターとともに出される。カレーが出来上がるまで、これを食べて待つことになる。けっこう待たされる。
その際に、辛さはいかが致しますか?と聞かれる。この店に通っている常連は、辛さ感覚が、もとから麻痺した猛者ばかりと聞く(笑)、そこで、聞き耳を立てると、客の大概は、5倍とか、7倍と平然とコールしているのが目立つ。
まったく辛いモノがダメなわたしは、そのたびに恐れおののく。よりにもよって、何故、こんな敵地に舞い込んだのか、まったく性根が知られてしまうと思いつつ、ここで見栄を張ってもしかたがない、恐る恐る、0倍でお願いしますと、小声で呟く。0倍とは、まったく基準以下、お子様向けの温情、お情けの数値であるに違いない。
表示では、70倍もできますのでお申し付けください、などと書き添えられている。70倍!果たして、いったい、どんなヤツが頼むんだろう。そして、それは、どんなものなんだろう?真っ赤な血の池地獄のようなものなんだろうか?異様に気になったわたしであった。
辛いのに対処しきれなくなったときのこととか、辛さ70倍攻略法とか、いろいろとあれやこれや想いを巡らせているうち、かなりの時間、待たされて、いよいよ野菜カレーが自分のところにも運ばれてきた。
930円である。ごはんの量、ルーの量も、まずまずの分量、おしなべて普通サイズ、見た目で、さまざまな野菜がふんだんに使われていて、なかなか豪勢にしてヘルシーである。
辛さ0倍で、トライしてみた甲斐があって、まったく辛さを感じさせなかった、激辛の噂だけが先行していて、どんなに辛いのか、戦々恐々であったが、ファースト・コンタクトでは、セーフだ。でも、なんだか、正直、激辛、期待しただけ、少しチャツネにつままれたような味だ、まったくスパイシーには感じられない。
しばらく食べ進むうちに、舌では辛さを認識していないのに、関わらず、額から汗が、首筋を伝って止め処も無く落ちてくる。さすがにスゴイ発汗力である。半分まで食べ終わると、胃袋で蓄積した分も加わって、なおいっそう、汗が出る。侮れない。
なんだか、体中が熱くなり、吐いた息のあとで、爽快感に襲われ、なんともスパイシーな気分になってくるから不思議である。ひとりでカウンターに坐っている客層が多いからかもしれないが、ただ黙々と辛いカレーを修行僧のようにスプーンで口に運ぶ客、おそらく各人の胃の中で火を噴いているであろう戦いの中で、こんなにもストイックな気分にさせるのが、カレーの聖地なのか?と思わず感想を漏らしてしまう。
発汗作用で、かなり逆にクールダウンさせられ、頭もぼーっとしてきたところで完食となったが、最後の〆にカルピス味みたいなシャーベットが出されて、ひんやりとしゃっきりさっぱりしたところで、お開きと為った。
感想である。野菜カレー0倍 : 評価=☆☆ たしかに不思議とクセになる味わいで、また、思い出したように食べたくなることもあろう。食後の爽快感、さっぱり感に、まっとうなカレーを食べたという実感は湧いた。ただし、カリーライス専門店と謳いながらも、実際、ごはんが不味いのは、どうかと思う。
そのベーシックな部分にエチオピア本店さんのこだわる独特なテイストを持ち合わせているとはいえ、辛さの基準値にまったく触れず、どれも美味しいものであるかどうか?わたしには疑問である。なぜなら辛さ0倍のレベルにして、まったく、うま味を感じさせなかったからである。好みと言ってしまえばそうであるが、個性的な振れ幅は在っても、料理としてみた場合、味のバランスは妙に悪いように思える。
* 追記 : カレーには、スパイスの作用で身体を浄化したり、活性化させたりする不思議な力があるような気がする。身体がポカポカと温かくなり、神経的な機能が一部活性化したようだ。身体にいい意味で、プラス作用として働いてくれたので、エチオピア効能=☆☆☆☆と付け加えておこうと思う。
* エチオピア本店 : 千代田区神田小川町3-10-6
11:00~ 恵比寿三越店と高田馬場店が他にもあります。
カレー臭が漂う街=神保町で辛いモノ好きの聖地
と目されている、創業昭和63年
インドカレーの名店です。
( ますますカレー日和 第4話)

通りがかりで、いつも混雑して、ときには並びもできている、とっても気になる店=カリーライス専門店 エチオピア(HP)さんに、意を決して入ってみる。まず、入ってすぐに食券を買って席に着く、1階はカウンターとテーブル席がふたつ、2階にもテーブル席がある。
席に着くと、なぜか、蒸かされたじゃがいも、がバターとともに出される。カレーが出来上がるまで、これを食べて待つことになる。けっこう待たされる。
その際に、辛さはいかが致しますか?と聞かれる。この店に通っている常連は、辛さ感覚が、もとから麻痺した猛者ばかりと聞く(笑)、そこで、聞き耳を立てると、客の大概は、5倍とか、7倍と平然とコールしているのが目立つ。
まったく辛いモノがダメなわたしは、そのたびに恐れおののく。よりにもよって、何故、こんな敵地に舞い込んだのか、まったく性根が知られてしまうと思いつつ、ここで見栄を張ってもしかたがない、恐る恐る、0倍でお願いしますと、小声で呟く。0倍とは、まったく基準以下、お子様向けの温情、お情けの数値であるに違いない。
表示では、70倍もできますのでお申し付けください、などと書き添えられている。70倍!果たして、いったい、どんなヤツが頼むんだろう。そして、それは、どんなものなんだろう?真っ赤な血の池地獄のようなものなんだろうか?異様に気になったわたしであった。

930円である。ごはんの量、ルーの量も、まずまずの分量、おしなべて普通サイズ、見た目で、さまざまな野菜がふんだんに使われていて、なかなか豪勢にしてヘルシーである。
辛さ0倍で、トライしてみた甲斐があって、まったく辛さを感じさせなかった、激辛の噂だけが先行していて、どんなに辛いのか、戦々恐々であったが、ファースト・コンタクトでは、セーフだ。でも、なんだか、正直、激辛、期待しただけ、少しチャツネにつままれたような味だ、まったくスパイシーには感じられない。
しばらく食べ進むうちに、舌では辛さを認識していないのに、関わらず、額から汗が、首筋を伝って止め処も無く落ちてくる。さすがにスゴイ発汗力である。半分まで食べ終わると、胃袋で蓄積した分も加わって、なおいっそう、汗が出る。侮れない。
なんだか、体中が熱くなり、吐いた息のあとで、爽快感に襲われ、なんともスパイシーな気分になってくるから不思議である。ひとりでカウンターに坐っている客層が多いからかもしれないが、ただ黙々と辛いカレーを修行僧のようにスプーンで口に運ぶ客、おそらく各人の胃の中で火を噴いているであろう戦いの中で、こんなにもストイックな気分にさせるのが、カレーの聖地なのか?と思わず感想を漏らしてしまう。
発汗作用で、かなり逆にクールダウンさせられ、頭もぼーっとしてきたところで完食となったが、最後の〆にカルピス味みたいなシャーベットが出されて、ひんやりとしゃっきりさっぱりしたところで、お開きと為った。
感想である。野菜カレー0倍 : 評価=☆☆ たしかに不思議とクセになる味わいで、また、思い出したように食べたくなることもあろう。食後の爽快感、さっぱり感に、まっとうなカレーを食べたという実感は湧いた。ただし、カリーライス専門店と謳いながらも、実際、ごはんが不味いのは、どうかと思う。
そのベーシックな部分にエチオピア本店さんのこだわる独特なテイストを持ち合わせているとはいえ、辛さの基準値にまったく触れず、どれも美味しいものであるかどうか?わたしには疑問である。なぜなら辛さ0倍のレベルにして、まったく、うま味を感じさせなかったからである。好みと言ってしまえばそうであるが、個性的な振れ幅は在っても、料理としてみた場合、味のバランスは妙に悪いように思える。
* 追記 : カレーには、スパイスの作用で身体を浄化したり、活性化させたりする不思議な力があるような気がする。身体がポカポカと温かくなり、神経的な機能が一部活性化したようだ。身体にいい意味で、プラス作用として働いてくれたので、エチオピア効能=☆☆☆☆と付け加えておこうと思う。
* エチオピア本店 : 千代田区神田小川町3-10-6
11:00~ 恵比寿三越店と高田馬場店が他にもあります。


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