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冷凍茶を味わう

 えもいわれぬ香りに酔いしれて。



 噂の冷凍茶を、飲ませていただく機会に預かった。台湾の文山包種茶を製茶の後、通常の工程では、すぐさま焙煎するのを、その過程をはしょって、そのまま冷凍してしまったものだという。



 何とまぁ~、新手の技法だこと、などと思いながら、その独特の香りに居合わせた一同、ビックリする。いわゆる台湾高山茶にありがちな、青臭くて、フルーティーな嗅ぎ慣れた香りではない。

 

 おそらく、初対面ともいえる、本物の香水のような芳しい香りがあたりに立ち上る。それを克明に記述するなら、言い得て妙であるが、樟脳のような香りでもある、防虫剤に使用するクスノキ香の様な、際立って揮発性の香りが、匂い袋のような奥ゆかしい香水風の香りに、合い混じって、複雑なノートを奏でる芳香となる。



 普通、文山包種といえば、性質的に、かなり強いインパクトを持ったお茶であるはずなのだが、この冷凍という保存により、すこし柔らかさが勝っている気がする。飲んだ後にも、身体への揺り返しが少なくてすむ。反面、水分が飛ばされていないことから、味わいが濃縮されておらず、物足りなさを生み出す。つまり、味わいが平板で、奥行きがない感じである。ところが、香りの成分は、持続性が強い。なんともいえない、独特なテーストで突っ走る、そんな発見があった、冷凍茶である。

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(長期休館) みうら湯・弘明寺店

 海洋深層水風呂&天然温泉・みうら湯・弘明寺店

** 2015年4月より耐震補強工事のため無期休業。

 みうら湯は、京急の弘明寺駅から、徒歩12分、高架下に敷設された、京急グループ経営のスーパー銭湯である。オープン時には、三浦沖の海洋深層水風呂が売りだったが、それだけでは、周辺の施設に競合できるわけもなく、このたび天然温泉を掘削して、3月に再オープン&再チャレンジになったらしい。



 といっても、現在、カラン30に対して、シャンプーが15セットしか、置かれてない洗い場を見る限り、それがそのまま、経営状態に反映しているような気がするが、如何であろうか?



 近隣には、廃湯になったものが多いとはいえ、いまでも黒湯の名銭湯が、ひしめく。上大岡には、(桜湯)。井土ヶ谷には、最近リニューアルされた、くさつ湯。弘明寺には、若宮館、中島館、(別府温泉)などがあって、それぞれ地域の顧客を取り込んでいる。



* ( )内は、その後、廃業。



泉質 : ☆☆☆☆ (あなどってはいけない。深大寺温泉・ゆかり、に酷似した、ヌルすべな、すばらしい黒湯である。加水なしの加熱循環。温泉浴槽は、屋内のみで3つ。入り口の掛け湯が黒湯なのが嬉しい。屋外は、すべて海洋深層水になっている。カルキ臭はこの際、目をつぶろう。黒湯好きには十分満足のいく内容である。)



* 海洋深層水使用が廃止となり、2008年10月末より、露天風呂の浴槽には、黒湯が入れられるそうである。期待しよう。



施設 : ☆☆ 

料金 : 700円

アクセス : ☆☆ (道順は、京急の駅に地図がある。)



* 設備などは、特に見るべきものはなく安普請は仕方ないとして、温泉としては上出来である。近所の人には、お薦めいたします。

* 弘明寺駅から向う途中、右手に、横浜市・名木古木指定のみごとなタブノキがありますので、これも併せて着目してください。

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ダルネゴルスクについて

 ロシア極東地域:ダルネゴルスクは、鉱物マニア垂涎の地である。



 ちょっと分かりにくいが、地図を見ていただくと、北海道の積丹半島の先に、日本海から35キロ入った地点にダルネゴルスクはある。ロシア極東沿岸州地方(モールスカヤ州)の州都であり、港町であるウラジオストックの右上あたりにあり、その間、約350キロメートルの所らしい。変わった形の水晶やカルサイト、蛍石、ダンビュライト、イルバイトなど約150種=さまざまな鉱物が産出される地域でありながら、その地理的な場所が分からない人も多いのではないだろうか?同地域には、それぞれ特徴的な鉱床(鉱山)が約9箇所確認できる。



 この縞々模様の美しいエッグは、このダルネゴルスクのホウ素に富んだスカルン鉱床(珪酸塩鉱物の集合体)によって形成されたもので、ウォーレストナイトに緑色のへデンバーガイトが縞状に沈殿して作られ、層状になったものである。同地域では、ホウ素に富んだダトーライトも採れるので有名。1946年に発見された鉱床だそうだ。



 この地域は、1872年に亜鉛が採れる事により俄然、注目を浴び、その後、鉛、銀、カドミウム、ビスマス、ホウ素などの採掘が執り行なわれ開発されてきた。同地域の地学的な様相は複雑だそうだ、そもそも、このあたりが太古に沈み込み帯に属していた関係で、さまざまな鉱物を産する要因になっているそうである。風景上は、タイガ(広大な針広混交林)に覆われた極東沿岸の地域ですけれど。この石の外観も、そういう雪の永久凍土とタイガのグリーンを重ね合わせてみたくなります。

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お台場・大江戸温泉物語

お台場にある超人気・温泉施設=大江戸温泉物語



  ごく最近、東京都内だけでなく、群馬~栃木など、首都圏でも遠方の温泉めぐりを始めたきっかけとなったのが、この大江戸温泉物語に行ってからでした。



 なぜなら、ここの料金が2700円、交通費である、ゆりかもめ運賃が往復で740円もしたからです。

 あくまで、普段着の温泉というイメージを大切に保ちながら、足代のかからない都内の銭湯や温泉を巡っていたのですが、近場であって、このぼったくり価格(観光地値段)を考えたとき、逆に交通費が多少なりともかかっても、泉質さえ良ければ、お台場の温泉に行くよりは、まともなのではないだろうか?と吹っ切れたのが、そもそもきっかけです(笑)。



 ほんとうの温泉好きであれば、全国の秘湯をゆっくりと周ればいいだけ話ですが、併せて各地に拡がりを見せる商業施設としての温泉も、自分にとっては興味深いもののひとつであります。だから、このお台場の人気店も気になったんだと思います。



 ここのシステムで、一番ビックリしたのは、19種類ものオリジナルな浴衣を選べること、その浴衣を着ながら、まず浴室ではなく、催事~購買スペースへと通される、その強引とも言える絶妙なアプローチ(誘導)の仕方でした。つまり、ありたいていな温泉ではなく、プロが運営している完璧なる温泉テーマパークとしてのコンセプトがしっかりしていて、異様に感心したのでした。



泉質 : ☆☆ (温泉浴槽は、狭く、たった一つであるが、個人的には嫌いではない。)

施設 : ☆☆☆☆ (屋外の足湯がすばらしい。)

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ハイドログロッシュラー

ハイドログロッシュラー=ガーネット



 それほど、珍しい種類の石ではないけれど、あまり出回ってない気がするハイドログロッシュラー・ガーネットである。見た目は、地味なんだけれども、持った感じは、ズッシリと重い。さすがにガーネットらしく、どんな色彩や、見かけであっても、やはり比重は重いのだろう。グリーンのほかに、ピンクなどもあるが、最近では市場にあまり見かけない。



 左側が、アフリカのスワジランド産。ところどころかなり透明になっていて、そこに藻のようなグリーンが混ざる。



 右側は、ハッキリと産地が特定(確証)できないのであるが、おそらく南アフリカ産のグロッシュラー。



このほかにも、トランスバール・ジェイドと呼ばれ、南アフリカ翡翠なる緑色に黒が混ざった半透明の綺麗な石もある。



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青根緑の休暇村・いやしの湯

  いやしの湯は、奥相模湖(津久井町)にある 青根・緑の休暇村センターに、5月11日オープンしたばかりの日帰り温泉施設です。



 JR中央本線の藤野駅から、車で約30分。標高500メートルの静かな山あいに囲まれた、大自然の只中にあり、周辺のキャンプ場や、陣馬山等の登山の帰りにも利用できる日帰り施設となっています。日本宝くじ協会の普及宣伝事業として整備された施設とのこと。



 藤野~相模湖周辺では、町営のやまなみ温泉、五感の里・薬師の湯、秋山ネスパ、道志の湯があり、同地域で一番の集客力を誇っていたふじの温泉病院の専用温泉施設:東尾垂の湯(2003オープン)が現在は休業中、11月に拡張オープンということで、このあたりの日帰り温泉施設の経営は激戦の様相を呈しています。



 地域住民の支持は、やはり東尾垂の湯リニューアル待ち、ということだそうで、いやしの湯も、とりあえず新規オープンなので、この数ヶ月間だけは、物見遊山で、混雑するだろうという話でした。



泉質 : ☆☆ (38度の源泉浴槽はひとつ。非加熱で掛け流し。かなりのぬるい湯。無色透明で、PH9.2で、とてもスベスベする美肌の湯。ほぼ単純泉のイメージだが、成分表示では硫酸塩も多くなっているが硫黄の匂いは全くしない。源泉浴槽以外は、厳密に言えば温泉ではなく、川の水を沸かして、それに温泉を混ぜた程度で、カルキ臭が強い。)



施設 : ☆☆☆ (ヒノキをつかって天井が高く、開放感にあふれた明るい作り。浴室は、奥多摩のつるつる温泉とほぼ同じ施工。カランは17でこじんまりとしている。食堂スペースからながめた、屋外の庭のスペースには、季節柄、花菖蒲が咲き乱れていた。露天風呂は、外壁が高く眺望が利かないが、その高さでも覗く山の峰々を眺めると、かなりの山深さが伺えるものである。)



料金 : 650円(3時間)



アクセス : ☆ (残念ながら町営バスは本数が少なく使えないので、タクシーか車ではないと困難。かなりの山道を走ることになる。)



総合評価 : ☆☆ (これといったインパクトもないので、いずれ競争に勝てないかもしれない。たぶん夏のキャンプ客の取り込みだけで、冬場の積雪を考えると山奥ゆえつらいかも。加熱しないと、源泉は今どきでもぬるいし。従業員は好印象。)

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アラン・ホールズワース

超絶のギター・マシーン=ホールズワース



 当然のことながら、大好きですホールズワース。1975年のソフト・マシーンのアルバム:BUNDLESでも、弾きまくってます。(右手前)

 もう、かれこれ30年以上も、同じように、この手癖での超高速・速弾きというのは、考えるだけ、恐ろしい気がします(笑)。(最近は、白髪混じりだし。)



 プログレの雄=ソフト・マシーンが、そのバンド名として、W.バロウズの同著作を意識して作られたのだということは、この左側のタイトルがそうです。



 憧れのホールズワースに、初めてサインなるものをもらったのが、1989年:六本木PIT INNだった。それから、毎年、何故かいつも、ゴールデンウィークに来日していたホールズワース。今年から、六本木PIT INNが無くなって、なんだか寂しく思う。



 2002年のPIT INN でのライブは、ALL NIGHT WRONGというライブ・アルバムとしてリリースされた。(右奥)

 折りしも、このアルバムに収録されたテイクは、自分もちょうど聴きに行ってた思い出深いギグだった。



 以前来日したセットでのゲイリー・ハズバンドの音がデカイ、そのドラムスにもビックリしたが、やはりベスト・パートナーであるベースのジミー・ジョンソンチャド・ワッカーマンのドラムスは最高に酔いしれるライブだった。



 ホールズワース歴は、それなりに長いわけであるが、最近はどうも食傷ぎみである。ギターの音色とか、左手のストレッチの具合とか、いろんなテクニック云々より、彼のギター馬鹿として貫き通してきた、その曲げない真摯な姿勢がいまになって、ようやく開化している気がしている。彼のギターは、語り継がれる伝説でなく、いまだ現役である。

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天神島臨海自然教育園

素敵な場所 : 天神島臨海自然教育園



 かなり前のことになるが、湘南の海岸をすべて極めてみたいと思い立ち、毎週、横須賀線で通っては、鎌倉から逗子、葉山、から三戸浜、松輪の先端まで、ひとつずつ訪ねては、ひととおり西側の海岸線を歩き回ったことがあった。



 そもそも夏場だけに訪れている海水浴場というのも、観光に都合の良いように図り取られた浜辺の一区画を指定しただけで、自然とのつながりからいえば、海岸線の全体像が見えにくいところがある。



 たいていは、浜辺と隣の浜辺との間には、川や、磯場、あるいは突き出た岬などがあって、向こう側の浜辺を隔てている。おのおのの浜辺からは、同じ広い相模湾を眺めているのであるが、浜辺ごとに微妙に違って見える遠方の景色や浜辺の砂質の違い、あるいは水深の勾配が違っていることに驚かされるものだ。



 海辺には、海辺なりの楽しさがあって、やはり潮風が吹き付けてくるとき、海に来てよかったと思うわけである。都会に生まれた人間にとって、それは一時の安らぎであるかもしれないが、何物にも変えがたい財産を得た、晴れやかな気持ちがするのは何故だろうか?



 天神島臨海自然教育園は、佐島の漁港あたりをさまよって、マリーナに至るとき偶然に見つけた秘密のスポットだ。最初は、どんな施設なのか検討が付かなかったが、無料で入れるし、海辺の自然観察ができる格好の場所であることが分かった。



 三浦の海岸が、ほぼ手付かずの状態で残され、自然のままに管理されてるといった印象を受ける。ハマユウなど海浜に植生している植物の群落や水鳥、昆虫、魚などに実際に触れることができる。併設のビジターセンターには、それらの動植物の展示物があり、職員により自然観察会も開催されているようである。



 園内は、けっこう広く、磯場もあって、潮の満ち加減によっては、りっぱなタイドプールも見つけることが可能。また、磯場に隣接した陸地部分が、芝生状のなだらかな段丘になっており、そこに腰掛けて、海風を受けながら、しばし時間を忘れることができる。じつは、この場所が素敵な場所なのだ。三浦には、ほかにも素敵な場所がたくさんあるのだが。



 なにがあるわけでなし、なにもないけれども、きっと、こういう場所が、すべてが充たされた場所なのかなとも思う。

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《かたち》も重要

《かたち》も重要である。



 物事の本質といったことには、かたちがない。でも、人間として=かたち、がある以上、そのかたどりに準拠することが、まずもって、人間としてのさまざまな学びの規範となる。



 その人間につきまとった《かたち》とは、不確実な現実に繋ぎ止めるための、ロジカルな思考方法であったり、言葉であったり、ときにお金であったり、そのかたどりを変遷~変容させて、さまざまに立ち現れてくる。



 人間は、その思いを、かたちにして、そのかたちのなかで、人間としての体験をしていく。



 宇宙の根本には、何も無かったと仮定すれば、いまの宇宙と呼べる状態になるまでに、それは、かたちをもって生成してきた結果である。



 かたちは、絶対ではない。かたちは、そのつど、その時に、作られ、作り変えられて、変遷~変容して流転していく。



 だが、しかし、かたち=が全てではない。目の前にあるものが、何らかのかたちを持って、立ち現われていたとしても、それが何ら特別なものだと、錯覚してはならない。



 かたちは、いっときのかたちである。かたちは、またバラけて、違ったかたちに提示されていく。たとえば、自分と他者とのあいだに、ちょうど線引きして、両方のかたちを分離した時、そのかたちができてしまったこと、両者の間の関係の意味合いを深く見つめていくことが必要となる。かたちが、つくられていくには、それなりの意味合いがあるはずだから。

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サーペンティン

サーペンティンは、その地肌に蛇のような模様が見られるため、蛇紋岩といわれるグリーン色の石で、持ったかんじ、軽量なのが特徴。



 一番左側がロシア産で少し濃い目のグリーン、真ん中手前が、アリゾナタイガーアイと呼ばれているもので、蛇紋岩の地層のなかに脈状にクリソタイル石綿の繊維状部分が混ざり、その部分が絹光沢様に光るためそのように呼ばれている。サーペンティンの一部分がクリソタイルに成分変化したものと考えれば分かりやすい。



 一番後列にある淡いグリーンがペルーのサーペンティンで、このように金色のパイライトを斑状に含むのが特徴的です。



 エッグ・シェイプのオーストラリアに産するスティックタイトは、必ずこのような緑色のサーペンティンの地層に混ざり、ピンク色の斑状になって現れる。



 一番前列の右端、これは、蛇紋岩ならぬ、流紋岩でライオライトとよばれる別の成分の岩。



 こうして並べてみると、サーペンチンもグリーンでも、微妙な色合いが合って、また産地によっての表情も違って面白い。もっとも流通している石でありながら、しみじみと手にとって眺めはしない石でもある。



 自分では気が付かないこと、自分ではあまり意識しないこと、そうい微妙なこころの一部分をトリートメントしてくれる石の様な気がする。それは、あくまで目立たないサーペンティンの存在スタンスが、物語っているかのように。





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Author:momoneko0725
とうきょうの美味しい食べ物や東日本にある温泉地の紹介です。

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