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アストロフィライト

アストロフィライト(ギリシア語で、星葉石)



 アストロファイライトは、ロシアで採れる魅力的な石です。タイプ的には、左の毛虫がたかっているような薄茶色のタイプが多くて、ほかに右端の黒っぽい母岩に入ったものや、奥のユーディアル石のなかに混ざって入っている場合も多いようです。



 ロシアのコラ半島で採れる石全般に言えることかもしれませんが、とても複雑な化学式の構成をしている石みたいです。含まれる元素にも、ニオブ、タンタル、チタン、ジルコンなんて、あまり聞きなれないものも含まれています。だから、みかけも、中身も、ちょっと個性的なんですね。



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古書市の攻略術-2

古書市の攻略術ー2



1. 年数回、デパートなどで開催される、大きな規模の古書市は、事前に参加団体によって目録を発行しています。できれば、事前にチェックして、そのラインナップに目を通しておくことも大切です。



 何か、蒐集していたり、探している本があれば、目録により予約して、抽選によって、会場でその本を受け取る形になります。珍しい本や貴重な本などは、すでに、開場する前に、蒐集家たちの手に収まっている場合が多いものです。



 とくに、ジャンル的に自分が求めていそうな本が多いと察した=古書店には、古書市が開催前に事前にコンタクトを取り、目録外の本も、当日、会場に持ち込んでもらうという荒技も、試してみると良いでしょう。



2.デパートで開催される古書市は、それぞれ縄張りがあって、参加グループが違っています。何回か、足を運べば、それが、どのような特徴を持った市場であるか、何となく判断がつくようになってきます。個人的には、新宿・京王デパートの参加団体が、一番レベルが高いと思います。ただ、デパートゆえ、値付けは、高いと思います。



3.自分に、特定の探書があれば、その専門店をチェックすれば良いのですが、古書市の良さは、自分が関わっていないジャンルの本も並ぶことで、非常に選択肢がひろがるという点が特徴的です。もちろん、一回で、何店舗も回ったかのような、合理性も手に入れられます。

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巣鴨の天然温泉・SAKURA

東京・染井・天然温泉=SAKURA



 6月29日: 巣鴨駅前から、徒歩10分ほど入った駒込の閑静な住宅地、東京スイミングセンター敷地内にオープンしたての天然温泉施設です。東京スイミングセンターといえば、あの北島康介選手が所属している名門らしいのですが、経営母体は、天○教団だそうです。(文中一部伏字) 住所は、駒込ですが、染井墓地が近いこともあって、桜をテーマに作られているそうです。ごらんのように、エントランスだけは、和風庭園風な植栽に凝った作りですが、内部の施設は、機能的には、いまいちです。



泉質 : ☆ (近隣にある:板橋温泉スパディオや、東京温泉ラクーアと全く同じような強塩泉でありながら、成分的にやや薄めたような感じです。48℃で、450L(分)の高張性高温泉と謳っていながら、濾過やカルキ投入のため、泉質が変質してしまっているようです。残念。温泉は、屋外にある岩露天風呂だけです。)



施設 : ☆☆ いま流行の、こじんまりとしたデザイナーズ銭湯風ですが、いまいち中途半端なお金かけた高級感が、この施設の妙なところです。とくに、温泉施設としてのこだわりに、いまいち欠けます。サウナは良いです。



料金 : 1200円 (ちょっと高い)



アクセス : ☆☆☆☆ 山手線の駅前からすぐ行ける温泉って、すごく画期的だと思います。いままでなかったタイプです。 巣鴨北口から徒歩10分。30分おきに、北口ロータリー前から、紺色の送迎マイクロバスが出ています。 これは、初見のロックシステム。フロントからもらったキーをネジのように差し込んで、回すだけでキーロックできるという、優れもの。とかく評判悪い100円投入式に代わる、新しいシステムだが、ロッカーナンバーとキーナンバーに整合性がないので、忘れたらアウトだ。

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古書市・攻略術-1

古書市の攻略術-1



1.とにかく、会場が広くて、目を通さねばならない書物の量が多く、人混みを掻き分けることが多いので、自分のペースがかき乱される。たくさんある本のなかで、他人と探しているものがダブる場合は、ほとんどないと考えましょう。



 もし、万が一、欲しい本がなくても、流通している限り、どこかで出会えるはずなので、自分のペースに基づいて、気楽に、かつ慎重に目を配りましょう。



2. まず、広い会場を一巡りして、自分の得意分野が多く集まっているゾーンがどこにあったのか、を見極めましょう。と、言いたいところですが、体力と注意力を考えると、それは決して、利口なやり方ではありません。



 ひととおり、会場を巡る中で、ある特定のゾーンとか、特定の店に、自分が持ってる本が一冊でもあったり、興味がありそうな分野の本が比較的、固まってあったりしたら、そこだけは注意深く、探索ポイントにしてください。



3. 広い古書市の会場でも、ひとが比較的、疎らなゾーンと、異様に混んでいるゾーンがあります。一見すると混雑している場所も、単に、そのゾーンに良い本が集まってるからというケースは少なくて、何か、人の流れを制約する要因があるからの場合が多いです。

(= これは、まさに高速道において、渋滞の始まりと同じような要因と思われます。)



 その混雑しているゾーンには、探書ではなく、戦前のポスターや葉書などに群がる蒐集家が殺到するために、流れが著しく阻害されていたり、通路が、そこだけ狭かったりと、何らかしらの理由があるのです。



 どんなに混んでいる会場でも、少しずつ、客が流れていきますから、だから、混雑ゾーンに果敢に挑むより、まず閑散としているゾーンから、着実に周っていくことも得策です。



 そもそも、広い会場内に、優れた古書店が、満遍なく、点在していることは、まず、ありえません。ある法則性があって、その分布にはある偏りがあります。常時開催される古書市なら、毎年、参入している古書店の位置は、だいたい決まっています。



 たとえば、それが左半分のエリアだと、経験や、直観で解れば、左半分からトライして、流せれば、勝ちになります。効率よく、見回ることが大切なのです。

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クロコアイト

クロコアイト(オーストラリア・タスマニア島・ダンダス鉱山産)



 この紅鉛鉱に含まれている成分は、鉛、亜鉛、硫黄、クロム。非常に危険なラインナップである。こればかりは、いつも、ビニール袋に入れて、保管している。この石から、初めて、クロムという元素が発見される元となった。



 外見が、ごつごつしているので、てっきりクロコダイル肌と思いきや、名前の由来は、KROKOSで、サフラン色(クロッカス)に、ちなむという。その毒の部分も含めて、また、私らしい石だと云われそうである。

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無絃琴

無絃琴

 

 内田百閒の文集名に、無絃琴と題されたものがあります。むろんこれは、晋の時代の詩人である、陶淵明の故事に基づく、『琴を弾ずるは、琴を聴くに若かず、古に云う、但、琴中の趣(おもむき)を識れば、何ぞ絃上の音を労せんと。』を、それとなく意識している、素敵な題目の本だと思われます。



 内田百閒宅で、版画家・谷中安規が、琴に向った先生を写生したいというので、招いたところ、あいにくと、弦が切れたままの素琴しかなく、かといって、新しく絃を買い求める金もなく、そのままで徹した、というエピソードです。



 この無絃琴の版画は、百閒と安規という、いわば、趣の違った飄逸のぶつかり合いによってコラボされたもので、そのなかに、独特のおかしみが漂っていて、大好きな作品のひとつです。

 陶淵明の無絃琴は、絃の張られていない(=音が出ない)琴であるからこそ、そこに音を聞くことが可能となるということです。音を、ただやみくもに、一心不乱に聞こうとしては、一切其処から琴の音色は聞こえてこないということです。



 石に対する、心構えもまた、同じように思えます。石の声を、真剣に聞こうとすればするほど、心から、石は、遠ざかっていくのです。石は、ただ、此処にあって、石の在るがままを伝えているのです。だから、それに正直であればよいだけなのです。



 いいかえれば、無粋(無骨=てんこつ)な人間は、どう生まれ変わっても、無粋なままであるということの証となります。



 琴中の趣とは、琴を前にして、いかに弾くべきかなどと、自分に伺いをたてることですらないのです。そこに、琴があり、琴は弾かずとも、美しい調べを奏でており、その音に、酔い楽しめれば、それで事足りるのです。

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梅家塢・龍井を味わう。

龍井を味わい尽くす、これぞ本懐!



 梅家塢は、龍井の代表的な銘柄のひとつです。清香系の獅子峰龍井と比べると、味的にしっかりしていて、クドいのが特徴です。少し、スモーキーな味わいといっても良いかもしれません。とにかく、独特のテイストです。



 右側から、摘み始めの、初日摘み(新茶)、3日目摘み、6日目摘みの茶葉。よく比較しないとわからないのですが、初日摘んだ葉っぱが最高級のランクで、人間の赤ちゃんのように、ぷっくらしていて健康そのもの。真ん中が、良く店で出回っている最高級ランクのもので、4~5歳のやんちゃ坊主くらいの感覚、少し茶葉は痩せてるようにシャープに見えます。茶葉の品質は、そこに含まれる成分&栄養分の構成比により、初摘みより3日以内でないと、そのおいしさは半減してしまいます。とても、シビアです。だから、新茶の初摘みには、希少性と気品が宿っています。



 右側より、初日の初摘み、2日目、3日目、5日目、7日目の抽出後の水色の写真。とても、微妙的なのですが、簡単にいいますと、早い日にちに摘んだもののほうが、透明度が高く、色は黄色です。摘むタイミングが、遅れるほどに、葉っぱの成長が大きくなるので、葉緑素等の雑味が増えて、濁り、色は緑色が濃くなります。通常、龍井は、樹から一週間くらい、毎日摘むのですが、中間の4日目ぐらいになると、色は、黄色と緑が合わさって濃い色となります。



 龍井の味わいは、非常に微妙で、朝摘み、曇っているために午後摘み、では味が変わってしまいます。摘む日にちによっても、その畑がある、山の環境によっても違います。

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輝安鉱ー4

輝安鉱(スティーブナイト)物語



 どこまでも、この鉱物に惹きつけられていくのは、いくつかの理由があるようだ。まず、その外見、シルバー・グレイもしくは、プラチナともいえる銀白色の光線を持った鉱物が、あまり身近に無かったからである。



 次に、この鉱物を嗅ぐと、うっすら硫黄の匂いがする。それも、そのはずで、硫黄とアンチモンの化合物であるからです。アンチモンは、非常に毒性の強いもので、人体にも有毒な元素なのですが、それゆえ、古来から人間と付き合いが古くて、もちろん、ヨーロッパでは錬金術師の憧れの的であり、中国では神仙術に欠かせない鉱物であったし、エジプトでは、クレオパトラも愛用していたといわれている=まゆ墨やアイシャドウの原料となって、古代ギリシアや古代アラブの人々が愛用してたらしい。



 さらには、アンチモンの毒性は、お茶に含まれるタンニンによって、解毒されるというのも、親しみを覚える理由かもしれない。アンチモンは、半金属と呼ばれ、半導体に近い性質を有し、シリカやインジウムを混ぜたものによって、半導体を形作っている。



 元素記号のSbは、ラテン語のSTIBIUMからきているという。輝安鉱は、つくづく見惚れるほど美しく、神秘的、やっぱり鉱物の王様、果物で言えば、ドリアンみたいなものかな。



* 情報の伝達性・保持・流通性。阻害要因の断絶、廃棄。

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ポートレート・オブ・ジャコ

 ウェザー・リポートが、マドリッドでのコンサートだった、ある日、JACOは、ベンチに腰掛け、ザヴィヌルに面と向って、真顔で、こう語ったという。 『知ってるかい?俺は、35歳までは、生きない。』



 それから、10年後、ザヴィヌルは、コンサートで、再び、当地を訪れた際に、何故か、同じベンチの前を通りかかることとなり、そのとき、ふと、ジャコが投げかけた言葉を、想い出していた。



 虫の知らせとでも言うべきだろうか、そんなデ・ジャブにも似た思いを、ザヴィヌルが体験をしたとき、ジャコは、その時、すでに、こん睡状態で、病院に運ばれていたという。

( B. ミルコウスキー:ジャコパストリアスの肖像より。一部、改作)



 音楽雑誌の写真ページ、その巻頭に、ジャコの遺児である、フェリックスが、亡き父を髣髴させるようなルックスで舞台に立ち、ジャコさながらのベースをプレイしている姿が躍っていた。2005年・6月:ニューヨークにおいて、JVC JAZZ FESTIVALが開催され、そこでオールスターラインナップでのトリビュートコンサートが行われたとのことだった。



 ジェフ・バーリン、オテイル・バーブリッジ、スティーヴ・ベイリー、ヴィクター・ウッテン、ジェラルド・ヴィズリー、リチャード・ボナ、ウィル・リー、クリスチャン・マックブライド、マシュー・ギャリソンに、息子である=ジュリアス・パストリアスがドラマーとして参加しているという豪華な布陣であった。



 ジャコは、いうまでもなく私のHEROのひとりであると同時に、あの悲惨な結末によって、しばらくは、彼の音楽から遠ざかってしまった程だ。そして、いまでも、彼の死後に発売されたであろう膨大な量の作品を手にすることは無い。悲しみを、あえて誘うのは嫌だから。



 彼の死後、彼の名声は高まるばかりだ、ここに彼の遺児たちが、あたたかく迎えられ、大勢のミュージシャンたちによってリスペクトされる限り、彼の魂は、未来に生き続ける事であろう。



 在りし日のJACOの屈託の無い笑顔と衝撃的だったベースのトーンは、いまも私の耳の奥で、ループしている、コンティニュームの響きのように。



THANK YOU 、JACO!

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石を探し求める旅

 『石を探し求める旅』という、何やら(魅惑的でもあり)不思議なタイトルを持った本に出会いました。



 この本の著者は、スコット・ペックという精神科医であり、過去に『愛と心理療法』などのベストセラーを書き起こした作家でもあるのです。



 著者とその妻が、先史時代に建てられた巨石遺物を巡礼するという旅に取り付かれ、ウェールズ、湖水地方、スコットランドを旅しながら、そこで見聞きしたこと、数々の巨石遺構との出会いを通じた、その優れた紀行文であるとともに、彼らの内面の心理的変遷と深層的な深耕を語る冗長な日記にもなっている。



 『石は沈黙しているのに、学者たちが石に代わって、おしゃべりし過ぎているのです。』というミリオン神父の言葉を引きながら、巨石遺構の意味について、彼の結論は、意外にも、巨石崇拝という、日本人にはなじみの深い=アニミズム的な見解にゆるやかに落ち着かせようとしています。



 『石について書く人たちは、自分なりの理由や実用的な目的ばかりに気を取られ、石の持つ美しさに気づかなかったのです。』と芸術的な動機での巨石時代を解釈することも含めて、輻輳的にさまざまな想いが重なったさまを、いわば巨大な石組の重なりにみているような、そんな内容でした。



 400ページ=2段組という、ちょっと長ったらしい文章に辟易するのですが、石を探す旅とは、著者にとって、おそらく万人にとっても、自分探しの旅であり、精神的な彷徨の軌跡であると、そんなありきたりではあるが、もっともな帰結にだれも異存はないでしょう。(依存とも言え無くはないのだが。)



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Author:momoneko0725
とうきょうの美味しい食べ物や東日本にある温泉地の紹介です。

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