FC2ブログ

箱根の造成温泉

 さきごろの台風で、箱根町に、短時間で、すさまじい勢いの大雨が降ったらしい。そのため、がけ崩れなどの被害によって、一部、温泉の供給がストップされているとの報道がなされています。



 テレビなどの報道も、ちょっと説明不測の行き過ぎで、箱根全体の温泉に被害が及んでいるようなイメージを抱かせてしまうので、考え物です。



 今回、被害を被ったのは、一部の地域の状況です。それも、あわてるのには訳があって、湧出している正真正銘の温泉ではなく、温泉の湧出が無い場所に、温泉を人工的に作って供給している、そんな施設が地すべりで流されてしまったと、イメージすれば良いかと思います。



 箱根の温泉は、歴史が古く、さまざまな場所で、違った源泉を引き湯しています。一般的に、大涌谷、強羅、仙石原などでは、一部を除いて、温泉が出る土地柄ではないようです。



 そのため、考え出されたのが、大涌谷の噴出水蒸気を集めて、地下水と合体させて、人工的に温泉にしてしまうという=噴気造成泉でした。一見すると、あの硫黄の匂いのする温泉が、大涌谷や早雲山の地中から湧いているような錯覚から、本物の温泉のような気がしていたのですが、かなり前から、そういう造成された温泉を供給することで、箱根のイメージを作ってきているんですね。



 このような造成温泉の供給過剰が、むしろ、強羅や仙石原にむやみに保養所などを造成させてきたような気がするのですが。個人的には、今回の災害は、地元の皆さんには大変でしょうが、造成温泉を含めて箱根という古式ゆかしい温泉へのある意味、そのスタンスを考えさせる良いきっかけ、その先駆けの警鐘のような気がしてなりません。



 たとえ造成温泉であっても、供給会社が、そうした温泉を集中管理することによって、地域の発展に寄与するとみなすべきか、本来の各旅館の自家源泉のみにたよった、規模は小さいが理想的な湯治場を守るのか?



まあ、ちょっと、今回の事件で、いろいろと箱根の事情の裏側を垣間見た気がします。とにかく、箱根全体の再度、活性化を願ってやみません。

続きを読む

スポンサーサイト



マラウイという国のこと。

 マラウイと言う国があることを知ったのは、ほかでもない、その国から採れたとされる墨のように黒い水晶を見たことによる。地図を見せられて、隣国の名前は知っていても、マラウイだけは、思い浮かばない国のひとつであった。



 サハラ沙漠以南のアフリカでも最貧国のひとつに数えられ、エイズの死者が、とりたてて多い国であることも、わかってきた。一時間に、10人もの人がエイズで亡くなっているという。



* マラウイに関する、より生きた情報は、『 地球に乾杯! NGO』というホームページに連載されている=小林由季さんの『 マラウイ徒然 』に詳しく書かれているので参考にしていただきたい。



 石を手にすると、不思議と政治的な困惑が思い浮かぶことが多くなってくる。以前に、クンツァイトという石を磨いてもらった際に、できあがった石からは、あの9.11のビルに突っ込む飛行機と黒煙のイメージが真っ先にイメージに鮮烈に浮かんできた。



 その石の産地を、聞かされたとき、唖然とした。アフガニスタンだというのだ。それも、それで、けっして偶然ではない。人類が、共同で、社会と言うコミュニティーを形成し始めたころから、鉱物資源との付き合いは始まっているのである。



 それとともに、資源を支配できるものが、言わば、支配層となっていくことも、ごく自然の成り行きだったのかもしれない。アフリカは、依然として貧しいとされている。



 ダメな政治こそが、その腐敗の色合いを強めているのだとされるが、それ以前に、何がしかの鉱物資源が産出される地域を抱えた国には、必ずといっていいほど紛争も抱え込んでいる、それが貧困も抱え込んでしまっているから、ますます雪だるま式に、大きな要因となって、逃げ道の無い円環を閉じてしまう。

続きを読む

水晶と色石のちがい

 ごく一般的に、石好きの、良くあるパターンとしては、水晶の透明感が好きで、そればかりを集めるか、色石が好きで、その多彩なバリエーション=多様性に迷い込むか、そのどちらかであることが多い。



 私は、個人的に、水晶に惹かれることが少ない。もちろん、すばらしいものと出逢ったことは何回もあるが、それまでである。いっぽう、色石には、その興味が尽きない。鉱物全体からすれば、水晶以外のほうが多いことは確かであるから、勢い、見かけが豊富なものを探索したいと思うのである。



 でも、よくよく考えてみると、水晶に惹かれ、惹き込まれ、飲み込まれてしまうひとびとの感覚は良くわかる。色石には、その種類の中であれば、おおよそ、その多様性といった振れ幅が比較的少ないのである。分かり易く言えば、このラピスであっても、あのラピスであっても、そこにグレードが存在しようとも、石の本質としてみれば、それほどの大きな違いは無いように思える。



 でも、水晶は、どれもこれも、全く同じように見えて、どれも個性は違うのであり、どれもONE&ONLYであることが、掴みとりやすい。ということは、水晶には、おそろしくバリエーションが存在しており、それを確約するためにも、さまざまな水晶を求めてやまない、という事態に陥ってしまうのだろう。



 ひとつとして、おなじものがないという水晶の魅力にかき立てられる人は多い。最近、ヒマラヤ産の水晶を、たくさん見る機会に恵まれた。スモーキーなもの、ミルキークォーツなもの、なかにはエレスチャルまであった。



 そこで思ったのは、我々が普段、目にしているものだけでヒマラヤ水晶をイメージしているだけ、にすぎないということ。ここが、大事で、水晶が採れる以上は、もっと目に触れない、さまざまなパターンの水晶たちが眠っていると言うことなのだ。



 肝心なのは、まさに、そういうことだ。透明感があるものだったり、緑泥石やルチルが入った水晶だけがヒマラヤではなく、それ以外を含めてヒマラヤだということを認識すべきだ。そういうことを知っていること、と知らないことでは、大きく何かが違う。



 物事を、自分が知っている範囲内だけで、断定しようとすることは危険である。知らないと言うことを、いかに謙虚に認めれるか、それが解って来たとき、豊かさといったものに遭遇できる気がする。



続きを読む

くらぶち相間川温泉・ふれあい館③

くらぶち相間川温泉 ふれあい館



泉質 : ☆☆☆☆ (見た目のインパクトに反比例して、お湯の効能に即効性は無いと思われる。その点では、前橋ゆーゆ、の方が、はるかにその効能性が強い。東京だと、足立の明神の湯が近いです。ゆっくりと、浸かっていますと、足腰に、非常に良く効き目があることがわかりました。上部のチャクラには、まったく反応がありません。エネルギーの質が、身体の深くに浸透するタイプなので、じっくりと浸かって、グランディングしたり、身体の芯から温まることが可能です。血流の循環がよくなるので、深い睡眠が可能となり、疲れが取れます。皮膚へのあたりがよく、美肌系です。アトピーにも有効です。成分が濃い割りに、ピリピリ来ないので、皮膚に負担は少ないです。足湯も最適でしょう。



 源泉が熱いため、加水しています。それでも薄まっているという感じはしません。ちょっと温度は低めで物足りません。でも、これ以上熱いと、おそらくのぼせるかもしれません。) 施設 : ☆☆☆ (温泉は、よく温まるので、休むための腰掛があれば良いのですが、そのため、一度、浴室を出て、休憩室で休んでから、再度、入浴を繰り返していました。いまごろですと、赤トンボが沢山舞っていて、とても環境も良く、空気が綺麗で、素敵な温泉だと思います。囲いというか、塀が低くて、外からけっこう見えてしまいます。外部の景色を見せるというのと、外から覗きやすいというのは、どこで線引きするかが、難しいですね。塀が低いおかげで山並みが見えて、程よい景色ですが。





 さて、常連さんの話では、来年度に高崎市に倉渕村自体が、吸収合併されて、この無料バスも、ゆくゆくは有料になるそうです。高崎市内のかたは、おそらく、他の温泉施設に流れるだろうと言ってました。これ以上のクラスの温泉は、いくらでも探せば、群馬にはあるからね、という話し振りでした。)



* この温泉は、つねに混んでいて、大人気だそうです。私が訪れたときは、稀に見る空いている日だったらしいです。ごらんの通り、赤茶けた湯を、独り占め状態です。

続きを読む

くらぶち相間川温泉・ふれあい館②

群馬の温泉=その底力を見せつけた、やけに濃厚な色合いの温泉 

    倉渕相間川温泉・ふれあい館
 こんなに濃い色合いの温泉、いきなり出合ったら、当然ビビりますよね。足もとすら、見えないんですから。見かけの濃さでは、ピカいちではないでしょうか?



 しかも、色だけじゃなくて、味も濃厚です。まず、塩分が強すぎて、辛いと同時に、苦い感じで、とうてい飲めません。というより、舌先がピリピリしてしまいます。



 匂いも、強烈で、群馬の温泉に特有な、ガソリンのような揮発油系の匂いがします。テルメ渋川で体験済みの香りです。セメダインを使用中に香るような、そういう系統の臭いです。でも馴れると、この香りのする温泉が恋しくなります。 内湯は、若干の濾過(たぶん沈殿の末、上澄みだけをフロー)と加水がなされており、光の加減によって、緑色に濁ったような透明の湯です。ぬるいです。鉄分を含むため、床が赤色化しています。鉱物の話でいえば、まさにリモナイトそのものが湯に溶け込んでいると言った感触ですね。



* 温泉は、この、ふれあい館と、源泉のもとがある、隣の、総合福祉センター内のせせらぎの湯にも、同様に引かれています。せせらぎの湯は、老人ホーム的な意味合いの強い福祉施設で、どちらかといえば村民専有の施設ということで、村外者には、平日の開放はしていません。料金も村外者には、700円課せられます。

( つづく )

続きを読む

くらぶち相間川温泉・ふれあい館①

榛名山周縁の温泉へ。 その1 

     倉渕村 相間川温泉 ふれあい館は、とても濃い温泉!




 アクセス :倉渕村とは、榛名山をはさんで、東側が有名な伊香保温泉で、その西南側に位置し、長野新幹線だと、安中榛名というのが最寄り駅です。



 北の山越えれば、草津へ、西の山を越えれば、もう軽井沢というような、けっこう奥まった不便な場所にあるのです。そんな不便な場所にもかかわらず、楽に行ける方法を見つけました。



 倉渕村は、村営の宿泊滞在型都市農村交流施設として、倉渕村クラインガルテンという、手づくり村を創案しました。



 実は、この辺鄙な田舎村も来年は、高崎市に吸収合併の憂き目にあってしまうそうです。それまでの間、高崎市が、交流バス=ぐるりんを、何と無料で走らせているのです!



 日に、2便だけの往復ですが、JR高崎駅西口から、片道1時間以上もの距離を、無料で送迎してくれるのは非常に感謝としか言いようがありません。しかも、ぐるりんを乗車利用した場合は、温泉の入場料が、500円⇒310円に割引になるのです。こんなお得感に充ちた、旅になろうとは思いませんでした。 倉渕村は、はっきりいって、山あいの何も無いところなのですが、そこにドイツ風の家庭菜園、つまり都会の人たちに農園を提供して、農作業などの体験学習をしたうえで、屋外でバーベキューをしたり、ログハウスに宿泊したり、温泉につかったりという場を提供するというものでした。 その中核施設となるのが、この農林漁業体験実習館=ふれあい館なのです。体験学習館の建物は、ログハウス風で、天井が高く、食堂も、くつろげる感じです。環境の良さといい、素朴で親切な職員、すべてにおいて、好感触です。 何といっても、隣は横川=峠の釜飯のふるさとですから、この食堂のメニューにもあります。でも、今回は、山菜そばを食べました。(メモ: 高崎駅構内に在る、たかべん(高崎弁当)の駅ソバ・スタンドのラーメンとソバはどちらも美味しいです。) (つづく)

続きを読む

山手の異人館

横浜山手の異人館



 山手の尾根道=山手本通りには、異人館が並ぶ。異国情緒溢れると、表現される洋館が立ち並んでいる。市が保存しているものもあれば、民間で商いをしている洋館もある。観光客が多くて、せせこましい感じがするのだが、どこか、のんびりとした時間がここには流れていて、やっぱり独特な町並みを魅せてくれます。  山手234号館。ここ山手は、東京なんかで言うと、麻布に近い地形なんですね。麻布は古川っていう川沿いの低地から、急峻にせり上がった台地の上にある、お武家さんの街から、大使館やら外国人たちの町になっている。山手の台地も、港のゼロメートル地帯から、急に坂道で繋がっていて、ほんとうに猫の額ほどのフラットな台地で、幕末に外国人居留地として宛がわれた土地。 いちばん好きな建物は、エリスマン邸かな。元町公園と一体となって景色の一部として溶け込んでいる感じが、たまらなく好きですね。内部には、喫茶店もあってくつろげます。フランク・ロイド・ライトの助手をしていたこともあるという、日本近代建築の父として有名な=レーモンドさんが設計した建物です。この先には、良くコンサートなどやってるベーリックホールもあります。

続きを読む

カンクリナイト

カンクリン石(カンクリナイト)



 黄色い石というのは、珍しい。あまり種類がないように思える。もっとも有名なものは、温泉の湯の花でなじみ深い=硫黄(サルファー)かもしれない。



 この石は、そんな黄色い外観の石である。黒い部分が、バイオタイト(雲母)になる。この石は、ロシアのウラル産であるが、世界各地でも、採れるようである。1839年、発見時に、カンクリンというロシアの大臣に因んでつけられた名前である。



 もっとも親族に近い関係ということになると、このアフガナイトということになるらしい。

続きを読む

横浜のフランス山

フランス山



フランス山、なんて素敵な名前なんでしょう!でも、妙な感心は禁物です。幕末に起きた生麦事件を契機として、フランス軍が駐屯地として選んだのが、この場所でした。お隣の港の見える丘公園がイギリス軍の駐屯地跡でした。実は、フランス軍が駐在した軍事基地的な意味合いもあった場所なんですね。



山手は、丘の上だったので、幕末には水道が来ていません。そこで、井戸水を揚水するために建設されたのが、このような風車(これはレプリカなので本当はもっと立派だったそうです。)なのですね。フェリス女学院にも、このような風車があったそうです。風車と言い、異人さんといい、教会といい、やっぱり横浜は当時、かなりの異界だったのですね。

その歴史がかかれたプレートです。 小高いフランス山の木漏れから覗かせた、マリンタワーの雄姿。ここは隠れた絶景ポイントですね。

この先、山下公園の港湾地区へと続くのが、通称:フランス橋です。この辺は、ひじょうに景観が良く横浜らしいところです。



 フランスは、幕末に慌ただしく、アメリカ、イギリスなどが通商条約を結んだため、ちょっと遅れを取ってしまいました。しかも、駐留のフランス人も数少なく、パワーは弱かったのですが、石鹸、クリーニング、ガス灯、製鉄所などの製作に寄与しています。イギリス軍が、侍たちに軍事演習を教えることを渋った際に、進んで陸軍演習を手伝ったそうです。



 意外に、フランス的な香りがするのは、フランス人が、諸外国の商業ベースでの活躍に焦って、文化面でリードしようと目論んでいたからかもしれません。

続きを読む

シャーマン・ストーンなど

シャーマンストーンと フォスフォライト



自然の造形美? ごく自然に丸い形になった鉱物。

 右側が、通称:シャーマンストーンと呼ばれる=モキ・マーブル。ユタ~アリゾナ州の国境付近の地層から採れるもので、その年代策定は、ジュラ紀=1億年以上も前とされている。砂岩を中心(核として)に、周りをへマタイトがコーティングしている。地層の風化に任せ、地上に転げ出たものが、さらに風で磨かれ、このような姿になっていったのだろうと推測されている。 

 

 火星にも、このような鉱物があるとの記事を見たことがあったが、本当であるのか、わからない。ナバホのネイティブたちは、昔から、その存在に気づいており、おはじきのようにして遊んでいたという。シャーマニックな使い方をしていたというが、ネイティブに関する興味は、商業主義に基づいた欺瞞的言説、すべからく白人の捏造であることが多いので、いっさい信じられない。



 一方、左の丸いのは、フォスフォライトとよばれる、炭酸フッ素アパタイトの塊(ノジュール)とされる。この丸い泥団子を割ると、放射状に構成されているのがわかる。

続きを読む

プロフィール

momoneko0725

Author:momoneko0725
とうきょうの美味しい食べ物や東日本にある温泉地の紹介です。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
桃猫温泉三昧
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR