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人形町 鰻・すっぽん料理 梅田

人形町 鰻・すっぽん料理 梅田

~  名物は、しら焼丼 と 梅田丼



アクセス : 人形町駅、A5出口から、徒歩数分ぐらい。

( * 中央区 日本橋人形町3-4-2 日祝休 )

 しら焼き丼(竹) : 1700円 席に付いて20分ぐらい、良く蒸されて、ふわぁ~として、とろとろな白焼きが乗った丼が運ばれてきました。御飯の上に、刻み海苔、ねぎを散らし、特製の(だし)醤油をかけた白焼きが、乗せてあります。



 つまり、白焼きを、わさび醤油で、いただく、それを丼で表現したような感じですね。香の物と肝吸いも付いてきます。肝吸いは、乾燥シイタケが入っていて、ちょっとクドい味付けでした。あと、プラスメニューとして、別皿で、いくらのせ(105円)もあります。ちょっとしたアイデアですが、鰻だけでも十分に満足できるので、相乗効果は期待できず、ちょっと余分かなと思いました。



 いちおう、ここのオリジナルで、名物 梅田丼(2000円)なるものがあって、人気です。これは、白焼き丼をベースに、御飯に梅肉がほぐしてあるものを塗り、その上に特製(だし)醤油を刷毛で塗った白焼きをカットして、乗せたものです。 しら焼丼 総括 : ☆☆ 良く他では、抜群な評価を見かけますが、ちょっとマスコミの持ち上げすぎな感がありました。もうすこし、地道な商売スタンスに戻れれば、いい仕事するはずでしょう。蒸しの具合で、たとえ柔らかくても、こんなに水っぽいままの仕上がりになった鰻は、どうかな?と思います。やっぱり、白焼きを丼仕立てにするには、もうすこし工夫するか、または無理があるというか、どこか不自然で、期待はずれでした。



 御飯が、べちょべちょな炊き方のうえ、白焼きの鰻にも、(だし)醤油を、あまりに、ひたひたに掛けすぎるので、鰻の味わいが死んでしまい、ただ塩っぱいだけになってしまっていて、少し、残念でした。淡口である、この醤油と白焼きの相性が、まったく合っていません。いっそのこと、御飯だけに、気持ち程度、甘い鰻タレが掛かっている方が絶対に美味しいと思います。



 いたしかたないでしょう、それが、ここの流儀であり、味わいであるならば。しかし、鰻自体のランクが低い割には、技で十二分にカバーされ、蒸し方や焼き方も良く、良い仕事をしているとは、思ったので、やっぱり鰻重(特上にて)で、リベンジしてみたいところです。



 1700円という値段で、昼時、この味であれば、問題なく合格点圏内でしょう。値段相応というべきか、使用された鰻は、痩せて貧弱な小ぶりのものです。それでも、蒸し方が上手なためか、ふわふわに仕上がっています。それがイヤなら、思い切って、鰻重の特上を頼むべきかもしれません。



 ただ、純粋に鰻を味わうというのであれば、狭くて、ガチャガチャして、主人のやたら怒号、飛び交う店内では、いささか食欲が、削がれるというものです。殺伐とした、せわしない昼時は外して、夜に、じっくり攻めた方が良いのかなぁ~とも思います。いずれにせよ、まぁ、人形町で鰻を食べるなら、ここは大推薦な店です。
↓ ちょうど、梅田さんの真向かいぐらいの位置関係にあった、極めてレトロな喫茶店=レモンさんの雄姿です。入るのは、躊躇いましたが、昭和42年開店だそうで、この町では、まだまだ新参者といったところでしょう。昼時の玉ひででの長い行列を毎回見るに付け、なんで並んでまで、親子丼なんて喰わなきゃいけないんだ、とお怒りの方は、どうぞ、こんな喫茶店で、ゆっくりとなさってくださいね。

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ラズベリー・ガーネット

メキシコ産 ラズベリー・ガーネット

 以前、べスビアナイトのコーナーで紹介した、メキシコ産のラズベリー・ガーネットです。地味といえば、なんてことない石なんですけど、とっても綺麗に桜色した小さなガーネットの結晶が多数入っています。下段の写真で、中央部分に見られる黄褐色の結晶が、べスブ石になります。



 鉄分が成分に入ることにより、ピンク色に発色して、ラズベリー・グロッシュラー・ガーネットと呼ばれます。ランドライト、ロゼライト、ロゾライトなどの呼び名も付けられています。



 クロムやバナジウムにより緑色に発色したものは、アフリカ・ケニアで産出され、グリーン・グロッシュラー・ガーネット、通称: ツァボライトの名前で呼ばれています。グロッシュラーとは、西洋スグリ=グズベリーから、とられた名称です。その色合いといい、感触といい、良くぞ言い当てたネーミングですねぇ~。



 ハートにきゅんとくるピンクですね、それも大それた愛とかじゃなしに、ごくふつうに皆に分け与えられているはずの温かい心。ちょっとした気遣い、心遣い、ふれあう心の大きさは、さりげなく、差し出せる愛情のかけらです。



 全部でなくても、いいから各人が、ちょっとした愛情のかけらで、温かく社会で接していらられる気持ちを取り戻せば、社会も、くすんだ利己的色彩から、こんなビビットな桜色へと変わるのです。



* けっきょくのところ、こういうことなんですね。たとえば、アゼツライトは、ただの水晶だから、それを、あたかも効力があるように謳って売りつけるのはけしからんと、某鉱物サイトには、さも高らかに勝ち誇ったように注意書きするわけです。それでいながら、天河のレインボーガーネットは、超レアな鉱物だと、しかも、うちが独占販売であるかのように、さんざん煽った上で、うちのお墨付きだから、ぜひ覗いてみてください的なコメントも、うやうやしく載せるわけですよ、これって両者は同じような欺瞞にいるわけです。



 結果だけを安易に見て判断してはいけないんですよ、自分が、どうしたらいいのか、自分で判断すべき時代が、すこしずつ到来してきたような気がするんですよ。だから、評価は他人負かせでもイケナイし、あたかも、そうであるがごとき記事を鵜呑みにしてはいけないんです。



 偽装や欺瞞が、与り知らずうちに黙って作られて氾濫していく世の中だからこそ、それを社会の所為だけにせず、自分で、その難題に、どのように対処したらいいのか、自分でも接し方を考えなければいけないと思うのです。



しかも正解がすぐに判るとか、善悪をすぐに見抜いて処罰しろ的な貧しい考えに陥ることもまた、愚かなことです。なにごとも、見方によって、どうにでも判断できることもあるわけですから、なるべく丸く収まって、より滑らかに全知が動けるような社会を志向していくことのほうに注力すべきなんです。

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下総流山 うなぎ 江戸屋 川魚店

下総流山 うなぎ 江戸屋 川魚店

VOL.38




 これは、ほんとうに美味しい鰻、まったくの作為がない、トビきりの御馳走である!かつては味醂の町とよばれた醸造業盛んな土地柄に、旧街道=流山広小路に沿ってある、老舗 江戸屋の絶品 地焼きの鰻を食した。

 美味しい鰻というのは、おそらく多分、日本全国にあるんだろうなぁ~と想いを馳せる。分けても、埼玉や千葉には古くから川魚料理が盛んな土地柄ゆえ、非常に名店が多いと聞く。



 アクセス : 佐原まで行くには、ちょっと遠いが、流山は、常磐線・馬橋から、ローカルな総武流山電鉄に乗り換えて終着駅となるが、新宿から1時間ちょっとの旅である。土手に登って、眺めると、江戸川を越えた対岸は、埼玉県の三郷市で、近隣の柏や松戸などの大都市の行政区分に影響される具合が多い地域のようだ。



 駅前を出ると、すぐに交通量が多い県道5号線(通称流山街道)へと出る。しばらく進むと流山市役所などの公共施設があるが、それを江戸川寄りに一本入った通りが、旧街道(流山広小路)となり、その道行きに江戸屋さんは、あります。



( * 江戸屋=流山市 加 6丁目ー1329 11:00~ 水曜定休日 )
 流山界隈では、つとに有名だということで、訪れてみた。なるほど、平日の昼間だというのに、ひっきりなしに来客があり、店の前のスペース=駐車場は、すぐにいっぱいになっている。口コミ客や常連客が多い証拠であろう。話を伺ったら、戦後、間もなくの頃から営業なさってる老舗だそうだ。



 肝焼き(2本で400円) : ☆☆☆☆☆ これまで食べてきた肝焼きの概念を覆すくらいに美味しい逸品!串から外されており、見た目に風情はないものの、その鮮度感、炭焼きの香ばしさ、コリコリとした食感、いずれをとっても非の打ち所が無い。これだけで、大概は、ビール何杯も飲めそうな雰囲気である。



 肝焼きと蒲焼の良さはリンクしているので、美味しいキモにありつけたときには、たいてい、その後に来るであろう鰻の味はなおさら絶品と謂う定式が自分のなかではあって、いやがうえにも期待は高まる。
 鰻重(特上)=1900円 : とりあえず、今回は、有無を言わせず評点から披露しようと思う。



 うなぎ : ☆☆☆☆☆ なんて美味しいんだろう。まさに絶品!言葉さえ失う。どこの鰻とも言われなかったが、はっきりと限定はしていないらしい。個人的には、鹿児島系かとも思う。たいそう肉厚で、ぷりぷりなもので質的に上物と思われる。それを蒸しなしに、地焼き!にて仕上げている。注文から、卓に届くまで15分ぐらい。



 地焼きで食べれる鰻屋が東京では少ないので、上品な鰻には、蒸しの時間や蒸しの技術があるとばかり思いすぎの感さえあるが、こうして何の衒いもなく、ズバッと地焼きされることで、質の良い鰻は、こんなにも柔らかく、そして香ばしく、見事なまでに今生の想いで応えてくれるものなのかと、思わず居ずまいさえ正してしまうくらいに、地焼き加減が素晴らしい。



ごはん : ☆☆☆☆☆ 炊き方、味わいにおいて完璧であった。鰻やタレが美味しくても、肝心の御飯が不味かったりする場合が多い。それに比べ、ここの御飯は、鰻のボリューム感、タレの濃厚さ、そういう諸々の条件に負けていない。



 つまり、ほくほくした御飯のよさがあり、味醂の味が絶妙で極甘いタレの良さもあり、川魚としての存在感を示そうとしている肉厚の鰻があって、それぞれが、それぞれの個性を高らかに主張していながらも、なおかつ、お互いが喧嘩しないばかりか、引き立てあって、みごとに重箱へと収まっている、まさに江戸屋の奇跡である。



 むしろ、ハーモニーというべきか、静かなる饗宴である。食べてみて、しっくりと行く味わいは、誠実な仕事から、脂が適度に落ちるだけで、気負いが抜けているから素直に仕上がるのだと思う。
タレ : ☆☆☆ かなり甘い。おそらく、これまで食した鰻屋のいずれよりも、ひどく甘口であろう。流山と謂う場所は、今でさえ、あまりパッとはしない田舎町のひとつに成り下がってしまっているが、江戸時代には、江戸川を利用した川運の中継地であり、旅籠や問屋が立て込んだ繁華街であったと言われる。



 もうひとつの特徴は、酒蔵や味醂蔵など醸造業が盛んな土地柄だったことだ、近隣の野田を引き合いに出すまでもなく、醤油や味醂は、鰻に似合った濃厚なタレを仕込むのに必要な材料であり、その背景から蒲焼も古くから、当地の名物のひとつであったろうと思うのである。



 お椀  : ☆ 肝吸いは、残念ながら、ネギの味が勝っていて野卑になってしまっていた。



 お新香  : ☆ これも、申し訳程度で淋しい手合い。上製新香を頼む方がいいのかも知れない。力を入れていない。
総括 : 遠くからわざわざ足を運んでも、鰻を堪能したい、そういうひとむけのお店でしょう。ランクが一番上である、特上でさえ、1900円で収まりが付くというのは、東京では先ず考えられないコストパフォーマンスだと思う。もし、万が一、値上がりされたとしても、良心的な価格で美味しい鰻が食べれることには変わりないように思える。



 ハッキリと言うのは、心苦しいけれど、難点を唯一挙げるとするならば、此処は、格式ある鰻屋でも割烹料理店でもなく、《鰻の食べれる食堂》といったシンプルにして、一切の飾り気なし、風情の無さが目立つ。



 それはまた、出される料理に自信があるから成り立つのであって、殊更、宣伝したり、野暮に押し付けがましく給仕したりする気が無い表われだと解釈すればいいのだと思う。敷居ばかり高くして、嘘くさいばかりな東京の老舗とは大違い、ここは庶民が楽しむ鰻処なのですね。

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中伊豆 船原温泉 湯治場 ほたる

中伊豆 船原温泉 湯治場 ほたる

 とにかく見るからに広いんです。それでいて、3つに仕切られた浴槽の温度もなかなか熱めで良い。湧出量が、ハンパでなさそう。記述には、測定不能と書かれています。しかも源泉の温度が99.1度!すごいです、只者ではありません、この温泉。



 ここの浴槽には、浮き輪が備え付けてあった。湯にまぎれて遊ぶ。《遊》という字の原型は、《游》と書く。子どもが水の流れに任せて漂っているさま、それに風にたなびいている旗を合わせて、表わしたものだと言われている。この遊び心溢れた巨大な浴槽をみたときに、そんな《遊》の語源ともとれる誠心を此処に見た。



 遊び心溢れる、熱い源泉が溢れた大きな浴槽の端々には、湯を掻き混ぜるためであろうか、ボート用のオールが備え付けてあったり、夜目に見たら、きっと人影に見えて不気味であろう地蔵のような胸像が湯船に散在していたりと、非常にユニーク。



 聞けば、かつて船原ホテルという施設が潰れた跡地を再生したところだと聞いていた。リニューアルの主は、時之栖(ときのすみか)グループHPへという御殿場にもホテルを所有するリゾート開発会社の手になるものだった。



 ちょっと一風変わってるな、それが第一印象。たしかに、廃墟になった、こんな大きなホテルを再建するのは、並大抵ではない。でも心ある発想がなければ、それは蘇らない。そしてさらに、船原温泉(ふなばら)は、稀に見る療養泉クラスの効能を秘めていると体感できる。
 しつらえ : たしかに妙である。B級といえば、それまでだが、廃墟になってしまった大きなホテルと言う巨大なハコに、必要最低限な、チープなしつらえを施していく、もしかすると未完成ながら、それでも、事足りるものがある。なにしろハコはB級でも、お湯は超A級なのだから。



 それでも広いロビー(休憩所)では、コーヒーが飲み放題だったり、ペットボトルの茶が80円で売られていたり、なにかとサービス満載なのである。



日帰り料金 : 1時間=700円(フェイスタオル無料貸出)

(滞留時間1時間超で一日1200円)
 温泉 : ☆☆☆☆(泉質の体感指数) 浴槽が大きすぎるため、湧出口から3つの仕切りを施して、温度差の違う浴槽を演出している。とにかく、川に向って筒抜けのフロア、つまり駐車場のような場所に浴室が出来ていて、かなり通風性と開放性がある。(冬場は、かなり寒いと思うが、夏場は最高であろう。)



効能 : ☆☆☆☆☆ 高温源泉なので、溶け込んでいるメタケイ酸の含有量も多くなっています。だから泉質はバツグンで、少し浸かるだけでも肌が紅潮します。長く浸かっていると身体にダイレクトに反応してきます。とてもすばらしい泉質です。
浴槽は、川沿いに面して大きな半露天風呂がひとつ、と思いきや、何故か、ぽつんとひとつだけ薬草風呂(よもぎ)が壷風呂としてありました。別に必要性も無いと思うんですが、この施設をある意味、象徴しているであろう可笑しな光景ではありました。

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日本橋  おでん お多幸本店

日本橋 おでん お多幸本店

~ 創業昭和23年 此処の人気は、とうめし定食


 アクセス : 地下鉄(銀座線)日本橋駅近く、ちょうど丸善ビル裏手あたりに、老舗のおでん屋 お多幸本店さんは、あります。戦後間もない、昭和23年、銀座5丁目に創業して、つい最近の平成14年に現在の日本橋2丁目へと移転してきました。



 おでん専門店ではありますが、10年くらい前に常連さんが訪れた際に注文した、定番の茶飯のうえに、煮汁が染み込んだ豆腐を乗せたものが評判を呼び、あれよと謂う間に、裏メニューがサラリーマンの昼時の定食に早代わりしてしまったのでした。この何気無いオリジナルメニューを、この店では、とうめしと呼んでいます。

( *中央区日本橋2-2-3 日休 )
 とうめし定食 : 630円 茶飯のうえに、味が染み込んだ特注の絹ごし豆腐が1丁、デ~ンと乗っかっていて、それに、極甘な煮汁がたっぷりと掛かっています。それに牛スジと大根が、やはり甘く煮た煮物、大根サラダ、香の物、冷めたしじみ汁が付いてきます。(おでん定食も、もちろんあります。)まぁ~あまり手の込んだメニューでもなければ、言い得て、おざなりの一品ですが、なんとも仕掛けの無い豆腐が極ウマなのには、驚かされますし、満足いく味わいとなります。



 個人的に、豆腐といえば、やはり絹ごし!豆腐の味わいを求めるには、やはり《絹ごし》しかないを日頃からモットーにしている自分ですから、良くぞ、こんな素敵な賄い飯を表メニューに、いけしゃあしゃあと、出しているのか?(反面、怠慢とも言えそうですが)、ある意味、美味しいから、拍手を贈りたいものです。おでんの味は、かなり甘くて、これが関東風とは、言いづらいです。(但し、不味くはないので、好みの範疇において、善しとしましょう。)



 なお、ビルは、2階、3階までありますが、昼時は、12時を周る頃ともなれば、やはり腹を空かせたサラリーマン軍団に必ずや占拠されます。ランチは、月~金曜日の11:30~14:00まで。遅い時間帯が狙い目です。
 幸も多いが、謎多き、お多幸の構図 :  もとは、銀座3丁目に戦前から、元祖お多幸と名乗るお店があったらしく、それは、現在、消滅してありません。その後、その暖簾分けやら、本家跡目争いなど多々あったとは、推測されますが、当事者でない以上には、ハッキリとした系列は、想像の域を脱しません。



 元から屋台が発祥の稼業でしょうから、どれが本筋であるかも、時代を経るごとに、ハッキリした確証は残っておりません。ただし、そこは、商売上の綾(あや)でしょうから、現在でも、老舗を堂々と名乗った野田屋グループ傘下になる=お多幸(銀座8丁目、新宿、茅場町、田町、神田)が大きくチェーン展開しており、後にも新橋にも、お多幸と名乗った昭和7年創業の初代お多幸からの暖簾分けも存在しています。
 その発祥において、太田幸(おおたこう)さんが、その名前をアレンジし、幸多かれと掛けて名付けられた、お多幸は、いまや、何が本筋であるか、黒い煮汁の中で、どれが牛スジであるかさえ判らずに、澱んでいた。



 そんな有耶無耶な想いを抱きながら、交差点に佇むと、目の前には、玉虫色したCOREDO日本橋(HPへ)が屹立して、わたしのまえに立ちふさがった。思わず、苦笑してしまった、コレド日本橋、これぞ玉虫色とは、このことであると。お多幸は、複数あれど、これぞ本家とは、呼ぶもの無し。ただひたすらに、とうめし喰うべし!

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都橋商店街 ハーモニカ横丁

ヨコハマ 都橋商店街 ハーモニカ横丁

 すんません。自分、所詮、東京の人間なんで、ヨコハマのことは良く知りません。でも、この際、野毛まで来たら、最近、こんな薄汚い街(失礼)、大岡川沿いの落ちぶれた風景(失礼)が、とってもヨコハマらしくて大好きです。



 ふと、歩く足を止めて、橋の上から、気になった対岸を見ますと、都橋商店街、都橋飲み屋街、遠目に眺めると、なるほどぉ~ハーモニカみたいだから、ハーモニカ横丁とも呼ばれてる由縁のイカした飲食店街です。



 やっぱ、ヨコハマは野毛に始まり、野毛に終わる。でも、なかなか馴染めません。手ごわいスポット、それが野毛から始まる、ディープなヨコハマ、大岡川沿いの光景。あちらがわの宮川商店街は、名ばかりで、全部ラブホテル街。



 たまプラーザとか、あざみ野とか、そういうヨコハマもあるには、あるんでしょうが?少なくとも、此処には、そんな日常は、無いように思います。むしろ、こちらが本物の血が通ったヨコハマが全部凝縮した街、そして、此処、野毛から放射状になって周縁がリアルな、そしてディープな隠し立てできないヨコハマのような気がしてきました。ソトブキには、たまプラーザとか、あざみ野も広域地図として含まれるのでしょうか?
 そして、都橋のたもと近くには、洋食キムラさんがありました。ここから、歩き始めれば、花咲~日ノ出町方面まで、飲み屋街が延々と続きます。昼間の町は、時折訪れる酒屋の車のほか、まるで何事も無かったように、静かで閑散としています。

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横浜野毛 センターグリルのナポリタン!

横浜野毛 センターグリルの絶品ナポリタン

~ どこか懐かしい感じがする洋食屋さんシリーズ その4




 《 愛しのナポリタン! 》  : 創業昭和21年、野毛で60年余り、米国風洋食の旗幟(はたじるし)を掲げた老舗。どこか昔懐かしさを香らせるオムライスやナポリタンの味は、ホテル仕込みの本格派にして、庶民派の逸品。

 子供の頃から大好物で、いつも口の周りをケチャップで真っ赤にしながら、デパートの家族食堂で食べた、ナポリタンの味が忘れられない。そんな昭和の忘れ形見=《ナポリタン》の歴史を考えたことはあるだろうか?



 もちろん、その生まれはイタリアではない(笑)、意外にも横浜である。もちろん諸説あることは承知だとしても、洋食洋風の冠が付いた歴史は、大概、ヨコハマからと相場は決まっているものだ。このナポリタンという昭和が生んだ大傑作は、戦後、ヨコハマが米軍に接収されていた頃に進駐軍用に発案・発注されたものだという。



 マッカーサー元帥が寝泊りしていた=ホテルニューグランドでは、GHQ(進駐軍)に食べさせる賄い飯のひとつとして、スパゲティーをメニューとして加えるように指令が出ていた。その際に、産み出されたものが、この日本独自のメニューになるナポリタンの原点らしい。いまでも、ホテルニューグランドでは、その伝統のナポリタンを復刻させてメニューに加えている。



 旧横浜居留地時代に、後に買収されてニューグランドとなる前進のホテルで修業していたセンターグリルの創業者は、それから、後にやはりGHQに接収された帝国ホテルでも修業を重ねていた。そのキャリアを活かし、敗戦後、まもなくの頃、闇市が形成されて活況を呈していた野毛に、洋食屋を開業することを決意。



 その思いは、もちろん、戦後の腹空かせた人々が、その胃袋をタップリと満たすような料理を作って喜んで欲しいとの、まさに気骨在る、創業者の熱い思いが、このセンターグリルを、いままで支えてきた。



 だから、ホテル・ニューグランド生まれだった、元祖ナポリタンを、どうにかして、庶民にも、食べさせられないものかと(苦心惨憺、大げさではないにせよ)作り出されてきたのが、このセンターグリルのナポリタンだと言って良さそうである。そう推測すれば、まさに、これぞ庶民の味方=ナポリタンの心意気溢れる傑作秘話なのである。
 ここのナポリタンは、とにかく麺が太い。何故か、懐かしい思いに駆られる味。しかも、マッシュルームやスパム、ピーマンなど具がいっぱい入っていて、しかも、なお、具材が活かされた香りを放っていて、なかなかにボリューム大である!鈍らな腹ペコでは応じられぬ、洋食食堂の心意気が感じられる逸品である。



 付け合せには、キャベツの千切りにコールスローのドレッシング、ポテトサラダも付いて、650円也。もちろん、昼時には、さらにお得なランチメニューもあります。腹ペコな常連さんは、同様に、《浜ランチ》なる定番をチョイスしていました。これには、オムライスにチキンカツ、サラダが付いてるもので、ボリューム的に言って、かなりのパワーランチです!



 量的には、なかなか侮れないようなもので、この皿といい、高校の学食とか、思わず思い出しました。
 アクセス : 場所は、関内と桜木町の中間あたり。大岡川沿いの桜通りを歩くと、都橋があって、その手前を入った柳通リの終点にセンターグリル本店入り口はあります。



 そこから、脇に周った側には、支店とよばれる入り口もあって、けっきょく中で厨房へと繋がってはいるのですが、裏通りに、それぞれ、ふたつの顔を持ったセンターグリルが、あるのです。いずれの店の入り口には真っ赤なコカコーラの看板が置いてあって、それが目印になっています。本店は、2階があって、むしろメインですが、その裏にある支店もは、一階だけでも、広々として、落ち着いた雰囲気の中で食べれて、なおかつ、過ごしやすい空間です。



詳しくは、このHPまで、⇒センターグリル

( * 横浜市中区花咲町1-9 月休  11:00~ なお、洋光台には暖簾分けした支店もあるそうです。近隣には、やはり同じくらい老舗な洋食キムラさんが2店舗ほど構えています。キムラさんは、やや洋行風と言った感じですので、用途に応じて使い分けたいものです。)

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中伊豆 白岩温泉 民宿 越後21

中伊豆 白岩温泉 民宿 越後21

 大見川沿いに建つ、民宿です。個人所有の自家源泉を敷地内に持っています。周囲のどこへも給湯されておらず、庭先に建った櫓から直接引き湯した、鮮度が良い、オリジナルの源泉が浴槽に充たされています。 温泉 : ☆☆☆(温泉の体感指数) 夏場は、源泉を絞って掛け流しにしているため、浴槽の広さに対して、若干、鮮度が落ちてるように思えます。女湯は、男湯に比べ浴槽が狭く、程よい感じなんではないかと想像します。内湯の外側には、手作りになる、浅い露天風呂がしつらえてあり、その外側には、オーバーフローした、非常にぬるい浴槽が2段構えになって作ってあります。



 群馬・根古屋城の温泉に作りが似ていました。松島温泉や甲府のはやぶさ温泉など個人が経営している温泉施設に見られがちな、庭がしっかりと造りこまれたケースです。
 夜は、この外側に設えた、ぬるい露天風呂に寝そべって星空を眺めると、気持ちがいいです。(温泉の成分的な良さから来る質感と、自分が浸かって体感する良さは、必ずしも合致しなかった例です。あくまで、自分の評価は、自分の感想であって、他の何ものでもありません。)

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伊豆石と三波石

温泉を活かすも殺すも石次第。

↑ 中伊豆 白岩温泉 民宿 越後21で、男女ふたつある内風呂には、縁取り、内部ともにグリーンタフと呼ばれる見事な伊豆石が使用されていました。無色透明な伊豆の温泉が張られると、ほんとうに見事で、快適な浴槽のしつらえとなります。



 伊豆石は、このグリーンタフ(緑色凝灰岩)とよばれる加工がしやすく、(見た目大谷石に酷似した)、軟質な凝灰岩系の伊豆石(=伊豆御影石、伊豆青石、沢田石、長岡青石、若草石などと呼ばれるもの)があります。



 誤解が無いように言えば、もう1タイプ伊豆で採れた石ということで、伊豆石と呼ばれ、硬質な安山岩系の伊豆石(=真鶴石、小松石、根府川石などと呼ばれる石)があります。(* 硬いタイプに分類されている伊豆石は、皇居の石垣やお台場の基礎などに見られる黒っぽい安山岩がそれです。地中深くでゆっくりと冷え固まった岩石が黒御影石のようなものとなり、それが地上に出てすぐに冷え固まると安山岩のようになります。)



 ふつう、加工がしやすいグリーンタフ系の伊豆石が一般的で、風化はしやすいのですが、柔らかくて加工がしやすいために、非常に古い時代から、切り出されて、建物を建てる建材として使用されてきた歴史があります。



 グリーンタフは、火山灰が海底で石になったもので、火熱、硫黄、酸などに強く、表面がザラザラとして軽石状で、滑りにくいので浴室や浴室などに最適です。グリーンタフの緑色の部分は、セラフィナイトにも共通した緑泥石(クローライト)になります。



* グリーンタフが浴槽に使われていて、記憶があるのは、大山のこまや旅館、伊豆山の偕楽園などです。



 有名なところでは、旧天城トンネルのアーチ、旧韮山反射炉の炉体外部などに見受けられます。現在は、そういう景観を伊豆として残していきたいと言う観点から、南豆伊豆石トラストという下田グループなどが存在しているみたいです。



 ↑ 藤岡市にある八塩温泉 神水館にて、特産の三波石をふんだんに使った露天風呂(井泉使用)がありました。



 《三波石=さんばせき》は、青緑色した変成岩の一種で、神流川上流、藤岡市鬼石町三波川のものが最初に研究されたために、そのように呼ばれていますが、中央構造線に沿った形で南側に多く産出しているようです。秩父古生層から派生した岩石と考えられています。



 緑色した岩で、庭園の銘石として日本庭園に欠かせないものとなっています。通常、青い石目の片岩で、ところどころに白い筋目が入り、水に濡れると緑っぽい色彩が強くなってきます。

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関内 イセザキ町 松坂屋裏手 野毛おでん

関内 イセザキ町 松坂屋裏手 野毛おでん



 明治36年、野毛で屋台を引き始めてから、おおよそ100年。大正3年に当地、吉田町へと、店を構えて90年の老舗おでん店です。

 東京から訪れると、どうしても潮風が似合う=ヨコハマMM21(みなとみらい)方面か、または満腹中枢くすぐる横浜中華街、もしくは山手方面のセレブな雰囲気に浸ろうとしがちですが、わたしは、ちょっとアブナくて、ちょっとキワキワな、それでいてゴキゲンな店も多い、野毛・関内・伊勢佐木町方面も大好きです。



 東横線が桜木町から馬車道へと逸れてから、とみに海側へと人気が集中してしまい、どうしてもヨコハマの(本来的)中心街である野毛・関内・伊勢佐木町モール辺りが、大幅に廃れたと言われています。



 これまで牽引してきたカレーミュージアムも、いまや廃館となってしまって、ますます人の流れも少なくなったとされますね。もちろん、最盛期から見たら、(ゆずも)客足も遠退いたかもしれませんが、でも、贔屓目に見たら、まだまだ、けっこうな人混みなんですけれどもねぇ~。



 伊勢佐木町は、イセザキモールという賑わった大通りに沿った長い商店街で、大岡川に向って歩き出すと、まず福富町があります。ここは、ちょとしたコリアンタウンで、風俗店が圧縮され、ひしめいており、ちょうど歌舞伎町のような猥雑さを放った雰囲気。反面、イセザキ町界隈には、さまざまな老舗も多く存在し、賑わった部分と寂れかけた町全体が混雑していて、ちょっとキワキワで、危ない感じで、そこがE~のかもしれません。 さて、おでん君ならぬ↑野毛おでんです!桜木町側から向って行くと、いちおう地味な吉田商店街の果てに辿り着くわけですが、関内側から見ると、イセザキ町の入り口入ってすぐ右手、松阪屋の裏側というような位置関係にあります。野毛おでんに並んで、すぐ、となりには、やはり創業50年近くになる老舗の(大衆)天麩羅屋さんの登良屋さんが、いつも香ばしくて良い匂いをさせています。



( * 横浜市中区吉田町2-6 日休 11:30~ )



 こういう、たびたび通って、贔屓になって、長く愛せるような店が、どこの町にでも、ひとつかふたつあれば、それでいいと思うんですよね。とくべつに美味しくもなく、珍しいものがあるわけではないけど、関内に寄ったら、思い出したように寄ってみたくなる店、それが野毛おでん、なんですよね。



 昔かたぎというのか、昔ながらのスタンスを守った時間がユル~く流れる店内、おばちゃんの愛想もよく、サービスもそれなりに、行き届いていて気持ちが良い。昼時には、ランチメニューで、おでん定食が800円(ずいぶんと値上がりした)。それと、刺身とか、焼きたての玉子焼きが入った松花堂弁当などが人気のメニューです。おでんは、少なくとも、どのメニューにも、ちょこっとは顔出ししているので、どのアイテムをチョイスしても変わりは在りませんが、東丼(あずま丼=鮪の山葵漬け丼)なんかもオススメ。 おでんの専門店というわりには、おでん自体は、ハッキリ言って、それほど美味しくは無いですね(笑)。でも、店の雰囲気、地域に根ざして落ち着いた感じ、そういうトータルで評価するに、ここらでは、非常にハズせない店となります。



 おでんに染み込んだ味はイマイチだけど、店自体に染み込んだ雰囲気、やっぱりイイ、他では、なかなか出せない煮〆た味わいです!しみじみ、いいなぁ~野毛おでん。
* ちなみに近隣では、ふぐと鰻の料亭、創業昭和4年になる=濱新さんが改修中とかで、食べれませんでした。7月10日からリニューアル・オープンだそうです。

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プロフィール

momoneko0725

Author:momoneko0725
とうきょうの美味しい食べ物や東日本にある温泉地の紹介です。

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