スポード・ブルータワー
スポードのブルータワーで お気に入りのラプサン・スーチョンを飲むひととき。
もう何年か前、荻窪のアンティークショップに通っていた頃、ふと見つけたのが、このカップ&ソーサーだった。イギリスのものなのに、どこかオリエンタル調な雰囲気に惹かれ、主人に聞くと、1920年代~30年代の古さのものには違いないが、貫入があり、実用的にはどうなのか?という不安もあったが、気に入ったので購入したものだ。
アンティークや骨董は好きであるが、由来などはあまり気にしない。真贋は気になるが、自分の目で見て、判断して、特に惹かれるものだけを購入する。このカップ&ソーサーも絵柄が妙に気に入ったために連れ帰ったのだが、それが英国の四大窯のひとつ=スポード・コープランド製のブルータワーという定番シリーズであると認識したのは、ごく最近になってからである。 たぶん、ソーサーとカップは微妙に違うものかもしれないが、とりあえず気にしないでおく。スポードは、中国から渡ってきたボーンチャイナの技術をイギリス人がアレンジして、高級な磁器へと高めた功績がある会社だということだ。
18世紀の伊万里の影響から、その文様を移し替え、ヨーロッパ調に馴染ませたこれらの作風を、スポードのなかでは、ブルー・イタリアンと呼び馴らしているらしい。
まあ、そんなわけで、お気に入りのカップで、お気に入りのラプサンスーチョンを飲んでいる時には、至福の時間が訪れます。イギリスでも、最初に中国からもたらされたお茶は、緑茶だったということ、そんな想いを馳せながら、イギリス人たちに中国茶の神秘をインパクトとして伝えたラプサンを飲んでいます。
もう何年か前、荻窪のアンティークショップに通っていた頃、ふと見つけたのが、このカップ&ソーサーだった。イギリスのものなのに、どこかオリエンタル調な雰囲気に惹かれ、主人に聞くと、1920年代~30年代の古さのものには違いないが、貫入があり、実用的にはどうなのか?という不安もあったが、気に入ったので購入したものだ。

18世紀の伊万里の影響から、その文様を移し替え、ヨーロッパ調に馴染ませたこれらの作風を、スポードのなかでは、ブルー・イタリアンと呼び馴らしているらしい。

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