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下北沢 ダニエラ

下北沢 アリメンターリ ダニエラ

~ 気兼ねなく、イタリアンを食べれる住宅街の食堂


 以前に 逗子のタントテンポ(記事へ)を訪れた際に、こんな店がせめて近所にあればなぁ~毎日でも通うのにと呟き、湘南から、ほど遠い東京に住むことを嘆いたものだったが、実は、似たような店が、探せばあるもので、ごくごく近い、家の近所にあることを発見しました。それが、ダニエラ(HP)さんです。



 通りを隔てた向い側には、本店のイルニードさんがあって、あちらは本格的なイタリア料理店。こちらはテイクアウトも兼ねた、そのディフュージョンラインと謂うわけです。昼時は、3時までランチをやっていて、1000~1200円で、日替わりのランチが味わえ、プラスすればプロシュートやサラミとサラダの盛り合わせなどもサイド・オーダーすることが可能です。 お店は、飾りっ気なく、シンプルで明るい感じです。お手ごろ価格にて、昼夜問わず気軽に、本場風イタリアンが味わえるので、近所の住人達からは非常に重宝されているようでした。あまり他人に教えたくない場所のひとつです。繁華街の通りから、かなり引っ込んだところにありますので、実際は、地元の人以外には知られていないと思います。



 南口のメイン通リを下るような方向でまっすぐに南下すると茶沢通リとクロスしますが、その手前の五叉路みたいなところで、日本茶・喫茶の《つきまさ》さんがある通リを右に折れた、かなり歩いた右先にあります。 自分のなかでは、引き続き、生パスタがブームなので、丸い形をした珍しい手打ちパスタのセットを食べました。ランチには、おいしい自家製のパンにスープが付きます。ムール貝、イカ、菜の花など素材の味が活かされた量少な目のディッシュです。パンは、オリジナリティーがあって美味しかったです。料理全体の印象と味付けは、やや和風?というか、日本人向きのイタリアンと感じました。プロシュートは、まあまあと言ったところ。サービスはとても家庭的で良かったと思います。味の絶対評価は、普通レベル= ☆☆☆ということで。 デザートは、フランスで言うところのサバランであるババ(BABA)とジェラートの取り合わせでした。とっても美味しいです。パンナコッタにせよ、イタリアのデザートはイマイチという観念がありますが、食事も含めて、大好きなエスプレッソも合わせ飲むと、何だか、とっても、満足感に浸れるのは何故でしょうねぇ?



* ここは、朝食もやっていて、コルネット(クロワッサン)とカプチーノで朝からイタリア気分全開になるのも好いかも!オールマイティーに気取らずにGO!

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THE DEAD ~WAVE THAT FLAG

ガルシア亡き後 THE DEAD

~ 二大双頭 : へーリングとキモックの近況。


 ジミー・へーリングは、たびたび、マイ・フェイバリットなギタリストとして、記事で取り上げているが、最近は THE DEAD というバンドでプレーしている。ご承知のように、御柱(おんばしら)=ジェリー・ガルシアを失ってグレートフルデッドは、いったん発展的解消したかのように思えたが、実は復活して、小まめに全米ツアーを周っていた。



 そのメイン・ギタリストの座を任されているのが、ジミー・へーリングで、オールマン・ブラザーズ・バンドつながりの人脈なのだが、2004年 WAVE THAT FLAG と題されたサマーツアーには、ウォーレン・へインズもメンバーに加入して、さらにパワーアップした感がある。



 DEAD関連は、WEB上で探せば容易に音源が手に入ることが可能だ、もともとテープトレーディングと謂う名のもとにアナログの時代から数多くの音楽ソースが出回っていたという背景がある。



 ジミー・へーリングは、ギターがギラギラしていて枯れてない、やけに艶がある。それが好いか悪いかは別にして。もちろんジェリー・ガルシアに迫るような気迫はないが、技量的には申し分ないメンツといえよう。



 ジミー・へーリングはハイテクなギターの核弾頭なので、魂で奏でる、魂で聞かせるような雰囲気は持っていない。もちろん、どんなスタイルのギターでも、すぐさま弾いてしまう優等生タイプである。それで THE DEAD を端から継承者として位置づけることはできない。でも、いまでも生でデッドの名曲が聞けて、しかも演奏されることは、非常にありがたいことかと思う。
 そして、ミッキー・ハートは、並行させて、もうひとつのジャム・バンドとして、THE RHYTHM DEVILS というバンドを2006年結成して、クラブ・ギグを成功させている。

 

 メンバーは、ドラムスのビル・クルツマン、ギターにスティーヴ・キモック、ベースには元フィッシュのマイク・ゴードンなど、他に随時、多彩なゲストが乱入してくるらしい。この音楽サイトで探せば RHYTHMDEVILS のライブ音源が全部聴くことが可能♪
やっぱりキモックのハートフルなギターは最高!

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浦安 湯巡り万華郷

国内最大級の温泉リゾート施設 浦安 湯巡り万華郷(HP)

~ 敷地1万坪に、天然温泉含め、

ゆったりとした和風のリラックススペースが完備




* プロジェクトファイナンスの良い失敗例。温泉は塩っぱくても良いが、施設に金を掛けすぎた挙句、思うように集客できず、実益も塩っぱいのだろう。



アクセス : 地下鉄東西線駅前から送迎バスが出ていて、JR京葉線・新浦安駅前経由で、約20分かけて到着します。ほぼ海沿いに近い場所の極めて大規模な温浴施設と謂うことになり、2006年2月オープンですから、ちょうど2周年オープン記念で、赤字覚悟のトータル1000円という半額以下(当初の金額から)の割引期間中につき、ようやく行って来ました。


 施設&料金 : 通常、1800円(土日祝日は2300円) というのも、ごらんの通りの設備費回収ゆえの高級志向。いままで、まったく興味が沸かなかったのは、おそらく遠方にありながら、なおかつ、べらぼ~に高い、その料金体系のせいです。(* 値下げ断行したらしく、現在は、この料金体系になってます。)



 ここは、お台場の大江戸温泉物語の成功例を受けて、福田組などが2匹目の大きなどじょうを狙うべく開発された、総事業費50億円、集客目標100万人!総面積1万坪という国内最大級の温浴施設なのです。



 大江戸温泉物語で培われたノウハウを元に、さらに発展させ、お台場で、出来なかったことをここに結実させるべく、たいへんに苦労されたと思いますが、50億円もの資金調達を可能にした、プロジェクトファイナンスの良い失敗例?なのです。



 大江戸温泉物語に似通ったコンセプトながら、随所で改良点や、きちっと集客できるような要素もたくさんに在って、非常に良く出来上がったシステムに収支決算で、事業としての勝算はおそらく無くても、施設の出来映えには個人的に称賛を送りたい思いはあります!
温泉 : ☆☆☆ 非常に良かった。温泉浴槽は、内湯にひとつ岩風呂と屋外に岩風呂、混浴水着ゾーンに屋根付き風呂の三つであるが、とくに内風呂については、とても浴感が良くて、高張泉(29g)であり、久々にのぼせてしまうほど、けっこう強い効能であった。



 屋外の温泉浴槽は、加水・循環・消毒があって、あまりたいした印象も無い。屋内の岩風呂については、同じ循環仕様ながら、お湯の鮮度が良く、全体的にアワ付きがかなりあり、朝一の印象では甲府の山口温泉なみにスゴイものでビックリした。



 臭素だろうか?市原の江戸遊でも感じられたように磯臭いというよりもドブ臭いような匂いの塩っぱいお湯だった。
施設は、充実した水着混浴ゾーンと男女別に分かれた温浴ゾーンとに大別され、それぞれにおいて、ゆったりとして広々とした遊びがある贅沢な空間使い、たぶん丹青社の装飾であるが、非常に好感が持てる。



 同じようなコンセプトでの印西・牧の原のヒーリングヴィラ印西という温泉のお湯は良いのですが、施設として極めてセンスが無い失敗作=人間不在のリゾート施設がありますが、そことくらべると立地は似通っているのですが、この湯巡り万華郷は、すごく完成度が高い、稀な作品ということができましょう。採算度外視なのでしょうか?心配になります。



 施設は、家族は勿論、カップルや友人達大勢でも、年齢に関係なく、十分にゆったり楽しめるつくりになっていると思います。まさに大江戸温泉物語の発展系がここにあります。中央にある大きなハリボテの築山を見るにつけ、本家ディズニーランドを思い浮かべてしまうのは、近隣だからでしょうか?いや、きっと意識して作られたのでしょうね。



 内容がある分で、今後、もっと巻き返しは可能だとは思うのですが、いかんせん外部へと打って出る宣伝が非常に下手なように見受けられました。値段の設定がネックですが、常時、サービス期間や特典ポイントなどを加味しながら、値下げをくり返すことで、集客率を高めていかないと存続は難しいと思われます。

 

 一度でも此処を訪れた人は、いい施設だと思うハズです。しかし、地の果てのような、ここまで来る訴求感が立地条件から何も無い、これが一番のネックだと思います。このような埋め立ての休閑地以外に、これだけの大規模な用地確保や施設のプロジェクトの立ち上げなど不可能だったと言えましょう。



 でも、そんな事業者側のスケールメリットは、消費者のメリットにならない場合も多いのです。同じ地域にありながら、ディズニーランドには無い満足感は何なのか、大規模な集合住宅のベルトラインから集客のターゲットとする層には、どのように、これから喚起していかねばならないのか?そういったことは、図面や大規模施設のコンセプトのなかに見えているものでは必ずしも在りません。これからが、おそらく勝負なのです。

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忘れられた日本人

宮本常一(みやもと つねいち) : 忘れられた日本人(岩波文庫)



 巷に情報は行き渡ってはいても、良い書物が語られることは少ない。日本人でありながら、日本人が書いた書物を読むことは少なく、日本人が育んできた文化を知ろうとする暇も少ない。そういう教育が為されてきたし、そういう状況を作ってきたのが教育に携わってきた無知な人間たちだ。



 わたしは大学に通っていたが、これまで他人から教わったと思えるようなものは何ひとつもない。けれど、地道に、いまでも、いろいろなことについて、自分なりに知ろうと努力している。



 偉大なる民俗学者 : 宮本常一さんは、自叙伝である民俗学の旅で、このように結んでいた。



『 私は長い間歩き続けてきた。そして多くの人にあい、多くのものを見てきた。いったい進歩とは何であろうか。進歩に対する迷信が、退歩しつつあるものを進歩と誤解し、時にはそれが人間だけでなく生きとし生けるものを絶滅にさえ向かわしめつつあるのではないかと思うことがある。進歩のかげに退歩しつつあるものを見定めていくことこそ、われわれに課せられている。 』



 黙々と生き、黙々と生活して世を終えていった数多くの日本人たちの生き生きとした伝承をいまなお、我々の脳裏に刻み込み、その思いを、日本人の遺伝子の中から引き出し、引き継いでいこうとするなら、このような本が、よき道案内人になるような気がする。

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(閉店)上野 とんかつ 平兵衛(へいべい)

(閉店)唯一無比なる電波系 とんかつ 上野 平兵衛(へいべい)

~ とんかつ好きなら、一度は関所越えをしてみよう。

**2011年7月閉店


アクセス : 上野駅の中央口を出て、徒歩5分ぐらい。さくら通りを入ったところにある。この際、あまり、画像というのは、まったく効力を為さない。ここのトンカツは、電波系なので説明不可能。それを伝えるには、わたしの文才を持ってしても無駄と謂うものだ。実際に、食べないと分からない。この記事だけ見て判断するのも厳禁、かと言って油断は禁物である。推して知るべし、この店の外観から。(台東区 上野6-7-13)とんかつ定食 : ☆☆☆ 2300円 ここのトンカツを評して、なんやかんやと分かったようなフリ、解らない様なフリをした説明を此処で披露するのは、まったく野暮というもの。揚がってきたトンカツと、ゴテゴテと後付された解釈とは別物である。他所とは違う、ふつうとは違う、ここだけの世界がある。黙って食べて、美味しいと思う。それで好いと思う。



 もっとも好みは、ひとそれぞれあって、それをとやかくいうなら、通わなければ良い。食べたくなったら、また行って見ようと思う。要は、そういうことだ。一言だけ言っておく。間違いなく、ここのトンカツは美味しい。



 おせっかいながら、あえて表現させてもらえば、外観はピカタ、そっくりであるが、あくまで油の中で揚げており、別手法である。味は、茹で豚のようであるが、油で揚げてあるから、別手法である。くどくど書くと、このトンカツがクドい味わいのように思えるので、サラッと伝えたいが、肉の旨味が上手く衣の内部に封じ込められていて、程よい柔らかさを保っている。まさに奇跡に近い。30分近く、揚げるのに時間をかけていた。肉がこれだけ美味しく手品のようにイキイキと揚がっていれば、何もかも本望だと言う気がしてくる。



 ここの主人は、油に恋焦がれているかのようだ。その間中、主人は、草津の湯もみのように、菜箸で油を掻き混ぜ続けていた。主人曰く、『 タクシーの運転手だったら、片時もハンドルから手を離せんでしょう。』 まぁ~そんな感じで、油の状態を観るのに、掛かりっきりな、ご主人でした。
 先代から数えると70年くらいの歴史があるようですが、いまは若主人が店を仕切っているようです。その主人の頭の中にあるイメージで、油と会話しながら調理している。だから、常に同じメソッドというわけでもなく、もちろん、これで完成と謂うことはありえないそうです。進歩というものは、終わりが無く、そのつどで新たな発見や微調整、気付きがあるようなのです。



 主人にも、ハッキリと掴めていないトンカツと油の密接な関係、それも肉の中心部分へと伝わる温度のことがら、油の沸点のこと等々。いただいたパンフレット=地球環境保護と飢餓救済のために、を読んでも、なかなか飲み込みにくいお話の数々。しっかりと飲み込めて美味しいのは、このトンカツを味わうことだけ、それがせめても我々が出来ることなのです。



 この店を知っているものにきっとこういわれることだろう : 『 あんたも、よっぽど酔狂者じゃのう。上野まで行って、平兵衛に行きなさったのかい? 』 と、それが、どういう意味合いなのか、気になったのなら、自分で食べてみるべきだ。そうして味わって欲しい。



 山の中の共同浴場へと足を運ぶひとの興味はさまざまである。そこに湯があるから。話は変わって、上野の平兵衛。じゃあ、そこにトンカツがあるなら、貴方だったらどうしますか?



 もろもろの事を考えると、ここでなくても良い気がするというなら、それは、それでも良いのでは。

 

 とんかつグルメのひとつの大きな壁、それが上野 平兵衛である。あえて乗り越えようとはせずに、引き返すも良し、向き合って食すも良し!それはあなたの自由、でも、ここの揚げ方はジュゥ~とは決して聞こえない、それを確認せよ!




たかが、とんかつごときで、これだけ面白い文章が書き揚がるんだから、此処のトンカツもどれほどジューシーなんだろうかと思うだろう、なるほどその通りである。湧き上がる面白味がなければ、ホクホクとしたHOTな感情をダイレクトに伝え難い。



 もし、ここのトンカツを貶す輩が居たとしても、それはそれで驚くに値しない。それはきっと、ハートが冷めているだけなのだ。物事の表面ばかりいつも見ていると、心のなかまで熱せられることはない。まさに肉のなかにまで熱が通らなければ、熱のこもった会話も成り立たない、まさに、そのような感慨を心のうちに抱かなければ、此処に行った甲斐が無いというものだ。

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東日暮里 帝国湯のタイル絵

東京残照 銭湯記 第7話



 
東日暮里 帝国湯のタイル絵

 ここからは、もう無粋な文章や細かな解説は、いらないと思うんですが、あえて書き綴りましょう。あるのは、とにかく芸術。それも美術とかいう甘ったるく、体裁の良いものでなくて、日常の時間に属している美しさの領域。



 浴槽の水面が波立つと、それにつられて、鯉も揺ら揺ら動く。それは壁面に描かれたものが、水面に映った姿なのですが、もうもうと立ち込める湯気の中で、果たして壁面の鯉も、あたかも揺らめいて泳いでいるかのような幻想の中にあって、煌いては、消え、心のなかに沈んでは、また浮かび上がる、うたかたのまどろみのひとコマのようでもあります。
 子供の頃、近所の銭湯に、夕飯時の前、日が沈むより、明るいうちに行くのが好きだったのは、浴槽のタイル絵に桃太郎が描かれていたのを観るのが、なによりも楽しみだったからです。浴槽に長く浸かっている時間だけ、その桃太郎の昔話がタイルから語りかけてくるような気がして、いつも幼い手のひらでその絵をなぞっていたのを今でも鮮明に憶えています。その時分の記憶は、浴槽の縁から、ずいぶんと無駄な時間だけを溢れさせていったのですが、私の想いのなかにしっかりと染み付いて残っていた美的な感覚でもありました。  こうした東京の昔ながらの銭湯に、熱く刺すような湯加減に身体を馴らしながら、ゆっくりと身を沈ませていくとき、わたしには自由な感覚と自由な時間が蘇ってくるように感じるのです。そうして時間が止まっていく。やがて鯉や金魚たちは、わたしの周りをぐるぐると回遊しながら、愉しそうに泳いでいくのです。流行や戯言なんかではない、ほんのいっときの癒し。銭湯、そこは、わたしにとって今も昔も、身近な極楽への入り口なのです。↑ 幻想的な夢十夜のイメージで、わざとぼやかして撮った写真で表現してみましたが、どうでしょうか?

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金町の名店 : 喝(かつ)

金町の名店 喝(かつ)

 さぁ~何か美味しいものを食べようと、いざ、意気込んでみると、大そう無難な結果で終わる店と、ビックリするほど美味しい店とがあって、その振幅数も、ジャンルによって、実に、まちまちなものです。



 店によって、うなぎも極端に味わいが違うけれど、《トンカツも、ケッコー違うわぁ~》、そう唸ってしまうような店に出会うことがあります。特にどこでも良い、つねに何でも良い、そういうスタンスでいるとなかなか違いが分からない。ここぞと決めて、とにかくこだわって歩く。突き詰める。すると何かが見えてきます。



アクセス : JR常磐線の金町駅、北口から徒歩7分ぐらい。ちょっと見落としそうなビルの2階に上がっていきます。此処を選んだのは、前回、とっても印象が良かった菩提樹系列店である柏の塩梅(あんばい)の、あまりの美味しさとサービス精神に感服し、同系列店として、その違いを味わってみたかった。



 《喝》のご主人は、修行時代に、柏の塩梅のご主人と、菩提樹に居た上に、小学校~中学校ともに同級生という、仲の良い間柄らしいのです。とんかつ屋を営むふたりが、その商売上で、似た感じなのか、否か、非常に、興味がありました。(このあたりは、喝(かつ)のHP参照のこと。)



* 営業時間は、昼時12:00~14:00まで、夜は5時からでしたが、昼時の営業が無かった時期もあり、そのつどチェックが必要なようです。もっとも、観たところ、食事よりも、酒を傾けてワイワイやれるような、居酒屋系スタンスの肌合いでした。
 特ロース170g=1790円(御飯と赤だし付きで、プラス570円=2360円)でした。高いですね。菩提樹系列ということで、なんとなく似通ったところ、油では、ごま油を少量混ぜている点、漬物が豊富であること、青しそ茶を振舞う点などがありますが、トータルとしては、独自の路線をひた走っている感が強い店でした。



 ご主人は、にこやかに調理されていましたが、なかなかに個性が強い店の構えでした。店内で、かかっていた音楽も含めて、どこか70年代風で、ひょっとしたら西荻窪に在ってもおかしくないようなそんな雰囲気が濃厚な店でした。どうと言われても、それはそう感じさせた匂いなので、おそらくそうなのです(笑)。
個人的な総評 : ☆☆☆☆ たしかに肉だけ食べれば、かなりの高水準なのですけれど、やはり柏の塩梅を経験してしまうと、コストパフォーマンスで《喝》の方が分が悪いかと思うんですよね。柏行くのも、金町も新宿からは同じくらいに不便ですからねぇ~。



 《喝》のほうが、目先の変わった一品、バリエーションも多くて、組み合わせもできるのですが、少し、料金設定が高すぎるように思えました。味噌汁でも、確かに珍しい味噌とはいえ、お替りが追加料金で200円っていうのもねぇ~。



 お新香やキャベツは、サラダバーみたいなのがあって食べ放題なのですけれども、取り皿が小さくて、暗に多く取れないようになってるところなど、ちょっとケチくさいところが見え隠れしていますね。



 ロースかつ◎ お新香◎ キャベツ◎非常においしい(特筆すべき) 赤出汁◎独特な名古屋の赤味噌で、クセが強いけれど他店では食べられない名古屋の味。具材も、なめことジュンサイ。 自家製ソース◎ 御飯◎(量は少なめ) パーツごとに見れば、どれも満点で、悪いところは無いように思えるが、値段は×ですねぇ。(まぁ、黙って、ランチのロースセット 1580円で満足できれば、それで好いという人もいるでしょう。)
 メニューでも、なんでも店主のこだわりというよりアクが、ガッツリ出ていて、それなりに面白い店だとは思います。



 ただし、当の料理は、日本食の蕎麦や天ぷらをヒントししていて、そんな感じにトンカツのイメージを安易に落とし込みすぎています。たしかに、蕎麦ツユに付けて食べるトンカツつとか、白醤油(これも名古屋独特の逸品)に大根おろし、生姜のしぼり汁というのも天ツユと変わらない訳で、おいしいけれども、これには、いささか?なマークが付きます。(料理に対する考え方とセンス全般がちょっと個人的に合わないと感じました。)



 なんというか創作に昇華されているのではなく、真似事あるいは単なるママゴトに留まっているのではとも思います。楽しさがあれば、良い、とにかく飲もうよという発想なら正解だが、トンカツを究めた店ではないとも思います。飲みに来て、頼んだトンカツが、めちゃくちゃ旨いよ!この店~的な路線を暗に狙っている気がします。それはそれで◎なんですけども。まぁ、そんな感想です。

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東日暮里 帝国湯-2

東日暮里 帝国湯 その2

コリアンタウンのなかの銭湯 : そう呼ぶと語弊があるかもしれない、私はこの町へ他所から来た人として来訪しているが、ここに住む韓国人は、もう立派な隣人であり、もはやこの町で営まれている韓国料理店やら関連のお店の数から、ここはコリアンタウンであるような気がしてくる。ここの銭湯が良いのは、使用している井戸水の水質が良いことと、やはり銭湯を銭湯たらしめているスペックの良さにも現れている。湯出し口に富士山の溶岩らしき風情を模したものがあったり、定番である金沢産の有田焼になる鯉や金魚のタイル絵がある。



 それに背景は、でかでかと富士山をあしらった、早川さんの描いたペンキ絵があること。そして、濡れ縁に出ると、実際に鯉が泳いでいる庭もあって、昔ながらの非常に和みの空間が残っている。庭の端にあるふたつの灯篭には、夕刻になると、いまでもきちんと蝋燭の灯りが燈されていた。ちょっとした心遣い、そんなところにも銭湯の良さを語るに相応しいエピソードかと思う。



 脱衣所に、飾られた季節ごとの花々や鉢植えなど、そういうところも見るべきポイントなのだが、見落としがちである。
桶が隅に積まれ、綺麗に掃除された銭湯。その一番湯に浸かるのは、また、至福の時間である。使い込んで年数は経っているけれども、そのつど洗われて、またピカピカに磨かれた床にも銭湯の良さが光っているのではないだろうか?



 東日暮里一帯は、まるで迷路のように外部からの侵入者をときに拒むような趣きがある。駅から近い路地には、忽然と雲翠泉という銭湯がある。こちらの方がおそらく昭和初期の出桁造りの古い建物に属しているのだろう。今回は、時間に余裕が無くて、訪れなかったが、10年前のメモには、九谷焼のタイル絵がカラン上部にもあり、湯舟からは庭が見えるつくりになっていると記載されていた。



* この帝国湯は、温泉ではありませんが、井戸水&薪使用のすばらしいお湯です。そのお湯のすばらしさは、都内でも屈指のもの。


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東日暮里 帝国湯-1

東京残照 銭湯記 第7話



東日暮里 帝国湯 その1

 いまから、もう何年前であろうか?手元の日記を見ると、1995年6月17日と記載されている。『 三河島の駅を降りて、下町然とした迷路のようにくねった町並みを抜けて、昔ながらの造りの銭湯である帝国湯に、ようやくと辿り着いた。 』 そのような口調で、その際の来訪を克明に記していた。



 1990年代に入ってから、町中に普通にあった風呂屋の煙突が次々と姿を消していった。風呂屋稼業が辛く、実入りが少ないことを嘆いて、広い敷地を売って、マンションに建替え、そのタイミングで廃業してしまう銭湯も多くなっていた。



 町から、いずれなくなってしまう銭湯の姿に、子供の頃から馴染んできた楽しい想い出を奪われていくようで、寂しかった。なんとしても、全部、無くなる前に少しでも、自分の記憶に留めて置きたい、そう思い立って、東京から横浜、千葉に至るまで、いたるところの銭湯を巡ってきたものだった。



 そのとき慌てて巡ったおかげで、もう廃業してしまった銭湯のほうが先頃は多くなった。それでもまだ、町中では、ひとびとの心をつないでいる素晴らしい銭湯が数多く、健在であるという。
 銭湯には、銭湯の良さがあり、その形式上の約束事みたいなものが子供の頃から気になっていた。わたしのなかで温泉はどうでも良くて、東京人として、やっぱり銭湯が自分の愛する終の棲みかであろうかと思う。熱い浴槽に足を伸ばしたときの極楽感こそが、自分の体験として幼い頃から肌に身についてしまっている。



 数々、巡ってきた銭湯のなかで、やはり想い出深かった場所も多々在った。その記憶の中から、10年以上経った今も、なお、煙突から黒い煙をもくもくとさせて頑張っている銭湯を訪ねてみようと思っている。



 まず、とっかかりは、自分が一番好きだった銭湯。残念ながら、白金の金春湯も高円寺の鶴の湯も、今は無いのだが、東日暮里の路地裏に毅然とした姿で、その背筋正しき営業を続けている帝国湯について、2~3語ってみることにしよう。
 この銭湯を初めて訪れた時に、番台で80歳になる、お婆さんに良くしてもらった。そして90歳を越えた今でも現役で番台に上がっていることを知って、またまた驚いてもいる。かくしゃくとした、と謂う表現が似合うわけであるが、それを映してか知らないが、この銭湯もまた、長い歴史に裏打ちされているけれど、同様に、決して、撚れていない。



 よれていないとは、悪い言葉では、くたびれてないこと。つまり旧かろうとも、ちゃんと現役のまま、使い込まれていて、活きていて、すばらしいのである。それは銭湯の粋を集めて、なお、賞賛に値するものであった。



 この銭湯が特別であるのは、水が素晴らしいからである。地下、100メートルくらいであろうか、井戸水100%で、毎年の水質検査でも、未だにパーフェクトのまま、飲用水としても使用可のお墨付きを得ている自慢の水である。



 その自慢の井戸水100%を、初めの口開けの頃、炊き出しで薪を使い、その後は都市ガスで炊いている。浴槽は下町仕様で、熱いが、身体の芯まで温まる。昔ながらの薬湯=實母散の湯もあって、これも良く効く。へたな温泉よりも、効能は、もちろん大である。

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南蔵院 しばられ地蔵尊

東水元 業平山 南蔵院 しばられ地蔵尊

アクセス : JR常磐線 金町駅南口からバスで戸ヶ崎操車場行き、10分ぐらい、岩槻街道沿いで、しばられ地蔵前で下車し、徒歩3分。



歴史 : 1348年、葛飾郡 小梅、隅田河畔にあった在原業平塚の傍らに草創されたと伝えられています。その後、三代将軍であった家光が業平天神を勧請し、本所に移転されました。幾たびかの火災で焼け落ちましたが、その都度、再建され、昭和二年に、この地、東水元で聖徳寺と併合される形で最終的な安住の地を得たわけであります。


なんと言っても、目を引くのは、縄でグルグル巻きにされたお地蔵様ですね。後に脚色された話ですが、大岡裁きがあった際に、盗賊の件で、この地蔵尊も縄で縛られてお裁きを受けたところ、みごとに盗まれたものが還り、盗賊も捕まえられたとの伝承があり、古くから庶民の厚い信仰を集めていたとされています。



しばられ地蔵尊 : 石立像で1701年の建立とされています。諸願成就、盗難除け、に幅広くご利益ありとされており、祈願のときには、地蔵尊を縄で縛り、大願成就の際には、その縄をほどくとされてきました。



 毎年、暮れの12月31日、境内では《結びだるま市》が元日と両日にかけて執り行われますが、その際に、いったん、全ての縄が解かれて、地蔵様は姿を顕わにします。まだ、1月だというのに、こんなにも多くの縄が巻かれていて、こんな状態だったら、12月には、どんな姿になってしまうのでしょうね?



 自分が信仰している虚空蔵菩薩は謂わば天空を象徴するもの、それと対照的なかたちで、この地蔵尊菩薩とは、大地に基づいて、その恵みを現世利益的にもたらすものとして庶民に古くから親しまれたものです。
境内の一角には、休憩所が設けられていて、お茶を飲むことも可能になっています。とっても広々とした境内で、綺麗に整備され、気持ちが良い、気の流れの良いお寺で気に入ってしまいました。お寺の裏手は、もう水元公園なんですね。その豊かな水元公園周縁の散策も含めて、非常にゆったりとした気分を満喫しました。地味ですが、とてもオススメのパワー・スポットですね。

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momoneko0725

Author:momoneko0725
とうきょうの美味しい食べ物や東日本にある温泉地の紹介です。

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