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コレクティブルス

ファイヤーキング

 そもそも、買う・買わない~高い・安いに関わらず、雑貨を見て歩くことは昔からの趣味である。ファイヤーキングについても地元:下北沢で何気に手を取ってから集め出してしまった。でもそんなにこだわりはない。

 あえて好きな理由は、丈夫だから(笑)お茶を毎日飲むことは、茶渋(ちゃしぶ)が洗い易いとか、少々手荒く扱おうが、ぶつけても欠けないといった好条件が優先される。

そう考えると茶器のコレクターたちは実際にはお茶をそれでは飲んでないと思う。何故なら茶器は消耗品であるから。にも関わらず彼らが高い茶器を蒐集するのは、飲むための実用的な道具としてではなく、飾り物として並べるためである。私には興味が無い。だいたい中国の清朝とか明代の茶器が現存してあるはずがない。いかにも胡散臭い話に散財するバカになりたくない。その点、アメリカの食器でありながら、実用性重視で考案された、このレストランウエア・シリーズは、毎日のお茶地獄にハードに応えてくれる頼もしいヤツだ(笑)しかも、身の丈サイズというか、自分が生まれた年とほぼ同じ年数しか経ていない=ともに高度経済成長を支えてきた同志という愛着感が安心感へと繋がる。明代?何て自分が生まれてないんだから、自分にとって、どう価値があるというのか?

 このファイヤーキングは、結構年代によってバリエーションがあって、集め出すときりがない。しかし、ファイヤーキングの良さ、は同じシリーズを食器棚に並べた時の壮観、に尽きるのではないだろうか?それは多分、重なってこそ美という不思議な世界がある。

 この緑色は癒される=ジェダイト、皿のような色はアズライト、ほかにロイヤルルビーとかターコイズブルー、アイボリーなど、けっこう宝石にまつわるネーミングが多いのも不思議なひとつ。

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国名の石(ブラジリアナイト)

ブラジリアナイト

鉱物名で国の名前が冠せられたものが他にあるのだろうか?トルコ石やらタンザナイトというのはトレードネームに近いし、アフガナイトとかシンハライト(スリランカの古名)がそれに準じるのではないか。ともかくも、数多くの鉱物が山のように採れているであろうブラジルにおいて、唯一、その国名が付けられている石であると言うのも、なかなか粋ではないか(笑)

 実際には、アメリカでもごくごく小さな結晶は産するのだそうだ、でもこのような大きな塊はブラジルならではの迫力であろう。黄色でも黄緑でもない微妙な色合い。あえていえばアパタイトとクリソベリルの中間色と言ったらよいのか。

 水晶の母岩に黒いトルマリンやら白雲母かアルバイトが混ざっている。オレンジなどの柑橘系果実が太陽の恵みいっぱいに受けて輝く!と表現されるように、ブラジルの突き抜けるような太陽を浴びて幸せな、ときに脳天気な活力が感じられるバイタルそのものの石である。

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私の好きな東京のまち。

 東京

 私が生まれ育ったまち=東京。東京の雑踏のなかでこそ一番落ち着ける自分が好きだ。幼少の頃、野山で遊び回った原風景は少なくとも私には無い。

 西新宿の高層ビル群から彼方に沈む夕陽を見て育った。どの場所から見た東京タワーのネオンが一番贅沢でトビキリ綺麗なのかを知っている。東京にすべてをささげることを誇りに思って生活している。

 そんな私が生まれ故郷の東京に、かつて江戸だったころの枠組みを自然なかたちに重ね合わせて探訪をしてみようと思わせたのは、ほかでもない永井荷風の存在がああったからだ。

 荷風には明治の東京に江戸の残照を掬い取ったいくつかの素敵なエッセーがある。そのひとつが日和下駄であり断腸亭日乗である。田舎者には解らないだろうが、現在の六本木ヒルズのある場所は、麻布台地の小高い丘にあって、そこに荷風が大空襲で焼かれた偏奇館と呼ばれた住居があった。そこで日々の日常を書き綴ったものが断腸亭日乗であり、日乗とは日記のこと、いまでいうところのコラムと言ったところか。

 ランティエとしての荷風に憧れを抱き、日々東京をくまなく歩きながら、私は夢中で、日和下駄の世界を現在の東京に感じ取ろうとしていた。そんななかで私と同じ視点をもっている奇特な人物がいることを知った。



 冨田 均さんは、変貌する東京という迷宮をつぶさに歩いて検証する《東京散歩》のスペシャリストである。彼とは面識はないが、一度NHKの特集で彼を見たとき、思い描いていた人物に近かった。『東京徘徊』 『乱歩・東京地図』 『東京私生活』 などの諸作品にて彼のマスターワークが読める。むろん冨田均さんも私も、いまだ東京という迷宮に迷い込んだまま歩き彷徨い続けている。そしてきょうも。



知識とはスピノザが、くしくも言っているように身体と同意語である。本物の知識とは、インターネットで手短に検索できる極めて身体性の欠如した薄っぺらな情報ではない。身体をつかって、じぶんが体験してこそ生まれる情報の総体である。だから私は見て聞いて味わって、きょうもどこかを歩き続けている。私の知識は私の身体そのものである。私の知識は私の宇宙そのものである。

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伝説のベーシスト・パーシー・ジョーンズ

パーシー・ジョーンズ

 ウェザー・リポート全盛時、バンドマンであった友人から『ジャコより凄腕のベーシストがいるから黙って聞いてみろ』と手渡されたアルバムがBRAND-Xであった。当時、ジェネシスと掛け持ちだったフィル・コリンズが片手間で作ったイクスペリメンタルなバンドがブランドXで、双頭のリーダーとしてパーシーの名が挙がっていた。バンド内の対立もあってバンド形態は二転三転するも、フィルコリンズとパーシーという異色のリズム隊はブライアン・イーノなどのセッションで引っ張りだこであったが、その反面バンド自体は惜しまれながらも自然消滅を辿ったのである。

 あれから幾年月か経った一昨年、パーシー・ジョーンズは日本の根強いファンの招聘によってパーマネントバンド=タネルズとして舞台を踏むことになるのである。憧れのパーシーの指の動きを見逃すまいとして往年のファンたちが見守る中、パーシーは英国ジェントルマンらしくクールにグルーヴしていたように見受けられた。そのときもらったパーシーのサインは私の青春時代の証である。







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埼玉の玉川温泉

あなたの町のあなたの温泉シリーズー⑦

埼玉の極上・最強温泉。

 秋田には北投石で有名な本家・玉川温泉があるが、東武東上線の小川町・武蔵嵐山あるいは八高線の明覚からほぼ等距離の地点:カントリークラブ敷地の外れに埼玉の隠れ・玉川温泉(保養所)はある(笑)

 小川町か明覚の駅から町営のバスで20分くらい、十王堂入り口で下車。八高線の踏切を渡って、一直線に伸びる田んぼのあぜ道ならぬ農道をてくてく12分ぐらい歩き続けると、こじんまりとした施設がある。

 お湯は、ほんのり硫黄が香る、肌に優しい超ー美肌系のアルカリ泉。

シャワーやカランの湯も温泉仕様ということで、ますます素肌美人間違いなしの極上湯。記憶を辿ると北軽井沢の星野温泉に近い気がする。東鷲宮の百観音温泉や児玉の白寿の湯のようなお湯の気性が荒々しいのとはまた違った、女性的な優しさと力強さを持った実に素晴らしい温泉である。温泉付近の環境もとても良く、龍神のパワーも感じる。



 小川町の駅近くには花和楽の湯(かわらのゆ)もあるが、こちらはお粗末。お湯が悪く、料金も高い。駅周辺には江戸時代から由来があり明治からのうなぎやの老舗:女郎うなぎ・福助がある。抜けそうな床と落ちてきそうな屋根を別にすれば、料亭貸切でうなぎが食える。

うなぎの味はまあまあ。



玉川温泉保養所 :

泉質 ☆☆☆☆☆ 施設 ☆☆ 値段 700(高い) アクセス ☆☆



東鷲宮・百観音温泉 :

泉質 ☆☆☆☆(湯が汚い) 施設 ☆☆  値段 700(高い) 

アクセス ☆☆☆



かんな川温泉・白寿の湯 :

泉質 ☆☆☆☆☆(パワーが強すぎる) 施設 ☆☆ 値段 600(ふつう)

アクセス ☆☆



久喜・なごみの里・森のせせらぎ :

泉質 ☆☆☆ 施設 ☆☆☆☆ 値段 700(ふつう)

アクセス ☆☆☆





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バケットヘッド

バケットヘッド

 ビル・ラズウェルがプロデュースするレコードに必ず絡むノイジーなギター。

もうかなり前になってしまったのだが、その正体を突き止めるべく、*ターンテーブリスト:DJ-DISKとの初来日公演に潜入。衝撃のバケットヘッドとの出会いを最前列で目の当たりにしてしまったのだ!それ以来、度肝を抜くパフォーマンス(ムーンウォークしながらの速弾き、ヌンチャクを振り回しながらのベースソロなど)、数々の変態的なギターテクニックにすっかり参ってしまった私です。

 昨年のフジロックでのラズウェルとの来日やガンズ&ローゼズのソロ・ギタリストとしての公演などで少しづつその知名度は上がって来ているが、やはり謎の覆面ギタリスト=色物と見なされるそしりは免れまい。

 左下のアルバムは最近発表になって全米ツアーをこなしたバンドでのアルバム。メンバーはプライマスのレス・クレイプールとブレイン、バニーウォーレルにバケットヘッドという最強の布陣にして最強の変態合奏(笑)。でも音楽的にはPOPで傑作です。

 バケットヘッドは近くで見ると、すごくデカイです。なにしろ頭にケンタッキー・フライドチキンのバケットを着用しているため、推定身長はジャイアント馬場並みです(笑)そして腕が長いです。ギター上手いです。言うことないです。



* ターンテーブリストとは、プロの皿回しのことです。つまりクラブなどでレコードを廻すだけのDJとしてではなく、ターンテーブルとミキサーなどをユニットとしてひとつの楽器にしてしまう職業の人たちです。ターンテーブルの職人です。エフェクターなど使ってギターなどの演奏もしたりします。DJ-Qバートとかスゴイです。



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ウッシンジャイト(ポストチャロ)

 紫色の石たちに熱い想いを馳せた時、チャロアイトやスギライトにはもはや収まりきらない、新しい時代の流れを汲み取る石たちの登場を我々は待ち焦がれていたのではないだろうか?

 そんな時代の要請を秘めた紫色の石たちを集めてみた。一番奥に鎮座ましましているのが前述のユタ産ティファニーストーン、右ラインがロシア産のフローライト(カルサイト・バーライト・ガリーナ)、左ラインがインド産:シェブロン・アメシスト(リモナイト・クローライト)、中央はロシア産ウッシンジャイト、手前中央がマダガスカル産アンハイドライト、最手前がマダガスカル産ラベンダークォーツである。

【ウッシンジャイト】

 紫のテーマは《INDIVIDUAL》。それも短絡的な《個》の解放ではない。人類がこの広い宇宙にひとときの住まいを求め、そしてこの先どこまで行きつけるのであろうかと自問し始める時に進化した意識を携えて真の意味での《個》に目覚め、地球市民として《個》をつくりかえ、それを宇宙へと戻し返してやる作業へと至って、その連環は閉じられる。



 1941年:デンマークの鉱物学者:USSINGによって発見。淡紫色の部分がそれで、白色の部分はヴォンネマイト、淡褐色がゲラジモフスカイトで共にニオヴやチタンといった触媒として使用される金属元素を含むことから浄化作用に優れた作用を持つのだと感じる。

 

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ダグ・ウィンビッシュ

 ダグ・ウインビッシュはミック・ジャガーがソロ公演時にギタリストのサトリアーニと共に来日した世界的なベーシストとして注目された。それが縁で、ローリングストーンズの後任ベーシストに推薦されたものの、結局は盟友であるエイドリアン・シャーウッドとのパーマネント・ギグであるタックヘッドをメインに自己名義のインダストリアル~ダブ系列のソロアルバムやジャングルファンクといったスリーピースバンドや第二期の新生リビングカラーのメインをつとめた。本来はシュガーヒル・レーベルでヒップ・ホップの黎明期を創り上げ、いわゆるバックトラックとよばれるラップのリズムを作ったという経歴がある。

 エフェクター重視の独特でアタッキーなベースラインが持ち味だがベースラインも細かく刻める、まさにバーサタイルなマルチ・ミュージシャンである。

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ウィリアム・バロウズ。

 ウィリアム・バロウズ



 その昔、ニューヨークの友人から、『 何か?特別に、こちらから贈って欲しいものはあるか?』と尋ねられたとき。迷わず『バローズのサイン本を送ってよ。』と応えた。



 『 読むのか?正気か?本当にそんなもので良いのか?』と繰り返し念押され、呆れられた。

 『日本じゃ、ほとんど全ての著作が翻訳されて本屋の店頭に並んでいるよ。』

と言ったら。『信じられない。どうかしているぜ。』とまたしても、繰り返し言われた。どうやらそういうものらしい。



 文学的な価値があるのは贔屓目に見てもネイキッド・ランチぐらいなものだ(笑)でも当節のアイ・パッドで音楽を聴きながら、本を片手に、ネットサーフィンしていること、その多次元的な環境こそ、バローズがタイプライターで平面の原稿上でやろうと奮闘していたプロットなのかもしれないと、いまさらながらに、ふと思うことがある。



 何十年も前に、誰よりも先んじて感覚的にすべてやりつくしてしまった男=それがバローズなのかもしれない。でも、つくづく、こんなジジイになってみたい(笑)ものだ。




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ヘンリー・カイザー

 ヘンリー・カイザーとの出会いは古い。サイケデリック・ギターサーカスは傑作アルバムで個性的というより他人とは混ざらない灰汁が強いギタリストを4人集めて好き勝手に弾きまくらせたというハチャメチャで痛快で無責任極まりない傑作だ。ライトハンド奏法(死語か?)を考案したハーヴェイ・マンデルのうねうねとした蛇のようなギター、ガルシアを彷彿させるスティーブ・キモック、異色のスライドギターのフレディー・ルーレット、そしてカイザーである。

 何故に、サーカスかといえば、それが怖いもの見たさの『見世物小屋的な快感』を彼らが醸し出しているからだ。カイザーはいうまでもなくカイザー財団というアメリカのとてつもない金持ちの御曹司である。趣味の世界というのはそういうものであろう。先ごろ彼のDVDが発売されて話題となった。ギターを誰よりも偏愛している彼の姿とギターを予想以上に上手く弾くおまけ付き(笑)の好演ににんまりしたのは私だけではあるまい。

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Author:momoneko0725
とうきょうの美味しい食べ物や東日本にある温泉地の紹介です。

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