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森下 深川煉瓦亭

森下 深川煉瓦亭

 老舗洋食店として知られる煉瓦亭は、都内に3店舗あります。銀座・煉瓦亭本店から、昭和3年に、はじめて支店として暖簾分けされたのが深川・煉瓦亭で、その後、昭和38年、新富町にも煉瓦亭が誕生して継続中、その後、新富町から銀座1丁目店もオープンしたが10年前ぐらいに閉店と相成った。銀座・煉瓦亭 支店を名乗る、深川・煉瓦亭は新大橋東詰、都営新宿線・森下駅上の大通りに面していてアクセス環境はすこぶる良い。



 現存する3店舗は、それぞれに個性があって、それぞれの持ち場で奮闘していて、どの店が格上なのかというようなことはなく、どこも似たり寄ったりというのが平成の世に至って現実の姿だろう。まぁ、気取った洋食屋と言うのでなしに、キッチン南海をユルーい感じにして年配者向けにした感じである。



* 江東区新大橋2-7-4 水曜定休

11:30~14:30(サービスランチあり)

17:00~21:00

 カキバター焼き(単品)冬季限定 : 930円(税込)

☆☆☆★  10月~4月目安



 牡蠣フライよりも、カキバター焼きの方が断然に美味しいのだ。でも、探すと、なかなかメニューになかったりするし、見落としもあるから、知らぬ間に冬が過ぎて春になってしまう。こちらは絶品とは言い難いものの、廉価で手軽に頂ける季節の便りのようなもので好きだ。牡蠣フライも同値段。過度の期待は良そう。付け合わせのキャベツやカレースパが作り置きのため、乾燥して干からびる寸前であるがそれはご愛敬。



 こちらは大衆食堂的な扱われ方で、中華メニューに、オムライスなどのおこちゃまメニューも人気で地元客に大いに愛されている。頻繁に訪れる年輩客層多し、加えてテイクアウトもあり、なにより出前によって近隣はもちろんこと清澄白河から両国・日本橋浜町界隈までも幅広いエリアを網羅し、それによって生計を建てている感がある。まぁ、そんな愛すべき、下町の食堂、あるべき姿なのである。



* カキバタ :

CP=100 味=80

牡蠣は中粒ぐらいが5つ、焼き目は焦げ寸前。塩分濃い目。

 ナポリタン : 820円(税込)

☆☆☆★



 ナポリタンも、またこちらの隠れた名物である。しかしながら、大盛(プラス190円)にしないと、これだけではボリュームが足りない。麺は、太いタイプで昔ながら、ただし、煽りが効いていなく、炒めが少な目で、トマトソースが多めに絡まって、びちゃ、もしくは、べちゃ~っとした食感。思ったより、お上品。具材には、玉ねぎとマッシュルーム、グリーンピースが昭和的アクセントとなり、豚コマ肉が入っているのもご愛敬だと言えそう。まぁ、こんなものかもしれんなぁ。



* 二階は座敷。店内は禁煙でないところがキツイ。

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神保町 ランチョン

神保町 ランチョン

 牡蠣食べシリーズ今季第3弾 : 神田神保町には、昔っから自分は此処だけ、、というような決め打ちで支持された老舗がなんと多いことか。その筆頭、駿河台交差点手前、ビルの2階に店を構える、創業明治42年、洋食屋あるいは、ビアホール、ビアレストラン ランチョン。階下には、スマトラカレーでお馴染み共栄堂さんがあります。



* 千代田区神田神保町1-6 日・祝定休

11:30~15:00(ランチ)

~21:00

 カキフライ(単品) : 1400円(税込)

☆☆☆☆



 なにせ牡蠣がデカい!三陸、気仙沼産の大きなサイズの牡蠣だけが、4つ。貝柱も大きくてうまいし、わりと中まで熱が通っている仕上がりで、難点はパン粉の衣付けが分厚い、ザックリした食感で、自分のように薄い衣が好きな向きには食べにくい大きさとなる。



 キャベツには美味な自家製サウザンドアイランドドレッシングかけ放題。付け合わせには濃厚な味付けのマカロニサラダ。牡蠣とベーコンのブロシェット、牡蠣チャウダーとか、ほかにも牡蠣づくしなメニューが冬には展開されているのもカキ好きに歓迎される特徴。白飯よりもビールが合うというのには頷けます。





CP=90 味=85

メモ : タルタルソースの量が多いので、それが好きな人向け。昼めしとして白米にもパンにも合わず、やはりビールとの相性が良い。バッサバッサした大ぶりの衣の具合が、好みの別れどころ。

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神田淡路町 西洋料理 松栄亭

神田淡路町 西洋料理 松栄亭

~牡蠣食べシリーズ 今季・第2弾 :


 牡蠣フライはじめました、、、ドアに貼られた告知を見て、来訪。気取らない下町の洋食屋さん。夏目漱石も贔屓だった逸話も残る、創業が明治40年という老舗、現在は4代目ご主人と奥様、娘さんという、ほのぼのとした雰囲気がくつろげる家族経営の佳店。



* 千代田区神田淡路町2-8 日・祝定休

11:00~14:00(ランチ)

17:00~19:30

 カキフライ : 1800円(税込)

☆☆☆★



 ディナー時には単品値段、ランチは同値段にてスープとライスが付けられます。三陸産の牡蠣が6つ。内訳は特大サイズが3つ、中ぶりが3つ。パン粉は大ぶりで衣も厚め、雑な成型、揚げはラフで、油は、やや重め。こちらの揚げ物全般の期待値は、低め。申し訳程度に付けられたタルタルソースも、ほぼ酸味が強いマヨネーズという内容。まぁ、悪くはないけれど平凡なカキフライで、同じ洋食屋としての持前なら、七條のほうに大いに分がありそうです。





CP=90 味=80

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新富町 グリル 蜂の子

新富町 グリル 蜂の子

 カキフライを食べ始めて、毎年、シーズン中に結果として数軒しか巡れないが、都内にある名店は、ぼちぼち押さえてきたと思う。店側でも冬季のメインとして据えている、本気モードである店も多い。築地警察署の裏手となる、グリル 蜂の子さんも、店先の案内板にカキフライ開始の旨が告げられる。



 こちらは創業1948年、それでも気取ったところがなく下町仕様の親しみやすさがウリ。料理ベースでいうと銀座・煉瓦亭とか宝町・レストラン・サカキなどと比べては劣る、どちらかといえばB級テイストが多分に混ざった洋食屋さんである。2012年に建て替えられて、すっかり往時の面影無く、見かけだけは綺麗に映るが、どちらかといえば昭和っぽさの名残もあって、座敷席があったりもする。



* 中央区築地1-5-8 土日祝定休

11:30~14:00(ランチ)

18:00~22:00

 カキフライ : 1500円

☆☆☆☆



 値段が張らない=Aランチ、Bランチが狙い目だが、ここはひとつ名物な牡蠣フライを食べよう。三陸産で大ぶりとまでは逝かない中型クラスの牡蠣が5つほど。パン粉が大きく、ザクッとラフに揚げられたワイルドな仕上がり方。揚げもきつく、食感はハード、牡蠣自体、貝柱含めて、がっしりとした外観ゆえ中のウマミも十分で、そのまま食べ続けても美味しい。



 店を仕切る大女将によると、大分の親戚から毎年送られて来るという、”かぼす”をまずは絞って、さらっと、いただく。こちらはタルタルソースがウリで、けっこうな量が提供され、その上で、お代わりもできますと言われるが、実際、タマゴサンドに入れても遜色がないような、そんな内容濃い、酸味の少なめなタマゴタマゴしたゴリゴリのソースとなる。



 個人的には、白スパが好き!なのでライスはやめにして、別皿で頼んでしまう(プラス500円)。チーズをお持ちしましょうか?と言われるのだが、これとタルタルを合わせて食べる感じも好きだから、そうしている。なお、前菜では、赤カブのポタージュが供される。そういえば白スパがメニューに載っていて頼めるのは、蜂の子さんと麻布十番・大越さんぐらいかもしれないな。





CP=80 味=90

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人形町 とんかつ・季節料理 ゆう

人形町 とんかつ・季節料理 ゆう

 六兵衛鮨から銭湯・世界湯の路地へと向かう途中にあるのが、地味な外観、とんかつ ゆう。2014年に、水天宮から移転してきた。ご近所さんとか、リピーターしか訪れないであろう、質実剛健な店。一方で割烹・三友は再三のテレビ出演の弊害なのか、最近は観光客混じりの行列がすさまじい。バクダン牡蠣フライは、ただ見かけが大きいだけで揚げも下手で味気ない。ほんとうにウマいカキフライは、実は、こんなところに潜んでいる。



* 中央区日本橋人形町2-16-4 

11:30~ランチ

 活アジフライとカキフライのセット : 1150円(税込)

☆☆☆☆



 見事なプリっぷり、千葉県産、活きアジのフライと三重県産のカキフライ。こちらの昼食、定番名物は、おろしとんかつ、メンチカツ、それに豚肉ねぎ塩焼き、生姜焼きと数多くのスターラインナップ!でも、アジフライは隠れたキラーアイテム、牡蠣の季節なら合わせて喰いたい。



 こちらの特徴、アジフライは醤油がおススメと一言、自家製海苔の佃煮がサービス、豚汁には胡麻油が入っています。フライは、分厚く、ころもがふわっふわでサラッと揚げ立て。アジフライとカキフライが、こんなにも美味くて、なぜ?三友に並ぶ、なぜ?松輪へ並ぶ?





CP=100 味=85

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とうきょうの美味しい食べ物や東日本にある温泉地の紹介です。

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