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北千住 お好み焼き 宏月で食う文化フライの巻

なくなってしまうのか、食文化の昭和的遺産 : 

縁日に欠かせない 文化フライと藤田焼きを追いかける


~@ 北千住 お好み焼き 宏月


 アクセス : 皆さんは、東京の下町に《 文化フライ 》なる食べ物があることをご存知だろうか?下町出身の方なら、子供の頃、どこかの神社の境内で、縁日の日に一度は食べているかもしれない。



 どんなものだろうか?是非、一度、食べてみた~い!そんな一心から、北千住の鉄板焼き・お好み焼き・もんじゃ焼きを看板に掲げた宏月さんんへと足を運んだ。場所は、いたって分かりやすい、バードコートから、左に入る小路をほんの少しだけ入ったところである。( * 足立区千住3-68 火曜日休 )
 それにしても、自分が食べたことの無い食べ物と出会えることは、ほんとうに嬉しい、ワクワクするような体験である。以前、エスニック料理大全と称して、これまで食べたことのないアジア諸国の料理とか、アフリカ諸国、中近東に到るまでの料理とか、さまざまな食事文化に触れようとしていた時期もあったが、日本のものでも地方のたべものに本格的に触れることはなかなか難しいものだ。それも東京に居て、居ながらに体験しようというのだから、並々ならぬ努力も必要なわけである。



 この店は、はじめてだったが、手馴らしに、順当な配分で、まず、お好み焼きをいただく。美味しい!小さな店ながら、平日だというのに、早い時間から、もう満席状態である。なにげに隠れた名店らしい。値段も、むちゃくちゃ安いし、出される一品の味も、また美味しい。
 こ、コレが噂の滅び行く昭和の遺産=縁日で御馴染みだった幻の文化フライ!である。感動のご対面です。



 何のことはない、小麦粉を、ただ固めて、フライにして揚げて、ソースを付けただけ、つまり小麦粉による串揚げなのである。中には、何の具材も入っていない。コレが、文化フライの正体であった!



 聞く所によると、西新井大師とか、足立区近辺や品川神社などのお祭りの縁日で食べたことがあるよ、っていう友人達の証言も得ているのだが、下町育ちではない、私には、そういった記憶が無い。



 いまでは、そういう限られた専門屋台が営業しなくなって、もう見られなくなっていると聞く。そんななかで、この宏月さんでは、もうひとつの藤田焼とともに、この文化フライを定番メニュー化しているという素晴らしい店なのである。



 最近は、子どもが腹減ったとなれば、やれマクドナルドでマックフライポテトとか買えばすぐにおやつになるわけじゃないですか、でも、ひと昔前なら、縁日とか、紙芝居屋さんとか駄菓子屋さんとか、そういう繋がりから子供達が、きっと文化フライや藤田焼きを楽しみにして、喜んで食べていた、そういう懐かしさに溢れたものなのですね。



 だから、その味覚に対しての感覚は、いまのポテトチップスとかフライドポテトとか、そういうノリに近いものが当時はあったのでしょうね。ともかくも、いま食べても十二分、美味しかったです、文化フライ。
 藤田焼き、それは小麦粉の生地を薄~くクレープ状に伸ばして、そこに魚肉ソーセージや糸状になったイカを乗せて焼いた簡易お好み焼きみたいなものなのです。



藤田焼き : さて、コレも微妙なB級テイスト溢れんばかりの食べ物。魚肉ソーセージとイカの千切りみたいなものが入ったクレープ巻きなのです。ソース味。でも、なかなか美味しいですよ、これはこれで。やはり、縁日で、これも作られていたそうだということで、ご存知の方には、懐かしい~連発されるメニューなんでしょうが、私ははじめてなんですねぇ~。

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レインボー・キッチン@団子坂 千駄木

スロー・バーガーが食べれるアメリカン・ダイナーを訪ねて

その9 : 




レインボー・キッチン@団子坂 千駄木

~ おいしいハンバーガーの店なら、やっぱりココが外せない!


 アクセス : 千駄木駅前から、団子坂をのぼってすぐのところ、向って左側にあります。入り口が、とっても狭くて、なおさら見つけ難いかもしれませんが、こういう外観に突き当たったら、これまた開け難いドアの向こう側に、おいしハンバーガーの焼ける匂いと音がする空間が貴方を待っています。( * 千駄木2-23-7 月曜休 )



 最近、ハンバーガーの店が殖えて来たんですよね。あちらこちらで、見つかるし、でも入ってみると、たいしたことが無い、なんてこと続きで、しばらく頓挫していた、この企画、もう、これで紹介しているのは、9軒目ですが、探せば、まだまだ、なかなか美味しい店ってあるもんですねぇ~。



 前から、言ってるように、バーガーキングとか、マクドナルドのようなハンバーガーショップが最悪なのであって、まっとうな商売で地域ごとに、善いものを追求している専門店は、必ずあるはずなのです。



 そして、そこで出されるハンバーガーは、けっしてファストフード的なジャンクフードと名指しされる雑なものではなく、少々、値が張りますが、むしろ良質なスローフードなんですね。アメリカ的なものが、なんでもかんでも悪いとはいえませんし、なかには素敵なメニューとして顔出しできるものもあるんです。
レインボー・キッチン!とにかくおいしいですよ。千駄木だって、出向く価値ありです。そして、不忍通り沿いに根津へと向ったところにあって、以前紹介した(記事)こともある=往来堂書店(HP)へ立ち寄ることも、合わせてお薦めします。かなり的確に、探したい本の題名が、すぐに手に取れます。それは新宿のジュンク堂の広い店内でウロウロしているよりも早いタイミングで探せるから、という理由からなのですけども。



ランチ : 平日の11:00~16:00までの長いあいだ、ランチタイムサービスで、プラス100円で飲み物が付けられてお徳です。チーズバーガー=900円に丸くクリンクリンに揚がった特徴あるフライドポテトとピクルスが付いてきます。フライドチキンは、1ピース200円でした。



* 注 : 2008年現在、平日の昼間の営業はストップされているようです。土曜日のみオープン。定休日は、月休。火~金 17:00~。土曜 11:30~。



 ここのバンズは、表面が、けっこうカリカリで、とても食べ応えがあり、美味しいですね。もちろん、パティの本体も100%ビーフで特製、ケチャップ等なにも使わずとも、肉汁だけで、実に美味しいと感じられる味わいに達することができます。



 ひとかじり、パク付いただけで、大満足が得られる、すばらしい出来映えのハンバーガーです。いまのところ、個人的な評価は一番と言ったとこですね。

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野天風呂 蔵の湯 鶴ヶ島店 天然温泉開湯

野天風呂 蔵の湯 鶴ヶ島店 

~ 今年の秋で、開業 5年目を迎えますが、

4月25日 待望の天然温泉が開湯しました。


 アクセス : 坂戸から、東武越生線に乗り換え、一つ目の一本松で下車。駅舎だけあって、まわりに何もない田舎の駅、山並みも遥かに望めて、空気が心なしか綺麗。駅前から、歩くこと12分ぐらい、住宅地を抜けた空閑地に《 野天風呂 蔵の湯 鶴ヶ島店 》はありました。



 このあたりは、おそらく区画整理地の改編中かと思われますが、駅からちょっと離れた地域には、新興住宅地が拡がっていました。羽生にある、湯ったり苑へ向う途上もそうでしたが、埼玉県の土地整備計画は、同じような傾向を経るのだなぁ~と思わせる地勢でした。



 蔵の湯へ向う、道行きの途中には、東京で見かけることの無い、華麗なレンゲ畑がありました。レンゲを植えることは、景観がどうのこうのではなく、窒素固定の重要な意味がある行為なのですが(=レンゲの根粒菌の働きにより、大気中の窒素を固定して土壌に養分を提供してくれる働きのこと)最近では、化学肥料も使われるので、いずれは消え行く運命だそうです。
 施設&値段 : 600円 本日は、初日特典ということで、400円でした。施設は、4~5年前からあって、今日からナトリウム・カルシウム・塩化物泉(低張性温泉)を導入開始の運びとなりました。川越では小江戸はつかり温泉、東松山 蔵の湯、についで同系列では3店舗目になる天然温泉開湯です。



 あまり大きな施設ではなく、全体的に、こじんまりと、まとまっています。内湯の雰囲気は、なかなかしみじみと情緒があって、旅情を誘ういい感じです。長居したくなる癒しの空間が演出できていることを感じさせます。
温泉 : ☆☆☆ 屋外には、お目当ての生源泉掛け流しのつぼ湯がふたつあります。消毒も加温もなく、30度あまりの、ぬるい源泉が充たされていました。春から夏へと向うこの時期、ほんとうにちょうどいい具合の温度で長く浸かれます。ちょっと寒い時期には、身体が冷えそうですが。周りを取り囲む浴槽には、加熱された循環タイプの温泉が注ぎ込まれていました。こちらは消毒臭がします。



 生源泉での湯の色合いは、淡い緑褐色で、浸かると肌に細かな気泡が付きます。洋服の色合いで言うと、カーキよりも淡いオリーブ・グリーンの色合いです。肌合いはいいので、長く浸かれば、美肌に良いかと思います。



 内湯には、浅い浴槽で寝そべった感じで長く浸かれる、ぬる湯の源泉掛け流し浴槽があります。これは38度前後に加熱されています。消毒もされているので、鮮度はやはり屋外の生源泉からすればかなり劣ります。



 内湯から、外側の洞窟風呂の最底部へと抜け出るドアがあったりして、なかなか面白い、遊び心ある工夫された作りになっています。その向こう側には、打たせ湯コーナー、周辺部は加熱された循環源泉で充たされています。


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川越大師 喜多院は古墳群の跡

川越 喜多院は古墳群の跡だった

 川越に、ことのほか興味を覚えたのは、なんといっても川越=うなぎの似合う町だからである。観光地であること、門前町であること、色町であること、そして新河岸川が、しばしば氾濫して川魚が豊富に獲れた立地柄から、鰻屋さんが、思ったよりも多く、言ってみれば埼玉を代表する地場産業みたいなものなのだ。



 うなぎが目当てであっても、川越は歴史背景も押さえておかねばならない町のようである。川越の観光スポットを巡るには、東武バスのフリーパス=小江戸名所めぐりバス 1日フリー乗車券(300円)HPへ使用が便利です。この路線を使って、乗車すれば、川越周縁部に点在していて、なかなか広範囲に及ぶ名所の数々、たいていの場所を、もれなく廻ることが可能となります。
 さて、前回、前々回ともに廻りきれなかった名刹=川越大師 喜多院界隈(HPへ)を下車して、散策してみた。バスの車窓から気になったのは、まず、東照宮があったこと。すっかり勉強不足だったが、こんなに立派な東照宮があるのは、天海僧正との深い因縁、そして徳川幕府からの庇護を受けていた土地であったことが一瞬にして飲み込めてきた。



 天海は、言うまでも無くかなりのサイキックであり、その土地が持つパワーを認識しつつ、江戸城を中心として、風水的な観点から、要所を抑え込んでいったと考えられる。新河岸川は、小さな川ではあるが、それが志木、戸田、千住へ到って荒川となり、やがて隅田川ともなって浅草や上野まで繋がっていく、つまり舟運の要所になるわけである。



舟運は、今で言うところの幹線道路、つまり新河岸川によって、川越と江戸は容易に繋がっていた、だから、つまり小江戸なのである。
 新河岸川の利便性をバックに、アクセスのよさから商業も徳川幕府のバックも得て古くから栄えた。それよりも前、からこの地で暮らしていた、土着のひとびとが居て、今から1400年前の古墳群が存在していて、このあたりを仙波山と称したそうである。



 喜多院は、全盛時に拝領5万坪に及ぶ敷地を有していたという。その広い境内には、数々の古墳がもとからあったのだという。妙に気になって、その場に立ち尽くしてしまった欅の大木のある一角、喜多院正門横の駐車場から写すと目の前の日枝神社の脇には、その日枝神社古墳と呼ばれるものの一部が見られる。ようするに、この県道を通すために、切通しにしたらしく、その名残の築山が日枝神社と正門脇の白山神社の碑があるところにあるらしい。



 その土地の気場というものは、なんだかすぐにわかるもので、今回も下調べはなかったが、妙に気になる場所は、かならず墳墓だったりする場合が多く、そういう場所には元からパワーがあって、そういう場所に寺社が古くから建立している例がほとんどである。



 家の近所を探して、その鎮守の森が、こんもりとした築山状であった場合は、間違いなく、そのルーツは古墳の名残に違いない。

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日本橋 うなぎ いづもや

日本橋 うなぎ いづもや

vol.65




~ 創業昭和21年 三越にも出店している銘店

 アクセス : 神田から歩いても、そんなに距離が無いが、地下鉄の三越前から徒歩5分ぐらいのところにあります。目印となるのは、日本銀行の北口から、小路を入ったところに、別館が、その奥には、本館がL字型のようになって、入り口が2つあります。ランチ時(11:00~14:00)にのみ食せる特大の大鰻があるという評判を聞きつけ、開店と同時になるよう、いの一番で駆けつけました。



 噂に違わぬ人気みたいで、席に着くや否や、お客さんが次々と入店しては、1日限定10食だけの大鰻を注文していきます。オープンと同時に、約10分ほどで、この日分は、売り切れとなってしまいました。うかうかしていると食べれないは、本当でした。



 見る限りにおいては、昼時に出される、サービス・ランチ=鰻重1050円も、なかなかお値打ちなように思えます。しかし、近隣には大江戸もありますから、やはり此処まで来て食べるとなれば、ここも大蒲焼がメインなるのでしょう。くわしいメニュー等は、こちらのHP いづもや を参照してください。
 1日限定 10食 大蒲焼2匹付鰻重 : 2415円 ☆☆☆☆ そのボリュームといい、味といい、この値段なら、申し分ありません。安い!ただ、難点は、たとえ2匹分とはいえ、痩せて小ぶりの鰻ゆえ、それなりの味しか望めないところです。やはりプリプリに太った大鰻の味わいは、この値段では無理と謂うものでしょう。



 お茶でも、茶葉の量をケチると薄い味になったり、すぐに出が悪いと感じることがあるでしょうし、豚肉や牛肉のステーキでも、その重さや厚みが、そのまま個体の大きさに通じることから、値段は、その体を表しているのです。



 したがって、味わいは、まさに鰻そのものの個体差に準じて、重さと味が、つまるところ値段へと跳ね返ってきます。
 うなぎ : 柔らかで、けっこうトロトロな感じ、まぁ、ほくほくと表現すべきでしょうか。骨の引っ掛かりが多少あります。焦げ目が適度についていて、まさに絶品です。タレのくどさも無く、全体的に、あっさりめで上品な味わいです。



 鰻2匹分が、お重に納まりきれずに、両端が折り込められるようなかたちで、出てきますので、年配を召した方には、食べきれないほどのボリュームです。御飯の量は、ふつうですが、炊き方や味は、なかなか美味しいです。



 肝吸いの吸地は、やや味醂が濃い風味。まぁ、ふつう程度です。こちらでは、赤だしも選択可能となっています。香の物も量・質ともに、ふつうです。
 こちらの鰻の特徴 : 大蒲焼は、ボリューム大。味=あっさりめ。品良く、うなぎらしい香ばしさも併せ持つ。濃厚で、クドい味わいや、しつこさを求める輩には不向き。まぁ~一度ならずとも、是非、食べてみる甲斐はあるというものでしょうね。



 近くに日本銀行のいかめしい建物が構えていますから、それ風のお堅い紳士風の一群、お年を召された方々が大挙していらっしゃる店のようです。座敷のほうはわかりませんが、椅子席は、狭いながら、これだけ食べれれば、本望です。なかなか、好い店です。




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創作集 冥途 再けつ版

創作集 冥途 再けつ版

  桜も散り終わる、ちょうど今頃の時季に、決まって思い出すのは、そういえば百閒の命日だったなぁ~という、ぼんやりとした認識。4月20日頃ともなれば、季節の変わり目で、暑い日もあれば、ときたま寒さがぶり返す日もある。身体が、冬の滞りから開放されて動き出す時、急な日差しの強さに、馴れずにボーっとしてしまうこともある。



 まどろみにも似た、春の日々は、秋の早い夕暮れとともに、一年のうちで、案外、もっとも百閒を読むのに適しているのかもしれない。そんな折、中野にある金剛寺に、何回か足を運んで、墓参りに行ったことも、この季節の印象とともに蘇ってくることもある。きまって、捲るのは、お気に入りの『 冥途 』という著作集。



 そもそも夏目漱石の夢十夜を読んで、ひととおりの感銘を受けてから、その弟子であり、少しはそれに感化されて筆を進めたと思われる冥途などの諸作品を読むきっかけを与えてくれた。



 この百閒が悶々としながら書いたと思しき、幻想的な作風は、冥途や旅順入城式あたりまで連作風に続いて読める。それにしても、どうして、こうまで荒唐無稽で、無茶なシチュエーションを書き連ねるのか、と当時は思って読み進めたものだった。
 程なくして、それが、おそらく百物語の系統に属するものであると思うようになり、恐さのレベルでは、なんとも可笑しいながら、繰り返し、手を変え品を変えするうちに、そのトータルでの主題が浮かび上がってくる気さえしてきたのである。



 山東京傳、件、盡頭子、花火、波戸場、どれもこれも、ある種、モノクロタッチで、陰翳を持った、生気が無い、即物的な描写、得体の知れない圧迫感を表わしているようだ。もともとの初版には、シラブルさえ振られていなかった。



 別段、どこから読み進めても良いのであろう。ページを読み間違えても、物語の本質や構造は、どれも似通っていて、どれも不吉な塊りをして、そこに蹲っているからだ。



 生身の人間が、喋り、モノゴトが上手く動いて捗っている世界とは、まったく違った、まことしやかな現実が執り行われ、並行世界がどこかにあって、それが現実であるのか、夢なのかが掴めぬままに、時間だけは、過ぎていく、そんな光景の描写に百閒の筆致が迫り来る。それが冥途であり、旅順入城式の諸編なのでないかと思う。

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秋川渓谷 瀬音の湯 オープン!

秋川渓谷 瀬音の湯 

~ 4月15日 オープン!


 アクセス : JR五日市線 武蔵五日市駅前のバス停1番から、土日だと1時間に1本の割合で、瀬音の湯行きのバスが出ています。乗車時間にして約20分で終点、秋川渓谷 瀬音の湯前にて下車すれば、すぐ目の前に着きます。しかしながら、JR五日市線、青梅線、中央線間、それぞれの乗り継ぎの悪さに泣かされます。ここが東京だというのに、非常に不便なところです。駅前からは、同じく、さらに山奥にある= つるつる温泉センター へも直行バスが発着しています。そちらも、緑が深くて良い施設です。施設&料金 : 800円  さて、ここは東京、あきる野市が作った(第3セクターが管理する)温泉施設です。くわしくは、このHP 瀬音の湯(せおとのゆ) を見てください。バイオマスですから、木材(製材所の端材)を燃やした熱源で、冷鉱泉を沸かしています。そこで、煙の匂いがあたりに立ち込めています。



 施設の外観を見る限り、意外に、こざっぱりとまとめた、すっきり系のデザインで好感触です。付近一帯の奥多摩の森林風景や渓谷美と、ごく自然に溶け込んだ風景の中に、す~っと立ち現れるコテージ風の柔らかな印象を持った建築棟群です。



 宿泊施設も完備されていますし、それ様の貸切風呂もあるようです。付帯設備として、レストラン、軽食可能なカフェ、あきるの市特産品を売る専用棟=物産販売所(朝霧)等もあって、環境に溶け込んだなかで、静かな佇まいの中に上手く嵌め込まれています。



 シンプルですが、華美ではない施設、それなのに、料金設定は、正直、高いと自分は思いますね。食事も入浴料金もちょっと高めの設定です。満足度合もそれなりにはありますが、どうでしょうね?引き留める自然や内容には到ってない気がします。あっさりめの施設です。
温泉 : ☆☆☆☆ 此処が東京なの?と思わず疑いたくなるほどに、申し分の無いアルカリ性単純泉です。お肌にツルツル!を通り越して、まさにヌルヌルといった感じで、その青白く白濁した色合い、風味から言うと、まるで、ふ海苔とか、ヤマト糊とを湯で溶いた感じのとろ~んとした感触の湯です。中華でたとえますと、冬瓜スープみたいな湯です。



 加熱、殺菌は施されていますが、ほぼ掛け流しの源泉に近いような鮮度の良い湯が内湯と露天に張られています。また、掛け湯と称した場所にも、加熱された源泉が今の時分は、流されていました。加熱温度は、ちょっと高め、なので、あまり長く浸かっていると、のぼせます。



 匂いは、硫化水素臭とでもいうのか、たまご水で、よく嗅ぐと、アゴ出汁(飛び魚のダシ)というか、鯵の開きを焼き焦がした時の生臭い匂いのするお湯なのです。これは、湯都里などの茶色い金気を取り除いた際のベーシックな匂いなんじゃないかと自分では推測しています。



効能 : 美肌系。身体が芯から温まります。 
 新緑が萌ゆる秋川渓谷の春。瀬音の湯の脇から、遊歩道の階段が続いており、川べりへと降りていくこともできるようです。



 河原では、さっそくバーベキューや川遊びに興じる一行が歓声が上がるなか、木々の梢を通じて、向こうに見えました。( * 東京都 あきる野市乙津565番地 )あっさりした施設だと述べましたが、簡単に言うと、温泉の質はバツグンだけれども、ほかに何もなくて、つまらない施設だということです。



 環境も特別に良いわけでもなく、とにかく、自分たちで、釣り・バーベキュー・ツーリング・ハイキングなど遊びの目的を設定して、その途中で寄るタイプの施設であるか、または、何も求めなくても、ゆっくりしたい、と思えるか?ちょっと境界線上の施設なのかもしれません。




* ↓むしろ、こういった店を上手に利用しながら、秋川渓谷を堪能し、瀬音の湯も、ちょっと立ち寄って見る、そんなスタンスが最適かと思います。ゴールデンウィークは、たぶん付近の駐車場も満車でしょうが。



▽ あきる野市 武蔵五日市からバスの車窓から見つけた、ちょっといい感じの場処 :

料亭と喫茶店でしょうか、黒茶屋 と  茶房糸屋




茶房 むべとか、うどんやさんがけっこう目立ちました。寿庵 忠左衛門や、手打ちうどん はたのとか、いろいろありました。



武蔵五日市駅前から、少し坂を上り詰めた右側に、アンティークショップが見つけられます。此処が、古民芸・骨董の尊古斎(そんこさい)さんで、五日市や高幡不動尊の骨董市にも顔出してるみたいです。興味のある方は、是非、寄っていただきたい興味深い店のひとつです。

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ポーラナイト

極北の夜というネーミングの角閃石



 ロシアのコラ半島に産する角閃石=アンフィボールのなかま。虹色にキラキラと煌くことから、イリデッセント・アンフィボライトとも表記される。ここ2~3年、ロシアからの輸入攻勢によりボチボチと市場に入ってきた。



 鉱物の組成的には、さほど珍しいものではなく、透明度に欠けるため、その宝飾的価値も低い。アンソフィライト、アンフィボール、バイオタイト(雲母)などが混在した石で、グリーンランド産のヌーマイトに近い要素を有している。



 トレードネームであるポーラナイト(Polar Night)とは、極地において、数ヶ月に渡って太陽が出ない極夜を意味している。反意語が、陽が暮れない白夜である。しかし、そんな真っ暗な日々が始終、続いているわけでなく、明け方には、わずかに数時間だけ、うっすらと夜が明ける、そんな神秘的な状況の日もあるそうだ。



 ポーラナイト(極夜)が、一日のうちで、ほんの一瞬だけ、白んだ空を見せるとき、地平線は、ほんのすこしだけピンク色に、天空にかけて、青白い暗幕に覆われるようにグラデーションされるという。



 また、ポーラナイトには、オーロラがしばしば観察できることから、この石もそうした黒地に煌く星空や、オーロラの彩りに願いをこめて付けられた、なんともロマンチックなトレードネームなのである。どんな石たちにも、それなりのイマジネーションのもとに照らし出して、観察してやると、心を開いてくれるような気がしてくる。



 手のひらの中にある石、それは可能性を秘めた、鋳型でもある。

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(速報)戸越銀座温泉 プレオープン!

戸越銀座の銭湯=中の湯さんが、戸越銀座温泉を新しく竣工、

4月19日 オープンします。




~ 4月15日 プレオープンに行ってきました。

品川区初の本格的な黒湯の温泉。デザイナーズ温泉銭湯ここに誕生か?

何か、銭湯から発信される新しいムーブメントの予感がしそうです。


 アクセス : そういえば、かつては大森・馬込銀座にあった川嶋湯(馬込温泉)や江東区・砂町銀座にあった銀座湯温泉など、商店街をバックにした温泉銭湯も姿を消して久しい。煙突が町からなくなり、大きなマンションに変わったりするのも時代の変遷としてやむをえないのかもしれない。ここ、未だ活況を呈している戸越銀座のなかほどに、中の湯という銭湯がある。このたび新しく、戸越銀座温泉(HPへ)となって、4月19日に正式オープンすることになった。



 4月14~15日は、プレオープンのために開放し、前日はオープニングイベントを、本日は一般開放して入浴も出来る態勢を整えてくれていました。さっそく下見を兼ねて、まっさきに温泉へと浸かりに行って来ました。
施設&料金 : 430円 公衆浴場とは思えない、デザイン銭湯とでも言い表せそうなモダンな造りの銭湯に仕上がっていました。おおよそのイメージとしては、成田にある大和の湯とか、 鎌倉の稲村ガ崎温泉、軽井沢の星のやみたいな感じを、思いっ切りコンパクトに凝縮した感じですね。言って見れば、デザイナーズ温泉銭湯でしょうか?左右非対称のつくりらしく、自分が入ったのが、月の湯で、かなり広々、大きな内湯の黒湯浴槽、入った入り口右脇に加熱された黒湯の小さな掛け湯浴槽。階段を上がった先には、ヒノキの枠で括られた半露天の白湯が入った小さな浴槽がありました。毎日男女交代制にするそうなので、陽の湯は、聞いたところ大浴槽が軟水の白湯で半露天が黒湯とのこと。おそらく月の湯のほうが広々として狙い目だと思います。がいずれ、両方とも制覇してみたいものです。



 入ってすぐに、これが番台?と思しきカウンターがあり、すぐ奥が食堂になってます。かなり急な階段を登るか、左手にあるエレベーターで2Fへ、ここが脱衣場と浴室になります。併設された食堂や休憩所がある銭湯は、井土ヶ谷にある草津湯などもそうでしたが、なかなか便利だと思います。



 脱衣場は、非常に狭い感じですね、ロッカーは、そのつど100円を入れて、後から還って来る仕組みのヤツでした。
温泉 : ☆☆☆☆ 品川区では、珍しく本格的な黒湯です。透明度は、昼の2時で確認したところ、20センチも沈めると手のひらがみえなくなるほどの濃さです。ちょうどプーアル茶の濃さと中国紅茶の匂いがします。場所によっては、泡付きも感じるのですが、ヌルすべの肌にきもちよい浴感でした。なかなか温まり、汗が出ます。



 わくわく感というのか、気持ちよく入れる、富士山のペンキ絵も斬新で、カラーリングも新鮮なイメージがする銭湯、半面で、湯質を考えていなくて、ツルツルすべるような床材、年寄りや子どもには使いづらい設計の階段など、かなり安全面で危ない面も、ちらつきはしましたが、デザイン優先で良い面も確かにあるので、今後のメインテナンス次第かなと思いました。


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鶴見 仲通 うちなーすば ヤージ小(ぐゎ)

鶴見沖縄ストリート :

 仲通 うちなーすば ヤージ小 (やーじぐゎ)



~ 鶴見にある沖縄ストリート(案内HPへ)で、本場の沖縄そばが食べれる店


アクセス : 美味しいものと出会いたいと願いながら、日夜奮走し、決め打ちに掛ける。そして、時には、いままで食べたことがないようなバツグンに美味しいモノとの出会いも待っているのだ。



 沖縄に旅行したことは無いが、何故か、昔から沖縄の料理は好きで、あちらこちらでよく食べている。東京にも、以前より、ずっと沖縄料理店の数は増えたものの、実のところ、料理が云々と語られる場所は少ないように思える。夏が来ると、雰囲気的に沖縄風にというのも、勘違いな感覚なのかもしれないが、そんな程度でしか、沖縄のものと接する機会も、なかなか作れない。



 そんななか、近隣だと代田橋に、遠くだと鶴見に沖縄があると聞かされ、はるばるやって来た。しかし、アクセスするには、とにかく不便。鶴見駅前東口から、バスに乗って、向井町3丁目で下車し、歩く。まずワンブロック目が潮田町・銀座商店街、その次のブロックが仲通商店街になります。タクシーも頻繁に回遊していますから、3人以上で飲みにいくならタクシーのほうが便利かもしれません。鶴見線というローカルな路線も走っているので、浅野や弁天町から歩く手もあります。



 横浜中華街的なものや月島もんじゃタウンを予想していたが、思い描いていたのとはちがって、かなり広範囲にわたって、ポツポツと沖縄関連の店が立ち並ぶ、およそ20軒以上はあろうかと思う。ヤギ料理なんて、のぼりも立ってたりして、此処が横浜であること、なんとも不思議な感覚に襲われる。



( * 横浜市鶴見区 仲通3-72-2 火曜休 )


仲通3丁目付近に、沖縄料理のお店が何軒かあるみたいだが、きょうは、中でも前評判が高かった、この地で最古参、もうカレコレ50数年も営業しているというヤージ小さんの、のれんを潜ってみる事にしました。



 まず、小皿で、耳皮煮付ー450円。ごく、ふつうの感覚で好物のミミガーかと思って注文したら、出てきて焦ったのが、コラーゲンたっぷり、かなり《そのまま》らしい煮姿の耳皮でした。程よく煮込まれていて美味しかったです。これが麺に乗れば、きっと耳皮そばになるんでしょう。



 他にも、定食モノ、ゴーヤ・チャンプルー、麩チャンプルー、ヘチマのチャンプルーなどもありました。近ければ、毎日でも通いつめたい店です。とにかく美味しい。皆さん、きっと夜は、オリオンビール片手に、いろいろとツマみながら、夜は更けていくんでしょうね。ソーキそば普通700円(写真=中盛80円増し=1.5倍ぐらいでも結構な量です。大盛150円増し)



 スープは、ほんのりと、カツオだしが効いた風味で、キッチリと飲み干せるほど、あっさりで、しかも旨い絶妙な味わい。麺は、自家製らしいが、これぞ沖縄すばの真骨頂、独特の質感、ヤキソバの麺でもいけそうな平打ちで太目の麺。



とにかく、こんなにおいしい沖縄すば食べたことなぁ~い!それも鶴見で食べれるなんて幸せ。
沖縄すば文化 聞きかじり : 沖縄といえば、中国や東南アジアとも海を通じた交易が昔から盛んな土地柄、かなり昔に大陸から麺の技術が伝わってきたと思われる。そばと名がつくけれど、もちろん蕎麦粉は一切入っておらず(韓国の冷麺には蕎麦粉が入っている。)小麦粉100%で、どちらかといえば中華麺に属している。



 大陸では、かんすい(天然ソーダ)を使用するのだが、沖縄では、伝統的に木灰(=ガジュマル、アカギ、チャーギ、ギイチジャー、ユウナなど硬質な木ほど、それに適しているという。)を使って作った灰水(アク)によって、そのアルカリ性のちからで麺に独特のコシや風味、黄色い色合いなどを生じさせている。



 一概に、沖縄すばと称しても、そこは広い地域性ゆえ、本島と八重山では、違った風合いになるそうである。スープは、肉の付いた豚骨と鰹から作られるが、余分な脂分、アクが排除され、結果、濁りが無く、比較的、あっさりと仕上がりを見せるのが沖縄流みたいである。



 しし てぃちに、カマボコたぁちの具がのった、正統派沖縄すば。砂糖醤油で甘く煮込んだ豚(しし)の三枚肉、ひとつ(てぃち)に、沖縄のカマボコがふたつ(たぁち)のった具が、昔ながらの沖縄すばのスタイル。
 沖縄すばのスタイルは、書物に記載された年号を紐解けば、既に、明治35年ぐらいから街中に店を構えていたそうである。それに対して、いまや沖縄そばの代表的な名詞となっているソーキそばは、実は歴史が浅く、1970年沖縄海洋博覧会当時に考案された新参者だということだ。



 ずら~っと並んだメニューを見回して、われわれ東京人で馴染みがないのは、中味そば=これは豚の内臓が入ったもの、テビチそば=これは豚足が入ったものとなる。そしてテーブルには、沖縄すばに合った薬味が並ぶ。泡盛に赤唐辛子を漬け込んだコーレーグース、一味唐辛子、ヒハツモドキの実をすり潰したピファチ(島こしょう)、そして紅しょうがである。



 実際、あっさりとして、なんとも言えぬ鰹風味が醸し出されるスープと麺の食感をダイレクトに、またより味わうために、紅しょうがと味の濃いソーキなど肉類は、別皿にすぐに移し替えて食べるのが、通の食べ方であるのだと聞いた。



 麺やスープに紅しょうがやソーキの味が染み込み、移らぬまえに、そっと小皿へと移して、すば本来の味、スープ本来の味を堪能するのが、通の食べ方だとも言う。 (追記へ続く)


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